ここは魔法で溢れる世界。
この世界で生まれた人間は皆、神から加護を授かれる。
だが神はなにも1人しかいないわけではない。
人間が「呪い」と呼ぶものを授ける神だって存在する。
森に住む青年ユウは暴食の神に呪いに等しき加護を受けたことで、何
でも食べられる体になった。それこそそのへんの石ころや木の枝すらも…
だがその加護には1つ欠点があった。
「あ〜、お腹が減ったな…」
どんなに食べても腹が満たされない。山盛りの料理を平らげてもずっと空腹のまま。
そんな呪いとも言える暴食を唯一満たせる物があった。
それは…
『食べられないものを食すこと』
暴食の呪いを受けた青年が、人が食べられない不幸を、食材に変えて美味しく頂くお話です。
※この作品は、話が進むと異世界転移者が現れます。しかし、異世界勇者を主人公として扱っておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 17:31:12
16666文字
会話率:40%
草原で目覚めた。
ここはまるで死後の世界だ。
そう思うほどに心地よい。
陽射しを中和する穏やかな風。
草原を流れるように揺らす。
そういえば。あの蛙の女の人は何処に?
辺りには誰もいない。
あの山の向こうに何かある。
山の山頂に建物が見え
る。
そこまで行ってみよう。
緩やかな小川があった。
大きな石を飛び越える。
山の麓まで辿り着いた。
草分けの跡がある。
恐らく蛙の女の人だ。
山道らしき場所に出た。
大きく畝りを描いて上まで続いている。
道は柔らかい。
落ち葉と木の枝を踏みつけながら登っていく。
見晴らしの良いところに出た。
木々が開け、先程までいた草原が見渡せる。
かなり高いところまで来た。
草原の遥か奥に前までいた森が見えた。
振り返り上を見る。
大きな石が階段状に積まれている。
苔が生えているが乾いている。
この上に蛙の女の人がいる。
というかなんで置いていったんだろう。
一緒に連れて行ってくれればよかったのに。
そういえば前の夜、蛙の人に抱きついて寝た。
すごく気持ち良かった。
山頂には鳥居があった。
赤色の鳥居が新緑の木々の中で浮き出て見える。
鳥居をくぐる。
視界の全てが湖面のように波打った。
大きな境内と、神社があった。
狛狐の間。
境内に足をかけてこちらを見ていたのは着物を着た狐面の女の人だった。
「あ、こんにちは」
「よ」
声をかけると手を上げて返事してくれた。
「あのすいません蛙の人来ました?」
「うん。花供えて帰ったよ」
「えどこにですか?」
「家に」
とりあえず神社の鈴を鳴らして手を合わせる。
形だけだがやらないと怒られる気がしたのでやった。
神社の祭壇にこの前採った花が置いてあった。
「その花って何なんですか?」
「ただの花だよ」
狐面の人はなんか答えたくなさそうだ。
「あの、蛙の人に会いたいんですけど」
「蛙は忙しいから」
「何してるんですか?」
「それを蛙さんが止めている。とい折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-29 14:19:01
737文字
会話率:19%
この話は女になった俺(九条サトル)が異世界に行き木の枝だけでレベルマックスになる物語である。
最終更新:2023-07-10 12:33:19
6590文字
会話率:31%
コミカル系バトル漫画、『セイギサイキョウ』。
人気漫画になることを夢見た作者の思いも虚しく、週刊連載を打ち切られてしまう。
しかし、その漫画の主人公・エスの物語は終わっていなかった。
奇妙な巡り合わせにより、漫画の中とは別の世界――フ
ァンタジー世界に飛ばされていたのだ。
邪獣と呼ばれるモンスターや様々な悪党共が蔓延る危険な世界だが、正義の戦士であるエスにとっては最高の舞台に他ならない。
魔力とは違う正義のエネルギー、二足歩行の奇妙な使い魔、木の枝のような最強武器、etc…
漫画仕込みのとんでもパワーで、エスは次々に無双していく。
そう、これは打ち切り漫画の主人公が紡ぐ第2の物語。
終わりなき無双の物語である。
※この作品は以前本サイトに(一瞬だけ)掲載していた作品に大幅な改稿を施したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 14:54:49
103776文字
会話率:43%
「ソロキャンって、最高じゃなくって?」
木の枝に刺して焼いただけの魚をワイルドに食い千切りながら、麗しい少女は呟いた。
◆◇◆◇◆◇
約束されていた勝利がまさかの事態で覆され、予期せぬ敗北に塗れた公爵令嬢ロザリア。
烈火の如く怒る父に
よって家から追放されてしまった彼女が手にしたのは、一冊の本。
どこまでも自由だった男の一生。異世界にあるはずのキャンピングカー。
男の人生に憧れた彼女は──…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 09:25:08
58618文字
会話率:28%
「今日はね、投げた木の枝を、口にくわえて欲しいの」
昼休みの公園で出会った少女に、犬として飼いならされそうになる話。
最終更新:2023-05-12 18:20:12
981文字
会話率:42%
私はすこしポッチャリな黒白の紳士。今日もお気に入りの木に抱かれる優雅なひとときを楽しみにきたのだが······
ああ! なんということだ! 木の枝が一本のこらず切られてしまっているではないか!
こうしてはおられぬ。かくなるうえは、かならず
、この木におこった災難の原因をつきとめてみせる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 12:02:12
10163文字
会話率:25%
冒頭
「風もないのにブラブラ」
歌い終えるや、あかりんは走り出す。
「リンちゃん、死んだの!」
駆け寄るあかりん。
あかりんは慌ててリンちゃんの足を引っ張る。
「リンちゃん、死なないで」
「うぐっ!」と声がする。
それはマトパ
カ・リン。
マトパカ・リンはロープの隙間に手を入れる。
「死んじゃうから」とマトパカ・リン。
「生きてるの、リンちゃん」
リンはロープを自らの手で切った。
するとドスンと尻もち。
「ああ、死ぬかと思った」とリンちゃんにグーパンチ。
「良かった!助かったのね」
あかりんがマトパカ・リンに抱きついた。
「何、泣いてるの?」
「だって死んじゃったと思って」
「死ぬわけ無いでしょ、ドッキリよ」
「ドッキリのレベルおかしくない?」
「ウケたでしょ?」
「モォー!ばかうけ!」
あかりんがマトパカ・リンに抱きついて泣いている。
「ああ、よしよし」と頭をなでる。
「でさ、ここってどこだっけ?」
マトパカ・リンが辺りを見渡す。
「えっ?」とあかりんも周りを見渡す。
そこは草木が生い茂った森である。
「森じゃない?」
「動物の森?」
「どこだろう?」
あかりんは思わず垂れているロープを目でおう。
するとロープは木の枝から吊されていた。
「確か武道館でライブをしてたよね」
マトパカ・リンが不思議そうに言った。
その通り。マトパカ・リンが吊されていたロープは武道館の舞台の上にある梁に結んでいたはずである。
そうじゃないと変である。
「どこかなあ、ここ」とリンちゃんが周りを見渡す。
あかりんには思い当たることがあった。
言うまでも無いことだ。
あかりんにはすぐに『タイムリープ』の文字が浮かんだのだ。
だとすれば簡単である。
武道館のライブより過去に戻ったのだ。
そしてこんな森がある場所。
それは喪服チャンのご褒美でやってきたビーチがある場所。
いやあー、正確にはどこか分かっていない。
あの日気がついたらビーチにいたからだ。
間違いない。
あの島だ。
鳥が嘶いている。
「もうすぐ陽が沈むんじゃない」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-20 18:00:00
61386文字
会話率:38%
木の枝から雪が落ちる音。
このフレーズを思いついてそこから書き始めたお話です。
なんだか切なくなってしまいました。
一人の女性のある朝の出来事。
貴方へ想いを募らせていてもこの気持ちは届かない。
届かなかったこの想いや願いは何処
へ行くのだろうか?
霧や泡のようにフワッと消えてしまったら少しは楽になりそうだな…と書いていて思いました。
楽しんでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 22:27:00
558文字
会話率:5%
貴族学園のとある放課後。
侯爵令息のレスター様が、男爵令嬢のクレアさんにプロポーズする現場を偶然目撃してしまった私。
だがそこに、「ちょっと待ったぁ!!」と怒鳴り声を上げて乱入してきた男性が――。
それは公爵令息にして我が学園の生徒会長でも
ある、通称『暴君』ブラッド様。
ブラッド様もクレアさんのことが好きで、所謂三角関係だったのだ。
その場で自分もクレアさんにプロポーズするブラッド様。
そしてクレアさんに選ばれたのは――ブラッド様だった。
一人残されたレスター様は、天を仰ぎながら声を押し殺して泣いた。
――私は今にも胸が張り裂けそうだった!!
私はロマンス小説でも、いつも当て馬キャラに感情移入してしまうタイプなの――!!
とはいえ、私に何ができるわけでもない……。
こっそりその場から離れようとした、その時――。
「――!?」
「――! 誰!?」
私が一歩下がった先にたまたま木の枝が落ちていたらしく、それがポキリと子気味いい音を鳴らしたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 21:07:49
5930文字
会話率:48%
世界というものは、一つだけではない。まるで樹木の枝のように、何度も枝分かれし、常に増え続けていく。そして、増えていく世界は、時にぶつかり、重なり合うことで、変化するときがある。基本的にそれは一時的なものだが、重なりすぎると変質し、別の世界
として独立し、もとに戻れなくなる。そんな世界の中でも、他の世界に干渉されやすく、影響されやすい世界がある。その名は幻想郷。世界から忘れ去られた者たちがさまよい続けた末にたどり着く、最後の楽園___。
そんな幻想郷で暮らすとある少女と異変のお話。
注意 この小説は東方プロジェクトの二次創作です。筆者の趣味で書いているものなので、投稿は不定期です。また、オリキャラや独自の設定などがございます。ご理解ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-19 17:00:00
8094文字
会話率:47%
負けず嫌いでプライドの高い美紗(みさ)はクラスのいじめられっ子。誕生日の前日、一日早く両親からもらった誕生日プレゼントを学校で自慢したら、いじめっ子に壊されてしまった。
気の強い美紗は気付かないふりをしながら傷付いていた。桜の木から川に飛
び降りた。
おぼれかけた美紗がしがみついたのは、魔王の七つ道具が入った革袋。魔王本人は天使の呪いで体を小さくされてしまったのだ。木の枝に引っ掛かっていた魔王を助けたことから、美紗は魔王代理を務めることになる。魔王の魔道具を自由に使い、クラスのいじめっ子やかわいげのない弟に復讐してゆく。
美紗は手のひらサイズになった魔王を最高に気の合う友達だと思っていたが、魔王はなぜか美紗に優しくて……?
魔王が元の姿に戻ったとき、二人の関係は動き出す。
孤独だった少女と魔王が出会い、愛を育んでゆくハートフル・ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-24 18:02:33
33370文字
会話率:48%
大正10年。桜咲女学校には校舎から見える桜の木があった。その桜の木にはこんな言い伝えがあった。この木の下で桜の木の枝を簪のように互いの髪に翳し合うと二人は特別な絆て結ばれると。
乙女達はそんな噂を「桜の簪の誓い」と言って憧れを募らせていた
。
少女小説家志望のゆきは桜の下でそんな言い伝えを題材にした小説を書いていた。少女雑誌に応募するために。
そこにやってきたのは親友の小風彩花。彼女は憧れの音楽教師高山みやこと「桜の簪の誓い」をするためにこの場所にやってきた。
翌日彩花は桜の木の下で遺体で発見される。
ゆきは従姉妹で学校から以来を受けてやってきた男装探偵小宮えりと犯人を見つけることにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 06:36:27
12528文字
会話率:57%
ある学校の裏庭に植えられた木の枝に鳥の巣箱がある。
その巣箱にはある噂があった。
【願いを書いた紙を入れるとその願いが叶う】
生徒たちはその中に半信半疑で願いを書いた紙を投げ入れていく。
そしてそんな願いをある少年たちが受け止めた。
タンチョウと呼ばれる少年が仲間を集めた。
願いを叶えるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 13:29:03
688276文字
会話率:29%
子どもの頃、私は落ちているものを拾う癖がありました。落ち葉やどんぐり、細長い木の枝、綺麗なボタンやペットボトルのキャップ。気になったものは何でも持って帰りました。
何を拾って帰っても母はいつも呆れるだけで怒りませんでした。でも、一度だけひど
く怒られたことがありました。それは手袋を拾って帰った時です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 10:16:53
2329文字
会話率:24%
妹の病気を抑えるために薬となる素材を村近くの森で採取していた15歳の少年アレン。
普段と変わらぬ日々を送っていたが、その日素材を取り終え帰宅途中の森で休憩していると一本の小汚い棒のような物を見つける。
最初はただの木の枝かと思っていた
が、何か気になるアレンはそれを手に取る。
それと同時に背後の茂みから手負いの獣が現れる。
突然の事態にアレンが驚き固まっていると獣が彼に飛びかかる。
もうダメかと思ったその時に「剣を振れ」と誰かが叫びアレンはとっさに手に持っていた棒のような物を振ると見事に魔物を仕留める。
落ち着きを取り戻してから声の主を探すとなんと手に持っている棒のような物が喋っているではないか。
棒改め剣は自身のことを聖剣と呼び、過去に魔王によって引き起こされた出来事やらアレンは選ばれたやらと言う。
突然の出来事がいくつもおき頭がパンクしたアレンは本来の目的を思い出して一旦村に戻ることにした。
これは聖剣に選ばれた一人の少年が世界を救う物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-23 00:00:00
10142文字
会話率:56%
人の運命は木の枝のように幾重にも伸び、その中から1本選び選定し、そして生きる幹になる。
その幹が集まりひとつの樹を創る。
それが世界。
その樹を、運命の外から剪定する者。
選ばれし、選ばれなかった者。
これは、そんな狂った者達の、狂わ
せていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 16:26:57
3286文字
会話率:31%
僕の通学手段はバス。本数が少ないこともあって、使う時間は決まっている。
そんな僕に、最近接触してくる輩がいる。それは人でも動物でもなく、どこからか落ちてくる木の枝で……
最終更新:2021-07-20 21:00:00
2123文字
会話率:3%
風の凪ぐ夕暮れ、影のように黒い木の枝から、青い紐が垂れ下がっていた。青く透き通るその紐は、風もないのに揺れている。
近づき、触れようとしてみた刹那、するりと私の腕をつたい、いつの間にか首に巻きついていた。それが蛇であることに気付いて、思
わず目をつぶる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 16:25:14
425文字
会話率:0%
【完結】完結しました。
【一行あらすじ】ゲームの世界に転生した主人公が頑張る話。ただし主人公の中の人はウザいです。
【まじめなあらすじ】
前世の記憶をもって生まれたと思ったら異世界だった? アインは前世の記憶で内政チートを目指そうと考
えて幼年期から活動するが、そこは実は前世で慣れ親しんだゲーム「レオン・ド・バラッドの伝説」の世界だった。それはVRゲームの大ヒットRPGで、アニメ化、映画化など、メディアミックスを展開して世間を席巻したコンテンツだった。ここがゲームの世界だと気づいたアインはプレーヤーとして行動し始める……。
【各章の紹介】
第1章 木の枝の伝説
木の枝しか使わないけど、とりあえずやればできる。
第2章 光魔法の伝説
光魔法を使うと、不思議なことに色々な奇跡が起きる。
第3章 聖女の伝説
800年ぶりの聖女の誕生は、それだけで伝説である。
第4章 アインの伝説
どういう訳か、脇役なのにチートなアインが頑張れば、それは全て伝説になる。
カクヨム、魔法のiらんど、アルファポリスにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-16 12:00:00
1167121文字
会話率:31%