世界で一番美しいお姫様が、結婚相手の条件に出したのは「竜のたまご洗い」という試練。
見た目も美しく賢くて、強い者でなければ、この試練は越えられません。
多くの人が挑戦しましたが、誰も成功しませんでした。
そこへ現れた平凡な顔をした羊飼い
が、その試練をやってみせると言いました。
ただ……見た目はどうにもならないので、お姫様に一緒に来てくれと頼みます。
「一つくらい、条件はずしても構わないんじゃないですか。あなたが本当にしたいこと、俺はかなえてあげますよ」
それを聞いたお姫様は、羊飼いと一緒に行くことにーー。
***
お姫様が本当に願っていたことを、羊飼いがちゃんと叶えてくれる昔話風のお話です。
◇別サイトにも投稿しています◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 23:19:42
8001文字
会話率:26%
年を取って引退した大泥棒が、気ままに旅をしていたある日、森の中で迷ってしまい、古いお城にたどり着く。
そこで痩せた老執事に、悪魔に奪われた大事な三つの宝物を取り返して欲しいと頼まれる。
ひとつ目は、金の皿
ふたつ目は、金の冠
みっつ目は、
金の王女様
豪快な元大泥棒と、神経質な老執事がなんとか協力しながら三つの宝物を盗み出す、昔話風のお話です。
*この作品はエブリスタにも投稿しています*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 21:41:54
5501文字
会話率:24%
水神の祠守の娘は、かつて貧しさから乞食のようなぼろを纏っており、村の子供たちからいじめられていた。
年頃を迎え、美しく成長した娘を欲した名主の息子は、強引に婚姻を結ぼうとする。
男は娘をいじめていた子供たちの頭目であった。
娘は乱暴者の男
に嫁ぐことを嘆き悲しんだが、拒むすべもなかった。
祝言の夜、旅装束の麗しい姫君が、一晩泊めてほしいと名主の家を訪れる。
姫君の目も眩むような美しさに魅了された花婿は、迎えた花嫁のことも忘れ、姫君に夜這いをかけようとする。
花婿の身勝手なふるまいに、哀れと気遣われる娘。事情を把握した姫君は、娘にある提案を持ち掛ける。
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-21 22:00:00
8787文字
会話率:5%
谷に化け物が住み着いて数年。
今年、《生贄》に選ばれたはずの名主様のお嬢様が逃げ出した。
身代わりになって欲しいと頼まれ、供物として捧げられた娘に明日は来るのか──?
ゆるふわ設定の和風ファンタジーです。
※霜月透子様・鈴木りん様主催『
ひだまり童話館』参加作品。お題は「8」と「ぬくぬくな話」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 15:01:46
3185文字
会話率:19%
山間の小さな村で、キツネの男の子は人間の少女に恋をした――。
※黒森冬炎様主催の【恋のリフレイン企画】参加作品です。
※秋月 忍様主催の【アンドロメダ型企画】参加作品です。
最終更新:2022-04-06 20:33:47
848文字
会話率:0%
島の村には、守り神のにょろにょろ様がいました。でもある日、にょろにょろ様はいなくなり……。
※霜月透子さま、鈴木りんさま主催の企画「ひだまり童話館・にょろにょろな話」に参加したくて、整えたものの、開催日当日だし、内容が"ひだま
り"じゃない……? というわけで、現在、参加許可申請中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-22 07:35:59
2268文字
会話率:4%
時は江戸。その年の日照りはいつになくひどかった。雨ごいのため、夜中、神社にお参りしていた百姓のせがれ、十歳の信八(しんぱち)と、その飼い犬、鳶丸(とびまる)は、奇妙な物音に導かれて、不思議な出会いをはたす。
全五話完結済み、約15000字で
す。
霜月透子様・鈴木りん様主催『ひだまり童話館』開館八周年記念祭(2023年2月22日開催)参加作品です。使用したお題は、「たぷたぷ」(メイン)、「ぬくぬく」「八」(サブ)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 13:28:38
15435文字
会話率:23%
『入学前のお子さん向け』
とある村には『鮫太郎』という伝説が語り継がれていた。身体は人間、頭は鮫の鮫太郎。そんな鮫太郎は夜遅くまで遊んでいる子供を食べてしまうという。
最終更新:2023-01-29 20:00:00
1282文字
会話率:0%
そりゃ胃袋だからそうなるよね
最終更新:2023-01-07 20:22:47
1609文字
会話率:8%
若干昔話風のお話です。
主人公のトシヒサは、家業を継いで雑貨屋を営んでいる。世間では魔王が暴れているが、自分には関係ないとどこ吹く風。貧乏ながらも毎日のんびりと暮らしていた。
だがそんなある日、まさかの発注ミスで傘が500本も届く。「こ
んなに売れるわけないよ……」と途方に暮れるしかないトシヒサ。困った彼は家の近くの女神像にこう祈った。「傘が売れますように」。そして次の日……。
これは、本人も含め誰一人気づいていないが、実は世界で唯一の超チートスキル『信心』の持ち主である男の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-22 17:46:09
5213文字
会話率:33%
現代日本のあるところに、仲の良い『おじいさん』と『おばあさん』が住んでおりました。ところが、毎日を慎ましく暮らす二人には一つだけ悩みがあったのです。
最終更新:2022-12-01 14:17:22
2125文字
会話率:66%
天晴れ男は世界一の晴れ男。
天晴れ男がやってくると、かんかん照りの日がいつまでも続きます。
そんな天晴れ男がやってきたのは野菜村。
村人たちは、自分たちで育てた野菜を食べて暮らしています。
雨が降らないと、野菜は育てられません。
野菜村の野
菜村人たちは、いったい何を食べればいいのでしょう?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-29 21:20:51
1533文字
会話率:25%
おとろし山には、オニが住んでいました。
ある男の子が禁じられた山にわらじを忘れ
一人で取りに行くのですが……。
※本作の無断転載を固く禁じます。
最終更新:2022-11-23 18:55:06
1707文字
会話率:14%
その年初めて雪が降った夜、街に出かけた父親の帰りを待つ間に、幼い姉弟は母親にお話をしてほしいとせがむ。そして、母親は語りだす。
「むかーしむかし、あるところに……」
最終更新:2022-11-04 21:52:33
2360文字
会話率:68%
昔話風ファンタジーです。現代ファンタジー小説「翔」の始まりの物語となります。龍神シンの生い立ち的悲恋の物語です。
「カクヨム」さんにも掲載しています。少し推敲したものを投稿しましたが、話の筋は同じです。
最終更新:2022-06-04 18:00:00
23052文字
会話率:43%
殿さまがだれにも言えない恋心を暴走させて民に赤い糸を結んでしまった
『文芸webサーチ』『幻想検索』にも登録しているHP『tori』のブログと、『カクヨム』で掲載しています。
最終更新:2022-05-25 17:43:07
5363文字
会話率:36%
むかーしむかし、あるところに、黄金卿と呼ばれる王様がいました。
彼は、世界に存在するすべての財宝を手にしながら、あえてそれを手放した変わり者の王様でした。
これは、そんな黄金卿が財宝を手放すまでの物語です――
長編の執筆に行き詰っ
て描きました。
設定とかは気にせず読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-23 17:00:00
2385文字
会話率:25%
シンデレラストーリーなメルヘン童話です。
※ノベルアッププラス等にも掲載されています。
最終更新:2022-02-02 10:05:51
2362文字
会話率:51%
番傘作りの下級武士に訪れた幸運。それには秘密があった。
最終更新:2019-05-10 01:25:15
2572文字
会話率:49%
昔昔あるところに、この星の物では傷がつかない体質を持つ、悪い鬼が暴れまわっていました。果たして村人は退治することが出来るのでしょうか⋯⋯
最終更新:2022-01-13 00:22:03
4670文字
会話率:59%
作者が実際に見た夢、文章化シリーズ第6弾!
海辺の村落で独り者として若干の迫害を受ける作者が、いじわるな村長に命じられたのはまさかのリヴァイアサン狩り?!
相も変わらず意味が分からん、謎っぷり絶好調の作者の夢、今回は若干の昔話風味!
お楽し
みください!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-18 18:06:45
1945文字
会話率:0%
パロディックスシリーズ!日本昔話編「桃太郎」をお届けします。大好評につきパロディックスシリーズグリム童話編に続くシーズン2「日本昔話編」のスタートです。シーズン2の始まりはこの「桃太郎」からだよ!今回も怒らないで。寛大な心で楽しんでください
。それではどうぞ…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 22:55:59
5338文字
会話率:66%
ちょっとダークな昔話風味のおはなし。二千文字、隙間時間にどーぞ!
最終更新:2021-10-15 14:38:00
1904文字
会話率:44%
この世のどこかで『優曇華(うどんげ)』というけったいな名の花が、三千年に一度咲くそうな。『悲劇の起こる場所に咲く』という、大層な曰くが付いている。
ある日ある時、とある山奥の一本杉に住む仙人の元で、この優曇華の精霊が生を享けた。
これは重い定めを背負った精霊の成長と、それを見守る老いぼれ仙人の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 22:15:19
44646文字
会話率:36%
昔々、あるところに一人の青年が住んでいました。
青年は若くして両親を亡くしていましたが、幼い頃から手先が器用だったこともあり、丈夫な木の皮を編んで笠や籠を作ったり、木片を削って見事な工芸品を作ったりしては、町に売りに行くことで糊口を凌いで
いました。
その日も青年は、淡雪の降る初冬の山道を抜けて、人里から離れたあばら家まで帰ってきました。
「いやぁ、それにしても今日はたくさん売れた。これでしばらくは暮らしていけそうだ。あの町の人達はみんないつも優しい。本当にありがたいことだ」
青年は生来口下手で、商いが得意な方ではありませんでした。
しかし、誠実で思いやりのある人柄と持ち前の器量のよさで、町に暮らす人々の心を鷲掴みにして放しませんでした。
「暮らしを心配され、土産に鰯までいただいてしまった」
青年は風呂敷に包まれた鰯に視線を落とし、申し訳ない気持ちになりましたが、腹の虫が鳴いたので、感謝の気持ちと共に夕餉の支度に取り掛かりました。
すると、そのときのことでした。
コンコンと静かに戸を叩く音が聞こえてきました。
普段この豊かな自然に囲まれたあばら家には訪ねてくる者もおらず、青年は訝しげな表情になりながら戸に近付きました。
風の音ではありません。そこには確かに生ける者の気配がありました。
「何者か」
「道に迷って途方に暮れていたところ、明かりを見つけまして……」
「なんと、それは」
思わぬ女の声に、青年は驚きました。
外はすでに暗くなっており、古くから妖怪変化の住むと噂される山の夜道は女一人ではとても危険でした。
青年は、脳裏にぼんやりと「鶴の恩返し」の話を思い浮かべながらも、いやいやあれはただの昔話だと打ち消しつつ、戸に手を掛けました。
「中に入られよ」
そこに立っていたのは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 08:48:03
3634文字
会話率:47%