手持ちの道具もなくなり、魔族の猛攻も落ち着き、周りには私たちしかいなかった。
勇者マリー、戦士ゴリアテ、信仰者へリス、魔法士ミリア。
肩で息をする私たち。
私の魔法力も切れかかっているし、ゴリアテは自慢の斧にもたれかかっている。
へリスはマ
リーの治療に専念しているようだ。
白を基調とした軽鎧のマリーは…片腕を失っていたが、へリスによって再生された。
再生した左腕に力を込め、回復したことを確認しているマリーの前に、一人の男が現れた。
雷鳴が轟き、大気が震える。
その音が来場の歓声のようにも聞こえた。
男の赤黒いマントが揺れ、重苦しい雰囲気を纏った鎧が姿を現す…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 08:13:17
48663文字
会話率:29%
こんなはずではなかった。
滝のように打ちつける冷たい雨が、すでに光を失いつつある視界を更に瞳から奪っていく。
痛みも寒さも何も感じない。
息をするたび苦しかった胸も、もうどうでも良かった。
大切な者達も、守りたかった人々も。
焦がれて止まな
かった、人も。
すべて失くしてしまった。
自分は死んだと思っていたのに、気が付いたらなんと、赤ん坊になっていた!?
なぜ、赤ん坊になったのか?
なぜ、記憶が抜けているのか?
レオニードは記憶を取り戻す事が出来るのか?
初めての小説執筆に投稿です。
ゆるい設定なので、広いお心で読んで頂ければ幸いです。
もし合わないなとか、不愉快だなとか思われたら、そっと閉じて頂ければと思います。
あくまでも、ちょこなっぷるの考えるファンタジーな世界のお話しなので、現実とは違います。
ご了承下さい。
感想欄は開けておりますが、更新が滞りそうなので返信は控えます。m(_ _)mペコリ
どうか楽しんで頂けますように(*´ω`*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 07:00:00
249782文字
会話率:20%
神々の眠る大地と詠われるアズカルド。
この世界には時という概念はなく、ずっと明るいままだった。
陽が昇っていても熱はなく、風も吹かなければ、空の移り変わりはない。
見上げればどこまでも続く途方もない蒼窮、ほんのわずかな喧騒もいさかいもなく、
広大な大地は青く芽吹く。
のびのびと天を仰ぐ草花が揺れることはない。世の理から切り離されたように、動植物らだけは成長し、自らの意思を持ち、それを原動力に動き、しっかり機能していた。
彼の誰かが願い、誰もが祈った世界を象り、実に安穏とした世の在り方。
生きとしい生けるものは息をする。背景配置の変わらない舞台の上で。
世界の歴史は止まったままで、確固たる運命も存在しなかった。
続きのない物語は、またふりだしに戻る──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-13 15:00:14
1049文字
会話率:35%
突然の要約:創作者にとっては作家論、作品論、ジャンル論よりも物語論と定型を論じ、学ぶことこそが一番建設的なのでは?
Q.つまり?
A.私の趣味の延長線上です。
物語定型の分析と観察・考察は私にとっての必須栄養素。他の必須栄養素はって聞か
れたら、民俗学〜オカルトの文化系混淆地帯とヨーロッパ系言語あたりですかね、うん。
そんな自家製生した必須栄養素が役に立つんならいいやでちょっと放流してみる。
四回分割更新だよ。
別のとこでも似たよーなこた、話してるけど、あっちよりは怪文書感は抑えられ……てるのか、果たして。
なお、私は常に玉石混交こそ至高と思うので、是非を問うつもりはないし、文化的な今現在の出来事にコンテンポラリーに是非を断定して、非の排除に向かうのは一番やっちゃいけないこと(後々の研究者が血の涙を流して「クソがっ」って言って泣くと思うので)だと思う、マジで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 21:00:00
16450文字
会話率:2%
桜病。そう呼ばれる奇病が流行っている世界。誰もが桜を恐れていた。
あるところに桜だけが植わっている変わった森がある。少年は桜病になった姉を助ける為にそこを訪れるが。
これは桜の木と病気と、生きることについてのファンタジー短編である。
最終更新:2023-04-10 20:44:47
7967文字
会話率:15%
【あらすじ】
現代日本の大学生、伊藤玲乃。
彼は突如謎の空間に飛ばされる。
この空間に来る前に参加していた飲み会後の記憶がなく、夢かと錯覚する彼の耳に声が届く。
「君には異世界に行ってもらうよ。」
神らしき人物に理不尽に異世界「ソロ
ウ」に送られるレノ。
平和な日本で育った彼は果たして魔術アリ、魔獣アリ、戦争アリの異世界「ソロウ」で生き抜くことができるのか。
日本への帰還を目指し、今日も息をする。
_________________________________________
※勢いで書いております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 17:04:45
6742文字
会話率:35%
音
それは、私たちをつなぎとめたもの
音は、異世界にも、つながるようです
これは、音によって、異世界と現実世界を行き来できるようになった少女の物語
最終更新:2023-03-23 08:15:13
986文字
会話率:53%
E級冒険者ヒスイのスキルは、パーティ間でレベルを移動させる『レベル分配』。
毎日必死に最弱モンスター【スライム】を倒し続け、自分のレベルをパーティメンバーに分け与えていた。
そんなある日、「お前の上位互換のスキルを持つ冒険者を雇う」とい
う理由でパーティを追放されてしまう。
しかし、その晩にスキルが覚醒。新たに手に入れたそのスキルは、『元パーティメンバーのレベルが一生上がらなくなる』かわりに『ヒスイは息をするだけでレベルが上がり続ける』というものだった。
そのレベルを新しいパーティメンバーに分け与え、最強のパーティを作ることにしたヒスイ。
『剣聖』や『白夜』と呼ばれるS級冒険者と共に、ヒスイの名は世界中に轟いていく――。
「戯言を。貴様らがいくら成長したところで、私に! ましてや! 魔王様に届くはずがない! 生まれながらの劣等種! それが貴様ら人間だ!」
「――本当にそうか、確かめてやるよ。この俺出来たてホヤホヤの成長をもってな」
これは、『搾取される側』が『搾取する側』に、
『弱き者』が『強き者』になる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 01:03:53
362483文字
会話率:35%
息をするように嘘をついた僕
この作品は『カクヨム』『pixiv』にも掲載されております
(この作品は再投稿です)
最終更新:2023-03-08 20:27:06
1340文字
会話率:46%
息をするだけで疲れてしまう毎日ですが、わたしは元気なのでしょうか。二十歳の誕生日が来てしまったので、わたしは首を括ります。もう決めたことなのです。
最終更新:2023-03-06 19:16:07
1223文字
会話率:0%
仕事に苦しみながらも必死に生きようとする話
最終更新:2023-02-25 23:08:16
8222文字
会話率:28%
毛虫から蛾になった虫が美しく飛ぶ蝶を見て ため息をする。
ひとは何故手に入らないものを欲しがって苦しむのか?
人と人は別の生命なのに、神様が愛と言う名のもと 出逢わせる
それが 狂おしさと涙の始まりなのに……
虫けらに自分を喩えて切ない思い
を歌う。
シューベルトの『白鳥の歌』のメロディに合わせてつけた歌詞です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-20 20:44:59
290文字
会話率:0%
吾輩が世界を征服するまであと一歩というところまで来ていたのだが、憎き勇者共が大量のペットを連れて吾輩の城を攻め落としてしまったのだ。
吾輩は命からがら逃げだして城を放棄する羽目になってしまったが、ここまでくればさすがに勇者共も追ってはこない
だろう。
自らは戦わずにペットに戦闘を任せるなど勇者にはあるまじき行為である。
吾輩は残る魔力を総動員してでもこの世界で飼われているペットどもを擬人化して勇者の戦力を削いでやるのだ。
仲間のいない勇者のペットがいなくなれば吾輩が負けるはずなどないのだ。
それにしても、吾輩はいったいどこまで来てしまったというのだ。
今まで見たことも無いような建造物に息をする事すら苦痛になるような空気。
それなのに何の武装もせずに悠々と歩いている人間ども。
「もしかして、吾輩は勇者から逃げるために使った転移魔法で異世界に来てしまったというやつなのか!!!!」
どこを見ても平和そのもののこの世界は魔力を使い切っていない吾輩であればあっという間に征服出来たのかもしれない。
しかし、そんな事に気付いたところでもう遅い。
吾輩はこの世界にやってくるために使った転移魔法とペットを擬人化させる魔法で魔力はすっかり空になってしまったのだ。
再び魔法を使えるようになるまでに魔力が回復するには相当な時間がかかるだろう。
この世界には魔法という概念が無いようだし、吾輩が魔法を使えるようになるまでにいったいどれだけの時を要する事か、それは吾輩にもわからない。
「とりあえず、魔力が戻るまで大人しくしておこう」
こうして、世界各地でペットが擬人化してしまうという出来事が発生していったのである。
世界中の科学者はその原因の究明に難航していたし、神の起こした奇跡だと信じるものも多くいたのである。
今までは当たり前のように多頭飼いされていたペットたちも愛情を注ぐことで擬人化することがわかってからは一匹のペットを溺愛する人が増えていったのだ。
だが、ペットの擬人化を望まない者達は多くのペットを同時に飼い、ある程度の愛情をもって世話をするという世界が確立していったのである。
この作品は「カクヨム」「アルファポリス」「ノベルアッププラス」に投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 12:18:44
112733文字
会話率:63%
鬱作品。私の人生。閲覧非推奨。
最終更新:2023-01-29 12:00:00
6033文字
会話率:4%
たった一粒の砂糖さえ、取り零してしまうティースプーン。それでも救える命なら、私が掬って、糧にしよう。
これは現実より苦いお茶のような物語。
きっと居心地悪くなる。だからお砂糖を多めに入れましょう。
さあ、あなたも息をするように生きて。
※罵
り描写があります※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 12:00:00
3536文字
会話率:1%
魔法少女ものです。
西暦2020年~2022年にかけて勃発した人類と悪魔の戦い、『終末戦争』は魔法少女達の活躍と犠牲のもと、人類の勝利で幕を下ろします。
その戦いで悪魔側の首領であったサタンは強力な封印術をかけられ眠りにつきます。
それから長い月日が流れたある日の事、サタンを封じ込めていた封印が何かの拍子に突如として解けてしまします。
長い眠りから目覚めたサタンが目撃した光景は驚愕すべきものでした。
魔力を持たないはずの人類が息をするかのように魔法を使い、そして魔法を基にこれまでにない繁栄を築いていたのです。
――あれから一体何が起こったのか。
――あの後、魔法少女達はどうなったのか。
――どうして後世の人間が魔力を持つに至ったのか。
サタンはその真実を知る事となります。
******
サタンは封印から目覚めた世界で一人の人間の少女と出会います。
その少女は他の人間達と違い何故か魔法を使う事ができません。
魔界の頂に立った悪魔と、魔法が使えない人間の少女の出会い。それは後に世界を大きく変える事となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 19:44:37
240582文字
会話率:11%
お題の一文からツラツラと小話を連ねているだけです。
サラッと息をするように、飛び降り自殺・解体・カニバリズム・ミキサー・首吊・罵倒の表現があります。
最終更新:2022-11-23 14:55:04
4394文字
会話率:25%
デレッダ公爵家の隠し子フラミーニアは物心ついたときから屋根裏部屋に監禁されていた。衣食住だけを与えられ、教育も受けることなく、人と話すことすら禁止され、ただ息をするだけの毎日を過ごしていた。
ところがある日偶然父の思惑を知る。拷問をしてでも
フラミーニアに魔法を行使させ、魔力転移の実験を画策していた。
フラミーニアに求められていたのは身に宿す【魔力転移】という珍しい魔法だけだった。
「これからは誰かの為に生かされるのではなく、自分のために生きていくの」
そう決意したフラミーニアはこの魔法を手放すことにした。
唯一の友人だった人語を話す不思議な犬ーーセノに保有する全ての魔力を転移させる。すると小さな犬の正体は一人の男性だった。
住む家も友人も魔力も全てを捨て、前だけを向いて歩き始めたフラミーニアだったがーー
「俺がフランから何もかもを奪ってしまったことへの責任をとりたいんだ」
こちらの都合で一方的にあげた魔力なのだから、責任なんて負う必要はないのに……。
説得しても何度も迫ってくるセノと全てを失ったフラミーニアが幸せになるまでの物語。
※ふんわり設定ですのでお手柔らかにお願いしますm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-13 18:00:00
66619文字
会話率:45%
勇者パーティーに同行していた大聖女のサーシャは、最強の魔物との戦闘でパーティー崩壊の危機を救うべく勇者を転移させ、危機を逃れたと思ったら、自分も転移していた。
10歳のころからずっと大聖女として生きてきた彼女は、その仕事の重みと周りのブラッ
ク過ぎる扱いに心身共に疲れ果てていた。密かに願ったカフェに転移することに成功した彼女は、カフェを経営しながらスローライフを送る決心をする。だが、彼女が転移して来た世界は彼女が前生きていた時代の100年後だった。魔法はあるものの、その力は弱体化しており、ごく一部の者が、初級程度使える世界。そんなことは全く知らない彼女は、念願のスローライフ維持の為、今まで日常的に使っていた高位魔法を、まるで息をするかのように使用してしまう。そんなちょっと変わった彼女のカフェに町の騎士達や、イケメン冒険者、商人、そして国の王子まで来るようになる。
多くのイケメン達に姫のように守られ、大好きな魔法を自分の為に使いまくる。
魔力以外でも全てが高レベルのかつての大聖女が巻き起こす、スローでない? スローライフが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 20:15:10
60233文字
会話率:37%
死んでしまった不登校高校生春風 律(はるかぜ りつ)
目の前に現れた息をするのも忘れてしまうほど綺麗な女性
彼女はミドリと名乗る女神だとわかったその彼女から一つ願いを叶えてくれるらしい
律は考えるより先に
[あなたが欲しい]
と言っていた
最終更新:2022-08-07 01:00:40
631文字
会話率:0%
死んでしまった不登校高校生春風 律(はるかぜ りつ)
目の前に現れた息をするのも忘れてしまうほど綺麗な女性
彼女はミドリと名乗る女神だとわかったその彼女から一つ願いを叶えてくれるらしい
律は考えるより先に
[あなたが欲しい]
と言っていた
最終更新:2022-08-05 02:18:57
601文字
会話率:0%
戦術眼・戦略策定能力・政策立案能力・個人的武力等すべてにおいて優れた才能をもつルカ・エラトリウスは、長年人類を苦しめ続けている魔族を殲滅するため、ある作戦を実行していた。
戦端が開かれ、勝利は目前に見えたと思ったそのとき、味方の裏切りに
より、ルカは戦死してしまう。
裏切ったのは親友マーカス・ルネリオラ。ルカの才能に日ごろから嫉妬していたマーカスは、ルカが次々に成功を収めていくことに我慢がならず、裏切りを決行したのだ。
戦死したはずのルカはしかし、生き返りの契約により、願いをかなえてもらう。それは、「魔物に転生する」というものだった。
ダークエルフ・ルルとして目覚めたルカ。
魔王軍の派遣魔として活躍し、最高幹部のひとりとなるが、西方に起こった異変を感じ取る。
全魔物にとっての災厄、勇者の旅立ちのカウントダウンが始まったのだ。
果たしてルルはこの危機に立ち向かうことができるのか!?
※カクヨム様にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 16:15:59
51839文字
会話率:44%