「私、オラン侯爵様と婚約したのよ。貴方のような無能で下賤な女にはこんな良縁来ないわよね、残念ー!」
同じ十七歳。もう、結婚をしていい年齢だった。
幼馴染のユーリアはそう言ってアグネスのことを蔑み、憐れみを込めた目で見下して自分の婚約を
報告してきた。
外見の良さにプロポーションの対比も、それぞれの実家の爵位も天と地ほどの差があってユーリアには、いくつもの高得点が挙げられる。
しかし、中身の汚さ、性格の悪さときたらそれは正反対になるかもしれない。
人間、似た物同士が夫婦になるという。
その通り、ユーリアとオランは似た物同士だった。その家族や親せきも。
ただ一つ違うところといえば、彼の従兄弟になるレスターは外見よりも中身を愛する人だったということだ。
そして、外見にばかりこだわるユーリアたちは転落人生を迎えることになる。
一方、アグネスにはレスターとの婚約という幸せが舞い込んでくるのだった。
他の投稿サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-07 01:04:34
8163文字
会話率:34%
高校生になった高波ミナミには好きな人がいる。
勝ち気そうに見える彼女は、実はあと一歩が踏み出せない小心者で──
この作品は、別作品の対になる、女の子目線です。
下記作品をお読みいただいてからのほうが、より楽しんでいただけるかもしれません
。
【短編】振られるつもりで告白したのに、彼女もまんざらでもなさそうです!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-07 16:21:44
8923文字
会話率:16%
狩りの腕前はほどほどの『私』だが、何故だか変わった狩人たちに出会うことが多い。
竜を狩るより狩人を観察するほうが好きなのかもしれない。
『私』にとって印象深かった狩人たちの話をしてみようと思う。
――孤高の太刀
蒼角竜の鎧を身に纏
った男はいつも集会所の一番奥まった椅子に腰掛けていた。
彼と狩りに行った者は、再び彼を誘うことがないという、いわくつきの男だった。
「鋼鱗竜を一緒に狩りませんか?」私は彼に言ってみた。
――地擂りの棍
最近、新しい武具が流行っているらしい。
もともとは虫追いの棒だったらしいのだが、いつの頃からかそれを振り回して武具として使う者が現れた。
虫追い棒では格好が悪いらしく、長尺棍、あるいは単に長尺などと呼ぶようだ。
――片手双剣
片手剣使いだと思って声をかけたところ、彼の得物は双剣の片割れなのだと言う。
確かによく見ると片手持ちなだけで造りそのものは双剣だった。
対になる双剣のもう片方を持つ男を探している、と彼は私に言った。
――飛ぶ男
おかしな話を聞いた。長尺棍で火竜を墜した者がいるというのだ。
それも飛んでいる火竜をだ。
いくら長尺が長めの武具だとはいえ、飛ぶ火竜にとどくはずがない。何かの間違いだろう。
――極彩色の女
極楽鳥の素材でできた狩衣を着る彼女は、その艶やかさから、どこの集会所でも人気者だった。
彼女は常に独りで狩りに行き、誰とも同伴することはなかった。
「あら、あんた」と私を見つけた彼女が言う「あたしと一緒に狩りに行こう」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-10 19:04:27
4021文字
会話率:26%
人は夢をみる。
将来こう在りたい、こうしたいと願うこと。未来への希望。
希望があるからこそ、その実現を願い人は考え、歩み続ける。
やがて、様々な発明や発見を経てその文明は目覚しい勢いで発展を遂げてきた。
これが他の生き物との決定
的な違いであり、人が人たる由縁である。
また、眠っている時にも人は夢をみる。
睡眠中にあたかも現実であるかのように感じる、現実と対になる現象。
それは古《いにしえ》より、肉体から抜け出た魂が経験した記憶であり、あるいは、神からのお告げであるとも言い伝えられてきた。近年では、そのより現実に近しい経験の記憶は、いわゆる並行世界線のものである。とも考えられている。
しかし、それら夢をみていてばかりでは現実は回ってゆかないのもまた事実である。
結局は夢と現実、その両方が均衡《バランス》する事でこの世界は成り立っている。
時にその状態が崩れた際、人知を遥かに超えた力によって均衡《バランス》は保たれようとする。
それは、時に『神の意思』と呼ばれ、
現実と夢の『聖戦』が今始まろうとしている。
ーゼロの黙示録
(ノベ+、P他でも公開中デス!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-09 09:05:44
7471文字
会話率:45%
「キョウ、貴方をこのパーティーから追放するわ」
幼馴染で勇者のスミレから突如として追放を言い渡された俺。
だがその追放は、俺を思っての通告であった。
俺はそのスミレの言葉に従い、特訓を開始した。そして分かる仲間の偉大さ。
俺は、皆に受け入れ
られるサポーターとして、再び仲間になれるだろうか?
※本作品は、先ほど上げた
「魔王討伐パーティーの勇者、有能なサポーターを追放する~戻って来いと言いたいけどもう遅い。何者かに魔王を討伐され戻って来いと言う大義名分がなくなったので、彼から戻りたいと言わせたい~」
の対になるストーリーとなっておりますが、単独でも完結するようにしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 13:23:37
5318文字
会話率:39%
なぜ鏡の中が左右反対になるのか! これまでに多くの先人が考えても答えがでなかった鏡の謎を、今こそコメディータッチで解き明かす!? 鏡の中が左右反対になる理由を解明するためには……まずは墨汁を買ってくる?? クスリと笑えるコメディーなので、笑
ってお読みいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-29 08:49:24
3308文字
会話率:2%
夏のホラー2020に載せた「君の居ない場所」と対になる作品。
「君の居ない場所が」事故死した女の子の世界。
この「僕の居ない世界」で彼女に思いを寄せていた男の子の世界。
事故死した女子高生が自分が死んだ事にも気付かず、いつも通り学校に通っ
ている。
微妙な違和感は感じている。
その時、気になっていた男に子に言われた「君は死んでいる」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-06 02:42:44
14579文字
会話率:27%
「あなたの、【食べ物】は何ですか?」
人では食べられないものを食べれるようになったヒトビト、Eaters 〈イーターズ〉の物語。
ウッドイーターズの兄妹は、ある日、おかしな訪問者を迎えてしまう。
自分の【食べ物】を隠す青年。
しゃべれる
のに、筆談で会話する少女。
都市から離れた小さな村に来た彼らの目的は?
やがて現れる、 記憶力抜群の彼と対になるような記憶を持つ、滅んだはずの彼女。
これから貴方が読むのは、彼のノコシモノ。
歴史に攫われた、本来なら忘れ去れてしまう人々すらも書き留める呪いのかかった、日記帳。
この呪い、≪のろい≫と読むか、 ≪まじない≫と読むかは、貴方次第。
誤字脱字、不自然な点などありましたら、ご報告お願いします。
気軽に話しかけてくれたらありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 22:08:25
63606文字
会話率:37%
一つ前の『休憩地点』と対になる作品です。女性視点。
最終更新:2020-04-26 15:32:32
2683文字
会話率:65%
高校受験を目前に控えた夏休み。鳥山 土岐(とりやま とき)は偶然舞い込んできたリアルロールプレイングゲーム「真空の島」のモニタリングに応募し、見事テストに合格した。
そして、実際にモニタリングに参加して突き付けられた真実は、これはゲームでは
なく現実だという事。土岐はこの島に現存している術の中でも上位の術、『光』を使える者だという事、そして、この島の半分を封印してしまった《無なる者》を倒すよう島で唯一残った町の長老に頼まれるのだった。
土岐の持つ『光』と対になる術、『闇』を使える土岐と同じ中学生真神 空樹(まがみ からき)と共に、少しずつ真実を知り、それでも島の封印を解くために二人は強くなってゆく
中学時代から大学時代までコツコツ書いて眠っていた小説をなんとなく世に出してみたくなったので投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-12 20:00:00
85536文字
会話率:46%
昔々、
帝都からも離れた田舎の修道院で暮らす、一人の女の子がいました。
彼女はある雨の日に、入り口で入り口で行き倒れた男と出会います、彼と会うたびに会話していた彼女はやがて男の人と親しくなります。
しかし、彼はある日いなくなってしまい
ました、名前も言わぬままに。
のちに聖女となった彼女が見たのは、各地で巻き起こる戦乱と、様々な出来事。
その戦乱の世界を彼女はかけるが、やがて、意図せぬ再開をしてしまうことに………。
これと決まったものができたので投稿。
あまり長くするつもりはないよ。
どうか楽しんでくださいっ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 08:23:06
81731文字
会話率:63%
姉が勝手に応募したことで、高校に入学すると同時にアイドルグループに所属することになった春山美咲。もともと目立ちたい性分ではなかったけど、偶然プロデューサーに気に入られたことでアイドルをやることに。 でも、学校ではアイドル活動がバレないよう
にしなければなりません。
そんな美咲は、クラスメイトの一人で隣の席に座る菊野大地に恋をします。 でも、意中の彼には好きな人がいました。 それは、『アイドル』をやっているときの自分。
アイドルであることをバラせない。 でも自分に振り向いて欲しい。
――そんな恋する女の子の物語。
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こちらは、前作の『クラスの地味な女の子と現役アイドルどっちを選べばいいの!?』と対になる、ヒロイン『美咲』目線のストーリーです。
この物語だけでもお楽しみいただけますが、前作も読んでいただけると二人のすれ違いながらも惹かれあっていく様子がお楽しみいただけると思います。
https://ncode.syosetu.com/n8818fi/
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カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-14 22:28:05
232068文字
会話率:56%
自分の高校生活は欠伸ばかりの毎日だ―――。
中学までやっていた部活を辞め、バイトも3か月もせずに辞め、学校が終われば家でスマホをダラダラと。
「華の高校生と言われても所詮こんなもんだ」と過ごしてきた、王門 誠。
だが、ある日その生活は突
然奪われる。
偶然乗っていたバスが事故に合い、誠の人生は終了――――だと、思いきや。
「どうして、貴方様が『此処』に来ているのかが分からないのですよねー」
何故か、変なカボチャピエロがいる空間に飛ばされていた……?
しかも、自分はこの空間に喚ばれる筈の無い人間だった!?
手違いによる元の世界からの強制退場。
辿り着いた世界は元の世界と対になる『美しくも脆き世界』。
世界の主に、元の世界に帰してくださいとお願いするために少年はいま旅に出る!!
能力値上昇サポートは始めの一回のみ!
装備できる武器はルーレットの運試し!
後は、自分で鍛えて何とかしましょう!
魔法なんてありません!
誤作動による異世界転送なんちゃってファンタジー。
いま始まる――!!
この世界に隠された真実を知る旅になるとは知らずに―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-21 22:45:17
146988文字
会話率:38%
未来を見ることができる一族のおちこぼれのサヤは、ある日御神体と対になる巫女に撰ばれる。御神体として神官のトップになった青年はかつて恋心を抱いた人で…。
最終更新:2019-10-22 00:00:00
12753文字
会話率:43%
私が小学生の時、方位磁針を手にする機会があった。
学校の先生曰く、地球のS極、N極は少しずつ動いていて、何万年かすると正反対になることもある、とのこと。
私はその動きを方位磁針を通して見られないか、と思った。それが指しているのは、本当は地
球の極ではなく、近くの磁界の向きだということもつゆ知らず。
しかし観測を続けた私は、家にいた祖母と一緒に不思議な体験をすることに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-11 20:01:01
3958文字
会話率:10%
下級貴族のザシャは魔王との決戦前に親友の王子クリスから告白される!
しかもクリスは倒した魔王の呪いで女の子になってしまった!
更に帰還後、ザシャは婚約者のベティから婚約を破棄されてしまう!
そしてそのことを知ったクリスが積極的に迫ってくる!
「ボクは女の子になったし、キミも婚約者がいなくなったから、もう何も問題はないよね?」
クリスの弟が仕掛けてきた王位継承争いや、真面目な聖剣と対になる口の悪い魔剣など、
騒がしい周囲に翻弄される二人は一体どうなってしまうのか!?
※毎日連載、全話投稿済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-08 00:00:00
103654文字
会話率:63%
地球は崩壊した。
地球に住まう人々の6割は地球と対になる星、「天球」へと逃れた。その惑星には、地球には存在しないはずの現象である「魔法」が生きている世界だった。
私、陸那 光輝(リクナ ミキ)はそこで———運命の少女に出逢う。
あの瞬間
から、何もかも変わったんだと思う。
魔法を使えるようになった私たちは、戦いながら少しずつ学び、成長していく。
たくさんの人に支えられながら、思いを繋ぐ。
私の人生は、とても綺麗だったなんて言えない。痛くて、辛くて、身体はボロボロで、目を背けて、逃げ出して、それでも無様にもがいて。
自分を知り、他人を知り、世界を知る。
世界を知った私が、人生最期に導き出した答え。
これはそんな物語だ。
カクヨムでも書いてます。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886770700折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-05 17:00:00
62494文字
会話率:40%
『愛しのホットチョコレートより』と対になるホワイトデーのお話です
※前作を読まなくても問題はありません
最終更新:2019-04-01 00:08:00
7679文字
会話率:25%
リリーナ・ディアモント、十七歳。
十五歳になってから結婚相手を探しはじめたが、順調だと思われた侯爵家嫡男との縁談が寸前で白紙となってからと言うもの、すでにもう十六回連続で「好きな人ができてしまった」とお断りされ続けている。
いくらなんでも
これはおかしい。腕利きの占い師に見てもらえば、リリーナは対になる紋章を魂に刻まれた相手としか結ばれない星の下に産まれたらしい。
魂に刻まれた紋章という手がかりにするにはあまりにも心許ない情報に途方に暮れていると、王家の使いが訪ねて来た。
何でもリリーナと対になる紋章は王太子が持っており、リリーナを王太子妃に迎えたいということだが――。
いまいち納得のいかない理由から婚約者の関係になった、恋愛面に限らず色々とドライな王子様と、どうせなら幸せになりたくて頑張る伯爵令嬢が本当の夫婦になるまでのお話。
☆18年10月11日18時投稿分の「初めての贈り物」までは、以前に公開していた分に新しく書き足した話になります。ご注意下さい。また、話の前後が入れ替わっていたり追加されたエピソードなどありますが、話の大筋自体に変更はありません。
☆19年3月16日18時更新分で第一部完結となりました。第二部の更新再開は夏以降を予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-17 18:00:00
125192文字
会話率:30%
mirikoworldとブラックグラウンドが無事一つになるのを見届け、人間界に帰って来た美衣子は、18才になり、高校卒業の時を迎えていた。
その式の帰り、友達と別れ家路につく彼女の前に、突然例のゲートとmirikoworldからの使者が現れ
る。
その使者の慌てぶりからmirikoworldの危機を察した美衣子は、再びゲートを通り異世界へ旅立つ。
聖地ミリルークの城で美理子達と再会した美衣子は、そこで悲しい事実を聞く。何と、女王サイーダが敵の刺客に殺され、美理子が後を継いで新女王になったというのだ。
敵の名はダーク帝国。
魔空間に現在、ただ一つある国だ。
魔空間とは、mirikoworldが存在する聖空間という聖域と対になる空間だ。
サイーダの父、水仙人が、ダーク帝国に対抗する手段を教えてくれる。
それは、mirikoworldを含む聖空間の四つの国にそれぞれ眠る、聖剣を探し出す事。
早速、戦士達は聖剣探しに出かけるグループと、残って国を守るグループとに別れる。
美衣子率いる聖剣探しのグループは、空飛ぶ旅の小舟に乗って出発した。
その旅の途中、美衣子は真の救世主になる為の試験を受け、見事かつてミーアノーアが使っていた聖麗剣を受け継ぐ。
一方、城に残った美理子達の元にも、ダーク帝国の刺客である、王子アージェス・サタンが現れていた。
今、新たな聖戦が始まる。
mirikoworld〜救世主に選ばれた少女の異世界冒険記〜の続きを書いてみました。楽しんで頂けたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-20 23:11:16
158999文字
会話率:34%