時は西暦1941年の日本を取り巻く状況は最悪と言っていい状態であった。
1931年、名将“石原莞爾”中将直々の満洲事変を切っ掛けに中国と泥沼状態の戦いに陥ると共に米国との関係も日が経つにつれて極端に悪化していた。
政府や軍部は最早、対米
戦争を回避できない事態を考慮して一撃必殺の作戦を以て米国に大打撃を与えて早期講和を締結してこの泥沼の状況から脱しようと考えていたのである。
その一環として最初における作戦として連合艦隊司令長官『山本五十六』大将提案の真珠湾上陸作戦及び米国本土上陸作戦が採用されて現時点での最新鋭空母を含む大機動部隊を投入する事が決定される。
だが、その作戦に石原莞爾がとんでもないことを新たに提案してくる。
そこから新たな歴史のイチページが開かれることになる。
昭和16年11月28日、択捉島単冠湾から『南雲忠一』中将率いる第一機動部隊が出航する。
航空母艦“赤城”“加賀”“蒼龍”“飛龍”“瑞鶴”“翔鶴”
戦艦 “比叡”“霧島”
巡洋艦 “利根”“筑摩””阿武隈“
駆逐艦 “谷風””浦風””浜風””磯風””陽炎”“不知火”“霞”“霰”“秋雲”
艦載機 350機
日本陸軍3個師団を満載した大輸送船団と共に……。
ここから新たな歴史が記されていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 22:02:49
201680文字
会話率:39%
「お前らに経験値をプレゼントしてレベルを上げてやる。だから……」
レベルが1以上にならない……。
上がるのは……経験値のみ。
「いや、経験値をレベルに換算すると、俺は強い……はず……なんだ!」
「努力が足りない……だと……」
レベル1と
いうだけで、弱いものや怠惰といったレッテルを張られる。
「問題児・劣等生・クズ・家畜・奴隷……」
「生きている資格がない」
「フッ――――――――――――そうだな」
俺は、夜空の下に立っていた。波の音が聞こえる気持ちの良い草原の丘だ。
強い奴は自由だ。何でもできる。強い奴は最高だ。何にでもなれる。
力が全てである。
強いから、武器を使えば評価されて、弱いから、ダメな奴だと見下される。
強い奴は、素敵なんだ。
弱いものは、負けて負けて負けて、搾取され、無視され、つぶされて……。
俺は一生死ぬまでレベル1。どんなに頑張ってもレベル1。成果が出ないレベル1。
結果が全てだと人はいう。
「そうだな、結果が全てだ」
「間違いない」
俺は全てに見放された。
「だがな」
「……これでいいのか? このままでいいのか? 正しいのか?」
「努力が報われない者は、弱かったのか?」
「それは、違う」
「ただ潰される。人権を奪われてもいい?」
「いや、それは間違っていて、誰もが、幸せであるべきだ」
「俺は、弱いものを守る」
「きっとそれは、いつだって底辺にいて、カースト下位にいる俺にしかできないことだ」
「お前らに経験値をプレゼントしてレベルを上げてやる。だから……復讐させてくれ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 23:26:07
160821文字
会話率:39%
辻川湊(みなと)は人間嫌いで学校では浮いているぼっちだ。彼は誰にもどんな出来事にも興味も関心も抱かない。高校生活、半年もの間そう貫いていた。ある日を境まで。
端正な顔立ちの愛らしい少女───不知火夜霧、彼女もまたぼっちである。
席が隣
というだけの関係ともいえない間柄。他人か他人未満な二人。それはある出来事を境に崩れ去る。
学校を休み続ける不知火夜霧が不審な男と歩いている姿を見てしまった辻川湊。
「なにしてるんだよ、お前」
本来、交わることのない二人の道が交わる運命の瞬間であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 04:47:13
21406文字
会話率:46%
ごく普通の、と言えば語弊があるかもしれない変人オタクの霊群蒼、彼の引っ越してきたアパートの隣人は恐ろしい程に毒舌な美少女、不知火望奈であった。ほぼデレることなく、グサグサと暴言で刺してくる彼女を『グサデレ』と呼びながらも、彼は彼女に何故か惹
かれていく。
蒼は難攻不落のグサデレラを攻略することが出来るのか、望奈の本当の気持ちとは、そんな一風変わったラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 22:30:50
153100文字
会話率:67%
別荘に招待された探偵たちは、たった四桁の数字に頭を悩ませる。
最終更新:2023-12-14 20:00:00
1000文字
会話率:9%
この世界には人ならざる存在が潜んでいるという。
そんな人外たちが起こす災害に立ちむかう救命機関こそ「特務消防師団」であった。
青い炎を操る妖魔に憑かれてしまった少年・明松周哉はその身に余る力で家族を燃やしてしまった。
そんな絶望の際へと追
い詰められた彼のもとに人工吸血鬼を名乗る特務消防師団の団長、不知火鈴華が現れ一つの交渉を持ち掛ける。
「その力を正しくコントロールする方法が知りたくはないか?」と───
蒼い炎の災禍に、紅い血で立ち向かう救命アクションストーリー、ここに始動!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 18:00:00
96812文字
会話率:40%
物語を異能として扱える者たちは幻想使い(ファンタズマ)と呼ばれ、とある学園に入学することになる。
高校生となった少年・不知火陰斗もまた、幻想使い(ファンタズマ)であり、学園に通うことになったおかげで、運命の人・アリスと最悪の出会いを果たす。
最悪の出会いだったが、一緒にいるうちに2人の距離は少しずつ近づいていった。まるで、ラブコメのように順調に二人の関係は進んでいった。そんなありふれていて、幸せな時間はずっと続くかに思われた。
混沌と狂気が学園に忍び寄るまでは。
妹は死んだ。
友は死んだ。
仲間は死んだ。
陰斗は失った。
大切なものも。
最愛のアリスも手から零れ落ちる。
絶望のさなか彼の中に眠っていたもう一つの力である【書き直し】が覚醒する。何度だって書き直す。時間遡行によって、最愛を取り戻すまで。平穏な学園生活を終えるまで繰り返す。
狂気と混沌の学園生活が始まろうとしていた。
*過激なホラー描写、狂気的な描写、グロテスクな描写をところどころ挟みますが、太古のラノベみたいなノリの予定ではあります。
*月曜7時の更新となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 17:32:32
21423文字
会話率:25%
『帰宅部って、そんなに早く家に帰って何するの?』
間を持たせるため赤髪の美少女、不知火焔(しらぬい・ほむら)は、ダンジョン研修の時、余りもの同士で一緒になったマッシュルームヘアーの帰宅部少年、北国原新雪(きたくにはら・しんせつ)に聞いてみ
たことがあった。
特に理由はなく、純粋な興味からの質問。
すると、少年は灰色のマッシュルームヘアーの隙間から見える目を泳がせながら、
『ま、まあ、色々だよ』
規格外帰宅部少年の現代ファンタジー!
※この作品は、ノベルアップ+、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-02 07:32:42
9999文字
会話率:53%
家族に虐げられて育った華峰小夜は、ある夜、妹の華峰旭の落とし物を探すために外に出た。
そこで、吸血鬼である不知火夜光と、吸血鬼のなりそこないである屍食鬼(ししょくき)に襲われているところを香月瑛人に助けられる。
助けられた小夜は、瑛人に
家まで送り届けられた。
そこで、首筋に傷がある者は皆、血清を受けるように言われるが、義母である菖蒲は小夜に血清を受けさせず、蔵に閉じ込めてしまった。
蔵の中、熱を出して苦しむ小夜を、いつまでたっても血清を受けに来ないことを訝しんだ瑛人が助け出す。
香月が所属する軍の研究所に連れていかれた小夜は、己の血が、吸血鬼や屍食鬼を人間に戻すことができると知る。
血の研究をするために、という名目で、小夜は研究所に雇われ家から出ることができた。
研究所の病室で、小夜の特性のために、吸血鬼の主である不知火夜光に婚約者候補として求められるが、申し出を断り研究所で働くことに。
研究所の離れを寮に、良質な血を提供するために健康的な生活を過ごす小夜は、瑛人と関係を育んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-08 19:00:00
85368文字
会話率:33%
現代日本で武芸百般を極めた羽原 駕梁(ハバラ ガリョウ)だが山籠りで倒れてしまう。
目を覚ますと異世界転移してしまっていた。
平和な日本では意味を持たなかった駕梁の技術も異世界では華開き異世界転移生活を満喫していく
最終更新:2023-10-09 03:57:44
2283文字
会話率:29%
書きたいことを書いて投稿するだけ
キーワード:
最終更新:2023-10-09 01:31:15
302文字
会話率:0%
父の死が原因でアメリカから日本に帰ってきたのは将来を約束されたアメリカのハイスクールバスケット界のスーパースター
しかし今、日本にやってくるという事は当然スターダムへの道を諦めることと同義だった
最終更新:2017-07-11 03:16:44
564文字
会話率:50%
とある日の放課後、主人公は不知火愛と運命的な邂逅を果たす。人を透明にさせてしまう不知火愛の問題を解決しつつ、主人公は忘れてしまった日常を取り戻してゆく。
最終更新:2023-09-20 18:00:00
91432文字
会話率:56%
※この作品はカクヨムにも掲載しています。また、こちらの掲載分は一部加筆及び修正された改定稿になります。
家が古武術道場という環境で育った少女―不知火アスカ
古くから妖怪・悪霊と戦う一族の少年―宮沖西牙(みやおきさいが)
二人が出会うとき
、それぞれの世界が変化する。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-09-09 12:00:00
52599文字
会話率:43%
送り犬を知ってるかい?
山道になると山犬がひたすら後をついてくるんだ
それはとても暑い日。
涼を求める彼らにダンタリオンは怪談を持ちかける。
嫌がる秋葉たちを見かねたのかそれとも気まぐれか。
アスタロトが静かにそれを継いで話し始めた
こ
れは「不知火」にまつわる物語。
それが正しいのか、作り話なのかもわからないただの気まぐれのむかし語り
このお話は「終わる世界と狭間の僕ら」エピソード 兼 季節短編となっています。
話自体は一話完結型なので、一見さんもお付き合いいただければ幸いです。
終わる世界と狭間の僕ら
(本編)
https://ncode.syosetu.com/n2406gf/
(季節短編集)
https://ncode.syosetu.com/n7535gr/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 06:53:07
5951文字
会話率:55%
――世界各地にダンジョンが出現し、それが普通となった現代の物語。
主人公、不知火明はブラック企業を辞め、ダンジョン案内人となった年齢37の冴えないオッサンである。
そんな彼は、ある日ダンジョン案内の依頼を受け、祖父の裏山にあるダンジョン
へと潜ることに。
しかし、そこで強盗まがいのダンジョンシーカーが現れ絶体絶命に陥ってしまう。
【時間操作】という強力な魔法を使える主人公だったが、魔力消費が大きすぎるため戦闘には使えず奴らから逃げる事に。
そうしていつの間にか迷い込んでしまった最下層。そこを縄張りとする強力な魔獣に殺されかけてしまう。
このままでは死にきれない。
必死の思いで【時間操作】で肉体の時間を戻し、傷を治すことに成功する。が、しかし、あまりに強力な力だったため、肉体は赤ん坊の頃まで戻ってしまっていた。
――これは、復讐を誓ったオッサンが赤子から人生をやり直し、最強のダンジョンシーカーと成る物語。
【とても重要なお願い】
先が気になる!執筆頑張れ!と思われた方は広告の下にある
☆☆☆☆☆を★★★★★にし評価して頂けると嬉しいです!
執筆の原動力になりますので、よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 14:54:42
106558文字
会話率:48%
……オレに構うな、触れるな、近付くな。
見てたのは、春の祝福だけだ。
本当にそんな理由だったんだ。
はじめてのはじまりは──。
最終更新:2023-06-25 09:00:00
155643文字
会話率:19%
2020年に完結した作品「ヤーさんのお姫様」の番外編となります。
本編側のタイトル数が多いため、見やすいこと、読みやすいことを考慮し、別枠で掲載しています。
最終更新:2023-05-28 10:00:00
6966文字
会話率:38%
月が見える。
星が見える。
夜空があふれる時間。
キーワード:
最終更新:2023-03-04 23:00:00
662文字
会話率:0%
脳以外生身で無くなった高度情報時代に古いスタイルの探偵をやっている不知火のもとへ一人の少女が現れる、それは、人間の存在意義を探す探偵業務が始まってしまうフラグであった。
最終更新:2023-05-09 23:15:51
64570文字
会話率:55%
「『ツンギレ恋愛経験ゼロのっぽ』は、好きな子と協力して、余命五日の運命を打ち破れますか?」
片思い相手の「不知火林檎」が、ひょんなことで悪魔「アスタロト」を召喚してしまった! 対価として、彼女の命か、俺が作った絶品マカロンを要求されて?!
期限はなんとあと五日!
マカロンどころか、目玉焼きも作れないってのに、どうしろっていうんだ!
アスタロトはケーキ屋で売ってるマカロンじゃ納得しないらしいし、彼女は悪魔を召喚したなんてすっかり忘れたみたいに日常を過ごしているし……。
不知火はなんであんな態度なんだ! 二人の心が通じ合うことなんてあり得るのか? 何より俺は絶品マカロンを作って、彼女を助けられるのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 23:00:00
11211文字
会話率:53%
煌ノ国(きらのくに)
ここは|煌ノ国《きらのくに》。
この国は|不知火《しらぬい》・|水界《すいかい》・|暁月《ぎょうげつ》・|烏兎《うと》・|龍潤《りゅうじゅん》・|紅鏡《こうきょう》・|煌《きら》の七つの地域に分かれている。どの地域も
独自の産業で賑わっており、国王も優しく聡明で国民からの人気も絶大である。
まさに理想国家と言っても相違ない。
しかしながら、世界には完璧なんて存在しないように、この国にもある問題が存在している。
|禍牙《かげ》と呼ばれる正体不明の生命体が現れるのだ。禍牙に襲われた者は一日中眠り続けた後、目を覚ますと"心"の一部がかけているのだという。
そんな禍牙に立ち向かう方法が一つだけある。
それは煌ノ国に代々伝わる8冊の書物を使う事である。
しかし、それらを使うには"書物を開くこと"ができるかどうかが鍵となる。
書物を開く事ができる者は旅をしつつ、国王から命があれば禍牙を殲滅するためそれらの書物を駆使して闘う。
その身が朽ち果てるまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-14 22:06:19
23584文字
会話率:43%
オーセンティックバー「不知火」を訪れる色々な客との交流
最終更新:2023-03-27 21:11:36
1355文字
会話率:48%
連作の短編集の予定。
バー不知火を訪れる人々と、マスターの何のこともない日常を描きます。
最終更新:2023-02-21 17:14:36
1847文字
会話率:34%
高校生最後の元日に初詣に出かけた不知火咲摩。しかし一緒に行く予定だった友人には寝坊でドタキャンされたり初売りセールのバックを衝動買いして有り金を無くす等の不幸続きの元日となる。その後、ふらりと立ち寄った不忍池の弁財天で本日二度目のお詣りをす
ることにしたのたが、お詣りの最中に強烈なめまいに襲われる。
めまいが収まり、目を開けるとそこは異世界にしては珍しい中立国家だった。彼はそこで総帥として国家運営を任されることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-20 22:59:39
35105文字
会話率:39%