剣と魔法で、魔物の脅威と戦う世界。
シュバルグラン王国では、王族・貴族だけが魔法を使える。国によって胎児洗礼を受けた者だけが魔物と戦える力を有し、男は『戦う者』として、女は『癒す者』として国を守る。Orareと呼ばれる畜魔力器が多数多種類存
在し、国王は高レベルのOrareを数多く所有していた。貴族たちも、それぞれの家の家宝としてOrareを代々伝えもっている。
没落した公爵家の長女アリスヴェルチェ・フォーゲルは、『癒しの力』を持たず、彼女の幼馴染の第3王子ジーク・シュバルグランは『戦う力』を持たない。けれど2人は、独学で自分の力を伸ばし、それぞれの道を歩んでいた。
アリスヴェルチェ(アリス)は、フォーゲル公爵家の再興のためと、病弱で寝たきりの弟を養うために奮闘する。幼馴染として、また同じように性別に適合しない魔力を持った者同士として、ジークはアリスヴェルチェに寄り添っていた。
そんなある日、アリスヴェルチェは魔物との戦いで片足を失う。その代償として女騎士(Ritterin)として叙勲されるが、彼女はそれ以降、Scarecrow(カカシ)Ritterin(女騎士)と陰で囁かれる存在となった。
レイピアを仕込んだ杖をつき、それでも果敢に戦うアリスヴェルチェと、その知識と頭脳で彼女を支えるジークは、様々な困難や事件を解決してゆく。
公爵家の再興を目指すアリスヴェルチェは、先ず貧しく厳しい状況の領地を、立て直すことから始めた。そして謀反の疑いを掛けられた後、事故死したとされる両親の冤罪を証明するため、亡き父フォーゲル公爵が持っていたはずのフォーゲル家のOrareを探すことにする。
そこから少しずつ、王国を覆う陰謀が明らかになり、アリスヴェルチェとジークはその中に巻き込まれていった。
性別にそぐわない魔力を持つ、片足の女騎士公爵令嬢と学識豊かな学者王子。2人の絆は深まってゆくが、彼らの未来に待つものは何だろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 05:06:19
19229文字
会話率:37%
ある日、瑶(ヨウ)は聖女召喚に巻き込まれた。
自分の隣には本命の「聖女」、召喚早々に蚊帳の外で冷遇生活が始まる──と思いきやヨウはその場にいた全員を殺害してしまう。
聖女のように癒しの力はないが、破壊の才能はあるらしい。
殺戮の後、聖女召喚
の首謀者の息子を「異世界ガイド」として連れ回しながら一先ず異世界をぶらつくことに。
ファンタジー世界かと思いきや近代的な異世界だった。これはSF、そしてファンタジーです。
この世界に殺人罪無いの!?ラッキー!──そんな話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 16:59:42
84179文字
会話率:33%
癒しの女神の神話を生んだサナデア王国。
その力を受け継いだ王女ラクリシアは、癒しの力を国家資源として利用する王に育てられ「血と涙を捧げるためだけに生きる」日々を過ごしていた。
そんな国の第一王子カリスラウドは、妹を国の鎖から救いたいと願う
。だが、王としての資質を問われ、妹との接触も禁じられ、やがて王国を揺るがす事件が起きる。
暴かれる秘密。歪んだ信仰。燃え上がる民意。
──その果てに、カリスラウドは一つの決断を下す。
「この国に王はもういない」
王を殺し、王政を終わらせたその瞬間、王国は静かに崩壊を始めた。
そして彼の背中を支えたのは、一人の青年ヴァレオ。
過去と未来を繋ぐ友。
国を壊した王子は、それでも国を愛していた。
これは、癒しの檻を壊し、ひとりの少女を自由にした物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
22093文字
会話率:50%
世界の終わりは、静かに始まった。
葉が語り、風が記憶を運ぶ。
そんなもの、ただの詩だと思っていた。
高校一年生の〈成瀬 湊〉は、都会の片隅で目立たず暮らす優しい少年。
だがある日、彼の「耳」にだけ──誰にも聞こえない“木の声”が届いた。
落ち葉に触れた瞬間、世界が反転する。
見えなかった“何か”が見え、
感じなかった“痛み”が流れ込んでくる。
それはかつて人類が捨て去った「もうひとつの文明」。
植物たちが抱え続けた、悠久の記憶と力だった──
癒しの力は、時に「滅び」をも起こせる。
少年はその力に共鳴し、
やがて“全地球の植物ネットワーク”とつながっていく。
これはまだ名もない、けれど確かに存在する《文明》の物語。
葉の記憶が、少年を導く。
──選ばれた理由も知らぬまま。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:00:00
13076文字
会話率:16%
生まれながらに「呪われた子」と蔑まれてきた少女エリス。黒髪黒目という理由だけで、貴族の家で虐げられ、存在価値すら否定されてきた。微かな癒しの力は役立たずと嘲られ、ついには家族によって捨てられる運命に。
絶望の中、国境近くの森で人喰い魔物に
襲われたエリスを救ったのは、獣人国の若き皇帝レオンだった。
己の力も存在意義も信じられなかった少女と、誰にも心を開かず孤高であり続けた獣人の皇帝──二人の出会いが、運命を大きく変えていく。
これは、心閉ざされた少女が真の聖女として目覚め、異国の地で愛を知り、世界を変えていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 09:12:56
35256文字
会話率:34%
登山が趣味の青年、竜司は運悪く崖崩れに遭い、その命を落とした。
しかし、気が付けば【嵐帝龍】シュトルムと名乗る隻眼の黒龍の息子、レーヴェンに転生していた。
そして魔法が蔓延る世界で生まれながら魔法が使えないレーヴェンには、正体不明な癒しの力
が宿っていて……
時に戦い、時に仲間と平穏に過ごす中で、志を共にする仲間を増やし、世界の敵と化した人間達を討つべく奔走する、一頭の白龍の物語。
───やがて、【命廻龍】と呼ばれ世界から恐れられる白龍の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 19:29:56
35769文字
会話率:38%
虫や気持ちの悪い生き物が大好きで異性には好かれない聖女ユリエルは、高位聖職者の娘を聖女にするために冤罪を着せられて学園、街、ギルドから破門&追放されてしまう。非モテで男性に言い寄られたこともないのに、よりにもよって邪淫の罪で。頼る人も行く
あてもなくなり、ユリエルは復讐と世直しを決意する。自分をくだらない理由で追放し最大の侮辱を与えた、聖人教会と学園都市リストリアに。そのために、学園都市近くにある教会に制圧されたダンジョン、『虫けらのダンジョン』を乗っ取ろう!癒しの力とゲテモノへの愛をもって、虐げられていた元マスターのアラクネと共に、自然あふれるゲテモノと妖精の楽園を作って抗え!
ダンジョンマスターとなって最初に取得した能力で……「これで思う存分毛虫をモフれるね!」
※転生ものではないですが、転生者や転移者は出るかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 16:20:55
830520文字
会話率:22%
「魂は平等だ」――父はそう教えてくれた。
癒しの力を持って生まれた私は、王都に連れて行かれ、
貴族たちの命を守る“特別な存在”として扱われた。
だがその力は、「平民を癒したい」と願った瞬間、
特権への反逆とされ、すべてを奪われる引き金と
なった。
故郷の村は焼かれ、家族も友も恋も失い――
私は“不死”の体で、2000年の封印を受ける。
死ぬことも許されず、癒すことも笑うことも奪われて、
ただ、ひとつの願いを抱き続けた。
「今度こそ、私を……死なせて」
それが、神の怒りを背負った少女の、たった一つの夢だった。
これは、“癒し”を罪とされた少女が、
真に救われるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 21:15:39
105722文字
会話率:33%
龍人の王子アルヒと、癒しの魔力を持つ人間の娘ミナの間に生まれた
半龍の姫シルヴィア。
癒しの力を受け継ぎつつ、半龍の子として懸命に生きるシルヴィア。
苦悩とその中で見出す幸せとは?
白龍の国と黒龍の国に翻弄され続けるシルヴィアの波乱を描くー
最終更新:2025-07-14 19:00:00
105736文字
会話率:30%
癒しの奇跡を持つ聖女リリア。
だがその力は“効きすぎて”しまった。
──病が一瞬で治ると、医者は仕事を失う。
──苦しまない死は、神の奇跡とは呼べない。
──副作用ゼロでは“ありがたみ”がない。
そんな理不尽で追放されたリリアは、辺境の
森でひっそり薬草を育てることに。
だがそこへ現れたのは、重傷を負った魔王だった。
「……貴様、人間か? 癒しの力を……隠していただろう」
「薬草生活中です。無駄に話しかけないでください」
実は彼女の癒しの力、人間より魔族にこそ効果絶大だった!?
森の奥で始まる“ひとり薬草ライフ”が、魔王の嫁入り話や人間界を巻き込む大騒動に発展する!
追放された聖女、今日も気だるげに無双します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 08:17:16
11246文字
会話率:58%
神に不必要な『感情』を持ち、唯一の取り柄であった莫大な癒しの力すらほぼ失い、翼を奪われた悲しき元癒しの神・リヴェリア。
神界を追放された彼女は、初めての人間界で冷たく醜い人間たちに苦しめられる。
そんなリヴェリアを救ったのは、ヴァイル王国
の皇太子アデル・ヴァイル。
人間としての普通に戸惑う彼女を、アデル達は優しく包み込み、人間の暖かさを教える。
神から人間へ――。
元・神様と皇太子が紡ぐ、心の温かくなる恋物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 16:09:27
15667文字
会話率:30%
癒しの力を持つ聖女オリビアは、親の決めた政略結婚で公爵令息アダムと婚約することに。けれど彼は、他の女性と親しくし、オリビアをないがしろにするように。
「僕は自由人だから、君に縛られたくないんだ」
そう言い放つ彼に、オリビアの心は次第に傷つい
ていく。
――だが、神殿によく来る“優しいおじいさん”の正体が明らかになったとき、物語は意外な方向へ動き出す。
聖女の癒しが、腐った婚約者と不誠実な貴族社会を浄化する――!
そして彼女の隣に現れたのは、あの時アダムを一瞬でねじ伏せた凛々しい青年で……?
ざまぁ、溺愛、癒し、逆転、そして幸せな再婚――全てが詰まった痛快ラブファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 12:23:53
1510文字
会話率:56%
現代日本で病により亡くなった元陸上選手の女子高生・佐藤恵美は、目覚めると異世界にいた。しかし、彼女の体には、過去に命を落とした三人の少女――聖剣を操る勇者エミリア、武術に長けたエミーナ、そして癒しの力を持つ心優しい神官エミールの魂が宿ってい
た。
女神ステシアに導かれ、魔王ヴィゾルディア討伐の使命を背負うことになった恵美。戸惑いながらも、内に眠る三人の記憶と力、そして新たな仲間たちと共に、世界を救うために旅に出る。
病を乗り越え、四つの魂が織りなす絆、そしてそれぞれの無念を晴らすための戦いが、今、始まる――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:13:44
31480文字
会話率:33%
癒しの力を神様に頼んだら見た目も変わったんですけど!?
平凡な日常を送っていた女子高校生、空野優奈(私)はある夜、神に世界を救ってと頼まれたんだけど……。
この世界が救えるのは私だけっぽいので仕方がなく異世界に召喚された。
まではよかった
んだけど、見た目も癒し特化になってる……?
世界を救うために出会い、戦い、別れを経験する大きすぎる使命を背負った少女の最後までの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:57:11
15327文字
会話率:14%
昔々あるところに、とても大きな国がありました。
ある晩、空が紅く染まる夜、それはそれはうつくしい王女が生まれますがーー
予言により、国を滅ぼす要因としてその子は捨てられてしまいます。
そうして、恐ろしい森の奥深くに捨てられた赤子でしたが、
これまた恐ろしい呪いを持つ、不老不死の魔術師に拾われました。
大きくなるにつれ、少女はやがて癒しの力を持つようになり、評判の薬屋になりました。
けれど、その評判は、かつて少女を捨てた王国にも届いてしまいます。
ふたたび命を狙われたその時、魔術師は静かに立ち上がり……少女の知らない間に、全てを終わらせていたのでした。
そして、もう孤独ではない魔術師と、
かつて王女だった少女は、いつまでも幸せに暮らしたのでした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 08:09:37
19938文字
会話率:35%
「癒しの力が弱すぎる」として王都から追放された聖女ユリア。
力も家も失った彼女が辿り着いたのは、希望を忘れた辺境の村だった。
「私にできるのは、料理くらい……でも、それでも誰かの役に立ちたい」
彼女の作るあたたかな料理は、体だけでなく心
まで癒していく。
気づけば村には笑顔が戻り、かつて失った“聖女”としての輝きが、再び灯り始める。
――そして元婚約者の王子が、噂を聞きつけて現れた時、ユリアは微笑んだ。
「今さら“戻ってこい”なんて、言われても困ります」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 09:12:10
9246文字
会話率:26%
聖女マーガレットは、癒しの力をもった吸血鬼だ。
朝から昼はお休みで、教会に来た来訪者たちの相手をするのは夕方から。
夜更けになる前まで怪我や病気を治すマーガレットだが、彼女自身も不治の病をわずらっていた。
それは同じ教会に住む、幼なじみの
不良牧師クローディオへの恋心。
神さまへの祈りでしか表に出せない、淡い想い。
今日の自分を彼は好きか嫌いか、マーガレットはいつも天に願って占っている。
©2025 薪原カナユキ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 18:00:00
5172文字
会話率:24%
世界中から忌み嫌われている最強最悪災厄の黒魔女テレジアは、突如聖女になるべく修道院に入りたいと王に申し出る。王にさえ疎まれていたテレジアの要求は通り、聖女見習いとして修道院に入ることになる。
黒魔女だということがバレれば追放されるため、正
体を隠しながら日々を過ごすテレジアだったが、癒しの力である白魔術の才能はまったくなかった。
その上、見た目が幽霊の如く不気味で、コミュニケーション能力が皆無のテレジアを、同期たちも敬遠し、馬鹿にする始末。
黒魔術では才能に溢れていたが、白魔術は前代未聞の落ちこぼれだったのだ。
そんな中、聖女の審査が始まる。
原因不明で重症な状態の患者が現れ、全員が狼狽える中、テレジアは冷静に言い放った。
「それは呪いです」
黒魔術専門の聖女という道が開けた瞬間だった。
やがてテレジアは聖女の中でも特別な存在となり、様々な人物に認められていく。
黒と白の間、『灰の聖女』として。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 21:43:08
115763文字
会話率:17%
魔王を封じて命を落とした〝伝説の大聖女〟は、次こそ平穏な人生を望んで転生した――はずだった。
辺境貴族の娘フィオナ・リースとして生まれ変わった彼女は、6歳で前世の記憶と癒しの力を取り戻してしまう。
「また命を狙われるくらいなら……モブとし
て生きる!」
目立たぬよう、魔力量を隠蔽してEランク評価で騎士学校に入学。
地味に、控えめに、モブとして卒業するつもりだったのに――。
●傷ついた生徒を癒してしまう
●瘴気を浄化してしまう
●イケメン騎士候補に目をつけられる
……どこがモブですか!?
魔力バレ=命の危機な元聖女と、そんな彼女を監視する(つもりが惚れてしまった)騎士の少年が織りなす、
正体バレ寸前じれじれラブ×学園ファンタジーコメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 00:10:00
113071文字
会話率:38%
ある少女は、誰に知られることもなく“祈り”を続けていた。
遠い過去に失われた命の記憶。
そして現代。癒しの力を持つ少女・結月は、自分の力の意味を探し始める。
やがて出会う、もうひとりの少女──ウズメ。
静かに交差する二つの魂が、未来を変えて
いく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 12:01:26
933文字
会話率:10%