目の前で最愛の兄が処刑された。
冤罪で……。
精神を蝕む薬品の製造と売買、王太子妃への横恋慕からの殺害。
何もかもが信じられず、ただ亡き母との思い出が積もる実家の温室を守るため、馬車を走らす。
そして、兄を失った私が見たものは、炎に包まれる
実家と父、兄の研究に出資していたはずの第二王子の護衛兵たち。
すべては……仕組まれていた?
振るえる足を叱咤して、家族と守った温室の薬草を悪用されないよう魔道具で破壊し、一人で山へと逃亡する。
雨が酷く振る中、私を追い駆けてくるのは、愛したはずの旦那様。
第二王子の親友、公爵子息。
必死に逃げる私だったが、ぬかるんだ坂道に足が滑り、崖の上から放り出された私の体は細い枝に引っ掛かる。
そこへ、追いついた貴方が私へと手を伸ばすのが見えた。
「嘘つき」
貴方たちの手で殺されるなら、私は死を選ぶ。
崖下へと堕ちていく体、溢れる涙が天へと昇っていく。
ああ……。
お兄様は、私を、妹を人質に取られ逆らえなかったのだわ。
なんて、愚かな私。
お母様、どうかあの日に帰してください。
貧しくても家族で笑い合っていたあの日々に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 23:00:00
130599文字
会話率:32%
アイドルオタクが転生したものは、異世界にある現実と良く似たロイドアイドルだった。だが、そのかなーり特殊なコスチューム世界には、現実より遥かにやたらときっつい対決設定があった。
最終更新:2025-01-31 21:42:27
63700文字
会話率:1%
双月暦五一四年。アレンシア。
一人の少女が、坂道で目を覚ます。紅い髪と瞳を持ち、記憶を失っていた。しかも十日間滞在した町を滅ぼし、五日間行動を供にした相手を不幸にするという呪いを背負い、アレンシアの地を孤独に歩き続ける。
少女の名は、
マール。
アレンシアで唯一、魔法を使う事ができる存在。
これは後に神として崇められる、偉大な“魔女”の叙事詩である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 07:00:00
132105文字
会話率:34%
海上の学園都市【ワダツミ】
その学生寮地区の一角にある、喫茶店兼探偵社。
素性を明かしたがらない依頼人の厄介事から、事件は動き出す。それは、坂道を転がるかの如く。
最終更新:2025-01-11 20:26:51
72232文字
会話率:32%
田舎の高校生、茂木修が自転車で帰宅途中に勢い余って坂道から転げ落ちて、、、目覚めたら赤ん坊になっていた。
最終更新:2025-01-06 22:00:00
20202文字
会話率:31%
16歳の高校生、椎名椎菜。小柄でボーイッシュな彼女は、
勉強と部活(幽霊部員と化しつつある)、そしてテーマパーク「ドリーム・ファクトリー」でのバイトに奮闘する毎日です。
ゲストの夢や希望を形にする場所=テーマパークでの仕事に誇りを感じつつ
も、「夢の原価はいくらなんだろう」と皮肉っぽく考えることもあります。
学校生活では、数学のテスト勉強やバスケ部の活動と、バイトとの両立に悩みながらも、友人たちとの何気ない日常を大切にしています。
時に罪悪感を感じながらも、自分なりのペースで全てをこなそうと奮闘しています。
椎菜は日々の経験を通じて、夢と現実のバランス、そして自分自身の未来について深く考えていきます。
※「カクヨム」でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 20:10:00
39714文字
会話率:37%
「明日、何が食べたい?」僕の奥さんの声で目を覚ます。 朝の1コマが始まる。
~~~
なろうラジオ大賞6用に執筆しました。やわらかい世界を紡ぎたい。と思って書いた掌編です。
#カクヨムにも投稿中
最終更新:2024-12-10 05:30:00
428文字
会話率:17%
むかしむかし、クラッジという名前の美しい王国がありました。
その王国に、クリスティーナという9歳の女の子が住んでいました。
クリスティーナは王様の娘で、プリンセスだったのです。
王宮の人々は皆、この明るく優しいプリンセスのことが大好きで、親
しみを込めて「ティナ」と呼んでいました。
~~~~~
このお話は、「椎菜のドクハク~ボーイッシュJKは今日も夢をつくる~」のスピンアウト作品です。
きっかけとなった、「椎菜のドクハク『#03:勇気のペンダント』」 https://ncode.syosetu.com/n3092jn/3 も是非ごらんください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 20:10:00
4564文字
会話率:31%
大きく深呼吸、嫌なことあっても忘れさせてくれる
キーワード:
最終更新:2024-12-18 16:52:04
307文字
会話率:0%
風が吹いた、坂道、歩きながら
最終更新:2024-03-08 21:35:39
313文字
会話率:0%
坂道、迷いながら、全速力
最終更新:2023-12-10 14:44:57
366文字
会話率:0%
───火直の街には三人の“土地守”がいる。
はるか昔からつづく仕来り。人の手から手へ。旧い血から新しい血へ。決して破ってはいけない約束のように、それは途絶えることなく、連綿と受け継がれてきた。
この地に集うよくないものから、街と人とを護るた
めの防波堤にして要石。あるいは、人身御供ともいう。
五月の半ば、ゴールデンウィークも過ぎ去ったある日のこと。高校一年生の少女、みどりはある事件に巻き込まれてしまう。事故で亡くなったという先輩の話。夜に溶けるような淡く青い光。真っ暗な夜、彼女を襲う異変の正体も判らないまま、意識は闇へと落ちていく───。
一方で、少年は寝静まった深夜の街を独り静かに歩いていく。長い坂道を上り切った先にある、白く、歴史を帯びた教会。重い扉を開けると一人の年若い神父が彼を歓迎した。
「やあ、こんな夜更けに訪れるなんて、いったい何の用でしょう」白々しい問いかけに、少年は冷たく応える。「仕事だよ」
───つまるところ、自分は生きていてよかったのか。
知りたかったのはその答えだけ。止まない後悔に打たれ、贖罪に身を縛り、縋るように過去を想い、それでも歩み続けた十六年の生の記録。
その最期に、少年はひとつのこたえに辿り着く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 19:50:14
33074文字
会話率:24%
からころと、坂道を硬い木の実が転げ落ちるような音が街中に響いている。
人々は空を見上げて目を眇めた。
一年に一度、自らの片翼に相応しい乗り手を自ら選ぶため、竜たちが町はずれの練兵場へと降りてくる。
竜の訪れは騎士たちにとって待ち焦がれる瞬間
であり、騎士は街中の人達の期待であり、男の子たちの憧れであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 21:05:02
13363文字
会話率:41%
坂道おたくが惨たらしく殺される小説
最終更新:2024-11-07 04:08:36
282文字
会話率:64%
「遅刻、遅刻、ヤバイ~」
校舎まで自転車で5分の我が自宅。
だが砂利の坂道(農道)だ。
その途中、俯せで倒れている人発見。
マジか!
街から離れているので通る人もまばらで、既に生徒は校舎に入っている。
周りは畑仕事中の農家さんば
っかりだ。
知らない振りを出来る度胸もない私。
「あのー、大丈夫ですか?」
声かけに返答はない。
肩を揺すると、う~んと唸り声。
「サクラさん、好きです。結婚して~」
抱きついて求婚してくる、金髪の綺麗な顔の男。
サクラって誰よ?
そして軽快に嘔吐。
Oh、何するっと。
制服にも付いたそれ。
近くの農家のおばちゃんに、青い顔で救助を求めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 10:39:45
62974文字
会話率:18%
セラフィの経歴はかなり珍妙だ。元々は裕福な男爵とその愛人の間に生まれた娘。お次は母である愛人が男爵家の後妻になった事による、男爵家の次女という立場。さらに次は、異母姉の婚約者が彼女に一目惚れをした事により、異母姉と立場が入れ替わった事による
、公爵家次男の婚約者。果ては貴族学校で彼女を気に入った王子によって、王子の真実の愛の相手。結果セラフィはよくある婚約破棄とそれに伴うざまあな断罪によって、坂道を転がるように男爵家からも追い出され、絶縁された王子様と二人身を寄せ合って、辺境の土地で貧乏な生活を送っていた。セラフィはそれでも、めげなかった。愛してくれる人がいるのだから。愛してくれる人のためにご飯の代金を稼ぐのだ、と可憐な容姿がみすぼらしくなるほどがんばって、日々を生きてきていたのだ。だがその生活は、王子が王家に呼び戻された事で唐突に終わりを迎え、セラフィだけが、辺境の土地で貧しい生活を送る事が決定した。王子様はいなくなる時に、セラフィに、「あの美貌も可憐な容姿も見る影もなくなったお前なんか、愛するわけもないだろう、ぼろ雑巾」と吐き捨てて、自分は悪女に騙された被害者という顔をして、ご機嫌で迎えの馬車に乗っていったのだ。「またひとりぼっちになっちゃった」残されたセラフィに待ち受ける未来とは! 王子が呼び戻された理由とは!
よくざまあなお話が終了した後に、断罪されたヒロインに残された道は何なのだ! (ヒロインが屑でも悪でもなかった場合)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 18:00:00
113142文字
会話率:42%
「私」から「あなた」へ。
夕焼けの坂道を共に歩く「私」と「あなた」。同じ空を見上げていながら、どこか触れられない距離が存在することに気づく。まるで星座のように、輝いてはいるけれど、決して手が届かない感情。それでも日常の中で共に過ごした時間
が、心に確かに刻まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 15:07:55
4893文字
会話率:15%
百合を紡いでいく予定です。
最終更新:2024-09-23 20:42:13
596文字
会話率:50%
小柳世都が切り盛りする大阪の日本酒バー「はなやぎ」。
世都はときおり、サービスでタロットカードでお客さまを占い、悩みを聞いたり、ほんの少し背中を押したりする。
恋愛体質のお客さま、未来の姑と巧く行かないお客さま、辞令が出て転職を悩むお客さま
、などなど。
店員の坂道龍平、そしてご常連の高階さんに見守られ、世都は今日も奮闘する。
世都と龍平の関係は。
高階さんの思惑は。
そして家族とは。
優しく、暖かく、そして少し切ない物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 20:08:26
96043文字
会話率:39%
1話完結。 少し後味の悪い、SFちっくな短編集です。暇つぶしに。
最終更新:2024-09-15 00:53:07
4139文字
会話率:12%
私の国では、全てが監視されている。
最終更新:2021-09-20 02:54:00
5605文字
会話率:10%
高校2年生の那須正貴は、校内で大体6番目くらいの秀才。
しかし、彼の内面は孤独に満ちていた。優れた成績と冷静な外見に反して、人間関係を築くのが苦手な正貴には、親しい友人がほとんどいなかった。
ある放課後、いつものように一人で帰る正貴が坂道
を下っていると、彼の目に美しい少女が飛び込んできた。その少女、和布皐月は、正貴に向かって大胆な言葉を投げかける。
「あなたを全てにおいて一番にしてあげる」と。
その申し出に驚く正貴に、皐月は地元の商店街「光栄商店街」の復興を条件に提示する。渋々受け入れる羽目になった正貴だが、商店街の住民たちの温かさとコミュニティの絆に触れるうちに、次第に心を開いていく。
そして、皐月の秘密と真意とは、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 17:16:48
3123文字
会話率:31%
精神をコントロールし最適な人間を作った社会は精神主義国家として繁栄を築いていた。人類は自我を調整して他者と共有するサイマティックセラピーシステムをもちいて経済学的・社会学的理論に正しい社会を創造していた。生産効率、社会の合理的運営、人的資本
の余剰管理を徹底し、もっとも歴史上で繁栄した時期として記録されるにふさわしい栄華を極めていた。
そんな精神主義国家でも犯罪は起る。起った犯罪は精神犯罪と定義され世界各地で大きな社会脅威となっていた。国際連邦政府は警察組織としてWHOに一部局、精神衛生局を創設して世界中の精神犯罪に対する対応を担っていた。
そんな最中、精神衛生局のエリート監察官、伊坂道は、ひとつの殺人事件に直面するのだが……
ハヤカワSFコンテスト二次選考作折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 19:10:00
170515文字
会話率:39%
のぼり坂をかけのぼる、あなたの背中が好きだった。
そしてやがて。あなたは坂の頂上をこえて、むこうへかけおりていく。
そのときのあなたが、どんな背中をしているかなんて、私は知らない。
最終更新:2024-08-10 07:07:44
361文字
会話率:0%
歩め。
たとえ、目的地じゃなかったとしても。どこかには、たどり着けるさ。
そこから、次の一歩を踏み出せるかこそが、おまえに問われている。
最終更新:2022-10-02 07:00:00
445文字
会話率:0%
きみがぼくに、差し出してくれたペットボトル。
ぼくがきみに、おかえしにわたしたペットボトル。
詰まっている想いは、同じじゃないかもしれない。
最終更新:2022-09-20 10:49:01
417文字
会話率:0%
世間批判的、鬱病みたいな思考、そんな男が高校生になった。
そして始まる高校生活!本当に人生はくだらないか!
最終更新:2024-08-08 06:48:21
2763文字
会話率:64%