旅を続けていたある日、奴隷の少女たちをいきなり五人も拾ってしまった。
彼女たちと生活を始めて早五年、大人になって旅立っていくことになった。
更にそこから十年が経ち、田舎村で過ごしていた俺は重い腰を上げ都市にやってくると。
なぜか俺が魔王
を倒した勇者たちの師匠として、伝説扱いされていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 09:57:57
231088文字
会話率:37%
ギャンブル三昧、借金漬けのクズの両親のもとに生まれた俺、葛城光輝。俺は10歳の頃、両親の借金返済のためにヤクザに売られてしまった。だがそこで出会った組長の娘、鎧波結愛に買われ、彼女と一緒に親によって決まってしまっている人生を切り拓くために
奔走することになる。
そしてそれから五年後。ヤクザの若頭になった俺は、結愛と共に真っ当に生きるために高校へと通うことになった。そして俺を売った親への復讐、繋ぎとめようとするヤクザとの抗争。様々な障害を打ち砕き、真っ当な人生を送るため二人で努力を重ねていく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 08:05:22
117903文字
会話率:64%
「なんだマスター。お前、オレに『あんなこと』しといて意外と初心なのか?」
「か、揶揄わないで! わ、私だってあんなの初めてだったんだから……!」
——それは契約《キス》から始まる復讐譚
『機械の創造を禁ずる。破れば即座に全世界が敵国とみな
す』
シエンシア平和協定唯一禁忌条項
新暦五二五年。
帝国の陰謀によって亡国とされたレストアーデ王国。
王族の中で生き残ったのは第一王女たるソフィーリア・ヴァン・レストアーデただ一人。
彼女の能力は微力。仲間もごく僅か。
元王国を統治する帝国の力は世界最大。軍人一人一人の力は並みを遥かに上回り、覇権国家として世界に君臨している。
されど彼女は王国を取り戻すことを諦めない。ソフィア王女はどんなことをしてでも帝国を討ち、王国を取り戻すと誓っていた。
それがたとえ、人類を憎悪し殺戮を誓った禁忌の『人型兵器《エクステンド》』と手を組んだとしても….。
それぞれの復讐・野望・権謀術数・国家間の対立と同盟。
様々な思惑が大陸中を駆け巡る中、人型兵器と元王女は寄り添い同じ道を歩いていく。
全ては己が復讐を貫くために——
*『ネオページ』に続きを掲載しております
*亡国王女のリメイク作品となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 07:50:00
74975文字
会話率:50%
「推しを殺すなんて、絶対にいやぁぁぁぁ!」
流行り病から目覚めると、前世でドはまりしていた少女漫画『アイリスの瞳』の災厄の令嬢と呼ばれるリディアナ・フローレスに転生していることに気が付いた!
彼女の推しはリディアナの現在の婚約者で、
ヒロインの相手役の第一王子レオハルト……ではなく、当て馬ポジション、第一王子の親友である辺境伯の嫡子フィンリー。そのフィンリーは物語の終盤、ヒロインであるアイリスを庇い、リディアナによって殺される。
「どう考えてもフィンリー様の方がいい男じゃん! アイリス見る目ねぇ~~~!」
などど言っている場合ではない。今はまだ十歳、物語の開始まであと五年、もがけるだけもがくわよ!
推しの命を守るために! 自身の断罪を避けるために! 家の没落を防ぐために! そしてフィンリー様のイケおじ姿を拝むのよ!
第一王子? あんな不誠実な男、アイリスにくれてやるわ!
くれてやるって……言ってるんだけど……も……!?
あれ!? なんか王子様……思ってたんと違う成長してません!?
いやいやいやいや! 兎にも角にも人生の命題は推しの生命を守ること!
「彼のためなら命だって惜しくない!」
リディアナのどたばた奮闘記、スタートです!
※こちらはリメイク作品になります
加筆修正して一部変更しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 07:00:00
205305文字
会話率:51%
日本から異世界転生した主人公、フォス。しかし彼は異世界転生したにも関わらず、お決まりのチート能力を授かることができなかった。更に全ての能力値が中の上程度の上に貴族とかでもなくただの農家の息子。だがそれでも努力することで、難関の試験を突破した
者しか入ることを許されない世界四大ギルドの一つ、シルフギルドへの入団に成功する。そうしてエリート冒険者として五年もの歳月を過ごした彼はふと思うのである……『なろう系チートハーレム主人公』になりたいと。これは何の能力も持たずに転生してしまった一人の青年が、なんだかんだで夢を叶える……そんな物語である。
※この作品は毎日一話21時更新となります。9/5再開
※残酷な描写が見られる際がございますので、この作品はR15指定となります。
※この作品はあらすじの通りなろう特有の俺TUEEEEEEEEする物語ではありませんので、読まれる際はご注意ください。
※誤字脱字等ございましたら、お伝えいただけると非常に助かります。
※この作品は作者のモチベーションの関係上第二章終了後、総合評価が100ptを越えていない場合打ち切りとなります。誠に申し訳ございません、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 07:00:00
1236039文字
会話率:33%
信じていた弟子たちに裏切られた大賢者アデルハイト。無惨にも命を落としてしまった。────はずだった。だが彼女は子供の時まで若返った姿になっていて、五年後の未来で目を覚ます。
五年間ずっと探し続けていたと言う親友ユリシス・ヴィセンテを信じて
全てを話して協力を得たアデルハイトだったが、その対価として魔法学園へ通う事に。
弟子たちを止めるべく計画を練りながら、魔法学園で初めての学生生活を楽しむアデルハイトの新たな物語が始まる────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 01:34:30
79832文字
会話率:59%
西暦二〇三五年。宇宙から飛来した巨大隕石がアラスカ北部に落下した。その中から巨大生物が世界に飛散して、猛毒のウィルスをばら撒き、人類を危機に陥れた。その巨大生物はビッグバグと呼ばれ、駆除するために世界連合軍を編成して都市に寄生するビッグバグ
を核兵器で殲滅しようとするも失敗。最後の手段として気象兵器で大洪水を起こし、世界の都市は水没してしまった。それから十年後、離れ小島に住む少年・蒼井海斗は漁師をしながら生き残った村人と生活していた。そこへ月島未来という少女がコクーンという乗り物に乗って漂流してくる。その少女は何か秘密を持っており、ヘリで追いかけてきた黒服の男にさらわれてしまう。海斗は未来を助けるためにボートに乗って冒険の旅へでかける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 23:24:27
5828文字
会話率:33%
水島果圓(かえん)と井村瑞穂は中学の同級生。
二十歳から付き合い始めて数年後、夫婦になります。
果圓は小学五年生のときから眠っている間に、自分が知らないうちにノートに文字(漢字)が書かれているという体験を繰り返します。
この現象は彼の意志に
よらずに始まりました。そのため、どうやって止めたらいいかも分かりません。
ただし、瑞穂だけはこの現象の秘密に迫れる存在になります。
終わりは突然やってきます。予兆には気付けますが、その対処や選択や決断が正しいものかどうかは分かりません。結果は一つです。しかし、その捉え方は人それぞれです。
そんなことをテーマにして書いています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 23:00:24
84905文字
会話率:49%
小学五年生の時だった。
主人公:潮田輝(しおた ひかる)という先天的な変態特性を持つ男の子に初恋の女の子がいた。
そして、あろうことか潮田はその女の子のリコーダーを少しづつ舐めてしまうことになる。
ある日は下の部分を口内で交らわせ、自分のリ
コーダーと交換する。
ある日は中部を。
そして、ある日は先端を。
そして、その女の子名前は沢田萌花(さわだ ほのか)。
本作はそんな女の子と出会い、拒絶されるところから始まる大学青春物語だ。
【注意】ストーリー分岐があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 23:00:00
7491文字
会話率:39%
ダンジョンと呼ばれる、異界へと続く門が日本の都市圏に発生してより五年。
三峰匠は、出現するモンスターに対して効果のない剣を携えて、ダンジョン攻略に挑み続けていた。
「剣士はダンジョン攻略に来んなよ!」
しかしダンジョン攻略は、魔法
を主体に戦い、その様子を配信するダンジョンストリーマーたちの独擅場であり、剣士である匠は彼らに罵倒され肩身の狭い日々を過ごしていた。
そんなときに発生した大規模ダンジョンのボスモンスターによって、ダンジョン攻略者から死人が現れる。
逃げ惑う攻略者たちを守ろうと前に出たのは、人気美少女配信者で、匠のクラスメイトでもある白久晴美。
しかし彼女も死のピンチへと陥るが、そこへ割って入り助け出す匠。
「どうしてお前は、自分が死ぬという可能性を無視して会話してるんだ?」
嘲笑うボスモンスターを相手に、剣一本で大立ち回りを見せる匠。
傷だらけになりながらもボスモンスターを単独撃破し、白久さんから感激の抱擁を受けた匠だったが、その彼はまだ何も知らなかった。
……彼の活躍が配信を通じて、世界中に届けられ大バズリしていたことを。
同時に、白久さんに抱きしめられたことにより、配信のチャット欄がアンチコメントで溢れかえったことを。
そして、この日を境に、匠の人生が激変していくことを。
※こちらの作品は、カクヨムでも連載中となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 21:42:08
421896文字
会話率:54%
転生者であるエリアナは、婚約者のカイルと聖女ベルティーナが仲睦まじげに横並びで座っている様子に表情を硬くしていた。
そしてカイルは、エリアナが今までカイルに指一本触れさせなかったことを引き合いに婚約破棄を申し出てきた。
終始イチ
ャイチャしている彼らを腹立たしく思いながらも、了承できないと伝えると「ヤれない女には意味がない」ときっぱり言われ、エリアナは産まれて十五年寄り添ってきた婚約者を失うことになった。
自身の屋敷に帰ると、転生者であるエリアナをよく思っていない兄に絡まれ、感情のままに荷物を纏めて従者たちと屋敷を出た。
頭の中には「こうなる運命だったのよ」というベルティーナの言葉が反芻される。
そう言われてしまうと、エリアナには”やはり”そうなのかと思ってしまう理由があったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 21:41:24
100440文字
会話率:36%
処刑されたはずの私が、目を覚ましたのは五年前だった。王太子アルベルトに裏切られ、反逆の罪を着せられたエリス。処刑台で刃が振り下ろされたはずなのに、次に目を開けると、そこはかつて暮らしていた公爵家の自室だった。
——どうして?
戸惑う彼女
の脳裏に、さらに奇妙な記憶がよみがえる。書類の束、法廷の映像、電車の揺れ。この世界には存在しない、日本という国の景色。処刑を経て、彼女は自分が異世界から転生していたことを思い出す。けれど、なぜ今になって?なぜ五年前に戻ったの?
答えはわからない。ただ、これが偶然とは思えなかった。もう一度やり直せるのなら、同じ道を歩む必要はない。王太子に従うことも、婚約者として彼を支えることも——。これからどうするべきか、まだ整理はつかない。けれど、ひとつだけ確かなのは、すべてを知っている今の自分は、何も知らなかったあの頃とは違うということ。考えを巡らせていた彼女のもとに、突然、扉をノックする音が響く。
「お嬢様、王太子殿下がお見えです。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 21:10:22
21544文字
会話率:16%
滋味 = うまい味わい
佳絶 = この上なくよいこと
アデルは五年前に行方不明になった兄の代わりに兵役に就き、二年間務め上げた。
能力を買われて別の役所へ引き抜かれたが、王都郊外の森の整備計画に反対して罷免されてしまった。
退職後、南東
部に新興街ティユーに逗留することを決め、コテージで実家の料理長のレシピを頼りに料理を作って失った平穏や自信を取り戻そうとする。
果たしてアデルはいくつ料理を作ることができるか。
『温泉の魔術師と騎士』の関連作品です。
温泉宿の料理ではなく、主人公が宿で料理をする物語です。
以前にも第13話まで投稿していましたが、加筆修正&再編集して再投稿しています。
第14話以降は新規投稿となります。
全61話です。
この作品は「カクヨム」にも投稿しております。
この作品はフィクションです。 実在の人物や団体などとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 20:30:00
92304文字
会話率:32%
元勇者と元気な女の子のファンタジーコメディ。優しい世界。ポロリもあるよ。
大魔王ゼクセティスを勇者パーティが倒したその二十五年後のお話。
語り手は天界の女神ディナが務めます。
とある田舎街にたどり着いた元勇者バルが身元を隠して、元
気な女の子ビーチェとその幼なじみの男の子ジーノに厳しい修行をつけて魔物狩りをしたり、ビーチェの家がやっている飲食店で調理する日々。
童顔の可愛いお母さんと婦女子キラーの可愛い男の子、美女の大賢者、ツンデレ貴族令嬢ら楽しい仲間も登場。
主人公は元勇者バルですが、第二の主人公として弟子の女の子ビーチェが話の中心になります。
※カクヨム様にも同日更新で掲載させていだだいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 20:21:12
245077文字
会話率:45%
アン・サンドバーグ侯爵夫人とマイケル・サンドバーグ侯爵は、子どもの頃からの幼馴染みである。しかし、ふたりはずっと憎しみあっているライバルどうし。ふたりは、親どうしが決めた結婚を強いられ、やむなく結婚する。そして、結婚後もかわらず憎しみあって
いる。結婚の際、アンはマイケルから「おれは、家名を傷つけない程度に好きなことをする。だから、おまえも好きなことをすればいい」と宣言される。結婚後、マイケルは王都にて宰相として活躍し、アンは王都にいるマイケルに代わってサンドバーグ侯爵領を管理している。しかし、王都ではアンは悪女として名高く、社交界で非難と嘲笑の的にされている。そして、マイケルには「まことに愛する人」の存在が。ふたりは、それぞれの仕事や私生活が忙しく、ほとんど会うことのないすれ違いの生活を五年以上もの間続けている。運命に縛られ、抗えないふたり。マイケルはアンを憎み、そしてアンはマイケルを憎む。たまに会ったとしても、アンと目さえ合わせないマイケル。そのマイケルに離縁をして欲しい、と言えないアン。
そんなあるとき、アンは隣接するバークレー公爵領で行われている不正を正す為王都を訪れる。そして、あるパーティーでマイケルが彼の「ほんとうに愛する人」と密会しているのを見てしまう。
愛のない結婚。憎しみあう夫と妻。
しかし、アンの心の底に封印されている真実は……。そして、マイケルの心の奥底の真実は……。
※ハッピーエンド確約。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。タイトル変更するかもしれません。ご容赦願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 20:08:48
43973文字
会話率:22%
「事あるごとにきみがしゃしゃり出たのが、すべての元凶だ。それどころか、きみは皇妃という立場を利用し、皇帝であるおれを蔑ろにした。そして、このデイトン帝国をわがものにしようとしたのだ」
デイトン帝国の皇妃ユア・ダックワースは、レディと遊んでば
かりで皇帝としての責務を果たさない夫から事実上の追放を言い渡される前、自分から皇宮の森にひきこもってしまった。以降、彼女は五年以上皇宮の森の中でサバイバル生活を送っている。初冬のある日、彼女は森で隣国ダルトリー王国の将軍ロバート・ドナルドソンに出会う。彼女が皇宮の森にひきこもっている間にデイトン帝国はダルトリー王国に占領されていたのだ。彼女はとっくの昔に廃妃され、その存在を忘れられていた。彼女は、五年前にデイトン帝国の未来を予測していただけに自責の念に駆られ、自分も断罪して欲しいとロバートに懇願する。ロバートは、そんな潔いユアに興味を抱き、というよりかは一目惚れする。そして、彼女に契約結婚をもちかける。これまで通り、自由気ままにすごしていいという条件を付けて。彼女は、迷った後に契約結婚の提案を受けることにする。彼女は、祖国の人々への罪滅ぼしと自分を拾ってくれたロバートの為に全力で才覚をふるおう、と決意したのである。が、うまくいくはずはない。ダルトリー王国に腰を落ち着けた彼女を待ち受けていたのは、数々の敵と問題の数々だった。しかし、彼女はあらゆる困難や障害をものともせず、ダルトリー王国と祖国に大変革をもたらす。それとは別に、これまで元夫にでさえ顧みてもらえなかった彼女にモテ期が到来することに。はたして、契約夫婦の彼女とロバートに愛や恋の転機は訪れるのか?
「ひきこもりサバイバル元皇妃」が、占領国や祖国でその才能を全力で振るう。
※ハッピーエンド確約。ざまぁあり。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。
※タイトルは変更になる可能性があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 14:39:09
89038文字
会話率:31%
すべては一枚の書き置きから始まった。そして五年後、一通の手紙が届いた。
五年間の契約結婚。その間、放置されたどころか一度も会ったことのない契約上の夫。その夫が突然現れたかと思うと、「正式に結婚する」と言いだした。五年間自由気ままを満喫してき
た契約上の妻は驚愕した。「は? 冗談じゃないわ。断るにきまっているでしょう?」
そして、全力で拒否った。
しかし、契約上の妻と契約上の夫にはそれぞれ秘密があって……。
正式に結婚したくない契約上の妻と、正式に結婚したい夫の攻防戦がいま始まる。
※ハッピーエンド確約。ご都合主義のゆるゆる設定ははご容赦願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 19:02:19
19679文字
会話率:23%
血筋と閨閥のお蔭で身の丈に合わない厚遇を受けている事から『蛍』と嘲笑される“羽柴大津宰相”こと京極高次。忸怩たる思いを抱える中、正室・初の手筈で嘗て浅井長政を武略の面で支えた寿至斎(通称“翁”)を懐刀として迎え入れ、失われた誇りを取り戻す
事を決意する。
太閤・豊臣秀吉の死で徳川家康が自らの天下獲りへ向け始動する中、高次はそれに賛同する意思を示す。慶長五年〈一六〇〇年〉七月、「上杉家に謀叛の兆しあり」として会津へ征伐に向かった家康を追討する『内府ちがひの条々』が発布。周囲に味方が居ない事から高次は家康討伐の軍に加わるも、家康を追討する軍勢の主力が通過した九月に反旗を翻す。しかし、敵方は秀吉より『天下無双』と絶賛された勇将・立花“左近侍従”親成(後の宗茂)を筆頭に朝鮮の役で厳しい戦いを生き抜いてきた精鋭部隊を送り込んできた!
京極勢三千に対し、敵勢一万五千。到底勝ち目のない戦いが、今始まろうとしていた――!!
<第14回ポプラ社小説新人賞 落選作品>
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 19:30:00
144481文字
会話率:33%
アラサーのサラリーマン、佐久間有翔の人生は散々だった。そこそこ良い大学に入学していたものの就職活動に失敗してブラック企業にしか入れず、五年以上付き合っていた彼女にも理由すら教えられないまま一方的に振られてしまい人生がお先真っ暗だった。
そ
してある日ついに長時間労働による極度の疲労と睡眠不足によって有翔は過労死してしまう。だが気付けば十年前の高校の入学式の日に逆行していた。有翔は異世界ではなく過去の自分に逆行転生してしまったのだ。
ブラック企業から解放された有翔は今度こそ幸せな人生にしようと誓うが、高校時代には関わりすらなかった元カノの様子が何故かおかしく異様な視線を向けられて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 19:15:39
43949文字
会話率:57%
「俺を選べ、マデリーン。君には、音楽の都がよく似合う」
隣国の王子であり、幼なじみでもあるフィリックスが今、私の国に滞在しているらしい。私、――マデリーンは彼に会うために、城のパーティーへ行く。
けれど自国の王女に侮辱され、周囲の人た
ちからもバカにされてしまう。私がどう言いかえすべきか迷っていると、フィリックスがバイオリンを差し出した。
「さぁ、弾いてくれ。俺の小鳥」
隣国の王都は、音楽の都とも呼ばれる。私は五年間、その街でフィリックスとともに過ごした。バイオリンを毎日、弾きながら。
バイオリンが得意な伯爵令嬢と、優しくてまっすぐな気質の王子。バイオリン、ビオラ、チェロ、ピアノ。ふたりの愛の調べ。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 18:33:04
7715文字
会話率:46%
「これは王命による政略結婚だ。公爵夫人として大切にするがそれ以上は求めないでほしい」「分かってます。これが政略結婚であることを。そして──閣下には忘れられない人がいることも」
肥沃な大地を持つウェステリア王国は五年前の戦争が原因で「国王派
」と「継戦派」による政争が起きていた。
そんな中、宰相補佐官を父に持つアリシアに王命による結婚が下される。
相手は同じ国王派の筆頭で全てにおいて格上のランドベル公爵家の当主のシルヴェスター。発言力を増す継戦派を牽制するため、国王派の結束を強めるためにアリシアは公爵家に嫁ぐことになり──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 18:14:36
175412文字
会話率:49%
――この世界には、ロジックと呼ばれる生命の生き様を記したテキストが存在する――
異世界に産まれ直し、第二の人生をアレウリス・ノールードとして歩み始めたが、成長するに連れて、一度目の人生そのものは夢で見た世界だったのではと思い始めた十二歳
の頃、村に訪れた異端を拒む者たちにより裁判に掛けられ、罰として異界の穴へと堕とされる。
それから五年後、二人の冒険者が異端審問会の調査のために、彼と同じ異界へと堕ちる。
異界で五年を過ごした少年の心は荒み切り、物乞いの少女は生きる術すら考えられないほどに心身が衰弱し切っていた。冒険者たちは二人を連れて、異界からの脱出を図る。
そして一年。十八歳となったアレウリスはかつて自身を救ってくれた男のような冒険者となるべく、少女と共にギルドへと足を運ぶ。
これは異世界に産まれ直した意味を求めて冒険者となり、神官を憎み、そして異界を壊す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 18:00:00
4025868文字
会話率:62%
――故郷に帰るのは嫌なんだ。
五年間、実家には帰っていない。あの街には俺が過ごした思い出が沢山あるが、同時に沢山の嫌な思い出もある。それは良い思い出にいつもこびりついてくる。
面白いことがあった。楽しいこともあった。でもそれ以上に、投げ出
して、放り出して、中途半端に逃げ出したことの方が多い。トラウマなのかと問われれば、そんなのよりはずっとずっと軽い。ただ、度々、思い出して苦しくなる。寝る前に、或いは夢の中に現れて、苦しくて目を覚ます。
そんな故郷に俺は帰ることになった。理由は、幼馴染みの家族関係に問題が発生したから。詳しくは知らない。しかもなんで俺が呼び出されなきゃならないのか全く分からないのだが、母さんからしつこいほどの連絡があったため、仕方なしの帰郷となった。けれど社会の歯車として働く俺が故郷で過ごせる時間など限られているわけで。
故郷に残した忌々しい思い出と、故郷で過ごした楽しかった頃の記憶を入り混じらせて過ごす四日間。そしてそこから続いていく、人と人との物語。
※短編予定、および不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 22:14:02
38885文字
会話率:58%