「事あるごとにきみがしゃしゃり出たのが、すべての元凶だ。それどころか、きみは皇妃という立場を利用し、皇帝であるおれを蔑ろにした。そして、このデイトン帝国をわがものにしようとしたのだ」
デイトン帝国の皇妃ユア・ダックワースは、レディと遊んでば
かりで皇帝としての責務を果たさない夫から事実上の追放を言い渡される前、自分から皇宮の森にひきこもってしまった。以降、彼女は五年以上皇宮の森の中でサバイバル生活を送っている。初冬のある日、彼女は森で隣国ダルトリー王国の将軍ロバート・ドナルドソンに出会う。彼女が皇宮の森にひきこもっている間にデイトン帝国はダルトリー王国に占領されていたのだ。彼女はとっくの昔に廃妃され、その存在を忘れられていた。彼女は、五年前にデイトン帝国の未来を予測していただけに自責の念に駆られ、自分も断罪して欲しいとロバートに懇願する。ロバートは、そんな潔いユアに興味を抱き、というよりかは一目惚れする。そして、彼女に契約結婚をもちかける。これまで通り、自由気ままにすごしていいという条件を付けて。彼女は、迷った後に契約結婚の提案を受けることにする。彼女は、祖国の人々への罪滅ぼしと自分を拾ってくれたロバートの為に全力で才覚をふるおう、と決意したのである。が、うまくいくはずはない。ダルトリー王国に腰を落ち着けた彼女を待ち受けていたのは、数々の敵と問題の数々だった。しかし、彼女はあらゆる困難や障害をものともせず、ダルトリー王国と祖国に大変革をもたらす。それとは別に、これまで元夫にでさえ顧みてもらえなかった彼女にモテ期が到来することに。はたして、契約夫婦の彼女とロバートに愛や恋の転機は訪れるのか?
「ひきこもりサバイバル元皇妃」が、占領国や祖国でその才能を全力で振るう。
※ハッピーエンド確約。ざまぁあり。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。
※タイトルは変更になる可能性があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 14:39:09
89038文字
会話率:31%
1970年代。アメリカ。マサチューセッツ州ケンブリッジ。
米国は空前絶後の自尊心ブー厶の渦中にあった。
そんな中、機械いじりが好きな少女──サンは、"ある装置"を発明し、新たな一大ムーブメントを巻き起こそうと企んでいた・
・・・・・!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-10 19:00:00
32649文字
会話率:34%
はるか昔一種族だった人類はある人物によって五つに分類された。
分裂により戦争が始まり、長い時を得てようやく五つの種族が偏見差別なく人類が集まれる学園が創設された。その名も【学園DORA】
学園は何百年、何千年と、存在し続けた。そして今日、
9999回目の卒業認定試験が終わる。
優秀成績の者は、人類が再び1種族となるための方法と戦争を防ぐこと、その他の義務が課せられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-30 04:00:09
4526文字
会話率:51%