この話は、"事象の地平線で踊る円舞曲"と平行して進むもうひとつの物語。失踪した妹を助けようとして、自らも異世界へと飛び込んだ姉”小枝”の物語である。
異世界へと転移した小枝がやって来たのは、深い森と接する大きな町ブ
レスベルゲン。彼女はそこで、行方不明になった妹を探す一環として、冒険者になることを決意する。
そんな小枝の正体は現代世界の超兵器。機械仕掛けの化け物だった。
ゆえに彼女は、人々に自身の正体がバレないよう『普通』の人間を装いながら、『普通』の冒険者として、失踪した妹の情報を集めようとするのだが……。作られてからの18年間、人里離れた山奥に住んでいたために、人間というものをよく知らなかった小枝にとっては、そもそも『普通』の人間というものが分からず、気づくと『非常識』の権化と化していたのである。
そんな『非常識』は伝搬するのか、いつしか小枝の周りには気心の知れた『非常識』な仲間たちが集まり……。彼女たちは、毎日のように厄介ごとを引き起こしながら、世界を混沌の渦へと巻き込んでいくのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 02:37:27
2548466文字
会話率:48%
前世の記憶がうっすら残る私が転生したのは、貧乏伯爵家の長女。両親に泣いて頼まれ、公爵家の圧力と財力に負けた我が家は私を売った。
悲壮感漂う状況のようだが、契約婚は悪くない。実家の借金を返し、可愛い継子を愛でながら、旦那様は元気で留守が最
高! と日常を謳歌する。旦那様に放置された妻ですが、息子や使用人と快適ライフを追求する。
逞しく生きる私に、旦那様が距離を詰めてきて? 本気の恋愛や溺愛はお断りです!!
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/08/14……連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 00:36:11
329845文字
会話率:44%
「私、ロヴィーサ・ペトロネラ・エールヴァールは、英雄レードルンド辺境伯アレクシス様に嫁ぎたいと思います」
妖精姫と称えられる令嬢は、整った美しい顔(かんばせ)を綻ばせた。求愛を受けたのはドラゴンの爪による醜い傷痕を持つ辺境伯。その容貌は令嬢
達が卒倒するほど崩れ、手はごつごつと硬い。他国の王太子、王弟、公爵など多くの良縁を振ったロヴィーサは夫になる男の傷だらけの手を握った。
「ええ、お断りにならないで」
ドラゴンを倒し国を救った英雄は、妖精姫と称えられる美貌と慈悲の公爵令嬢に求婚される――これは美女と野獣ならぬ、お転婆妖精姫と最強のお人好しの恋物語
大人しそうなお姫様はかなりのお転婆、予想外の言動を繰り返し英雄を振り回す。そんな妻が愛おしくて、溺愛が止まらない英雄は諦めた幸せを手に入れる
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 21:23:58
149522文字
会話率:43%
「こんな役立たずは要らん! 捨ててこい!!」
何が起きたのか分からず、茫然とする。要らない? 捨てる? きょとんとしたまま捨てられた私は、なぜか幼くなっていた。ハイキングに行って少し道に迷っただけなのに?
後に聖女召喚で間違われたと知
るが、だったら責任取って育てるなり、元に戻すなりしてよ! 謝罪のひとつもないのは、納得できない!!
負けん気の強いサラは、見返すために幸せになることを誓う。途端に幸せが舞い込み続けて? いつも笑顔のサラの周りには、聖獣達が集った。
やっぱり聖女だから戻ってくれ? 絶対にお断りします(*´艸`*)
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 21:08:27
130776文字
会話率:49%
恋なんて嫌い
ただまっすぐ誠実に生きていたいだけなのに
どうして人を傷つける結果にしかならないかな
ほんとに…バカ
私は高校一年生の佐々木華。只今絶賛修羅場中です。
原因は…入学式の時にの理人くんから告白されたけど、初日でいきなり
付き合えないですってお断りして
一ヶ月後にクラスで隣の席になった南くんに告白されたけど、お断りして
その後も何十人かに告白されたけどお断りして
それでいつのまにかぼっちになっちゃった。
クラスでカリスマ性があって可愛い原田さんが山﨑先輩と付き合ってたけど、山﨑先輩が私のこと好きになったからって理由で振られたみたいで、それが原因で私がいじめられるようになった
いじめられるって言ってもそんなに大したことじゃないけど
調子乗ってうざいとか陰口言ってたり
机に変な液体ばら撒かれたりしたぐらいかな
陰口も気にしてなかったし、
机だって綺麗にすればよかっただけだったから
気にしてなかったんだけど
クラスの男子達がめちゃ怒ってて
大丈夫?って何回も聞かれて
大丈夫だよ。気にしてないよ。って答えてたんだけど
担任の先生とか学校の校長先生とかも出てきて大事になってきてしまって
大丈夫なのでってずっと言ってるんだけど
健気だとか本当に優しいねとか言われて
そんなつもりじゃないんだけどな
だって大好きな人が取られて辛い気持ちになるし、衝動的にやってしまう気持ちもわからなくもないし
原田さんが校長先生や親に呼び出しされて怒られてる姿を見てる方が辛かった
クラスは完全に原田さんの味方である女子チームと私を哀れに思う男子チームの二極化されたまま
遠足に行くことになった
帰りのバスで不運にも事故に巻き込まれて
前方の方に座っていた私含め女子数名が亡くなった。
目が覚めるとなんか陽気でチャラそうな神様がいて
君達は乙女ゲームの世界に転生して貰うよ
華ちゃんはもちろんヒロインね!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 23:56:34
347437文字
会話率:85%
巨大企業に実質的に支配されている近未来都市・ネオイーストシティで、どこぞの名探偵の様な見た目でバイオ猫探しばかりしているくたびれた探偵の30代女性・アイーダと、自称ウルトラスーパーアルティメットなウザかわ少女型アシストAIの相棒・ナビの営
む探偵事務所に、公安局特殊部隊・通称“0課”の隊員で全身義肢の身体をもつ女性・カガミが窓から猛烈な勢いで突っこんで来た。
戦闘中であると見られる傷だらけの彼女は、アイーダとナビを連れて攻撃を受ける事務所から脱出し、襲い来る追っ手の“眼”を“盗む”ことで捲き、セーフハウスへと避難することになった。
そしてそこで明かされるナビの正体と、カガミが人生を賭して果たそうとするある目的とは……。
悲劇の物語に介入して結末をねじ曲げる探偵とアルティメットな美少女型AIのサイバーパンク百合SF。
※この小説はフィクションであり、実際の企業・捜査機関とは無関係であり、また犯罪、違法行為等を助長する意図はありません。
※R-15程度のバイオレンス・残酷・性的な描写があります。閲覧の際にはご注意下さい。
※無断転載お断り
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 20:00:00
133402文字
会話率:67%
紫煙と外連味と一抹の寂寥感漂うレトロフューチャー風味スペースオペラ百合
かつて栄華を誇ったが国力の衰退著しいある国の国策企業による、安全性を黙殺した『圧縮恒星炉』開発が失敗した結果、その国民と国土の大半を吹き飛ばす事故を起こしただけでな
く、その残骸の膨大な熱量によって超々地球温暖化を招き、陸地の7割を海に沈めてしまう、という大惨事を起こしたことによって、人類は否応なく宇宙進出を果たさざるを得なくなり、衛星軌道上には大小様々なスペースコロニーがいくつも点在している新たな時代を迎えていた未来の太陽系。
系内の各地に潜む賞金首の犯罪者を追って宙を飛び回る賞金稼ぎを生業とする、通称『ロウニン』と呼ばれる人々の一員で、ぶっきらぼうな一匹狼の女性・ザクロは、根城にしている人口の約半数を同業者が占めるスペースコロニーの格納庫にて、どこからか逃亡して忍び込んだとおぼしき、常にオドオドしている様子を見せる若い女性・ヨルと遭遇する。
どこか不思議と惹かれる雰囲気を纏う彼女と関わる内に、ザクロはヨルの抱える事情に首を突っ込む事になり――。
※未成年者喫煙は法律で禁止されています。たばこは二十歳になってから。正しいマナーと節度を持って吸いましょう。
※この小説はフィクションであり、実際の出来事や個人名、団体名とは異なります。また、作中の描写には差別や受動喫煙等を肯定する意図はありません。
※無断転載お断り
カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 20:00:00
320114文字
会話率:67%
戦場で絶望的な状況に追い詰められてしまった、幼馴染み2人の行く末は
太陽系に進出するに至ってもなお、人類は宇宙空間での戦争をし続けている近未来。
敵軍大型艦への移乗攻撃に成功したもが、その艦長によるガラスを浸食する性質もある毒ガス兵器
散布の“自爆”によって敵味方問わず多数の死者が出る中、必死に逃げていた幼馴染みの女性兵士2人は脱出ポッドを発見するものの、それは故障している上にプラットホームへの毒ガス流入によって身動きが取れなくなってしまって、ほぼ死を待つしかなくなった2人の最後は……。
※この小説はフィクションであり、また犯罪、違法行為等を助長する意図はありません。
※R-15程度の残酷な描写があります。閲覧の際にはご注意下さい。
※無断転載お断り
カクヨムにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 03:19:05
4562文字
会話率:63%
ビル管理会社の清掃員である多田(ただ)史華(ふみか)は就活に失敗して今のお仕事をしている。
十一月になったある金曜日。
早朝の清掃作業中にイケメンに声をかけられ、頬にキスされてしまう。
元々の妄想癖もあって、史華はそれ以来彼のことが気にな
って仕方がない。
翌週の月曜日に再会した史華は彼の前で貧血を起こして倒れてしまう。
そんな史華を介抱してくれたのは彼――株式会社ラブロマンスの社長である緒方(おがた)悠(はるか)だった。
イケメン俺様プレイボーイ社長と真面目系(妄想)女子の恋愛物語❤︎
別名義&『株式会社ラブロマンスの恋愛事情』のタイトルでpixivで先行公開中の作品です。
※2016.02.14更新の第32話をストーリーの都合で差し替えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 20:00:00
102443文字
会話率:45%
許嫁をどこぞの馬の骨女に奪われこれまでの人生を否定されたと考えてしまったリリーナ・ルーベンシュタイン(主人公)は、相手の女性に日々嫌がらせをしていた。そんな中、許嫁との婚約パーティで二つの事件の冤罪をかけられ投獄されてしまう
そこから一年後
、突如牢の壁に爆弾を投げ込まれ、彼女はディードリヒ・シュタイト・フレーメン(※ヒーロー)に誘拐される
数奇な運命は彼女を振り回し、癒し、自我を取り戻させていく
「ねぇリリーナ、今夜も一緒に寝ていいよね?」
「お断りですわ!」
ディードリヒの過剰な愛情表現を除けば、だが
しかし、このまま時だけが過ぎるのだけはよくない。そう考えたリリーナはこの居場所から飛び出す覚悟を決める
しかし自ら考えた作戦を決行するも捕まり、気がつけば元の屋敷へ
そこに現れたディードリヒとのぶつかりを経て、彼女はまた一つ自分を取り戻す
ぶつかり合いから二週間、出先から帰ってきたディードリヒは人が変わったように過剰な愛を抑え始める。急なことに追いつかないリリーナは、そこで初めて、これ以上自分の思いを誤魔化せないことに気づいた…
こちらはカクヨムで連載しているものを再編集したものです
最新話の掲載は常にカクヨムになります。お好みの媒体でお楽しみください
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 17:20:00
517672文字
会話率:55%
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れ
た。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 14:30:00
72955文字
会話率:45%
商社マン上島丈二はひょんなことからジズ公国のエルシィ姫となる
丈二を異世界へと送り込んだ自称女神は、彼を「世界を正す救世主」と呼んだらしい
何が何やら解らないうちに、丈二の成り代わりお姫さま生活が始まった
やがて来る、戦いの気配に備えながら
タイトルの読みは「じょじじょじたん」です
略す場合は「じょじたん」でヨロ
単にじょじじょじ言いたいが為に決めたタイトルでもある
※内容に関する注意事項
キーワードでは「異世界転生」「異世界転移」としましたが、正確には「異世界憑依」と言うべき内容です
またR15指定しましたが残念ながらエロはありません
あらかじめお断りしておきます
※更新頻度について
当面の間は「営業日更新」とさせていただきます(土日祝を除く平日のこと)
ある程度進んだら週刊更新にする予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 12:10:00
966620文字
会話率:25%
長年片思いしていた幼馴染のレイモンドに大失恋したアデレード・バルモア。
自暴自棄になった末、自分が不幸な結婚をすればレイモンドが罪悪感を抱くかもしれない、と非常に歪んだ認識のもと、女嫌いで有名なペイトン・フォワードと白い結婚をする。
初顔合わせにて「君を愛することはない」と言われてしまい、イラッときたアデレードは「嫌です。私は愛されて大切にされたい」と返す。
あまりにナチュラルに自分の宣言を否定されたペイトンが「え?」と呆けている間に、アデレードは「だったら私は貴方を愛さないので、貴方は私を愛することでお互い妥協することにしましょう」と詰め寄る。ペイトンは、何故かこの想定外の提案を承諾してしまう。
かくして、愛され妻と嫌われ夫契約が締結された。
出鼻を挫かれたことでアデレードが気になって気になって仕方ないペイトンと、ペイトンに全く興味がないアデレード。温度差の激しい二人だったが、その関係は少しずつ変化していく。そんな中アデレードを散々蔑ろにして傷つけたレイモンドが復縁を要請してきて……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 21:09:42
257472文字
会話率:48%
藤坂潮音は、海を見下ろす街に暮らす、水泳部に所属する普通の中学三年生だった。しかし高校入試を直前に控えた晩秋のある日、古い屋敷で魔力を封じ込めた鏡を手にしたときから潮音の運命は一変する。突然自分の性が変わってしまったという事実を受け入れられ
ずに苦悩する潮音。「本当の自分」を求めるための、潮音の戦いが始まろうとしている。
※この作品は、「Annabel Lee」の名義で、自身で運営しているサイト(http://www5b.biglobe.ne.jp/~Annabel/)に掲載しているオリジナルの小説に、大幅な加筆、修正を加えたものです。15歳未満の方の閲覧をお断りします。カクヨムさんにも掲載しています。
なお、このお話にはいろいろな名前の学校が出てきますが、これらは全て作者が空想ででっち上げた学校であり、実際のモデルとなるような学校は存在しません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 00:00:00
802977文字
会話率:46%
極貧な子供時代を過ごしたが故に食に貪欲な性格に育ったアイラは、十八歳のある日、住んでいた街がとある魔法使いの爆破魔法のせいで吹っ飛んでしまったので、職&新たな食材を探して国境を越え隣国の冒険者都市へと足を踏み入れる。
そこは過酷
な環境故に魔物がうごめく地域で、そして(アイラにとっては)ありとあらゆる食材が集う夢のような都市だった!
爆破? 家なし? それがどーした、負けてたまるかっ! どーせ住むとこ無くなったんなら、まだ見ぬ美味しい食材求めて冒険者都市で次なる人生を送ってやる!!
相棒のもふもふ火狐ルインにまたがって、アイラはまだ見ぬ食材を求めて森を平野を雪山を、火山を海を縦横無尽に駆け回る。
そんなことをしていると、アイラの評判がどんどん冒険者都市で広がっていき……。
ーーこれは一人のたくましい根性を持った少女が、冒険者都市の周辺で凶悪な魔物をやっつけて料理を作り、冒険者たちや都市を統括する貴族の胃袋を掴んでいくお話である。
※この作品はカクヨムでも公開しています
※無断転載、翻訳、AI学習などは固くお断りします
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 08:51:52
639780文字
会話率:51%
大学入学を機に上京した織本すみれは、人見知りの性格からなかなか大学生活に馴染めないでいた。
そんな時、アパート近くの商店街にある塩崎生花店で働くことになる。
店長の塩崎竜胆(りんどう)はまだ二十五歳と若く、見た目も穏やかそうだが、無表
情とぶっきらぼうな性格が災いしてバイトが定着せず悩んでいたらしい。
塩崎生花店で働き、商店街の人々と触れ合ううちにすみれの世界が広がっていく。
同時に竜胆も心境に変化が起きたようで……?
これは、臆病なわたしが花屋のきみに出会ったことで少しずつ変わっていく心優しい穏やかな物語
※無断転載、翻訳、AI学習などは固くお断りしております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 11:30:00
102192文字
会話率:50%
東京都中央区日本橋。
高層ビルが林立し、高級ホテル、一流企業のオフィス、おしゃれな飲食店、モードなファッションを扱う店などが存在する場所。
まさに東京といったこの場所に、時代から置き去りにされた一軒の喫茶店がある。
メニューはい
たってシンプルだ。
卵とツナのミックスサンド
オムライス
ナポリタン
チョコレートパフェ
プリン・ア・ラ・モード
クリームソーダ
ドリップコーヒー
などなど。
店内は喫煙も可能。本日も看板を出して営業中。
あぁ、一つだけ、普通の喫茶店とは違う部分がある。
――この喫茶店の店長は、ねこだった。
都会の生活に疲れた人々が、今日も癒しを求めてねこ店長の喫茶店にやってくる。
ねこが店長を務める喫茶店に集う個性豊かな常連たちが織りなす、笑いあり涙ありのドタバタ喫茶店物語。
※無断転載、翻訳、AI学習などは固くお断りしております
※本作はカクヨムにも投稿しております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 10:10:09
80057文字
会話率:48%
両親が仕事で家を空けることが多かった高校生、栗城幸多は実質一人暮らし状態。そんな幸多のお隣さんには中学が一緒だった笹倉秋稲が住んでいる。
彼女は幸多が中学時代に告白した時、爽やかな笑顔を見せながら「ずっと友達ならいいですよ」とズッ友宣言をし
てきた快活系女子だった。他にも彼女に告白した男子も数知れずいたもののやはり友達止まり。そんな笹倉秋稲に告白した男子たちの間には、フラれたうちに入らない無傷の戦友として友情が芽生えたとかなんとか。あくまで友達扱いをしていた彼女は、男女関係なく分け隔てない優しさがあったので人気は不動のものだった。
「高校生になってもずっとお友達だよ!」
「……あ、うん」
「友達は友達だからね?」
やんわりとお断りされたけどお友達な関係、しかもお隣同士な二人の不思議な関係。
本音がつかめない女子、笹倉秋稲と栗城幸多の関係はとてもゆっくりとした時間の中から徐々に本当の気持ちを運ぶようになる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 02:10:26
73436文字
会話率:55%
貴方が今日の依頼人ですか。手付金は用意されましたか?
ふむ……結構。いや、身なりに見合わぬ大金、どうやって用意されたのか気になりましてね……
おっと気分を害されたなら申し訳ない。思ったことをつい口にしてしまうのが、私の悪い癖でして。どうかお
気になさらず。
……ほう、自分のほぼ全財産を成功の暁には支払うと。それほどまでのお覚悟ですか、なるほど、なるほど。
お嬢様は今、身支度中でございます。それまでどうぞこちらへ。パルフォール産のお茶をご用意しますので、少々お待ちを。
どうぞ、こちらがお茶とお茶菓子になります。……本当に「祓って」くれるのか、ですと?
ご安心下さい、私たちの成功率は、これまで10割でございます。ええ、失敗などございません。「討伐」はもちろん、難度の高い「浄化」であっても、です。
教会ではなく、わざわざ私たちにご依頼されたということは……何が何でも転生者を消してほしいか、あるいは「受肉」させられた方を何としてでもお救いになられたいかどちらかでしょう?
貴方の場合は……恐らく後者。どうです?ああ、やはり。
「討伐」ですと受肉させられた方ごと滅せねばなりませんからね。「浄化」ならば、「取り憑いた」異世界人の魂だけを滅し、貴方が愛する人は助かります。
私たちが法外とも思える値段で依頼をお受けするのも、それが命の価値に見合ったものだからです。
転生者とは真に厄介なものです……受肉した対象の魂を食らい、乗っ取るだけではない。転生者は皆、超常の力……「恩寵」を持っております。異世界の智慧、そして恩寵。世界に混沌をもたらす者ゆえ、狩らねばならぬのです。……何としてでも。
力が入り過ぎてしまいました。そろそろお嬢様が戻られます。ええ、「祓い手」は我が主、ジャニス・ワイズマンにございます。私はただの執事にございます。
本当に大丈夫なのかと?信用ならぬならお断りしても構いませんが。私たち以上の「祓い手」など、この国にはいないでしょうから。
お嬢様は少々性格に難がございますがね。我が儘で美食家で大食漢。おまけに守銭奴ときている。しかも……
おっと、不安に思われたなら申し訳ございません。ただ腕は確かでございますよ。フリード皇太子の「祓い」を行ったのも私たちでございます。
……よろしい。金額に見合う仕事は、必ず遂行致します。
では、ご依頼を詳しくうかがいましょうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 21:55:56
1088918文字
会話率:47%
お断り
この作品は「ブラックテイルな奴ら」を加筆修正したものです。
葛城四朗は中学3年の受験生だ。受験を前に恋人の林郷小百合に「受験が終わるまで合わないようにしましょう」と言われてしまった。その時渡されたのが小さな黒い尻尾アクセサリー
だ。小百合に嫌われたくない一心で俺はこの尻尾アクセサリーを常に持ち歩いていた。
ある日のこと。俺が不良グループにカツアゲされた。いつものことである。俺はどちらかというとおとなしい性格であるため、こういったやつらに狙われやすい。もうダメかと思ったその時、美しい女の声が俺を助けてくれたのだ。だが、どこにも女性はいない。「私はここよ」という言葉に俺は自分の目を疑った。小百合に貰った尻尾アクセサリーがしゃべっていたのである。
それからの俺の人生は変わってしまった。どうやらマリーと名乗るこの尻尾に好かれてしまったらしい。俺がマリーに逆らうと死にそうな目にあわされる。それもそのはずこの尻尾アクセサリーは異世界人が姿を変えたものだったのである。しかも黒魔術とやらが使えるのだ。
俺が思わず頼んでしまった不良達への仕返しが問題であった。マリーの両親もこちらの世界へやってくることになってしまった。もちろん尻尾アクセサリーの格好でである。勘違いが多いマリーの父親のせいで不良たちは窮地に立たされる。重い病に侵されたのだ。俺とマリーは不良たちをなんとか救おうと小百合や妹の芽依の協力を得て奮闘するのであった。その結果‥‥。
異世界物の要素を取り入れたコメディー作品になります。気軽に読めますので、よかったら目を通してみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 18:43:17
86179文字
会話率:47%
私、シェリルは八歳の夏に前世の記憶を思い出した。浮気した夫と離婚し、ふたりの娘を育てるために苦労したオバサンだった私は、今回の人生ではしっかり勉強して、安定した仕事について、何があってもひとりで生きていけるようになりたいと思っていた。でも
悪役令嬢役だというローズマリーと出会い、ここがゲームの影響を受けた世界だということ。複数の転生者がいること。自分がヒロインだということを知らされた。そんなことを言われても私はそんなゲームは知らないし、恋愛には興味がないのに、男が寄ってくるのはヒロインの呪いなの? ゲームのラスボスだった王弟陛下だって、ちょっとは魅力的だし上司としては最高だけど、恋愛はしないわよ。転生したオバサンが、美人で優秀だけど残念な変人として活躍するお話です。略して「転オバ」をよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 14:32:41
292862文字
会話率:43%
コーレンシュトッフ王国の王女、オリクト・コーレンシュトッフには婚約者の伯爵令息がいる。
自国の婚約者とは政略結婚であるのも解っている。しかしオリクトはこの結婚を喜んでいた。婚約者のドルドンがドストライクにタイプだったからだ。
政略結婚
でありながらも愛に充ちた生活を夢見るオリクト。そんな彼女に人生の転機が訪れる。
「見つけたぞ。オリクト、お前こそ俺の妻。竜の花嫁だ」
超大国の皇太子から突然の求婚。ドルドンとは天と地の差もある大物だ。普通の令嬢ならば目の色を変え、ドルドンを蹴落とし頷くだろう。伯爵令息と大国の皇太子なら比べる間でもない。
しかしオリクトは転生者。彼女の価値観は他の令嬢とは一味違う。
「え? 俺様系スパダリとか無理。…………じゃなかった。申し訳ございません。私には婚約者がおります」
ハイスペ男子?運命?そんなの知るか。
何よりも真実の愛を貫く。それが彼女の第二の人生なのだ。
(褐色銀髪低姿勢イケメンサイコー! 俺様キャラなんぞアウトオブ眼中だもんね)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 13:12:46
162527文字
会話率:47%
灘木優、会社員、既婚、子なし、27歳。
平日昼間に忘れ物を取りに家に帰ったら、体調不良で休んでたはずの旦那がうちの会社のゆるふわ肉食系女子と浮気してました。
何故かこっちが責められて『出て行け』とか言われたけど、このアパート家賃払ってるの私
だから出て行くのはそっちだよね。
…とか言ってるうちに気が付いたら全員まとめて見知らぬ石造りの部屋に飛ばされ、ファンタジーな服装のご老人に、旦那は『勇者()』、浮気相手は『セイジョ』、私は『主婦』と判定されました。
「よう、主婦。お前が頭を下げて『誠心誠意勇者様のために尽くします』と誓うなら、養ってやらんこともないぞ」
「お断りします」
有り得ない状況だけど、これはチャンス。
不良債権は悦に入ってる間に他人に押し付けるに限る。
──そんなこんなで始まる、ネコ好き・童顔・毒舌アラサー『主婦』の異世界ライフ。
主婦だからって、大人しく家に収まってるモンだと思うなよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 13:00:00
672597文字
会話率:41%
還の十八話目「目指すもの(けもの)」のスピンオフです。
読んでない人には何のことやらさっぱりの内容です。
何となく書いてみたら楽しくなってしまって、一気に書き上げてしまいました。
始めにお断り。
この物語はフィクションです。登場する
人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
「こんなの絶対無理」
「こんなのがまかりとおるわけが無い」
そう言う突っ込みは野暮。
こまけぇこたぁいいんだよ!!(AA略
の精神で、頭空っぽにしてから楽しんでいただければ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 12:00:00
112853文字
会話率:64%
「よし、ダイヤモンドになろう」
ある日自分が前世で遊んでいた乙女ゲームの世界に転生していることに気付いたディアリアは、生き延びるために決意した。
ゲームの世界でのディアリアは、魔王復活の生贄となって命を落とす役割なのだ。「ふざけんなそんな
のお断りだ!」と彼女はダイヤモンド(みたいな防御力)を手に入れて生き延びようと決める。
どうにか死亡フラグを回避しようと通っている学園でディアリアが藻掻いているうちに、何故かアレクサンドリート公爵と協力者になったり、ゲームの主人公クリスタルに懐かれたり、悪役令嬢ジルニアの矛先が向けられたり―――
上手くいかないことだらけな中、諦めずにディアリアが頑張る話。
※人の生死について触れる場面があるので、年齢制限は念のため入れています。
※アルファポリスにも掲載しています。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 22:22:04
44542文字
会話率:54%
7歳の時。私、リルフィはとある理由で元いた家を追い出された。
頼れる存在たちの先導のもと、国の端っこの田舎町の孤児院に身を寄せる。
そんなこんなで、かれこれあの日から早10年。
もう少しで18歳。成人で、一人立ちだ。
1人で生きていくた
めの知識も力もずっと勉強してきた。成長した今なら何だってできるよね!
でも、とある者たちの断罪が決まったことで、止まっていた “何か” が動き出す。
公爵家の正当な後継者。
母様の死の真相。
私の、力について。
なんで、こうなるの?
私は普通に、ゆっくり、穏やかに、暮らしたいんです!
あんまりしつこいと私の友達が怒るからね!
***
以前投稿した短編『公爵家に戻れと言われてもお断りいたします』を長編化したものになります。
R15は今後の展開次第ではどうなるか分からないので、一応の保険として付けています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 19:00:00
483615文字
会話率:37%
とある事情で元いた家を追い出され、辺境の街にある教会に併設されている孤児院で過ごしてきたリルフィ。
平民であるリルフィは一人立ちする時のためにと、冒険者にもなり多くのことを学んでいた。
親よりも頼れる存在に守られながら。
ある日、リルフ
ィは王都の騎士団所属のラーティ・ロトレイと出会う。
そこで知った。とある公爵家の者たちが断罪されることを。
元の家。父親。義母。異母妹。
元家族に対する感情などなく、心底どうでもよかったリルフィだったが、明らかになった事実に激怒。
頼れる存在と共に、一言言いに行きますか!
なんなら1発ずつ殴りましょうか!
え? 公爵家の正当な後継者?
精霊の愛し子? 公爵家に戻れ?
今さら何を言われても知ったことではない。全てお断りします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-14 21:00:00
25707文字
会話率:34%