この話は、"事象の地平線で踊る円舞曲"と平行して進むもうひとつの物語。失踪した妹を助けようとして、自らも異世界へと飛び込んだ姉”小枝”の物語である。
異世界へと転移した小枝がやって来たのは、深い森と接する大きな町ブ
レスベルゲン。彼女はそこで、行方不明になった妹を探す一環として、冒険者になることを決意する。
そんな小枝の正体は現代世界の超兵器。機械仕掛けの化け物だった。
ゆえに彼女は、人々に自身の正体がバレないよう『普通』の人間を装いながら、『普通』の冒険者として、失踪した妹の情報を集めようとするのだが……。作られてからの18年間、人里離れた山奥に住んでいたために、人間というものをよく知らなかった小枝にとっては、そもそも『普通』の人間というものが分からず、気づくと『非常識』の権化と化していたのである。
そんな『非常識』は伝搬するのか、いつしか小枝の周りには気心の知れた『非常識』な仲間たちが集まり……。彼女たちは、毎日のように厄介ごとを引き起こしながら、世界を混沌の渦へと巻き込んでいくのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 23:00:00
2415312文字
会話率:48%
世界は魔女至上主義。
人間は魔女の奴隷として生きることを強制され、国の政治や領主まで全てが魔女によって支配されていた。
「死んじゃダメだ!」
ある日、ひょんな勘違いから魔女に気に入られたエンタは、その魔女の屋敷で使用人として働く事にな
ったのだった。
魔女と人間の甘く切ない禁断の恋路を描いた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 18:00:00
19875文字
会話率:63%
★他サイトの「神に仕えるキャラが登場するファンタジー小説」で佳作頂きましたm(_ _"m)
(2021年の目標:月1回更新して2022年内に一旦完結を目指します。)
羊飼いの少女ジェードは、13歳の誕生日に理由もわからぬまま両親
や村の牧師に国を追われ、今は滅んだ聖地へと逃れた。姉を魔女狩りで殺されたジェードは、姉の死後から【天使】の声が聞こえるようになっており、聖地で本物の【天使】と出会うことになる。そして【天使】から「もうすぐここに来る少年を殺す」と言う自らの天命を告げられる。【天使】の言ったとおり、程なく聖地に現れたのは、異国の第二皇子ハリーファだった。しかし、ジェードは天命とはいえハリーファを殺すことはできず、ハリーファを連れ戻しに来た兵士によって異国の宮廷に捕らえられてしまう。その後、ハリーファの計らいによって、ジェードはハリーファの奴隷として働くことで投獄を逃れる。天命を果たすまでは村に帰れないジェードは、奴隷として働きながら気づかれないようにハリーファを殺そうと何度も試みるがいつも失敗に終わる。宮廷生活の中で起こる小さな事件に巻き込まれたり、ハリーファと交流を持つようになるうちに、ジェードはハリーファの持つ2つの秘密に気付いていく……。
一方、ジェードが村を追い出された後。ジェードの双子の弟のホープは、姉に続いてジェードにも魔女の疑惑がかかったことを知る。ジェードが村に戻ってこれるように魔女疑惑を撤回してほしいと領主ヴィンセントのもとを訪れたところ、王太子への陳情に同行することになる。ヴィンセントと行動を共にするうちに、殺された姉とヴィンセントとの関係を知ることになり、ホープはやがて王位を巡る争いに巻き込まれていく。
『聖地を滅ぼした【王】の生まれ変わりである少年と、少年を殺すよう【神】に告げられた少女の、過去からの因縁の恋愛物語』(のろのろ不定期更新中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-03 17:45:43
372532文字
会話率:37%
彼氏といい雰囲気?の時に神の呼び出された腐女子、道坂塔子。世界を貰った彼氏とは対照に、塔子は何処とも知れない荒野に放り出される。
その後は獣に襲われて死にかけたり、村人に殺されかけたり散々な人生をまっしぐら。塔子を主と言い張る精霊達と出
会うもやりたい放題の彼女達に振り回され、手に入れた神の法なるチート能力で今度は塔子が他人の命を奪ってしまう。
お尋ね者の塔子は冒険者にすらなれず常に金欠状態。女なのに女子ばかり集まって来るし、終には奴隷(女)まで手に入れて不思議なハーレムを形成するはめに。しかし彼女達にはそれぞれ信用出来ない面も見え隠れし……。
これは人間不信に悩みながらも居場所を求めて放浪する、一人の少女の繋がりを求める旅の記録。
※プロローグの主人公が婚活女子みたいな心境です。
第27節で美少年をGET!悪役令嬢を経て魔女に進化中。
第37節からラブコメに突入……した様なしてない様な?やっと男女比が落ち着いて来た。
第40節辺りから一章の佳境に入りました。
第2章スタートしました。
第2節で合法的に逆ハーレムを形成出来る事が発覚しました。
第7節辺りから腐女子の妄想が増えたかもしれなくもない。9節で終に少年を育成へ?
本編の更新が全くないのに、外伝が始まりました。
トーコの宿敵?アカリ・アリサカの話です。
本伝:「在りか ~私の居場所と異世界について~」 https://ncode.syosetu.com/n5597el/
外伝:「賢者が悪役令嬢になるまで(仮)」 https://ncode.syosetu.com/n7365hu/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 01:00:00
565007文字
会話率:42%
世界が終焉に向けて加速する中、朝寝坊常習犯の騎士が目覚めると彼に跨っていたのは艶めかしい美女でも甘えんぼな新妻でもなく、魂ごと丸呑みにされそうな恐ろしい仮面をつけた魔女だった。
突然の来訪者に寝こみを襲われ困惑する騎士に対し、魔女は悪びれも
せず可憐な声で告げた。
「魔王が禁じ手を使いました。いずれ世界は糸が切れるように破滅します。騎士様に、この世界を救って欲しいのです」
その日、世界と異なる時間軸を持ち、周囲の時を歪ませ、傷を受けてもたちどころに回復してしまう事からかつて『悪魔』と称された騎士と、ある非道な儀式により体内時計の歯車が全て欠けてしまい、その身が時を刻まなくなることで不老と同時に孤独と成り果てた魔女の、奇怪なパーティが誕生した。
大陸の極西から南東へ目指すは魔王の居城。たどる道筋で、魔王討伐に必要なアイテム『クロノカリバー』の材料を手に入れなければいけないのに、自称・地獄の番犬の邪魔が入ったり、城塞都市の喰えない大司教に領主殺害の容疑で投獄されたり、仮面の魔女より遥かにセクシーな魔女に誘惑されたりと、様々な難関が騎士たちを待ち受けていた。
そんな中、彼らは多くの者たちとの邂逅を果たす。義賊と共に村を守る復讐の火くすぶる暗殺者、成樹となる日を目前に生贄の危機にさらされる修道女のアルラウネ、幾多の傷で醜悪となり戦い勝つ事でしか肯定されることのないオーク、下卑た陰謀に巻き込まれゆく誇り高く騎士に憧れる奴隷闘士の娘、物語を代金に怪しい骨董品をさばき真実の愛を探す万事屋、長くは続かないと知りながら人と暮らす事を選んだニンフ……。
場の空気に馴染めない男と、場の空気を読めない魔女が、運命に翻弄される幾多の命に背を押され、罵り合い、ごく稀に手を取り合い、絶望の怒涛に飲まれながらも希望の糸を紡ぎ織りなす冒険譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-09 21:01:04
55246文字
会話率:63%
重なるべきではない世界が重なった世界。
この世界で人間は『人ならざる者』に対して、『弱者』であり『強者』であった。
『人ならざる者』の一つである『魔術師』に対して、人は強者である。
人知を超えた力で、万物の法則を捻じ曲げた創造を成
す魔術師たちではあるが、霊獣に対しての免疫が弱く、霊獣から傷を受ければ生死に関わる。そのため魔術師は、己たちの能力を提供することで、人間の庇護を受けることでその命を繋いでいた。
もう一つの『人ならざる者』である『ジン』に対して、人は弱者である。
ジンと呼ばれる種族は、人間を捕食する。
正しくは人間の脳を喰らい、脳を失った人間の肉体を死せる奴隷として支配する。
ジンに脳を喰らわれ、感情を失った人間は、朽ちて土に戻ることも許されず、自分を食い殺したジンが死ぬ日まで、己を喰ったジンの奴隷として働かされる。
だが人間に対しては強者であるジンは、魔道士に対しては弱者である。
魔道士たちの創造の魔術に、ジンは欠かせない材料であるからだ。
人間・魔術師・ジン。
その三種の種族は、戦いながら微妙な均衡を保っている。
そんな世界である城の領主を務める『竜騎士』と『青藍の魔女』の、恋愛ファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-23 16:44:19
49207文字
会話率:36%