高嶺に咲く、花の君に───…
最終更新:2023-06-25 21:37:59
413文字
会話率:0%
貴族たちが集うパブリックスクール。通称ガーデンには、「氷薔薇の乙女」と評される公爵令嬢がいた。誰をもが羨む美貌と、誰をも疎むその瞳は、近寄り難く。しかし、誰しもが手を伸ばすものだ。高嶺の花。その名はリコリス・アン・ヴァニティア。彼女は乙女ゲ
ーム「Masquerade Carnival」に登場する恋の邪魔役、いわゆる、悪役令嬢だった。
主人公、リコリスは幼少期のとある日に突然、前世の記憶を取り戻してしまう。それは彼女に大きな絶望を与える事となってしまう。それは「生まれ変わったら…悪役令嬢…。」「どうして主役じゃないの?」それは己の配役を恨んだ声だった。そう彼女は前世では「主役の座」を欲しがった一人の役者だった。しかし、与えられたのはまさかの脇役だった。生まれ変わっても得られなかったという失意が幼い子供の心を黒く染める。
しかしそれは彼女を熱く滾らせた。「私に脇役をやらせた神様に、役不足でしたって言わせてやる!」彼女はそう言って失意の底から立ち上がる。
そして誓うのだ。「原作通りの悪役令嬢」として振る舞い、この物語(うんめい)を全うしてみせると声高らかに。そして、彼女は自ら幕を上げる。それは滅びの物語か、それとも死への行進曲(マーチ)か?
「この世にはね、2種類の人間しかいないのよ」
「主役 と 脇役 。そう、私(わたくし)と貴女。脇役は脇役らしく身の程を弁えなさい。」
その言葉で原作ゲームの主人公であるメリー・マイアの物語の全てが始まり、その言葉で悪役令嬢であるリコリス・アン・ヴァニティアの人生の全てが終わる。
それでも彼女は悪役令嬢を貫く、それは自分の役者という威信にかけて。
これは主役になりたいと渇望しても、主役になれなかった哀れな少女の、それでも進むと決めたプライドの物語。これは滅びに抗う物語では無く、自ら滅びへと向かい、そして、死へと向かう物語。
少女は今日も、悪役令嬢の仮面を被り踊るだろう。そうすると強く決めたのだから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-15 00:33:30
28391文字
会話率:41%
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてし
まう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 18:45:53
6674文字
会話率:39%
子爵令嬢のソフィーには、憧れの人がいた。
それは、侯爵令息であるテオドール。『氷の貴公子』と呼ばれ大勢の女子に迫られる彼が自分にとって高嶺の花と知りつつも、遠くから見つめるだけでは満足できなかった。
そこで選んだのは、実家の子爵家が貧
乏だったために身につけた料理という武器。料理大好きな彼女は、手作り料理で侯爵令息と距離を詰めようと奮闘する……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 07:00:00
13500文字
会話率:25%
伯爵令嬢エリーゼは、学園一のモテ女。才色兼備な彼女はどんな令息にも靡かない高嶺の花として有名だった。
そんな彼女に、学園一のモテ男。王国の第二王子が言い寄ったところ…。
最終更新:2023-05-28 22:31:26
12020文字
会話率:47%
僕、姫山優也はこの春から高校1年生になる。高校で僕を待っている新たな出会い、青春の数々に今から心躍らせて…………るわけねーだろ!
現実はもっとシビアで残酷なんだよ!残念なことにな!
なーんて考えていた、ひねくれてしまった僕にも転機というもの
が訪れた。
それが同じクラスの皇彩華との出会いだった。
彼女が僕の初恋だった。まさか僕が恋をするなんて…
この恋は絶対に成就させたい。
しかし、彼女はまさしく高嶺の花。そのためライバルは非常に多い。今の僕ではどんな甘党でも音を上げるほどに甘く考えても彼女には届かない。このままでは彼女にとって有象無象のモブ男子Aで終わってしまう。
そんなのは嫌だ!!ならば、変わるしかない!
そして少しずつ変わっていく姫山が皇は気になってしまう。
これは初恋を成就させるために変わっていく主人公とそんな主人公が気になっちゃうヒロインのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 22:00:00
15949文字
会話率:52%
美形が大好きな男爵令嬢トレイシー。高嶺の花を追いかけて、相手に好意を抱いてもらうことを生き甲斐としている。
とはいえ、結婚を目指しているわけではない。優良物件には既に婚約者がいるし、略奪婚をしたところで結局また浮気されるだけだ。
家族の
ために変態じじいに嫁がざるをえないと覚悟していた彼女は、綺麗な思い出を作るつもりでいた。さらにより良い嫁ぎ先を紹介してもらえたらと、女性陣へのアフターケアと人脈作りに余念がない。
ところが興味本位で粉をかけた王子さまが誘いを本気にしたあげく、逆に彼女を追いかけてきて……。
詰めの甘いヒロインと、狙った獲物は逃がさない腹黒ヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 20:10:27
8029文字
会話率:72%
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食
いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、アルファポリス及びエブリスタでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-09 23:38:21
7958文字
会話率:69%
高嶺の花として高校で有名な七瀬には、何故かなかなか彼氏ができない。
そんな中、憧れだった吉永先輩にデートに誘われ、親友の南とともに、今回こそはと意気込むのだが……
最終更新:2023-05-18 18:59:06
4723文字
会話率:74%
一途で不器用な男子と高嶺の花の女の子の甘酸っぱい恋物語です。
最終更新:2023-05-14 04:23:34
383文字
会話率:50%
高校2年生の私、優凛は大和撫子で高嶺の花でもある親友、鈴桜に思いを馳せていた。
そして、その思いは日に日に高まっていき…
最終更新:2023-05-07 17:09:35
6446文字
会話率:41%
クラスメイトであり容姿端麗、頭脳明晰、性格は女神の『高峰詩織』さんに、何故だかロリコンの疑いを掛けた僕。誤解は解けたものの、一緒に買い物に出かけることになったり、プレゼントを交換したりとグイグイ来られてる気がする。―――最近クラスメイトが騒
がしいのはなんでだろう?当然歓声は上がるし、すれ違うと溜息は吐かれるし…。もしかして僕、嫌われてる?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 08:04:13
10936文字
会話率:39%
霧島さんは口数が少なく真面目で成績優秀であり、廊下を歩けば道が開けて歓声が上がる程の人気っぷり。だが、その独特な雰囲気と容姿端麗な姿のせいで、皆から高嶺の花だと避けられている。
しかし、隣の席の僕だけは知っている。霧島さんは授業中に教科書を
盾にガツガツとお弁当を食べたり、寝ている生徒を後ろからこっそり叩き起こすような面白い人だと。
※基本的に1話完結でサクっと読めます。
※この作品はカクヨムでも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 20:25:56
29897文字
会話率:26%
とある日、一条祐馬(いちじょうゆうま)が暮らすマンションに一人の少女――雨宮麻里花(あめみやまりか)が引っ越してきた。
麻里花は成績優秀、スポーツ万能、才色兼備、そしてご令嬢というこの世のありとあらゆる理想を体現した完全無敵な才女であり
、クラスのどこにでもいる平凡な男子の祐馬とはもちろん接点なんてない。
元々の住む世界が違うと思っていた祐馬はどうせ隣人となってもただ家が近くの同級生の関係だと思っていた。
しかし、この日を境に時間は動き出す。
学校では真面目な生徒の祐馬が、自宅では怠惰の限りを尽くす姿(パジャマ姿の寝癖)麻里花に見られて。コンビニで買い食いしているところを見られて「不良」と言われて。雨が降りしきる夜に一緒に雨宿りをしたりして。まるで運命の糸に繋がれているかのように、事あるごとに二人は一緒に過ごしていく。
そんなこんなでお互いのことを知っていくうちに、麻里花は心を開き始めて、学校でも見せなかった作り物なんかじゃない本物の笑顔を祐馬に見せ始めて、そんな可愛らしい姿にドギマギさせられながら祐馬も居心地の良さを覚え始めつつ、麻里花も普通の女の子なのだと実感する。
かっこいいところや可愛いところ。二人が見せる一面に触れていくたびに、やがて二人の心は惹かれ始めていく。
「わたし。祐馬くんと出逢えて良かった」
これは平凡で「何事もほどほどに」がモットーの少年と才女にして≪高嶺の花≫と呼ばれる少女が不器用ながら少しずつ距離を縮めていく、優しく少し儚くて……でもやっぱり優しく甘い物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 17:01:30
94987文字
会話率:52%
今年で高校1年生となり一人暮らしを始めた島崎虎継のお隣さんは同級生のハイスペック美少女──佐藤華音だった!
どうせ関わることもないと思っていた虎継だが意外とポンコツな一面が見える華音に家事を教えることになってしまう
これは過去のトラウマから
自分を卑下している2人が互いに支え合う物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 02:27:28
5854文字
会話率:78%
高2の少年、霧島呉人(きりしま くれと)はカノジョの大崎柚季(おおさき ゆずき)に浮気をされていた。その現場を目撃して絶望した呉人は、自殺をすることで柚季を後悔させることを決意する。
1人で死ぬのが怖かった呉人は、自殺オフ会に顔を出す。する
とその場で、同じ高校で生徒会長を務めている高嶺の花・鏡山流歌(きょうやま るか)と偶然出会ってしまう。
呉人と流歌はそんな自殺オフ会での交流を通じて、お互いにあなたは死ぬべきじゃないと伝え合い、オフ会から抜け出して日常への帰還を選択。
そして付き合うことになり、お互いに幸せだと思える日々を過ごそうとし始める。
一方で浮気カノジョの柚季は、呉人と流歌の交際開始によって色々と転落していくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 13:00:00
64890文字
会話率:41%
俺のクラスには学年一、いや、学校一の美女と誰もが舌を巻いた女子生徒がいる。
甘神知神《あまがみちかみ》。絶世の美女と謳われた、校内ミスコン優勝者。
俺と同じクラスの彼女は、いつも俺の前の席で朧げな表情を浮かべながら、窓の奥を見つめてい
る。
そして、セミロングのその黒髪を弄るだけで他人の視線を集める。
1年の時から有名人で、2年になってもその人気は先輩後輩問わず鰻登りで上昇中。
そんな彼女の口癖は——
「付き合って、天野くん」
しかし、その本当の意味は。
「放課後……ショッピングに」
「付き合って」が口癖の甘神知神《あまかみ ちかみ》に振り回される俺の日常。
「ねぇ、付き合って」
今日もまた、大きな瞳が視界を奪い去る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 08:43:11
106199文字
会話率:59%
「私のこと全部知ってるの、椿希だけなんだよ」
柳井椿希には、学園の2大アイドルの1人であり周囲から『女神様』と呼ばれている同い年の幼なじみ、春岡霞がいる。
家族にさえも隠している彼女の秘密を知っているのは、幼なじみである椿希だけ。
彼女のせいで人間不信になりつつある椿希は、ある日、同じクラスで2大アイドルの1人である『女王様』こと冬月真白の秘密を偶然知ってしまうことになる。
「私、君のことやっぱり好きかも」
彼を知るたび、椿希への気持ちが膨らむ真白。
大切な椿希をとられるかもしれない、そんな思いから彼への独占欲を露わにしていく霞。
これは、主人公展開に憧れを抱いていた人間不信の彼が幸せになるまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 20:07:38
15843文字
会話率:39%
高校生の真理は、特進科クラスの優等生の川田遼に密かに思いを寄せていた。
そんな川田をどう攻略するかと奮闘する日々を送っていると、両親からとんでもない事を告げられた。
「真理には許嫁がいる」と!
相手は同じ年で同じ学校の特進科の男子生徒ときた
!
もしかして、もしかすると、それは川田君!?
んなわけないです。
んな上手くいくわけないんです。
ただし・・・。
相手は川田よりずっとずっとハイスペック男子。
成績は常に学年トップクラスで、身長も顔面偏差値も高い、高田翔だった。
真理にとって、川田でも高嶺の花なのに、高田なんてどこの花?
優秀とは言っても川田君はモブキャラ。
モブの私はモブと恋をしたいのです!
※完結済「大好きな許嫁にフラれてしまいました・・・」の関連小説です。
こちらもどうぞよろしくお願い致します。
(続編ではないので、読まなくてもストーリーに影響はありません。でも同じ登場人物が出てます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 19:10:10
116272文字
会話率:39%
一回の罰ゲームが生み出した恋の物語。
ある日、罰ゲームを受けることになった男、山田太郎。
彼罰ゲームの内容は学校一の高嶺の花にして女王に告白をするというもの。
断られるだろうと考えいざ告白をすると、なぜかオーケーを貰えてしまい!!??
診断メーカーで出てきたお題を元に書いた物語のため、超雑かつ超グダグダでよくわからない仕上がりになってしまった作品ですが!!ぜひぜひ、お楽しみください!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 02:01:31
7920文字
会話率:31%
───彼女達が輝けば、陰キャの俺には何もいらない。
スクールカーストど底辺。絵に描いたような陰キャである下田涼。彼には学生生活において楽しみがない。彼女はもちろん、友達もいないし、自分という存在に興味がない。
そんな彼にも、両親の仕
事の関係で、昔から得意なことが一つだけあった。それは女性を美しく輝かせること。彼が将来目指すのは服装、メイク、立ち振る舞い、言動からすべてをデザインし、美しくなりたいという女性の望みを叶えるプランナー 。しかし、そのやり方は自らを道具の1つとするやり方で───
これは、自分には無関心だが、女性を美しく変え、望みを叶えてあげることに全力を尽くす少年が、彼の手によって人生が変わったことで彼に心底惚れ込んでしまったヒロイン達との関わりによって、様々なトラブルに巻き込まれながらも人として成長していく物語である。
タイトル変更しました。(旧題 : ヒロインの条件〜彼女達さえ輝けば、陰キャの俺には何もいらない〜)
*この作品はカクヨム様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 03:03:47
45928文字
会話率:45%