大学一年生の頃の記憶が走馬灯のように駆け巡った三年の春のこと、久我大樹は大学の図書館へ、課題のための本を借りに赴いた。
そこで、起きた不思議な出会いが大樹をある部屋へ導き、一冊の白い本を手にしたことから、おかしなことが起き始めるように
なる。
毎晩のように夢をみる。それは自分ではない誰かになって過ごすもう一つの日常だった。羊飼いの青年の姿をし、幼馴染の少女と過ごす。しかし、現代の服装や生活とは違うものであった。さらにその人物にかかわるこれまでの記憶まで、大樹は知っていたのである。
大樹の普段の生活を送りながら、もう一つの羊飼いの青年としての生活を送る。何故、どうしてと、疑問が尽きないことばかりであっても、それでもその夢は、最後まで終わらなかった。
それは記憶の世界の話であった。黒い羽根持つ人と、大樹はそこで出会うのである。そして、自身の過去とも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 20:43:57
62088文字
会話率:23%
世界で一番美しいお姫様が、結婚相手の条件に出したのは「竜のたまご洗い」という試練。
見た目も美しく賢くて、強い者でなければ、この試練は越えられません。
多くの人が挑戦しましたが、誰も成功しませんでした。
そこへ現れた平凡な顔をした羊飼い
が、その試練をやってみせると言いました。
ただ……見た目はどうにもならないので、お姫様に一緒に来てくれと頼みます。
「一つくらい、条件はずしても構わないんじゃないですか。あなたが本当にしたいこと、俺はかなえてあげますよ」
それを聞いたお姫様は、羊飼いと一緒に行くことにーー。
***
お姫様が本当に願っていたことを、羊飼いがちゃんと叶えてくれる昔話風のお話です。
◇別サイトにも投稿しています◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 23:19:42
8001文字
会話率:26%
統治者の戦死によるお家騒動を勝ち抜こうとする奥方。
彼女は断罪の儀式を受けぬ事で野望を達成しようとしている。
窮地に陥った羊飼い一家を救ったのは聖女の奇跡だった。
WBC記念 野球知識要素があります。R15は一応掛けました。
最終更新:2023-03-21 19:03:30
2603文字
会話率:22%
北ヨーロッパに似たファンタジー世界。辺境の山村に住む羊飼いの少年ラジュエルを突然巻き込んだ魔法戦争。彼は行方不明の少女を探し、雪山で道に迷い命を落としかける。そこで助けてくれた巨大な狼はある老人の所に導いてくれたのだが、彼は狼をラジュエルに
託して死を選ぶ。
『わしはこのあとも幾たびかおまえに出会うだろう。導きは訪れる』と不思議な言葉を残して。
狼を連れて羊飼いは続けられない。仕方なく村を追われたラジュエルは長い旅に出る。行く先で出会う魔物や魔法使いたち。やがてラジュエルは魔法使いの養成所『学びの塔』で修行することになる。
厳しい獣使いに鍛えられだんだんと魔法をマスターしていくラジュエルに、反逆者魔法集団の『荒野の魔法使い』が接近する。
『学びの塔』の政治的なごたごたに嫌気のさすラジュエルは『荒野』の仲間になる道を選ぶのか。彼の選んでいく道とは……。
猛獣などが出てくるのでちょこっと残酷な描写のある部分がありますが、それほどひどくないと思います。恋愛はありますがエロはありません。
漫画家のiwajun様からいただいたイラストのイメージから生まれた狼と少年のファンタジーです。
途中にもiwajun様の美しいイラストがたくさんあり、ご堪能いただけたら嬉しいです٩( 'ω' )۶
打ち合わせ上、物語の発表後に挿し絵が追加されることもありますので、ご了承お願いいたします。
毎週日曜日昼頃、最新話アップします♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 12:23:12
671556文字
会話率:44%
はるか昔。
彼方まで暗闇が広がるのみの虚構に、一つの光が生まれた。
ほんの微かな、小さな光であったが、それは確かにそこにあり、闇を照らした。
次第に輝きを増し、勢力を広げ続ける光を、闇は疎ましく思った。
この世界は自分のものだ。なぜ奪お
うとするのか、と。
やがて、争いが始まった。
光は自らを守るため、闇は自らを取り戻すため。
互いの正義のための戦いは永く永く続き。
光の勝利で、争いの幕は落された。
やがて光は虚構をすべて照らし尽くし、世界を創り替えた。
数多の大地。それらに住まう無数の生物。
そして、自らの意思を継ぐ、世界の守護者として
光は、神を創り出した。
原初の光は眠りに就き、新たな世代にすべてを託し、世界を照らし続けた。
時が経ち、原初の時代の記憶は風化し、すべてが忘れ去られたころ。
一人の神と、その従者が誕生した。
この物語は、未熟な神と、その従者が世界をめぐり
やがては世界を救う、救世譚である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 19:42:52
5040文字
会話率:20%
自殺した俺は第二の人生として謎の男から転生という選択肢を得た。そして、その世界で不老不死としての力を譲渡もしくは使い続けることができた。
だが、俺は知らなかった。羊飼いの森に置いてこの力といで立ち。俺の名がこの世界における伝承にこう記されて
いようとは・・・・・
不老不死を持つ者、魔王となりてこの世界蹂躙す
生きる死ぬも俺が決める。嬲られたい奴は跪け!
魔王へと進化を遂げた時、それは序章に過ぎなかった・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-06 12:54:09
6859文字
会話率:50%
ありがちな交通事故で転生した転生先は、古代ギリシャっぽい異世界でした。
特別なスキルやジョブを与えられることもなく転生したパリスは、ある日、大神ゼウスからあるトラブルの審判を下す役目を与えられた。
パリスは知恵を絞り裁定を下しますが、それ
がギリシャ全土を揺るがす大戦争に繋がるのであった。
本作はトロイア戦争やもろもろのギリシャ神話を参考にしていますが、あくまで神々が登場する魔法と剣の異世界?(ファンタジー)です。
皆さんのご指導・アドバイス・評価、ブックマークどんどんお待ちしています。
※一応R18にはならないように気を付けてますが、この小説には女性読者向けでない部分がありますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 20:20:54
105171文字
会話率:50%
不条理で美しい世界に生きる優しい少女とちいさな羊飼いの物語。
最終更新:2022-10-31 21:38:23
9247文字
会話率:43%
王子様は女嫌いに出てくる伝説、永遠の命を持つ氷の女神リヤと人間フーゴの恋の物語。
フーゴが好きになったのはかつて氷河期を起こし擬似人間を作ったという規格外女神だった。
ある日、羊飼いのフーゴが山でオコジョに出会う。そのオコジョの正体は氷の女
神と崇められる雪と氷の大精霊の変化した姿だった。オコジョの姿で一緒にいるうちにフーゴのことが好きになったリヤ。フーゴにおやすみのキスをされてオコジョの姿が解けてしまう。
*これは本編『王子様は女嫌い』の外伝になります。こちらだけ読んでも楽しめると思います。逆にこちらを本編と考えると王子様が外伝になるかも?
*本編『王子様は女嫌い』54話までのネタバレというか種明かしを含みます。
*音の響きが好きだったのでフィンランド語圏の名前や単語を使っていますが、既存の元になる神話や精霊のお話などはなくオリジナル設定です。
*フーゴが私にどうしても自分とリヤの話を置き去りにせず世に出してくれ、形にしてくれと訴えかけてきて本編を書き進めようとすると頭が真っ白になって一文字も進まないのに、外伝を書こうとするとスラスラ書けるという状態異常に。たぶんリヤが大精霊の力を使ってフーゴを加勢しているのでしょうね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 16:11:40
25516文字
会話率:26%
クララは田舎で羊飼いをしていた。
この度、谷の都に精霊殿雑用係として就職した。
パンダは妖精でいつも楽しそう。
アンジェリカは谷の都の谷底の精霊殿の見習い精霊士だ。
クララとアンジェリカの微妙に食い違う友情と、それらとは関係なく日々を楽しく
過ごす妖精パンダのお話。すっごくファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 21:05:35
122403文字
会話率:53%
人間と魔族が戦っている異世界のハウカダル島。人間の十二の王国のひとつホルム王国の羊飼いの少年が、両親の反対を押し切って、吟遊詩人を目指す……。
主人公が日記を書いているという形式の連作小説。章ごとに、そこそこ独立した一つの話としても読め
るように展開していきます。たいがいの話はR15ではありませんが、なかにはビミョーな話もありますので、R15指定しておきます。それで「聖玉の王」の世界の話なのですが、「なろう」ではシリーズは別の扱いにします。
自サークルのサイト「アザー・ワールドの別荘」(http://otherword22.g2.xrea.com/)で連載し、自費印刷本やコピー本にして、コミケで頒布もしている話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 09:39:35
131736文字
会話率:31%
ある村の羊飼いの少年は、悪戯心で「狼がきた」と嘘をつき続けた。
そしてある日ついに本当に狼がきてしまった。
そこで羊飼いの少年は論理的に正しい行動を取り、羊と自らの窮地を救った
これはオオカミ少年の身に訪れ得た、一つのハッピーエン
ドの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 19:20:03
2289文字
会話率:37%
羊飼いの少年ロックスはひょんなことから竜人の雌ディーナと出逢い、彼女の力を借りて村を襲った蜘蛛たちへと仕返しに乗り出す。
最終更新:2022-07-15 00:10:29
8683文字
会話率:14%
「空の英雄を殺せ」
整備兵ノーランに与えられた極秘任務は、単純明快かつ地獄の片道切符だった。
作戦名『絶海の羊飼い』
辺境の島の空軍基地で、現地総司令官が計画するクーデターの実行犯として選ばれてしまう。
かつて空の英雄に命を救われたノー
ランは命令を拒否。
ノーランは島の奥、禁忌の森へと逃げ、森の神から「空の英雄を救え」と神託を受け、仲間とともにの戦いを身を投じていく。
※ 完結保証です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-17 16:19:37
21678文字
会話率:41%
天職と呼ばれる力で、【剣士】や【魔術師】などが世界各地の古代遺跡《ダンジョン》から宝物や古の魔術を発掘する《冒険者》として活躍する時代。
主人公テオが持って生まれた天職は、冒険者としてはハズレの【羊飼い】だった。
羊飼いなので戦闘力はほぼ
皆無。
生来持っているスキルはどれも今ひとつ使えない。
冒険者になるための試験は連続で十回落ちた。
それでも諦めずに頑張っていたテオだったが、ついに仲間から戦力外通告をされ、新進気鋭の冒険者パーティー『貫きの一角獣』をクビになってしまう。
失意の中テオは、故郷に戻ることに決めるが……今まで頼っていた仲間から離れたおかげで、テオは【羊飼い】の真価に気付く。
やむにやまれず途中で出会った底辺冒険者の女の子を《牧羊犬》にしてみれば、獣のごとき身体能力が備わり凶悪な賞金首を蹴散らすし、魔物最弱のスライムを『群れ』に加えてみれば、無限に分裂して魔物の群れ相手に無双し出すし……
あれ? もしかして【羊飼い】、強くね……?
これはハズレ天職の主人公が、底辺冒険者や最弱魔物たちと一緒になんやかんやで最強の冒険者パーティーへと成り上がっていくお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 10:28:46
146491文字
会話率:31%
建国した日にできたダンジョンの中に飼っていた羊が落ちてしまったデビー。
ダンジョンができるのを目の前で見ていたドロシー。彼らはそれぞれダンジョンへと向かう。
ダンジョンができた際、負傷したユリシーズの元へ悪魔がダンジョンへの勧誘にやってくる
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 16:12:38
4533文字
会話率:53%
人々と神々が共存していた創生の時代。
これは一人の人間を救うために、とある神が身を滅ぼす話だ。
古来から神々は『一神、一役』と定められ。
その中でもオルデは『生死の取り決め』を司る神であった。生死の取り決めとは地に住む人間の生誕と、死亡の
数を考える役割であるが。人々からは死神として恐れられている。
故に彼の棲まう地には人は滅多なことがない限り、訪れない。
そこに羊飼いの少年が現れるまでは、オルデは人と密に関わることもなかっただろうに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 21:28:15
6942文字
会話率:31%
ある日のこと、羊飼いのメリーさんの目に映ったのは、ジンギスカンパーティーを繰り広げるゴブリン達だった。魔王軍はこともあろうかメリーさんの羊を襲ったのである。メリーさんは手塩にかけて育てた羊を食べられて激怒。魔王城に裏口から乗り込み、法律と証
拠写真を武器に黒塗りの魔王様に直談判する。
使用者責任を問われた魔王様にメリーさんが申し渡した示談条件とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-23 22:19:26
43827文字
会話率:39%
王国と帝国との間で激しい戦争が起こった。劣勢に陥った王国軍に、ひとりの英雄が現れる。その異名は「鉄血の姫騎士」。どんなに激しい戦場であっても眉ひとつ動かさず、その美しい姿は王国軍の士気を大いに高め、またその武勇知略は王国に幾たびもの勝利をも
たらしたという。その女英雄の名はアンジェリカ。これは、鉄血の姫騎士と称された英雄と、ひとりの羊飼いとの恋を描いた物語である。
「もう……ほんとにイヤ……戦争、早く終わってくれないかなあ……。実家に帰って羊をもふもふしたい……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 20:06:47
6230文字
会話率:30%
楽師アルレッキーナ・ブフォンは、旅の途中で出会った仲間と肉の町ラグシを目指す。仲間である流浪の剣士リッター・ヴァンダーシャフトと魔法使いサッジ・ストレゴーネも音楽が好き。3人が丘の麓に差し掛かると、可憐に歌う羊飼いの乙女がいた。その歌は、こ
の地方に伝わる切なくも温かい愛の物語であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 17:28:07
8714文字
会話率:48%