王宮で開催されている今宵の夜会は、この国の王太子であるアンデルセン・ヘリカルムと公爵令嬢であるシュワリナ・ルーデンベルグの結婚式の日取りが発表されるはずだった。
「シュワリナ!貴様との婚約を破棄させてもらう!!!」
「ごきげんよう、アン
デルセン様。挨拶もなく、急に何のお話でしょう?」
「言葉通りの意味だ。常に傲慢な態度な貴様にはわからぬか?」
どうやら、挨拶もせずに不躾で教養がなってないようですわね。という嫌味は伝わらなかったようだ。傲慢な態度を婚約破棄の意味を理解できないになんのつながりがあるのかもわからない。
---
シュワリナが王太子に婚約破棄をされ、王様と結婚することになるまでのおはなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 17:35:13
7999文字
会話率:59%
旅する椅子がありました。
アンデルセン童話に『空飛ぶトランク』というお話がありますが、このお話では古い椅子が(意志らしきものを持って)活躍?します。
この旅する椅子は海を越え、砂浜に漂着しますが、ふたたび波に運ばれ、いずくとも知れぬ場所
にむけて旅立ってゆきます。
或る日のこと、薔薇を育む庭師の青年のもとに旅する椅子が到着することから、この短いお話ははじまります。
この椅子は恋の予感をも連れてくるメッセンジャーでもありました。
幻想的で、ちょっぴり甘くて不思議なお話を読んでみませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-11 17:32:33
9727文字
会話率:36%
五十も半ばを過ぎたのに、宗介はいまだ高等遊民を続けている。世間には高名な画家、母と自分には傲慢の権化としてのしかかる父、是枝恭介の亡霊で霞を食むように生きてきたのだ。それは、父の死後も自分たち親子を慈しんでくれる藤田さんによって「続けさせ
られてきた」のだった。
母と藤田さんの絹のような柔らかさでがんじがらめにされていた宗介は、母の死をきっかけに新しいトライアングルが生まれる。自分と藤田さん、そして親子ほど離れたカービングナイフのように美しい妹の楓。
楓には、宗介が持て得なかった父恭介の芸術性があふれるように備わっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-05 09:15:16
33721文字
会話率:19%
とある女子高生が運通事故にあって意識を取り戻すとそこは異世界だった。
しかもやらかした悪役令嬢に転生憑依しており死刑目前。
「なんだこの無理ゲー」
そんなわけで文学少女らしく遺言にフェアリーテイルを遺すと周りの環境が変わっていく。
「
こんな感動する文章は初めてです!」
「いや。私の功績ではなくアンデルセン先生の功績なんですけど」
友達の居ない女子高生の文芸知識だけが異世界を生きるコツ。
悪役令嬢から始まる文学少女の汚名返上譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-17 18:00:00
54175文字
会話率:69%
ここは人魚の沢山住む場所、シーメイドシティ。
上半身が人間で下半身がお魚、それが『人魚』。人魚は海の中で鰓呼吸をしている。鰓呼吸といっても人間の耳に当たる部分についている魚の鰭の後ろからあごのほうに向けてすこしばかり開いているだけで、顔
を正面から見たらそれはまったく見えないし、陸にいる時には閉じられているから横を向いても目立って目についたりはしない程度のものだ。
シーメイドシティの外れの洞窟に住んでいる魔女のところに赤い珊瑚のような美しい髪でエメラルドの瞳をもった人魚が魔法をかけて欲しいと訪れた。ある日自分が助けた人間の王子に一目惚れして、人魚である自分の下半身を人間の脚に変えて欲しいと彼女は魔女に頼んだのだ。
魔女はその願いを聞き届け、人間の脚を与える代わりにと彼女の美しい声を奪った。
脚をもらって喜んで王子のもとへと急ぐ珊瑚色の髪をした元人魚。
彼女に脚を与えた魔女。その魔女もまた王子のことを知っていたとも知らずに。
ヒロインとして、元来悪役である魔女側からの目線と事情を考えてみました。
〈アンデルセン人魚姫を参考にしました〉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 10:41:37
5096文字
会話率:9%
遠い遠い辺境の村で生まれ育ってきたセーレ・アンデルセン。16歳になると必ず受けるスキル鑑定でレアなスキルを持っていると診断され、王都に向かうも持っていたのは【鑑定Lv100】。使い物にならないと激怒する国王に城から追い出され不遇な目に合うも
、実はとんでもないチートスキルだった!? それを知ったセーレは、自分探しの旅に出る。己のすべきことを探し、個性豊かな仲間と成長した少年は、やがて世界の真実を知る――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-07 20:03:01
175977文字
会話率:31%
ある魔法使いの、物語の裏側の恋のお話。
NL/悲恋/童話風/外見ショタ/恋愛<友情/片想い/シンデレラ/完結/
こちらは自サイトにも掲載されています。
最終更新:2021-01-01 08:38:09
24317文字
会話率:46%
これは童話の世界の可愛そうなヒロイン達に聖夜に奇跡が訪れるお話し―
~ 運命を切り開くヒロイン達(クリスマスバージョン) ~
アンデルセン、イソップ、グリム童話・・・クリスマスを題材にした様々な童話に登場する悲劇のヒロイン達。彼女達は聖
夜にたった一度だけ廻って来ると言われる奇跡を無事に手にし、幸せを手に入れる事が出来るのか?
(1話1000文字程度のクリスマス童話になります)
※クリスマスまで投稿予定です
※大人向け表現あります
※カクヨム・アルファポリスにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-24 20:45:39
24938文字
会話率:47%
<本編完結済>
童話に出て来る様々な悪女達は自分の運命を救う事が出来るのか?
アンデルセンやイソップ、グリム・・・ここは有名な童話の世界。そこに出て来る脇役の悪女達は読み人達にページを開かれるたびに不幸な人生を繰り返している。それを見兼
ねた童話の神様が彼女達に温情を与えた。それは彼女達に訪れる悲惨な末路を事前に教えてあげる事。そして神様は言う。『この運命を回避したいなら、心を入れ替え、生まれ変わりなさい。」と―。果たして彼女達は自分の運命を変える事が出来るのか?
※ カクヨム・アルファポリスにも掲載しています(アルファポリス版はR18指定です)
※ 大人向け表現有ります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-03 14:02:39
129270文字
会話率:45%
原作:『雪の女王』(著:H・C・アンデルセン)
おさななじみの少年カイをさがすため、世界をかける少女ゲルダ。果たしてゲルダは、いばらの道の果てにカイをさがし出せるのでしょうか?
最終更新:2020-12-17 00:00:00
24059文字
会話率:53%
アンデルセン童話「みにくいアヒルの子」が令和によみがえる!
最終更新:2020-10-30 18:35:21
1036文字
会話率:49%
アンデルセン童話の「赤い靴」が令和によみがえる!
最終更新:2019-09-23 16:13:13
6822文字
会話率:30%
アンデルセン童話の「マッチ売りの少女」が令和によみがえる!
最終更新:2019-09-23 14:05:05
2623文字
会話率:24%
有名な童話と、仕事に悩む社会人の話。
最終更新:2020-09-21 07:00:00
600文字
会話率:13%
コント、漫才モノに初挑戦してみました。
バレエ振り付けは楽しくできると思います。
最終更新:2020-08-02 06:18:38
1870文字
会話率:83%
原題はアンデルセンの「人魚姫」
もし人魚姫が恋したのは普通の少年だったら?
をコンセプトに脚色した。
18禁ゲームメーカに送っていたサンプルを掲載しています。
ちなみにたくさん落とされる例。
最終更新:2020-02-01 07:49:22
64021文字
会話率:35%
この文章は企画、【ヒロインランキング】のエッセイでした。
せっかくなので今後もまったり推していきます。
書いてる人はつこです。
推しが尊いだけのエッセイです。
1位:にんぎょひめ(かわいいひろいむすめさん)、人魚のひいさま(ハンス・
クリスチャン・アンデルセン)、小説
2位:エポニーヌ(エポニーヌ・テナルディエ)、レ・ミゼラブル(ヴィクトル・ユーゴー)、小説
3位:ビアンカ(ビアンカ・ダンカン)、ドラゴンクエストV 天空の花嫁(スクウェア・エニックス)、ゲーム
4位:スカーレット(ケイティ・スカーレット・オハラ)、風と共に去りぬ(マーガレット・ミッチェル)、小説
5位:秀麗(紅秀麗)、彩雲国物語(雪乃紗衣)、小説
6位:クリス(クリスティン・パレス)、ヴィクトリアン・ローズ・テーラー(青木祐子)、小説
7位:白い手のイゾルデ(イゾルデ・ド・ブルターニュ?)、トリスタンとイゾルデ(ゴットフリート・フォン・シュトラースブルク)、小説
8位:瑠璃(藤原瑠璃)、なんて素敵にジャパネスク(氷室冴子)、小説
9位:エズメ(エズメ)、エズメに――愛と悲惨をこめて(J・D・サリンジャー)、小説
10位:パステル(パステル・G・キング)、フォーチュン・クエスト(深沢美潮)、小説折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-25 21:26:09
7896文字
会話率:2%
リディア・アンデルセンは幼なじみの公爵令息に自分が書いている小説のために皇太子殿下とイチャついてくれと頼み込んだ。その提案を一度は断った幼なじみだったが、ピンク髪の男爵令嬢に猛アタックをかけられた彼はついに折れる。
最終更新:2020-01-19 23:57:01
5862文字
会話率:47%
はだかの王さまのパロディ。
最終更新:2019-10-30 06:10:15
4439文字
会話率:62%
⋯⋯ただ、恋い焦がれた。
その代償の大きさをまだ、知らずに。
原作:アンデルセン「人魚姫」参考
一部:「カインとアベル」引用
一部:「ロミオとジュリエット」参考
[人魚姫、一部、男女逆転]
最終更新:2019-09-21 22:00:19
13123文字
会話率:23%
修道院で過ごすヘンリエッタには、前世の記憶があった。本を読むのが好きな、日本人の記憶だ。
いばら姫にシンデレラ、人魚姫……たくさんのお姫さまたちが登場するこのおとぎ話のような世界で、彼女はある日気がついた。
「わたし、人魚姫の恋路を邪魔し
たあの王女ですね」
魔女に人魚に狼に……何でもアリなこの世界ですが、せっかく魔法が使えるので人魚姫の悲恋もわたしが何とかします!そう思っていたのに、ヘンリエッタは何故か王子に追いかけ回されるのだった。
「――へえ。姫は追いかけっこがしたいんだね?」
✳︎アンデルセン、グリム童話、おとぎ話が色々混ざっています。
苦手な方はご注意ください。
✳︎ゆるふわっとした気持ちでご覧ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-21 11:05:52
5360文字
会話率:15%
コペンハーゲンに積み木のように立ち並ぶ家の中、彼らは住んでいます。
カイとゲルダの、本当の話。
アンデルセン童話『雪の女王』を原作とした脚本を更にアレンジ、小説化。脚本の方は公演後あげていきます。
この作品はcomico ベスチャレに
も掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-12 10:10:33
267文字
会話率:25%
家族も住む所も失った少女はある日、奇妙なアヒルの子と出会った―――
世界中で語り継がれし童話『マッチ売りの少女』、そして『みにくいアヒルの子』
そのどれとも違う結末へ至り、現在へ繋がる物語
これは流星の瞬きと白い羽が紡ぐ物語。
最終更新:2019-06-19 18:00:00
11678文字
会話率:34%