大地の奥底に封じられている神様は思いました。
『なに? いま異世界冒険って流行ってるの?』
彼は地上にいくつもの目を持ち、この世界が正しく成長しているか監視しています。
とは言え、さすがに異なる世界を見通す目など持っていません。
しかし
、自分が見通せない世界だからこそ興味があります。
『ならオレの眷属送り込んじゃえばよくね?』
自分と繋がりのある眷属の目を通せば、異世界の様子は自分にもわかるでしょう。
そして彼は自分の命令を聞きそうな、運の悪い眷属にその指令を与えたのです。
「あ、あなたはもしかして私たちの造物主様!?
い、いきなりですね、そ、それで私にその人選を行えと?」
『あー、いやいや、一人でやんなくていいよ、
向こうに送るのも一人にする必要ないし、
こっちの世界に影響なさそうな人物、適当に見繕ってさ?』
「わ、我らが主はアバウトなんですね・・・わかりました。
じゃあ、知り合いの子と相談してちょっとやってみます。」
他力本願、責任転嫁、いきあたりばったりの精神で行われたその計画は、
まず最初に、一体のお人形さんに対して行われました。
そのお人形さんは、見たこともないお屋敷の中で、
お尻をあげたポーズで這いつくばっていました。
気が付いたらいきなり、そんなところに飛ばされて、
自分がどんな態勢でいるかも、今は後回しにするしかありません。
現状認識も何もできていないまま、
薔薇の刺繍の黒いドレスの裾が膝下から床に拡がっています。
それでも、やがて彼女はゆっくり立ち上がりました。
ここがどこだかわからないけども・・・
そして思考回路も正常に作動するようになると、彼女は自分の仕事を思い出したのです。
この場所がどこであろうと自分のすべきことはただ一つ・・・
それは、
かつて大地の底に封じ込められし冥府の王が与えた崇高なる使命。
「私は鎌を振るう、汚れた命を絶つために・・・。」
そう、最初に送られたのは、都市伝説の主、「私メリーさん」!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 14:00:00
2443165文字
会話率:18%
『罪の区別なく、凡ての罪人を死刑に処す』
時は、一九三八年。
燦国は、国境封鎖下の独裁国家として、国民の生活を脅かしていた。
建国当初からの絶対の法律により、子どもを含む多くの国民が捕えられ、日々、公開処刑が行われている。
処刑人の名は『
死の媛』。いつしか人々は、彼女をそう呼ぶようになった。
黒いドレスに身を包み、ヴェールで隠されたその素顔は。
彼女を知る、或いは知った人々により、死の媛の救出が模索されてゆく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 11:29:28
174375文字
会話率:33%
ダリアは悲劇の中にあった。
結婚があと三ヶ月と迫ったとき、すっかり準備も整えているというのに、婚約者が浮気をし、その浮気相手に子供ができたというのだ。そして婚約破棄を言い渡されてしまう。
ただでさえダリアは、五歳の時に母を愛人に殺され、
十三の時に後妻と折り合いが悪く家を出て他国に渡り医術を身につけるものの家の都合で帰国。故郷の国では異国の医学など、と低く見られておりダリアは医師として認められず、その道は絶たれた。やっと幸せな結婚ができると思った矢先の出来事だった。
失意のダリアは宮廷医の元へ嫁ぐことになるが、バロウ家を取り仕切る大姑はダリアに冷たくまるで嫁扱いはされない。夫であるリュシアンは仕事に追われているのかなかなか姿を現さず、いざ会えばダリアを罵るような発言をする始末であった。
しかし、ダリアは負けない。
悲劇など吹き飛ばすように生きてきて、これからもそうするつもりなのだ。
黒いドレスを身に纏い、黒く長い髪をたなびかせるようにしてツンと澄まして歩き、その鋭い眼光と人を見通す鋭い眼差しで、数々の悲劇と闘っていく。
そう、ダリアには悲劇など似合わない。
※この作品では差別的な言動、シーンがありますが、フィクションであり、舞台となっている国とその年代の社会背景によるものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 18:47:05
176911文字
会話率:57%
願いを叶える黒いドレスを纏った旅人
旅の目的地も願いを叶える理由も謎の女性
最終更新:2024-03-28 02:58:39
10617文字
会話率:51%
何処にでもいるような女性、桜間依乃里は何をやっても上手く行かない日常を過ごしていた。しかし黒いドレスに身を包んだ謎の女性から社交ダンスに誘われ、日常が少しずつ非日常に染まっていく。
※この作品は「Miracle Force Prince
ss」の続編に当たる作品です。こちらも併せてお読み頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 09:00:00
326832文字
会話率:67%
ヒィナは可愛い少女だ。
髪はサラサラ、黒いドレスが良く似合う。
明るく、愛嬌があり、社交的。
そして暗黒魔法使いの妹である。
最終更新:2023-12-12 18:00:00
1573文字
会話率:49%
華やかな舞踏会の終わり、婚約者のカテラと共に会場を出ようとしたテノールは親友の王子とその婚約者と歓談する黒いドレス姿の少女を目に止める。
それは幼い頃のテノールのかつての婚約者だった。そして知っていた、危険な〝魅了の魔眼〟の持ち主であるこ
とを。
王子の危機と思い込んだテノールは婚約者に先に帰るように促し、自らは王子の元へ向かって行くーーーー
なんでも出来て、なんでも手に入る魔女姫ペニーヴェガのため息は、常にどこか退屈なところ。
だから今日もドタバタと暗躍するーーこの退屈をなんとかするために。
そんな物語です。
どうぞ、ご賞味あれーー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 10:58:17
15676文字
会話率:48%
トレンドマークの黒いドレス、僕には薔薇の花のようにも見えたんだ。現実を照らしてくれる君の光は、僕を溶かしてしまったんだ。僕はまた、子供部屋から出られていない。
最終更新:2023-08-16 19:14:37
430文字
会話率:20%
その日、王国騎士団に出撃要請の報せが届いた。突如として帝国軍が攻めて来たのだ。
そして向かった戦場で騎士団が出会ったのは帝国兵でも無い黒いドレスを身に着けた幼女だったのだ。
最終更新:2023-05-02 07:00:00
2443文字
会話率:22%
地球滅亡管理局で働く主人公が宇宙人の侵略から地球を守るために日夜奔走する物語
【主人公】京太(きょうた)
年齢:7800歳
武器:釘バット
【ヒロイン】七海(ななみ)
年齢:17歳
容姿:ブロンドヘア、金色の瞳、黒いドレス
武器:ヌンチ
ャク
【後輩】アイ
容姿:青いポニーテール、青い瞳、黒いスーツ
【局員】マキノ
容姿:ピンクのショートカット、白い和服
【冒険者】シルバー
容姿:銀髪、深い青色の瞳、黒いローブ
スキル:重力操作
【万引き犯】レナ
容姿:橙色の髪、薄紫色の瞳、幼い顔立ち、パーカーとショートパンツ
スキル:武器生成
【仮想世界の管理AI】ねこみみちゃん
容姿:茶髪のショートカット、白いワンピース、頭にねこみみ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 06:48:49
11143文字
会話率:62%
神学者のアンセルムは、自分の論文に興味を持ったという手紙を受け取り、古い屋敷に住まう女性を訪ねた。
彼女は全身を黒いドレスで覆い、喪服のように顔まで黒いヴェールで覆っていた。まるで御伽噺に聞く、世界を彷徨う黒き貴婦人のように。
広く信奉され
ている八柱神の教えについて切り込もうとするアンセルムに対し、婦人はゆっくりと昔語りを始める。
まだ、この世界が生まれる前の話を。
哀れな神と、その神に壊された奴隷の話を。
完結まで毎日投稿します。
カクヨム様にも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-11 18:00:00
97867文字
会話率:41%
いつもの日常。変わらない日々。それは突然、何の前触れまなく儚く散っていくもの。
高校1年生の本条紗那は朝、祖母の家に向かう途中、車に轢かれそうになる子どもを遭遇する。
夢中で助けようとする彼女だったが、それも叶わず紗那も事故に遭ってしま
う。
そんな彼女の元に一人の少女がやって来た。幼い容姿をした彼女は、赤黒いドレスをまとい、鎌を携えた、まさに死神と呼べる存在だった。
完結させる事が出来ました。見て下さった方ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-21 17:00:00
32520文字
会話率:49%
とある一人の旅人が、魔法の国で塀の上に座り続ける魔女に出会った。怖い魔女かと思ったけれど、どうやら違うようだ。
世間話をするうちに、旅人は自分の困ったことをつらつらと話してしまう。
それを聞いた魔女の意外な言葉とは??
最終更新:2020-08-17 22:53:18
3975文字
会話率:30%
「私について来るといい。君たちに本当の世界を見せてあげるよ」
そう言って貧民街に現れた黒いドレスを身に纏った謎の少女――レシーテラ=アルフェナムの正体は、優秀な部下に殺されて転生して来たマフィアの人間だった。
彼女たちは世界を変革さ
せるために創設されたマフィア――ネグロスとして、世界を壊して行く。
その破壊から産まれるのは更なる火種か、それとも救済か。その答えは――誰にも分からない。
※この物語はフィクションであると同時に、異能力バトルとスパイ要素を含んだロボットアクションファンタジーです。
実在する人物・団体・名称等とは、全く関係がございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-13 17:30:49
6004文字
会話率:25%
シニヨンヘアの黒髪、黒いドレス。包帯とベールで素顔を隠した彼女の名はオリヴィエ・カリーナ。舞台はヴェルトナ国、貴族の子息令嬢が通う学園の卒業パーティー。パーティーに招待されたオリヴィエはそこで起きる、ありふれた婚約破棄の行く末を見届ける。捨
てるもの、捨てられるもの、拾うもの。彼女は一体誰の味方なのか?そして…物語の見届け人となる彼女の真意は?
当事者以外の視点で婚約破棄物を書きたかったので、書いてみました。テーマは『初恋』と『優しさ』。読みにくい点は多々あると思いますが、どうかご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-11 14:42:48
45788文字
会話率:57%
17歳にして勇者となった青木蒼汰は魔王との戦いにより相打ちとなった。
死の間際で戦いで唯一生き残ったパーティーメンバーの夏織と「生まれ変わっても絶対に見つける」という大変ベタな約束をして命を落とした。
しかし!!
次に蒼汰が目を覚ましたとき
蒼汰には記憶もあるし今までためていた経験値もそしてレベルもそのままだった。
そして目の前には黒いドレスに身を包んだ夏織と死んだはずのパーティーメンバーの姿が!!
「おはようございます。勇者様、いえ、私の愛しい眷属の青木蒼汰くん」
勇者から魔王の部下へと立場急変!!
元勇者たちが繰り広げる恋愛アクションストーリー。
新たな勇者から愛しい魔王をお守りせよ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-16 00:00:00
1022文字
会話率:56%
『君は星にならなかった。だから生きていかなくちゃいけないんだ』
その日、村は炎に包まれた。ある場所では肉が焼ける臭いが漂い、ある場所では少女が燃え盛る家の前で泣き叫び、ある場所では黒いドレスが舞い上がった。
それがすべての始まりだった。
少女は進む。ただ真実を知るために。大事な人を信じるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-06 00:42:36
15139文字
会話率:36%
南総学園に通う中学三年の陣ヶ崎ハルトは高校受験のための勉学に励んでいたある日の帰り道、彼はある事件に巻き込まれることになる。
老人と共に眼前に現れた犬に近いような異様な生物、そして突然現れた黒いドレスを着た少女。
彼は命の危機に面して
なお立ち向かいなんとか敵を撃退するも、脳裏には彼女の「約束」という言葉が残る、ハルトと少女との関係、そして約束とは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-29 17:25:34
15039文字
会話率:27%
ある森の奥深くに、大きな館がありました。
そこには、黒いドレスを着た人形がいました。
人形には心がありません。
魔法使いに呪いをかけられたからです。
そんなある日、一人の男が訪れてーー
最終更新:2016-01-08 21:09:10
5248文字
会話率:42%
ステージに立つ一人と、
ステージから響く一つの声。
最終更新:2015-05-11 00:09:46
806文字
会話率:4%