郊外にある華咲学園には、ある怪談が伝わっている。
終わらない卒業式の怪談。
もしも、終わらない卒業式に出くわしたら、
途中退席など、終わらない卒業式を妨害する行為をしてはならない。
もしも妨害すれば、祟りに遭うという。
では終わらない卒業
式はどうすれば終わるのだろう?
今年も卒業式の季節がやってくる。
そして華咲学園の卒業式は、終わらない卒業式だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 20:24:37
3757文字
会話率:13%
十七歳の伯爵令嬢アイシアと、公爵令息で王女の護衛官でもある十九歳のランダルが婚約したのは三年前。月に一度のお茶会は婚約時に交わされた約束事だが、ランダルはエイドリアナ王女の護衛という仕事が忙しいらしく、ドタキャンや遅刻や途中退席は数知れず。
先代国王の娘であるエイドリアナ王女は、現国王夫妻から虐げられているらしい。
二人が久しぶりにまともに顔を合わせたお茶会で、ランダルの口から出た言葉は「誰よりも大切なエイドリアナ王女の、十七歳のデビュタントのために君の宝石を貸してほしい」で──。
アイシアはじっとランダル様を見つめる。
「忘れていらっしゃるようなので申し上げますけれど」
「何だ?」
「私も、エイドリアナ王女殿下と同じ十七歳なんです」
「は?」
「ですから、私もデビュタントなんです。フォレット伯爵家のジュエリーセットをお貸しすることは構わないにしても、大舞踏会でランダル様がエスコートしてくださらないと私、ひとりぼっちなんですけど」
婚約者にデビュタントのエスコートをしてもらえないという辛すぎる現実。
傷ついたアイシアは『ランダルと婚約した理由』を思い出した。三年前に両親と弟がいっぺんに亡くなり唯一の相続人となった自分が、国中の『ろくでなし』からロックオンされたことを。領民のことを思えばランダルが一番マシだったことを。
「婚約者として正しく扱ってほしいなんて、欲張りになっていた自分が恥ずかしい!」
初心に返ったアイシアは、立派にひとりぼっちのデビュタントを乗り切ろうと心に誓う。それどころか、エイドリアナ王女のデビュタントを成功させるため、全力でランダルを支援し始めて──。
(あれ? ランダル様が罪悪感に駆られているように見えるのは、私の気のせいよね?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 01:14:58
59278文字
会話率:39%
王国で将来は大公位を賜る予定の第二王子の婚約者だった侯爵令嬢・ロベリア・アンジェリカは、ある日の王家の夜会で第二王子から冤罪によって追放刑を受ける。
しかし、婚約破棄とその後の対応を巡って周囲が騒然とする中、「追放系なら喜んで!」とばか
り夜会をさっさと退席し侯爵家のタウンハウスへ急ぐ侯爵令嬢。
どうやら急いでいる理由は…「夜汽車」のようで…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 10:00:00
28051文字
会話率:33%
貴族令嬢アメリアは、ある日突然、大貴族ローレンス公爵から求婚された。しかし彼はその陰険さで有名な嫌な奴。アメリアとの婚約も、彼女を愛している訳ではなく、その才能を手中に収めたいからだった。
事実、公爵はデートの約束を取り付けてはすっぽかし
たり途中退席しては彼女を置き去りにしていくのだ。
アメリアは密かに婚約解消を決意する。
しかしそんなある日、彼女は傷ついた一匹の猫を拾う。
猫はどことなくローレンス公爵を思わせる見た目だったけれど、彼とは大違いの可愛らしさにアメリアはメロメロ。けれどもこの猫にはある秘密があって……。
これは、不思議な猫を飼ったのをきっかけに真実の愛に出会う物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 07:27:34
16279文字
会話率:32%
作者趣味全開につき、少年が痛ぶられるので、苦手な方はご退席ください。
捕えられた犯罪組織の少年が過ごした監獄での一部始終のストーリーです。
文体不明…苦手な方は(以下略)
※一応ハッピーエンドで完結
※執筆中の異世界とは別世界の予定ですので
ご留意ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 03:10:45
30561文字
会話率:25%
侯爵令嬢ルイーズは婚約者のアンドリュー王子に卒業記念パーティで一方的な婚約破棄を宣言される。
どうにか言い負かしたものの、もはや疲労困憊。
退席しようとする彼女に、第二王子ステファンが近づき愛の言葉を囁く。
「私の妻になってほしい。君を愛
している」
芝居がかった仕草で右手を握られ、指先と指先が絡み、彼の体温と汗が伝わってくる。
次いで隣国の王子チャムカが、王宮魔術師のアズベルが。
「僕は君のことが好きなんだ」
「ずっと前から君のことを想っていた、オレと付き合ってほしい!!」
困惑するルイーズに彼らからの愛の囁きが追い打ちをかけていく。
お気持ちは嬉しいですが、それは今言うことですの?
その気のないルイーズは彼らの求愛にただ辟易とする。
更に【ある人物】からの思わぬ告白。
守り抜いた侯爵令嬢としての矜持は砕け落ち、ルイーズの本音が露わになっていく。
彼女が最後に愛した男性は、いったい誰?
婚約破棄直後のドタバタを描く、困惑と苛立ちの求愛ストーリーです。
■婚約破棄の描写はほぼ導入だけ。その後に起こった出来事が主のお話です。
最後はハッピーエンドです。
設定などゆるめのシチュエーション重視。お気軽にお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 19:39:08
18430文字
会話率:24%
映画。それは単に映像コンテンツを楽しむ場所ではない。特別な空気を味わう為の場所。世の中にはエンドロールが流れ終わる前に席を離れる者たちがいる。人は彼らを退席RTA走者と呼ぶ!
最終更新:2021-12-03 18:00:00
995文字
会話率:50%
書斎で画面を見ながらくつろいでいると、ある少女が悩みを打ち明けていた。その悩みを解決出来るか分からないものの、私は一つの提案をする。提案に乗ってくれた同士達が話題を提供していき、少女は画面上から退席する。
区切りの良いところで晩食のために外
へ出る、というお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-31 10:00:00
1403文字
会話率:42%
これは、ブラスト書記官とテルゴード書記官二名による、聞き取り調査の記録である。
回答者名は、女官長サマンサ・ベルティバ子爵夫人。
内容は、歴1213年4月に起こった、春の園遊会で起こった一連の騒ぎについてである。
事件の発端である、一年前よ
り始まった王太子妃候補選定のお茶会開催から春の園遊会での結末までを女官長から聞き取り、書き記した。
尚、該当事件は、王家と関係各家並びに教会責任者との話し合いで解決されている。
そのため、聞き取り内容がそれらに影響を与えることはないと、判断される。
重要度【丙】
ーーー
春の園遊会で起こった騒動についての指令書
我が国の王太子殿下、エドワード・フォルト・フェゼン殿下のご婚約者を取り決めるため、約一年を掛けて貴族令嬢方々との交流会が設けられた。
その最後の会となった春の園遊会にて、問題行動を起こしたご令嬢方々が複数いたため、会が一時中断となり、該当のご令嬢とご家族、そして王太子殿下が途中で退席される事態に陥った。
これらの事件に対して、他方の目から見た園遊会の状況を把握し、より正確な情報を掴むように。
宰相 ベルマルク・オーネスト
ーーー
※R15指定、残酷な描写等、該当部分が無いと認識しておりますが、万が一該当する箇所がございましたら、お知らせください。キーワード設定させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 16:18:46
14375文字
会話率:10%
4月の寒い日に、女子大の入学式。
私は朝から頻尿。
最終更新:2019-04-09 17:11:54
2475文字
会話率:16%
グランニ王国筆頭侯爵令嬢アルトリアは王弟殿下の帰還祝いの席で、婚約者である第二王子から婚約破棄を宣言される。退席を余儀なくしたアルトリアだったが途中足を挫き動けなくなってしまい…そんな彼女に声をかけたのは…/最終的に黒薔薇と称えられる少女が
見染められる話?になりました泣10/5,6ジャンル別ランク日間一位ありがとうございました!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-18 21:00:00
49950文字
会話率:24%
男爵家令嬢ローシェリアは伯爵家サディエとの婚約が決まり、交流会と言う名のお茶会へ向かった。そこにいたのは婚約者のサディエとその側近。しかし何度目かのお茶会から、サディエは何かと用があるからと途中で退席するようになっていく。まるでローシェリア
を避けるように。お茶会の席に残されたのはこの無口で無愛想な側近のみ。なんとか会話のキャッチボールをしようと奮闘するが、この側近にはある事情があって――。そしてやはり切り出されたのは婚約破棄。そこから発覚する伯爵家の秘密とは。訳あり側近と長いものには巻かれろ主義な令嬢の恋物語 *9/7本編完結済み* *9/13番外編追加しました*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-13 19:04:17
33797文字
会話率:52%
職場で送別会があった
誕生日が3月なので
小学校の卒業式の頃と重なって
場所を取るのが大変だった
うちのグループが幹事なので出なきゃいけないので
出た
涙が止まらなくなって
途中で退席した
お世話になったので
もう少しキチンとお別れ
をするべきだったのだろうけど
それでも....折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-03-27 23:14:42
645文字
会話率:0%