人類の傲慢さが生み出した人殺しの獣、<メタル>により人類は地上を追われ、生き残るために空へと逃げ出した時代。
“貴族殺し”の罪を犯して故郷の“浮島”を追放された少年“ムジカ”は、3年間を共にした傭兵団長ラウルに謀られ、彼の娘共々“人質”扱
いで学園都市、“浮島セイリオス”へと入学させられた。
「俺が傭兵兼講師、お前とリムが、俺が裏切らないよう人質兼学生扱いでワンセットの契約だ。悪い取引じゃねえだろ?」
「ふざけろ。なんで俺が、今更学生やらされにゃならねえんだよ」
だが否定むなしく始まった、学生生活。
嫌々ながらに学生をする羽目になったムジカは、だがひょんなことから<メタル>と戦う義務を負った“|貴族《ノーブル》”の子供たちと出会い――
「教えてくれよ――お前たちの言う“ノーブル”ってなんだ?」
貴族としての、誇りと名誉。責務と権利。幼い頃の憧れと――命を捨ててでも戦う、覚悟。
卑しさと、高潔さと。これはその狭間で生きる少年の、“戦う理由”を探す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 12:11:11
298318文字
会話率:41%
日本のとある場所で眠りから目覚めた少年マシロは、なぜ自分がそこにいるのか、さらには自分の名前まで、ほとんどの記憶をなくしてしまっていた。
そこに現れた謎の黒い"カゲ"と、それを"舞刀"を使った舞によっ
て鎮める二人の少年。
少年たちは"痣子"と呼ばれ、普段は普通の学生生活を送りながら、夜は人知れず舞を舞い、放っておけば地を腐らすというカゲの暴走を食い止める責務を担っていた。
やがてマシロもその一員となり、舞を舞うようになる。
そんなマシロと彼を取り巻く人々の、苦悩と成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 11:32:53
80513文字
会話率:40%
【あらすじ】
——ある日突然、家族が何者かに殺された。
寂れた神祠・八岐神社で孤児として育てられた少女【桜華】は、突如として何もかもを失った。絶望に打ちひしがれた彼女は自害を試みるが、唯一自身と共に生き残った友に止められ、生きて復讐すること
を誓う。喪失によって開いた穴を埋める方法は、仇討ち以外に見つからなかったのだ——。
※1本作は私の過去作「天ノ恋慕」の設定の一部をピックアップ、拡大改変したものです。
※2本作は基本的に一人称視点ですが、場面によって変わることがあります。視点変更の際は、本文中に下記のように表示します。
・◇◇キャラ名◇◇:そのキャラ視点
・◇◇◇:三人称視点
【主要登場人物】
〇桜華(おうか)
十七歳の少女。綺麗な桜色の長い髪を馬尾結で束ねていて、目は透き通った濃い紫色をしている。背丈は五尺四寸強。赤ん坊のころに「高祠之国(こしのくに)」の桜並木の下で拾われ、「八岐(やまた)神社」にて孤児として育った。だがある時、八岐神社は何者かの襲撃を受け、桜華は家族のように思っていた孤児仲間たちを亡くした。それ以来、報復を目標にして生きるようになる。何よりも家族や仲間という存在を大事にするが、その中でも小町に対しては並々ならぬ情を抱いている。好物は豆大福。自称、お淑やかな美少女。
〇小町(こまち)
十七歳の少女。黒曜石のような黒い髪で、長さは肩につかない程度。目は透明感のある淡い青色をしている。背丈は五尺三寸弱。赤ん坊のころに八岐神社の鳥居の前に捨てられており、孤児仲間に加わった。襲撃から生き残り、桜華と共に報復を誓う。小町もまた家族や仲間を大事にする。昔なじみの桜華のことは特別に思っているが、素直な想いを口にすることは滅多にない。好物はみたらし団子。勝ち気な性格でありながら、甘えん坊でもあるという二面性を持つ。
〇大河(たいが)
享年四十歳の男性。黒髪の散切り頭。幼少期を孤児として過ごした経験から、辛い思いをする子供が少しでも減るよう願っていた。自身が宮司を務める寂れた神社、八岐神社に孤児を集めて育てるという活動に生涯を捧げた。優れた剣の腕前を持っていたが、八岐神社襲撃の際は子供を守る責務のために敗北してしまう。愛用していた刀には、とぐろを巻いた蛇の装飾が施されている。時に優しく時に厳しく孤児たちを育てた。
※カクヨムでも連載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:00:00
237224文字
会話率:60%
春から花宮高校へと入学する一人の少年、黒崎桂馬。
彼のもとに突如として来訪したのは、法務省管轄青少女保護観察課の渡部という男だった。
両親と共に聞かされた言葉、決して逃れる事の出来ない責務。
「黒崎桂馬君、君は、青少女保護観察官に選任され
た」
非行に走る少女を更生し、正しい道へと導く者を指す言葉。
裁判員制度と同様に、青少女保護観察官は拒否が許されない。
淡々と進む話の中で、顔合わせとして部屋に入ってきた赤毛の少女。
「火野上ノノンさんだ。高校三年間、国が用意した施設にて、君は彼女と過ごすこととなる」
薄汚れフケにまみれた髪、ゴミ溜めのような異臭、虫歯だらけの歯。
こんな人と一緒に三年間も過ごさなくてはいけないのかと悩む桂馬だったが。
渡部から知らされた彼女の凄惨なる過去を知り、彼は一人決意を新たにする。
非行少女との同棲生活の果てに、桂馬は彼女をどう受け止めるのか。
様々な障害や問題を越えた先に、桂馬が導き出した答えとは。
彼女は知ることとなる。
これまで存在しなかった、幸せという名の感情を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 18:58:24
85320文字
会話率:52%
世界を創造したと言われる始祖「世界樹」。
その七枚の葉に選ばれた「選択の子」がいた。
神と呼ばれたその賢人達は人々に世界樹の七つの恩恵である篝火、祝水、蘭風、恵土、銘雷、神秘、天涙を与え、その歩みを進めてきた。
篝火は人に「火」を与えた。
同じように祝水は水を、蘭風は風を、恵土は大地を、銘雷は雷という世界樹の元にのみ発生した現象を惜しみなく分け与えた。
神秘は人に知恵を与えた。
かの神は世界樹から神の統率という命を与えられ全ての神を見通す「七つ星の眼」を与えられた。
天涙は人に涙を与えた。
感動を、努力を、感謝を...
あらゆるものを伝える万能の癒しを与えた。
しかし、神も万能ではない。
神は代替わりを果たした。
神は人の子であり選択の子に過ぎない。
いかに世界樹の庇護下にあろうともその命はせいぜいがもって1000年の命だった。
その多くは力を、知恵を、責務を子に与えていった。
ただ例外もあった。
篝火は己の体をその火に焚べることで自らを半永久的な不死とした。
神秘は観測者であるが故に死を与えられなかった。
そして、天涙はその神性故に死と最も遠いところにあった。
ある年。
流星の尾の八本目が伸びた頃...
天涙は子を成した。
本来平等に命を与えるべき運命の天涙が子を成したのだ。
己の愛情を一身に注げる相手。
万人ではないただ一人の愛し子を、この世で最も愛しい者と成してしまったのだ。
そこから運命の歯車はゆっくりと...
音を立てて崩れていった...
それから数年たった後、二人の幼子が神秘の眼に映る。
一人は紛うことなき天涙の後継であった。
彼女と同じ灰色の紙に黄金のように美しい眼...
そして隠せるはずもない強大な「天涙の加護」...
しかし、神秘は直後目を疑う。
それは本来神の目には映るはずのない八人目の神の存在...
天涙の加護を受けた少女の隣に映る男児...
天涙の子であるのは確かだが、知恵の神にもそれ以外に何も分からない得体の知れない名も無き神...
後に神秘は彼のことをこう呼ぶ。
審判の八人目「テミス」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 13:30:00
20307文字
会話率:18%
【お知らせ1】書籍版9巻が発売決定! 詳細は追って報告します!
【お知らせ2】コミカライズがcomicブースト様で連載中! コミックス単行本も好評発売中!
しがない会社員の主人公は突如、異世界に召喚され勇者として戦うことを強制される。
し
かしスキルを持っておらず、失望されたことで辛くも勇者の責務から解放。
本来、勇者として装備を整えるために与えられるお金で遠く離れた異境に土地を買い、異世界での開拓生活をスタートする。
スキルなしだと断定された彼だが、その実は他人からは読み取ることのできない『神からの贈り物』ギフトを備えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 20:00:00
3850575文字
会話率:31%
霊力のある世界。
特に強い霊力を持つ者は『能力者』と呼ばれた。
その中でも属性特化した者が持つ霊玉がある。
昔一人の男の霊力を五つに分け、その属性に特化した強く清い者が持つ霊玉。
その霊玉の持ち主は『霊玉守護者(たまもり)』と呼ばれた。
現在その霊玉守護者は京都の能力者を牛耳る安倍家の首座の直属になっている。
三年前に霊玉の元々の持ち主である『禍』の浄化を果たした霊玉守護者達は、その後も仲良く過ごしていた。
霊玉守護者のひとり、トモは気楽な一人暮らし。
学校にバイトに安倍家の仕事にと忙しく過ごしていた。
高校二年生の春。
ふと聞こえた笛の音に惹かれるように向かった先で、ひとりの女性と出会う。
そのひとが目に入った途端、とらわれた。
このひとだ! やっと会えた!
会うたびに惹かれる。知るたびに好きになる。
そんな彼女には責務があった。『呪い』を受けていた。罪に苦しんでいた。
トモは彼女と接するなかで、ポンコツな自分を情けなく思い、実力の足りない自分に打ちひしがれ、それでも彼女を諦めることはできない。
足りないなら足りるようにするまで!
『呪い』がある? それがどうした。
責務がある? だからなんだ。
そばにいたい。甘やかしたい。しあわせにしたい。助けたい。
彼女を諦めることなど、できない!
『半身』にとらわれ恋に堕ちた青年が、彼女のためにがんばるお話です。
※このお話はフィクションです。
お話のなかに登場する個人名・団体名などは全て架空のものであり、実在のものとは関係ありません。
※実在の地名・名称が出てきますが、違う世界の同じ名前の場所として楽しんでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 18:00:00
2084990文字
会話率:26%
妹や祖父母と平凡に生きていた高校生・響は、ある夜、死神のごとき不審者たちに命を狙われたことで普通の人間ではなくなってしまう。
ありふれた日々から一転。〝半陰〟なるモノへと変じ、生物としての居場所の一切を奪われ、死神――ヤミ属と呼ばれる者
らと共に異世界で生きることとなってしまった。
ヤミ属。それは〝生物の死を守る〟ことを責務とする神の手足たちだ。
絶望を越えた響はやがて、自身も生物の死を守るべく立ち上がる。家族だった者たちと少しでも繋がっていたいがため、生物ならざる者の道を進んでいく。
――守れ。生者の死を。
※この作品はカクヨム等にも掲載しています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 15:21:42
417030文字
会話率:43%
完結目指して頑張ります。
最終更新:2024-05-17 00:13:38
404339文字
会話率:48%
大切な人のために暴力に暴力で返す最強チーム『極裁』。
ある日、捕まってしまい裁判で「死神刑」という判決を言い渡されあの世に行く。
あの世で責務を全うして彼等は現世に帰ることを望む。
そして現世で待っている人のために彼等は今日も霊と戦うー
最終更新:2024-05-12 19:46:06
161415文字
会話率:2%
任務・責務を確実に実行する惑星探索ドロイドの孤独
キーワード:
最終更新:2024-05-12 06:45:07
793文字
会話率:0%
凡庸なみなさん初めまして! あらすじ説明という大役を任されたこの作品のメインヒロイン、誰もが崇める完璧美少女であるところの十六夜躑躅(いざよいつつじ)だわ!
そう、私は躑躅! 仕方ないから無知蒙昧な愚衆のために教えてあげるけど、『ツツ
ジは「躑躅」と書くが、「見る人が足を止めるほど美しい」という言われに由来する。「躑」と「躅」はいずれも、たちどまる、たたずむ、の意である。』のよ。だから私は生まれながらの美少女なんだわ。分かる? wikipediaから引用したわ!
そんな私だから! 美少女だから! 相応の悩みってものもたくさんあるんだわ? 例えば……どうして生きているのかも分からない、ゴブリンみたいな角ばった顔した女どもからの僻みとか! 神様がありあわせのガラクタで作ったとしか思えない、ジャンクみたいなへこんだ顔面の男たちからの求愛とか! 私がかわいすぎるばっかりに、困っちゃうわ! 困らないけど!
でもそんな悩める経国の美少女であるところの私、十六夜躑躅が抱える当面の懸案事項として第一に挙げるとしたら、それはやっぱりストーカー被害よ。
あ、平気だわ? そんな不安がらなくてもいいのよ。私がこれまでに何人のストーカーを捕まえてきたと思ってるのかしら? もう慣れたものなんだわ! 今までだってそうだったもの、今回もきっと楽勝! ……え、油断しすぎ? えへへ、それはあなたが顔面弱者だからそう思うだけなんだわ? 強者は驕ってこそ強者、クイーンはいつだって頂点でふんぞり返ってないといけないのよ! それが上に立つ者としての責務なんだわ! 私は戦わずして勝ちをもぎ取る史上最強の美少女JK、十六夜躑躅! 万歳! じーくはいるだわ!
……まあ、今回のストーカーさんは、少しだけ根性があるみたいだけど……。むしろそれくらいじゃないと張り合いがないわ。ド根性見せてみなさい。ゲコゲコ。
嗚呼……まこと罪な女、十六夜躑躅! 負けるな躑躅。めげるな躑躅。強かに、艶やかに、いつも一番に咲き誇れ! あなたの名声が全宇宙に轟く日は、もうすぐそこなんだわ!
※というわけで、犯罪からはじまるルッキズムラブコメ『セカイでいちばん麗しきもの! ~美少女JKをストーカーしてるのが本人にバレたけど、イケメンだったから許された。それどころか、逆に付きまとわれて面倒だ~』、はじまりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 18:10:00
480969文字
会話率:56%
魔王リリィと魔王を守護する四天王は、毎日仲良く平和な日々を送っていた。
緩やかな日常は魔王軍幹部を筆頭とする魔王軍によって守られてきた。
しかし魔族は現在人間との戦争中。
人間はたびたび異世界召喚を繰り返し、勇者として魔王殲滅の手駒として
きた。
その度に魔王軍は勇者を撃退し、魔王と魔族の平和を守ってきた。
そんなある日、これまでは一線を画す強さの一人の少女が召喚されて・・・。
勇者として召喚された一人の少女と魔王としての責務を果たす少女が出会ったとき、
世界は急激に加速する。
「大丈夫、リリィは私が守るよ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 18:00:00
95209文字
会話率:56%
「犯罪者アッシュ・ラグーン、君を特対者に任命する!!」
特別命令対象犯罪者。略して特対者〈トクタイシャ〉。それは帝国に反した者への侮辱的な烙印であり、更生を促す道しるべである。特対者は騎士団に付き従ってモンスターを倒し、人の助けとなり、心
を洗うことでその汚名と義務を返上とする。
「人でなし」の異名を持つ傭兵姉弟のアッシュとパティは、旅先で帝国騎士団と謎の襲撃者の争いに居合わせる。ひょんなことから犯罪者として捕らえられたアッシュは復讐に燃える騎士、リオと出会い、自らも戦火の中に身を投じていく。特対者としての責務と自らの信念を胸に、アッシュは謎の襲撃者『カルテッロ』との戦いに挑む。
帝国騎士団に反抗する『カルテッロ』の目的とは何なのか、そして姉弟の背中に影のように這い迫る過去とは……!?
国家の存亡を巡る、剣と魔法の冒険ファンタジーが幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 17:08:09
137787文字
会話率:67%
絶望の果てに亡くなった少年。
目を覚ました彼の前には光を通さない真っ暗な空間。
何も聞こえないし、何も写さない空間でただ一人。そんな暗い闇に少年は沈んで行く。
「‥‥見つけた」と囁く声がした。突然の光に包まれる少年。次に重い瞼を開ける
と見知らぬ女性に膝枕をされていた。
触れた言葉は短い物であったが、彼の心に再び小さな光を宿し深い眠りへと誘われる。そして、再び目を覚ますと、背が縮み、姿が別人になっていた。
状況が分からない少年は何かに導かれるまま、洞窟の奥へと歩き始める。
邪龍、 魔王、 そして人。
様々な思惑が交差する醜い世界。そんな世界でも温かな出会いの数々。 取り戻していく記憶。
そして、過去の傷。
森の中で傷心の少年がほのぼのと暮らしながら転生した世界で強かに生きていく。
女神に保護され、『守護者』としての責務を負う少年が優しくも過酷な環境の中を縦横無尽に駆ける。
その先に待つは、
後世からは、『幻叡郷』と綴られる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 05:00:00
807880文字
会話率:34%
【人類最期の魔女】の孫である耀子は、祖母との契約により、魔女としての責務を果たすため、高校生の間で流行している<おまじない>の被害者を救い、影で偽魔術師を葬る日々を送っていた。
一方で、魔法に遠からず縁のある家系で育った僕は、普通を装って生
きていたものの、彼女との出会いによって、日常を大きく揺るがされることとなる。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 03:42:38
10860文字
会話率:31%
大学一回生三田原準司は、理学部の超天才科学者ヴィジョン勇一の授業を受けながら「盾」を使った研究に入りたいためにヴィジョン教授の弟子入りを懇願していた。
陰謀を企てる謎の組織「イナズマ団」を捕まえこれ以上の被害を出さないよう周りを守るため「盾
」だけを使って身を守る責務を全うするヴィジョン教授たち、そして主人公の三田原準司も後に弟子入りを果たし、ヴィジョン教授の弟子としてイナズマ団を追うことになる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-03 14:28:38
5190文字
会話率:28%
かつて邪神に名を連ねるシャドーロードが、黒き双頭竜デスドラゴンを召喚し、全人類に戦いを挑んだ。それに呼応して、地底に封じられし古き神々である魔神が、各地で復活し大災害を引き起こす。
だが、実際の影王は・・・愛妻と隠遁したいと願う欲のない
男で、勇者とか世界の二大国・連邦王国と大和帝国などという、降りかかる火の粉を払ってるうちに、いつの間にか世界の敵となってしまい迷惑していた。終いには、温暖で楽園のような領地から、最北端のコキュー島という極寒の地に追いやられ、食糧難と資金難に嫌気がさし、責務を放り投げ ふて寝した。
----20年後の現在、災厄の少なかった大陸南部を復興させた連邦王国・国王アレックスは、打ち捨てられた大陸北部を憂い、各地の魔神を討伐すべく、勇者見習いの愛娘を彼の地に送り出す。
運命のいたずらか・・・、偶然にも同じ時期、長き眠りから目覚めた影王ソドムが闇の眷族を率いて大陸進出を目論み、光と闇が再び対峙する。
人類の未来をかけて、新時代の勇者と影王が激突する! かもしれない!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 18:09:25
267191文字
会話率:11%
愛を誓い合った相手と、子を成してから3年。できる限りの愛情を込めて妻と共に育ててきた。
困難も多かったが、幸せだった。これからもその幸せが続けばと願っていた、というのに。
なぜだろう?思えば、幾度か我が子からの衝動に辟易し、父親としての責務
から逃げ出したいと思ってしまったからか?
様々な疲れや、すれ違いから妻と衝突し、夫婦としての終わりを夢想してしまったからか?
僅かに見つけた暇に、流行りの小説を読む過程で心を踊らせてしまったからか?
わからない。この運命に選ばれる理由なんてどこにもないのかもしれない。運が悪かっただけなのか…。
どうすれば我が子の成長を助け、見守り続ける事が出来たのだろう。
妻に残してしまった荷物の多さを思うと、何と詫びれば良いのだろう。
そう思う度、締め付けられるような胸の痛みに襲われる。
何が己を満たしてくれるのかもわからず。あてどもなく掴めないものを探し求めて歩き続ける。
最も手にいれたいものはもうどこにもない。
だが、日々を生きていく糧はそこかしこで見つけられた。
もう多くは望まない。少しずつ、大切なものを増やしていこう。
これは空っぽになった、虚しい男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 01:01:04
129434文字
会話率:31%
ノエイン・アールクヴィストは性格がひねくれている。
大貴族の妾の子として生まれ、成人するとともに辺境の領地と底辺爵位を押しつけられて実家との縁を切られた彼は考えた。
「あのクソ親よりも立派な領主になって、愛に溢れた生涯を送ってやろう」と
。
領民を愛し、領民から愛されるよう貴族としての責務を果たそう。
隣人領主たちと友好を結び、共存共栄を目指そう。
これはちょっぴり歪んだ気質を持つ青年が、自分なりに幸福になろうと人生を進む物語。
※カクヨム様、アルファポリス様にも掲載させていただいています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 12:00:00
1849542文字
会話率:45%