一言でいうと、とある星系で政府が進めていた秘密プロジェクトを阻止し、秘匿されていた歴史を暴く物語。その過程で主人公は自身と家族をも省みることになる。
主人公はラルスバラン星系内では滅び行く星と言われている古い惑星、ラシル・ファシス出身のボ
ウイ·サザビア(偽名)。ドローン的な小型攻撃機、サボを同時に三機操れる優れた傭兵パイロットとして、ラルテイン将軍の部隊に入隊するところから話は始まる。初めに示されたのは、今も戦闘が続く空域を抜けて休戦空域へ向かう行程だったが、ラルテイン隊は、途中の空域で謎の動きを見せた……
* 戦争、殺人を扱っているので、R15にしました。
* 更新/公開は不定期、平均では週1前後になるんじゃないかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:20:00
84118文字
会話率:29%
「俺がもし―だったら、」
高校2年生。始業式。学校へ向かう途中。一瞬間。時間が停まり灰色になる世界の中。たった一人鮮明な色を持つ、あいつ。に。すべてを奪われた俺。好きだと告白。玉砕。しかし。転校生だと俺のクラスに連れて来られたのはあいつで
。
〝あいつだから”〝同性でも関係ない”はずなのに。
「男だからあいつが好きだったのか…」
異性・同性・親子・夫婦・疑似親子・友人・子弟。病を持つ一人と次第に自分の性癖に悩み始める一人の二人の人物を中心に、それぞれの想いをコメディ要素に傾けつつもシリアス入りで高校、大学、社会人を経ながら進めていきます。『文芸webサーチ』『comic room』『幻想検索』にも登録しているHPでも同時掲載中です。
2020/7/30.大学1年生 11月編「休息、遊戯、群れへの切望/まひわが金盞銀台に羽を下ろす理由は、」を公開。
怖がれ、いつくしめ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-02 22:17:36
96114文字
会話率:28%
・京都にある架空のお寺にまつわるハートフル?ミステリー。殺人はありません(室町時代の伝説は別にして)。妖(あやかし)もどきが出てきますが、ファンタジーではありません。2時間ドラマの舞台になる京都の観光案内的要素が満載。メインの舞台になるお寺
は架空ですが(北白川~修学院にあるいくつかのお寺をモデルにしています)、登場人物たちが歩くいくつかの場面には実際のお寺などが出てきます。
・相川真(21)は保護者に断りなく大学を中退し、恋人とも別れて、成行きのまま以前からアルバイトをしていた調査事務所の社員になっていた。両親のいない真の保護者・大和竹流(30、和名であるが実は外国人)は、それが気に入らない。美術品の修復師である竹流は、京都のある寺から、幽霊が描かれた掛け軸の紙を剥がして寺のどこかに隠された不動明王を探してほしいという依頼を受けていた。寺では夜な夜な鈴が鳴って、小僧たちが怖がっているというのだが、その鈴は不動明王が持っていて、寺の危機の時には鳴るという伝説があった。真は竹流に無理やり京都に連れ出され、不動明王探しの手伝いをすることに。実は竹流にはもう1つ目的があった。寺の広間の天井には龍が描かれていて、早春の早朝にだけ消えることがあるというのだが、その謎を解きたいと思っていたのである。不動明王と龍の伝説に、室町時代の親子の悲しい物語が重なり、謎が解けた時、彼らの前に姿を現したのは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-10 00:55:01
177760文字
会話率:37%