世界は辛うじて平穏だった。この世界固有の神格である旧神と、外の世界から来襲した別系統の神格である新神類との戦いによって旧神も人間も多くが死に絶え、新神類もまた傷ついていた。嘗てとある英雄が新神類を封印することに成功し、世界は束の間の平穏を得
ていた。
主人公のソナタと鶴千代は、そうした世界に生きていた。この世界は新神類の子である霊異の脅威に常に脅えながらも、英雄の子孫である綴家によって統治されていた。
だが彼等が綴昭胤によって誘拐されたことから、その平穏が音を立てて崩れ去る。彼は綴家宗家が歴史を改竄していたことを二人に告げる。綴家の始祖である英雄が新神類を封印したのではなく、アマツという旧神の子孫が生贄として捧げられることで世界は保たれていたことを明らかにする。同時にソナタこそがその最後の一人であることを伝える。ソナタは顔さえ思い出せない母の話を聞き、衝撃を受けた。鶴千代もまた両親の死因を知ることとなる。だがそこで昭胤は宗家の襲撃を受け、命を落とす。
昭胤は綴家第五分家当主であり、彼の死後第五家の旧家臣を二人は受け入れる。三反田知臣を筆頭とした残党は第四家の下で宗家への恨みを募らせる。また、第七分家の綴千冬世も第四家に助けを求め、その支配下に入ることとなった。
ある日、綴家第三家領に霊異の大群が出現したことを機に、世界の歯車が一気に回り出す。
宗家によって新神類である蜘蛛が呼び起こされる。全ての謎を解き明かし先祖の恨みを晴らすためにソナタは単身宗家宮城へ駆ける。道中で知臣や千冬世の援軍を得ながら宗家当主綴時継と一対一で対峙する。そこで宗家の目論見が暴かれ、ソナタは時継の首を跳ねる。だが蜘蛛は健在で、ソナタに宿っていた鎧武者が蜘蛛の首を斬り落とす。蜘蛛の死によって世界が救われたのか、世界が生まれ変わるのかは判然とはしなかった。だが鶴千代は涙を流しながらこう言う。「私たちは、生きている」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 23:14:08
118695文字
会話率:45%
貴族と王権による少数が多数を圧倒していた時代は終わりを告げた。
そんな時代の波はこの世界に唯一ある大陸の国にも波及している。
それは西より始まり、東の端のハルーシュ王国にまで到達した。外縁部を走る山脈に守られるような形になる辺境の国。
こ
れはそんな辺境の国の更に辺境にある地、マニュート伯爵領。
西の大国ワーレック帝国との戦争で多大な功績を上げた英雄の子孫が統治するその地に英雄の子孫として産まれ、次期当主になる事が決定している少女イリアージュ・マニュート。
先見の明があり、一挙一足に意味がある。やる事は滅茶苦茶に見えてそれは周囲を助ける為にやっていた。
そんな噂が流れ、感謝されようとも彼女は普段の澄まし顔でやんわりと受け止め奢る事はない。
それがさらに彼女の名声を上げるのだが、何故か思い通りにならないイリアージュは今日も足掻く。
彼女が望むのは善行をやった事に感謝される事では無く、悪行を懼れられ憎まれる事だというのに。
そんな、どこか可笑しいイリアが迎えた王都貴族学園への入学、それがさらに大きな渦となって王国を揺らす――勿論、イリアの望む方向では無く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 22:00:00
22995文字
会話率:27%
【仕事クビっ!? どころか捕まるの!!? 冤罪だってぇぇぇ!!!!】
その昔、魔物の大群から国の首都を護った救国の英雄『聖女リュミエル』。
科学より魔法が発展した世界でも、奇跡と謳われるほどの癒しの魔法に人々は感謝と尊敬を抱いた。
時
は流れ、せっせと雑貨屋の開店準備をする男が一人。
聖女の血をひく青年アレクシス。
英雄の子孫は平凡を望み、今日も今日とて大好きな商売に勤しむ。
――カランカラン
店のドアが鈴を鳴らし開かれる。
「しゃーらっせー、ってオーナー?」
「アレクシス、お前はクビだ」
あさイチからご冗談を………いや、顔がマジだ。
おいおい、嘘だろ? オレが何したってんだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 07:40:00
62213文字
会話率:38%
物語は、5000年前にすでに始まっていた。英雄の子孫であるテールがある出来事が、元で5000年前の真実が明かされる
最終更新:2024-07-06 19:04:01
43697文字
会話率:0%
かつて『魔王』を打ち倒したアルド・アレフリードの子孫、アルス・アレフリードは現実に困っていた。
母はアルスを産んで死んでしまい、父はそれが原因が病気に蝕まれている状況、アレフリード家の未来は彼に託された。
現実的なことを考えて、家のために冒
険者となり、まだ存在する『魔王』の残滓である魔物を討伐する日々、しかし他人とそりが合わずに孤立したのはいつも通りであり、今後のことを考えて庭で素振りをしていると三姉妹のメイドの長女、ノエと会話をする。
そして現実だけじゃなく理想すらも追い求めたとアルドの話を聞き、アルスは方針を決めた。
没落しような家と自分の理想を叶えるために奮闘する!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 21:00:00
27450文字
会話率:37%
公爵令嬢である私、ロアンナは、婚約者と仲が悪い。今日も、婚約者であるジークハルト殿下は、私を陥れるために愛人エリーと一緒になって無理難題を言ってくる。
「ロアンナなら、できるよな?」
困った私は【幽霊の声が聞こえる】という能力を使って、
通りすがりの幽霊に助けを求めた。
『一度でいいから、女性とお付き合いしてみたかった……』と後悔していた幽霊の正体は英雄の子孫である兵法好きな辺境伯ライズ。
ライズの願いを叶える約束をすると、ライズは私の婚約者とその愛人達に仕返しをしてくれた。
ライズのような人が、私の婚約者だったらよかったのに……。※ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 16:15:12
10282文字
会話率:50%
「私の体をあつめろ」そう呟く怨霊のような何かに、右手の半分欠けた伯爵子息へと転生させられた冴島翔太。
転生先は神伐に貢献した六英雄の子孫たちが、大陸を六つに割いてにらみ合う世界、レビィズホロル。
冴島翔太はシルビオ・セルヴァムとして、双子の
弟マルコとともに、混沌極まる大戦へ飲み込まれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 20:08:14
16211文字
会話率:20%
神に力を与えられた英雄が闇との闘いに打ち勝ち、興された神聖帝国アーカンシェル。世界の陸地の大半を占める大陸を支配下に置き、英雄の子孫が代々身に宿す神聖力により、千年近くもの間、神を信奉する民や国土を守り続けてきた。
長い歴史のうちには衰
退した闇が力を取り戻し、度々世界が危機に見舞われることもあったが、神は聖女を地上に遣わして自らを信ずる民を護らせたと言われている。
帝国には神聖力を受け継ぐ皇室の他に、傍系皇族たる四大公爵家が存在し、その直系もまた神聖力を有している。その筆頭公爵家には、帝国の白薔薇と讃えられる令嬢ロザリアがいた。
ロザリアは、七歳の時に魔物から救ってくれた義理の叔父レオンに恋をした。大好きだった童話を自分とレオンに重ね、いつか結ばれることをずっと夢見てきた。
だが、十五歳になった時に国教神聖教会の教皇から聖女と認定されたことにより、勅命で帝国唯一の皇子と無理やり婚約させられる。異教徒の妃所生の皇子は、無能で傲慢なために立太子が危ぶまれていた。聖女を伴侶とすることで、皇嗣と認めさせようという皇帝の政治的判断からの婚約である。
同時に近衛騎士だったレオンは神聖教会所属の聖騎士団に移籍し、ロザリアは寂しい思いを抱きながら、皇子の傍若無人な振る舞いに耐え続けた。周囲の協力を得て皇子を失脚させることに成功し、悪夢の婚約から何とか逃れることができたのは二年後だった。
そうして、ようやく初恋のレオンへ想いを告げることができたものの、簡単には受け入れてもらえない。それでも希望を捨てることなく、ロザリアは恋を叶えるべく改めて意志を固める。
一方で、皇族の堕落とともに闇の力が深まり始め、聖なる結界が弱まり、広い大陸の方々で魔物の出現が増えて来ていた。ロザリアは聖女としての役割を果たすべく、大陸各地にある聖樹を浄化し癒すために、聖騎士団長となったレオンの護衛で巡礼の旅に出る―― 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 21:00:00
306828文字
会話率:48%
かつて世界を創造した、五大英雄の子孫が支配する世界。
捨て子として生を受けた主人公ダリアは、自覚のないままに自身の街の住人を殺戮した容疑で国際指名手配を受けることになる。
五大英雄と主人公を巡る数奇なファンタジー。
最終更新:2023-06-11 21:15:53
371128文字
会話率:51%
ある日不慮の事故で死んでしまった俺、瀬戸 蒼こと「アオ」 は前世でプレイしていたゲームの世と転生することに。
その世界で知識を生かし無双しようとしていたが、なんと転生させられたのはゲームから1000年後の続編の世界だった。
自分の知って
いる世界と違い途方に暮れていると、同じく転生させられた学生たちが過去の大英雄の子孫だとわかり俺はそいつら育てることを決心する。
そして、俺は英雄候補たちに寄生し育てることに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 07:33:56
1767文字
会話率:45%
セザールタウンに存在する名門校、セザール学園を首席で卒業したカイル・レヴィン。
卒業と同時にホールス・ソーラと言う長剣を託され、5つのアーティファクトを探して欲しいと学長に頼まれ冒険者としての舞台に上る。
また、次席で卒業をしたルッカ・ラン
ティスも同じくキース・クレッセントと言う杖を託されカイルと共に歩むのであった。
初めての依頼を難なくこなし、ヴァイス・リッターと言う冒険者達が集まるパーティ・ギルドの人に所属。
仲間達と過ごし、暫くしたところでアーティファクトの1つである【賢神の石】を発見する。
だが、【賢神の石】はかつてセザールタウンがあるルシド大陸を救った英雄の、1人の精神として込められた物であった。
【賢神の石】に触れたカイルは、自分が【賢神の石】の子孫である事を知る。
しかし、【賢神の石】に精神を支配されそうになった所で仲間の手のよりそれを回避、一旦は事無きを得たのであった。
【賢神の石】は、自分の野心に共感出来る人間を見繕い、自らの力をその者に委ねる。
力を得た物は魔族の様な姿となり、セザールタウンを襲撃、多数の建物を崩壊させるが冒険者達の手により退けられる。
だが、後日カイルがルッカと自宅に居た所、【賢神の石】の力を受けた者からの襲撃を受ける。
何とかしてヴァイス・リッターへと逃げ様としたが、実力が足りないため二人では逃げきれない。
その事実を悟ったルッカは、こうなったのは自分のせいである事、英雄の子孫である人間が生き残るべきとカイルに告げ、自らの命を犠牲にする事でカイルが生き残る事には成功する。
が、カイルは【賢神の石】よりルッカの命を呼び戻したければ自分に従えと言われる。
しかし、【賢神の石】に従い人間を裏切る事は出来ないカイルは【賢神の石】の申し出を断った。
↑ここまでが執筆済み
↓雑プロット。
しばらくカイルが葛藤。
【賢神の石】の力を与えられた敵を倒す。
何らかの理由により、【賢神の石】の力を使う事を決断しルッカを蘇生させるが自分は魔に落ちる。
1巻終了。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 01:00:00
97869文字
会話率:43%
かつて国を救ったとされる英雄、大聖女セーラの生まれ変わりとされる聖女シエラ。聖女として国のために奉仕をするシエラは、婚約者のローレン王子から婚約破棄と聖女の称号剥奪を宣言される。――のだが、その話を遮るように、今日はシエラの聖女としての偉大
な功績の報告が上がってくる。
そのあまりにも輝かしい功績の数々に埋められていく外堀、しかしローレン王子は、自分の言った言葉に引っ込みなどつかない。
けれどシエラは笑顔で答える。「婚約破棄と聖女返上、承りました」
彼と彼女は愛する者のため、何を思うのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 07:00:00
17884文字
会話率:47%
かつて国を暴虐の魔女は英雄の子孫と呼ばれた人間たちに倒された。だが、その魂は英雄の国の公爵である公女として転生をしていた。転生した家は家庭内不和が起きていた。実の母親は堕胎を許されない尊き相手の子供を身篭り、産んだのに認知はされず、心を病ん
でしまった。父親は明らかに自分の血を引いていない娘を育てる事になる。その娘が建国物語に出てくる過去の凶悪な魔女であることも知らずに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-07 20:00:00
55217文字
会話率:53%
この作品は同サイトで連載中の『盟約のティルフィング ー魔剣少女と契約した低血圧系魔術師、実は女神の生まれ変わりでした?魔導学園で学生と講師を両立しながら何とか生きてます。』(https://ncode.syosetu.com/n0022g
b/)をリメイクしていくものです。具体的には三人称視点から一人称視点への変換を試みたものとなります。挑戦的な試みですが、楽しんでいただけると嬉しいです!
〈ご注意!〉本作は序盤からアクセル全開という感じではありません。山があったり平地があったり、ゆっくりお散歩のようなテンポで進んでいくかと思われます。
ちょっとテンション低めの主人公が美少女たちに引っ張られて騒動に巻きこまれる話!皆さんお好きじゃありませんか!?私は好きです!!この作品ほ基本方向性はそんな感じです!!
「我が名はティルフィング!ソーマ!其方はこれより我が契約者だ!よろしく頼む!」
世界大戦の勃発に瀕して、古き神々は帰還を果たした。人の世に神秘は蘇る。
神々の力によって神秘が科学を凌駕した現代。
世界は強大な力を持つ英雄の子孫や魔術師、そして伝説の道具である”遺物”とその契約者である”遺物使い”によってバランスを守られるようになった。
そんな世界において、魔術師でありながらブリタニア王立魔導学園において”遺物使い”について学ぶ低血圧系少年、伏見双魔はある日、魔剣の少女、ティルフィングと契約を交わす。
突然の契約に混乱する双魔、待ち受けていたのは元気いっぱいの魔剣に振り回される日々?
そして、二人を結ぶ因果の糸とは……
低血圧少年と元気いっぱい少女を中心に繰り広げられるごちゃ混ぜローファンタジー風味です!お楽しみいただければ幸いです!
1話あたり1000~3000字ですので気軽に読めるかと。
※お願い 気をつけてはいるのですがどうしても誤字が多くなってしまうようなので、誤字報告をしていただけるとありがたいです。よろしくお願いしますm(_ _)m 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 20:00:00
25557文字
会話率:46%
家族を惨殺された英雄の子孫や、孤児から騎士に成り上がった者。
かつて魔王を封じた英雄ジークの聖剣の謎を追いながら、彼らは人族と魔族の戦いに巻き込まれていくのだった。
最終更新:2021-09-30 06:00:00
7127文字
会話率:52%
灼熱の地、凍りついた地、果てしなき雷電、そこに少年が立っている。
しかし少年は、形も分からない血だらけの誰かを見つめながら誓った。
普通に生まれて異性と付き合って結婚して死ぬ、それが人間だと思った。
しかし勘違いだったようだ、世界はそんな
に甘くなかった。
誰かに拾われて育ってきた子ども、それがどういう意味なのか少年は知らなかった。
一人ぼっちで育ったが、少年は笑みを失わない。
これからの人生がどうであれ、誓いを守るために粘り強く生きていくだけだ。
秩序のない『混沌』そのもの、殺戮と略奪、すべてが可能な超能力者間の戦争、『同盟』というものが現れる前の約1千年、
一つの大陸の通称『新天地』、西部に4つの国と東部に5つの部族がいた。
5つの部族人数を合わせた人口数約1万人、そのうち700人余りの『ネリエス』、1200人余りの『神谷田』、2000人余りの『一谷高』、そしてそれぞれ3000人余りの『ゾダエ』と『ブイエガ』
彼らの話は今はじまるところだ.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-19 23:18:34
2279文字
会話率:30%
ここはソルファン帝国、東大陸の南部に覇を唱える大国である。
その帝国に六つある公爵家のうちの一つに一人の男が生まれる。公爵家の次期当主となるその男の名はアウグスト・フォン・クレイペウス、転生者だ。
この国の公爵家は昔、太陽神ソルに
邪悪な存在を倒すため特殊な武器、【神器】と【力】を与えられた英雄の末裔であり、数百年たった今でもその【神器】はその血筋に宿る【力】と共に受け継がれていた。
これは英雄の子孫として生を受けたアウグストが愛する家族のため、受け継がれてきた領地のため、守るべき国のために頑張るお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-04 23:00:00
11766文字
会話率:45%
英雄の子孫となった。地球唯一の魔法使い。
体に魔法を纏う戦闘スタイル。
異世界に召喚される。
誰もが魔法を使う世界で、異界の魔法使いはどう戦う。
チートはあったりなかったり。
R15は念のためです。
最終更新:2021-01-20 19:44:55
1790文字
会話率:13%
「与えられた役を全うしろ。何があろうと。最後まで」
英雄譚は、一人では生まれない。英雄の子孫や魔法の国の王、酒場の看板娘に鍛冶屋の跡取り息子……。それぞれの「役」を持って生きる人々の目を通じて展開する群像ファンタジー。
青年は、剣と魔
法の世界を終わらせるために今旅立つ―――。
全3部予定。第1部(第0章~第2.5章)・第2部(第3章~第4.5章)完結済み。第3部(第5章~)連載中。
(キャラクターイラスト制作:たたた たた様 https://twitter.com/Tatataworld75)
* ︎
純人王国の王家に生まれた王子リンド・アルバートには、兄弟たちと同じく特別な力があった。
退魔の力。それは魔法王国の脅威から人々を守る、魔法を打ち消す力だ。しかしその力には、人々を恐怖で縛る副作用があった。
その力を利用して王国に絶対王政を布くかつての英雄の姿に違和感を覚えたリンドは、幼馴染の少女アリアと互いに誓いを立てる。
「世界を終わらせる」と誓った彼と「世界を手に入れる」と誓った彼女。二人の思いはいずれどこかで衝突すると知りながら、それでもリンドは歩き出す。放浪する怪力少女ニーナや魔法人の箱入り娘フレアなど周囲の人々と思いを交錯させながら―――。
剣と魔法の英雄譚を彼ら彼女らの視点で描く群像ファンタジー、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-25 20:05:08
568862文字
会話率:42%
農場に英雄が快楽を求めやって来た。
英雄の子孫ショウのちからを見るために。
不時着を装い民を集め騒ぎを起こせば英雄の血がうずく事を企んだからだ。
英雄の子孫ショウは悪に染まったかつての英雄と戦う。
最終更新:2020-09-07 11:00:22
2365文字
会話率:0%