――煙の中は、神の領域。
「文明開化」と呼ばれた時代。西洋文化が流入し始め、目まぐるしく変わる東京。そこでは少しずつ、時代の流れによって、神や妖といった人ならざるモノの存在が薄れ始めていた。
そんな中、警視庁に所属する寒川と柴に
、『呪いの振袖』なる奇怪な事件が舞い込んだ。
商家の娘・綾子が、見合いで袖を通した振袖を着てから高熱に侵され、まるで呪われたかのように衰弱していくのだ。
寒川たちは、不思議な力を操る紙縒神社の巫女・椿姫の力を借りる事になる。
「ようこそ、お参りくださいました。絵馬、お守り、おみくじ、縁に関するご相談。何をお求めですか?」
見えない糸で結ばれし人とモノの縁。
和洋の文化が混じり合う動乱の時代に、神と人と妖と、モノもが織りなす、不思議なお話。
※カクヨム様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 10:46:41
62009文字
会話率:41%
嘆きの絵馬に掛けられた悲痛な声を聴き、悪鬼羅刹を斬り捨てる白頭巾の義賊・葵幻之介-。深川八幡宮の寺・厳戒寺の麓にある古ぼけた屋敷に住まい、貧乏人ばかりを相手にする医師・森島玄洲。奇妙奇天烈な発明をしながら、薬品の調合や寺子屋の講師として日銭
を稼ぎつつも、一度患者を前にすれば長崎仕込みのオランダ医学を駆使する名医だ。この玄洲、蘭学書物閲覧を許される奥医師の名家・桂川家の御曹司だが、じつのところ養子。実父の名は徳川家斉…つまりは正真正銘、徳川将軍家の御落胤である。ある事件から大恩ある桂川家に火の粉が降りかからぬ様に家を飛び出し、市井において暮らし始めた。大槻玄沢や華岡青洲、そしてシーボルトに師事し蘭学を学び、名のある剣客に武芸を学んだ玄洲は悲惨な怪事件に巻き込まれる事になる。文武両道に秀でた学者が、二親を知らない捨て子と言う過去を背負いつつも医学と剣術で様々な難事件を解決する痛快娯楽時代劇登場!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 12:06:51
109027文字
会話率:60%
商売の神様から、転生させる魂として選ばれていた主人公、ロー。
しかし、「堅実で堕落しにくそう」というだけの理由で選ばれた主人公は、活躍を期待されていなかった。
せっかく選んでくれたのだから、役に立ちたい。その一心で、神様の忠告に反して
過酷な世界に転生することを決めたローだったが、前世の記憶を引き継げないため、自分の使命も転生前の覚悟もすっかり忘れて生きていくことになる。
そんな主人公が、知恵の神の使徒の兄、頑張り屋のヒロイン、敵対する神の使徒のやんちゃな少年、ちょっといたずらっ子の師匠などの出会った仲間に支えられながら、どこか呑気に過酷な世界を懸命に生きていく物語。
※毎週月水金更新予定。余裕があれば他の日でも更新するかもしれません。
※2021年2月10日 副題を追加しました。
内容に変更はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 07:10:00
1492138文字
会話率:33%
稲荷さまの直属退魔巫女になって、少女の、巫女としての冒険と戦いが始まりました。
ただ、冒険の場所は日の丸の国ではなく、アメリカでした。
最終更新:2025-03-12 00:32:55
14803文字
会話率:49%
ある傭兵が戦死した。生きるために戦う日々もこれで終わった。
もう戦いたくない、平和な世界に生まれたい。死んだ傭兵さんは、当たり前のようにこの願いを女神に説明した。
そして、傭兵さんは女神に選ばれて、平和な世界に着いた。女神の力によって身体が
12歳くらいの少女になって、傭兵さんは新しい身体と身分をもらった。でもその交換条件は、これからこのアイドル学園の生徒になって、アイドルとして全力で頑張って、このまま生きていくこと。
可愛い服、キラキラ舞台、明るい学園、笑顔いっぱいの仲間。まるで小さい女の子のために用意されたつまらない世界観。この「女児向けアニメみたいな世界」を見たら、傭兵さんは文句を言わなかった。
こうして、傭兵さんの新しい世界でのアイドル人生が始まった。
(HJ小説大賞中期一次選考通過、二次落ち作品、ここに供養)
(主人公の前世の性別は不明です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 21:37:21
103123文字
会話率:62%
酒屋を営む傍ら特殊な人材の斡旋も行っている十烏充造は、蔵丘の地にて死した人魚を祀る水城神社の管理人泡方千代女から相談を持ち掛けられる。それは妖気と魚の臭いを放つ絵馬に関するものであった。
※こちらの小説はHPや他の投稿サイトでも公開し
ています。
◆「辻世怪異譚」シリーズ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 00:25:55
34550文字
会話率:56%
「私とこの世界は、君の深層心理の投影なんだよ〜!」
過去の影響により精神的な捻くれを抱えながらも、20という節目の歳を迎えた大学生の絵馬 青人は、コンビニ夜勤での疲れからか、眠るように湯船へと沈んでしまう。目が覚めるとそこには、見覚えの
ない部屋と少女が……。
少女のある能力によって、青人の運命は大きく動いてゆく……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 06:00:00
117985文字
会話率:42%
娘と二人で暮らしていたカリオカの元へSNSを通して知り合い恋愛関係にあったイタリア人のエマがやって来た。
最終更新:2024-08-31 00:00:00
2359文字
会話率:0%
またまた。べつの角度からの「なぞとき」です。
最終更新:2023-10-14 14:05:18
4633文字
会話率:12%
またべつの角度からの「なぞとき」です。
最終更新:2023-10-14 14:02:36
3969文字
会話率:0%
泉鏡花『幻の絵馬』 現代語訳、解釈篇
最終更新:2023-09-29 10:25:08
11816文字
会話率:4%
【第一部:死告ノ赫イ糸】
――それは最も脆く、最も強い、命を手繰る物語。
山形の地に伝わる口寄せ巫女の一族『オナカマ』。その末裔である青年・漆山紲は、心霊現象や都市伝説を相手取る探偵業を営んでいた。
そんな折、首なし男の幽霊との一件を経て、
呪いに蝕まれた少女・御廟楪を保護する。
呪いの正体は、山形に伝わる冥婚の風習――ムカサリ絵馬。本来死者を弔うための赤い糸が、この世とあの世とで結ばれてしまっていたのだ。
人にとって大切な婚姻を弄ぶ呪いによって、かつて止まってしまった、紲の時間までもが巻き取られていく。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。また、特定の文化・風習・宗教・思想等の支持あるいは批判をするものでもございません。ご留意ください※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 05:38:44
379380文字
会話率:54%
雨の降る京都市内で起きた女子高生殺人未遂事件。新体操部の次期主将候補の殺害未遂現場から発見された絵馬がさらなる謎を呼び、事件は不可解な色を帯びてゆく。
そんな事件と犯人を追いかけて動きだしたのは、警察でも、新聞社でもない――「学校事件記者」
だった!
学校新聞専用記者クラブ「中京記者クラブ」の一癖二癖ある学校事件記者たちが、特ダネを追って古都をひた走る!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 12:00:00
32445文字
会話率:58%
【※注意】これは絶対に読んではいけません。
あなたの前に何かが現れても、それに一切の責任は取りません。
それでも読みたければどうぞ、自己責任でお願いします。
きっと恨み妬み、それらを晴らしてくれるだろうが、決して誰も救われないだろ
う。
依頼者の運気を喰い、恨みを晴らしてくれるは忌醜狐様。恨みっ狐が、あなたの恨みを二束三文で払います。
その後、どうなっても良いのなら……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 15:45:21
33894文字
会話率:43%
ペチャパイの私が転生した。これは巨乳になるチャンスなのではないか!?
私はアサシン。
てんこ盛りおっぱいに憧れる、温泉大好きペチャパイアサシン。
私は拾われた先が暗殺者組織だったから……毎日毎日厳しい訓練してたんだ。
だから好きな温泉に
も滅多に行けないし、ついてほしい胸の脂肪は消費されること消費されること……。
正直巨乳なんて、夢のまた夢……だと思ってた。
でも、ある日。
組織のブラックっぷりにキレて反逆し、ラスボスと刺し違えた後。
……転生しました。マジで。
これはチャ〜ンス♪
巨乳にいたるノウハウは研究済み! さあ、頑張っておっぱい育てて!
ビキニで胸ゆっさゆっさ揺らすんだ〜!
ええ? ビキニがない?
ならビキニアーマーがあるじゃないか!
この物語は。
巨乳とより良いビキニアーマーと温泉を求めて旅をする元アサシンの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-21 05:52:03
4821698文字
会話率:68%
とある世界で、勇者達と魔王との戦いが終わった。
深く傷付きながらも、明日からの新たな日々に思いを馳せ、魔王城を脱出する。しかし、そこに最悪の敵が待っていた。
「……じゃあな。俺の分も生きろよ」
その危機を助け、勇者達を生かした一人の戦士
。彼は、伝説となった……。
だけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-06 23:40:22
3958文字
会話率:71%
彼氏とハイキックと私の続編!
結局芸能界を追放された木魚は、大好きな空手と早助に全力投球していた。
だけど元の所属先の社長に嵌められて、再びラウンドガールをすることになる。
例によって変な男に言い寄られる木魚。何とかかわそうとするが、その
男の対戦相手が木魚の知り合いで……?
卑怯な手段を用いる男に、木魚の怒りの鉄拳が炸裂する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-24 00:48:58
5721文字
会話率:57%
大晦日、一夜前。
人々の願いの籠った絵馬が山を生している。
其れに乗じて願いを叶えていると、ざんばらに切られた髪が伸びていく。
切って……仕舞われるのですか……?
うん。持て余す事は良くないからね。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
最後の落ちが意味不明。
でも言葉にすると絶対こうなる。
という思いを持って書きました。
「かーっ!! お美しっ!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 21:05:40
1031文字
会話率:48%
ある夏の日。
友人から縁切り神社の噂を聞いた僕――嵐山京平は怖いもの見たさに、学校帰りにその例の縁切り神社――稲荷田神社に訪れる。
なんでも夜中になると藁人形を釘で打ち付ける音がするとかしないとか。
まさかある訳ない。あったら普
通に騒音騒ぎじゃないか。
なんて思いながらも、雰囲気マシマシの神社を進む僕。
綺麗な灯篭に赤い鳥居、そして待ち構える狐達と怖いことが書かれている絵馬。
僕はビビりながらも参拝を済ませると、藁人形が無かったことに安堵しながら帰路に着こうとした。
そんな時――僕は出会ったのだ。
白衣に赤い袴の巫女装束を身に纏う一人の女性――角田美月に。
黒い髪を後ろで流し、僕よりも少し身長の低い綺麗な女の子。
ちょっと意地悪で、優しい、運命の相手。
僕が好きになったのは縁切り神社の巫女だった。
これは暑苦しいある夏の日。
僕が縁切り神社の巫女に恋をしたお話しである。
縁は切られて、また結ばれる。
それは運命に導かれるように……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-22 19:42:07
254794文字
会話率:34%
引っ越して、今まで知らなかった町に来た私。偶然入った神社で、ある光景を見る。
最終更新:2022-11-20 13:05:09
944文字
会話率:20%
ぼっち系男子高校生の米村春(よねむらはる)は、ひょんなことから学校をサボってしまい、乗っていた電車の終点駅まで向かってしまう。
そこで訪れた村の神社には、ケモ耳と尻尾を生やした謎のロリ狐娘が住みついていて……?
「お主、ウチが見えるのか!
?」
「見えてる。その色気の無いパンツまでバッチリとな」
「……今のは聞かなかったことにしてやるのじゃ」
その後、春はケモ耳少女から神社復興の協力をお願いされ、半強制的に契約を結ばされる。その日から春の退屈な生活は一変し、慌ただしいものになっていくのであった。
「春! この絵馬の願いごとを叶えるのじゃ!」
「春! この神社でお祭りを開催するのじゃ!」
「春! ここにプールを作るのはどうじゃ!?」
「勘弁してくれ……」
そんな気だるげ主人公と、元気っ子狐娘の不思議で甘々? なラブコメディ、ここに開幕。
────
カクヨム、ノベルアッププラスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 18:37:04
40038文字
会話率:69%
年末に突然山花という人物からメールが届き、それからかれとメールやチャットで交流するようなった。山花はぼくのネット小説『麦川アパート物語』の熱烈な愛読者である。何度も読み返しているようで、細部にまで異常に詳しい。何度かのメールのやり取りの後
、かれはぼくの小説の登場人物である舞の父親だと名乗った。ぼくの小説にモデルはいないので、登場人物に実在する親がいるはずがない。あまりに荒唐無稽である。山花は下心があるかもしれないと警戒したが、自分に危害を加えそうもなのでそのまま交流を続けた。すると他の登場人物の親たちが現れ、リモートで話をすることになった。そして、みんなで娘たちが住んでいる麦川アパートの場所をつきとめようということになった。どうして架空の物語が現実とリンクしていったのか、そこには親たちの子供たちへの切ない思いが隠されていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 00:00:00
73785文字
会話率:1%
佐々木が神社で絵馬を奉納していたところ、年老いた男がやってきて、吊るされた絵馬に書かれてある願い事をノートに書き写し始めた。この男はいったい何者なのか……。
最終更新:2021-11-24 06:08:00
2135文字
会話率:52%
「徹はあたしの未来の旦那みたいなものなの!」
そのとんでも発言によって売られそうになっていた相良徹は助けられた。
徹を旦那宣言してきたのは鏡耶絵馬という女の子。
絵馬は祖母が最期に残した未来を予知できる「デザイア」という力によって、
徹こそが天涯孤独となった自分を助けてくれる存在だと伝えられた。
絵馬はこれからの生活のため、ハピネス社が開催するゲームに参加してほしいと徹にお願いする。そのゲームに勝利した暁には1億円が手に入るという。
予知によって強制参加となった徹は絵馬のために1億円を獲得を目指す。
――それだけの、はずだった。
「……お兄、ちゃん?」
徹は7年間離れ離れになっていた妹と再会を果たす。
同じくして、徹を売ったある二人とも再会することに……
※本作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 21:35:42
41332文字
会話率:35%
切なくてダークな和風あやかしファンタジー小説。
神社の境内を一人の少女が訪れる。
彼女はいつも絵馬を片手に、一心に何かを願っている。
そしていつも「また、来てくれへんかったな……」と呟くのだ。
そんな彼女をいつも見守っているのは、彼
女の友達である二匹の妖狐。
いつもの夜の光景が、突然銀色に染められる。
正体不明の銀色の光に包まれた彼女。
やがてその銀色が散り散りになった後、彼女は地面に倒れ伏していた。
突然の出来事に慌てる妖狐達は、彼女の身を助けるために人間達の街へと降りる決断をする。
人間である彼女を助けるために、彼女の家族の家へと向かう妖狐達と、それを助ける親友の三羽の烏。
そんな中、人間達の街では「妊婦ばかりが襲われる」凄惨な事件が連続で発生していて……
現代日本が舞台の和風あやかしものになります。
メインキャラ達は妖狐や烏といった妖達になりますので、そういった人外が苦手な方はご注意ください。
本編には暴力的表現や残酷表現、特に妊婦に対する残虐表現が含まれております。こちらにもご注意いただき、苦手な方は観覧をお控えください。
また舞台設定上、会話文のほとんどは関西弁になっております。
現在、カクヨム、魔法のiらんど、pixiv、個人サイトにも掲載中の作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-12 21:09:52
80558文字
会話率:42%