「この消しゴム君の?」高校に入学した楠木燕は、見知らぬ同級生梶原に話しかけられた。消しゴムのカバーにはイシイという名前が書いてある。しかし梶原曰く、同級生にイシイという名前がいないらしい。そこで友人である高梨と共に持ち主を探すことになった。
手がかりはカバーに書かれたイシイという名前のみ……。存在しないイシイ、カタカナの訳。謎が謎を呼んでいくこの消しゴムの持ち主を3人は見つけることができるのか……?!
ひょんなことから身の回りで起こる不思議な出来事に巻き込まれてしまう男子高校生達による青春ミステリー物語!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:33:12
84686文字
会話率:55%
魔王を倒した勇者と、その幼馴染の村人A。本来なら旅立った瞬間に無関係になるはずの2人は、何故か魔王討伐後も親しかった。主に勇者の執着のせいで。それに嫉妬した王女によって殺された村娘は、現実世界に転生した。彼女を追いかけてきた元勇者と元魔王と
、彼らの仲間たちまで加わって、元村娘の学園生活は波乱万丈になっていく。
・登場人物
佐藤 陽葵(さとう ひまり)……元村娘。恋愛ごとには鈍い。お人好しでのんびり屋。過去の名前はアイルーズ・マゴット。記憶あり。
御門 樹(みかど いつき)……元勇者。殺された村娘を追いかけて自分も転生してきた。アイルーズ(結愛)にはものすごく甘いし溺愛しているが、その他の人間には興味もないしどうでもいい。文武両道で品行方正なイケメンなので、学校ではかなりの人気者。転生前にアイルーズの死を直接目撃しているので彼女に対しては過保護。たまにその時の悪夢を見ることがある。転生前の名前はアルトゥール・ラドフォード。記憶あり。
来間 玲央(くるま れお)……元魔王。勇者に殺されたことは気にしていないと言いながら、何故か結愛に絡んでくる。不良グループのリーダー。こちらもイケメンなので隠れファンが多い。イジワルなところもあるが面倒見の良い兄貴で、舎弟からは慕われている。転生前の名前はグラントリー・カーティス。記憶あり。
来間 春奈(くるま はるな)……玲央の姉。元魔法使い。記憶なし。
東雲 夏穂(しののめ かほ)……結愛の友達。元盗賊。記憶あり。
御門 千秋(みかど ちあき)……春樹の妹。元戦士。記憶あり。
聖 深冬(ひじり みふゆ)……帰国子女の転校生。元聖女。記憶なし。
在里 譲(ありさと ゆずる)……玲央の舎弟A。元四天王(地)。記憶あり。
佐藤 渚(さとう なぎさ)……結愛の姉。元四天王(水)。記憶なし。
燕谷 理仁(つばたに りひと)……無口で真面目な優等生。昔はいじめられっ子で、玲央に助けられたらしい。玲央以外は勉強ができない不良グループの頼みの綱。元四天王(火)。記憶なし。
東風 薫(こち かおる)……玲央の舎弟B。元四天王(風)。記憶あり。
王生 姫那(いくるみ ひな)……元お姫様。王子様のストーカーでヤンデレ。記憶あり。
石井 柚乃(いしい ゆの)……姫那の友達。玲央のガチファンでヤンデレ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:00:00
54874文字
会話率:52%
自分は信じてなどいないが、生まれ変わりだ異世界転生だ、と言われるだろう生まれのちい。 ソレ名前なのだ。 言語の程度の低さが窺える。 コホン、兎も角。
文明度の低い……おっと発展途上な世界というものは命の危険に満ちているので、只生きるそれ
だけでも日々是大冒険というものである。
だよね? 冒険に巨大怪物必要無いよね? 誰だフラグとか言ってるの! 嫌だよ自分、そんなのと戦うのは! と言う訳で! 日常だけど文明度低ければ一寸危険だなという発展途上な世界でなら普通の人生なお話……に、成れば良いなあ。 誰かそうだと言ってくれ!
追記!
本作の読み方!(大爆笑)
先ずは最新部分から見てみましょう!
前書き、後書きでは投稿当時の曜日、時間帯、話題などを述べてます! 日付は目次でね!
お気に入り頂けたら第一部分からご覧下さい!
あれ? 書き方が違っている?
今まで色々考えて変わってきたという事です! 歴史を感じて頂ければ!(オイw!)
主人公ちいちゃん、体を動かせない頃から始めて素振りを毎日欠かさず続けますからね!
実在する技を使ってファンタジー世界で通用すると証明しますからね!
日本人は刀! と思う方は是非とも御一読頂きたいです!!
注意!
OSの仕様変更によって過去投稿分のルビに不具合が発生しています!
表示がおかしかった場合! 其れは仕様変更のせいだとご了承下さい!
仕様変更は此の先どう成るか予測が出来ないので注意喚起するしかないのです!(泣)
では! コレで内容が分かるかな? という語句を並べていきましょう!
本文の何処かに必ず組み込みます! 落語の三題噺か!(笑)
武神ドラゴンスレイヤー只乃山椒、竜神様、魔法戦士
日本刀、太刀、野太刀、打刀、木刀、竹刀、本差し、脇差し、二刀流、剣術、剣道、摺り足、抜き打ち、正眼の構えもしくは青眼の構え、中段の構え、上段の構え、下段の構え、八相の構え若しくは八双の構え、脇構え、五行の構え、蜻蛉の構え、霞の構え、抜刀術、居合、東郷示現流、薬丸自顕流、二天一流、燕返し、物干し竿、唐竹割り、袈裟斬り、逆袈裟、横薙ぎ詰まり右薙ぎ左薙ぎ、切り上げ、逆風、柔術
和槍、薙刀、杖(じょう)
六合大槍、トンファー
西洋剣、片手剣、双剣、広刃剣、片手刀、片手半剣、両手細剣、両手大剣、円盾
八極拳、蟷螂拳、空手、カポエイラ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 12:40:28
3952464文字
会話率:20%
惑星調査に従事するラスティ・スレイド大尉を乗せた艦が、調査惑星を前に敵対勢力ZOCに襲撃される。
コールドスリープから目覚めたばかりのラスティは艦に侵入してきたZOCから逃げ出すが、ラスティのいる区画が切り離されてしまう。
なんとか艦
を脱出して惑星に降下するが、そこは当初の予定とはちがう、魔法の存在する惑星だった。
乗ってきた艦と交信できず、ラスティは本来の仕事である惑星調査を行うことに。
偶然発見した砦へ惑星原住民の言語サンプルをとりに向かう。
そこでティーレという女性に出会う。瀕死の老騎士ノルテからガンダラクシャという場所までティーレを護衛するよう頼まれる。
こうしてラスティはこの惑星を旅することになるのだが…………。
未知の惑星をあちこち旅したり、開発したりする話。
あと〝にゃんにゃん〟。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
主な登場人物
ラスティ――連合宇宙軍 惑星探査課 調査員 大尉 年齢26歳
連邦の宙民(コロニー育ち)、夢は惑星移住。
ティーレ――箱入り娘。ラスティも認める美人。魔法がつかえる。
18歳。青みを帯びた銀髪で。
フェムト――軍用のサポートAI。ナノマシン、外部野を制御する。
型落ち品の第七世代。
ノルテ――ティーレの護衛をしていた老人。
ラスティに剣を託し、ティーレの護衛を依頼する。
ガーキ――盗賊貴族と呼ばれる自己中心的な悪人。子爵。
領民から嫌われている。
ロイ――ガンダラクシャの商人。
旅先でラスティたちと出会う。
ZOC――人類の敵対勢力。機械と人のツギハギ。
ハッキング能力が高い。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※この作品は『カクヨム』でも投稿しています。
『カクヨム』先行
『小説家になろう』訂正済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 11:50:00
2099064文字
会話率:40%
由子(ヨウ・ヅゥ)は両親と早くから死別し、2つ年上の姉が親代わりとして育ててくれた仲良し姉妹であった。ある日その姉が、たまたま通りかかった領主に見初められて乱暴され、辱められた事を恥じて首を吊り亡くなってしまう。
姉の敵討ちで由子は領主
の館に乗り込むが、逆に叩きのめされて打ち捨てられてしまう。己の無力さに絶望して、姉の後を追おうとして首を吊ろうとしている所を、坊主によって救われた。
その坊主に師事して剣術、体術、兵法などを学ぶと才覚を発揮し、僅か3年で全てをマスターする。もう教える事は無いと立ち去った坊主の正体は、超大国・斉の暗殺集団「影」の創設者であった。
由子は、10回繰り出した斬撃が1振りに見えるほどの高速の剣技「飛燕剣」を編み出し、後に「一振り十殺」と天下に恐れられた。
坊主が立ち去った後、由子は領主の館に音もなく忍び込んで見事、仇討ちを果たす。お尋ね者となり亡き姉の仇を討ったものの、己がもっと強ければ姉を救えたのにと、やがて強さだけを求める様になって行く。
折しも中華を支配していた魏帝国は、北方騎馬民族・北遼の南下によって滅亡した。南中華は、斉・楚・呉・秦・越・大南・周・魯の8国の王が支配し、北遼の北伐と魏帝国の後釜を狙っていた。
由子は女性である事を秘しており、縁あって越南国(大南国とも、後の晋国)に士官する。この激動の時代をどの様にして乗り越えて、大韓帝国を建国したのかを綴る歴史物語である。
第1部 魏滅んで晋興る
外伝1 南遼の公主
第2部 五柱国の乱
外伝2 趙嬋の後継者
第3部 大韓帝国の滅亡
上記の3部構成+外伝2部構成となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 10:24:37
126557文字
会話率:37%
月本 美月には、小学三年生の頃に両親が引き取った同じ歳の女の子、春咲 燕と言う妹のようで幼馴染のような女の子がいた。
そんな燕は、小五の時に難病を発症してしまう。
美月は毎週病院を訪れて燕の好きな駄菓子を買ってお見舞いにやって来ていた。
小学六年になったある日、燕に一つの白い箱を託された。「もし、自分に何かあったらこの箱を私の双子のお姉ちゃんに渡して」と頼まれた美月。
そして、それからしばらくして燕は空へ飛び立ってしまった。
それから時はすぎて、美月は中学二年になろうとしていた——そこでであったヤバいと有名な女子と出会い——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 09:10:00
21704文字
会話率:44%
高校三年生の明星勇輝(あけぼしゆうき)は右腕にはめたブレスレットによって黒く逞しい体を持つ姿に変身し、怪物を倒しに行く。
燕谷力弥(つばたにりきや)はアルバイトの配達中に黒い男と怪物の戦闘を目撃する。そして怪物を退治し、現場を立ち去る黒
い男を追い、それが同じ高校のクラスメイトである明星勇輝であることを知る。
力弥は怪物を退治する勇輝を見つめ、彼の心に触れようとする。これはたった二人で人智を越えた怪物たちと戦う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 19:15:43
345731文字
会話率:43%
中国は北宋の時代、山中を旅する若者が、ならず者に襲われる少女を、少林拳を駆使して助ける。少女は道士で、道観に巣くう魔物を退治したのち、そこに現れた師匠「羅真人」に促され、「縮地法」を使い若者を「二仙山」へと転移させる。そこで若者が元「梁山泊
」の万能武将「『浪子』燕青」だ判明する。燕青は少女道士の「祝四娘」と共に、魔物祓いの旅に出るのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 07:40:00
256368文字
会話率:43%
盗賊団に育てられた少女・緋燕(ひえん)は、ある日仲間の裏切りによって捕らえられる。
死罪を免れる条件として彼女に課されたのは、後宮に“宦官”として潜り込むことだった。
身分も性別も偽り、与えられた任務は「後宮に渦巻く密謀と暗殺の記録を集め
ること」。
文字も読めないはずの下働き宦官が、誰にも気づかれず、事件の背後を暴いていく。
毒殺、すり替え、密書、影の刺客……
裏では皇族を巡る“後継者暗殺ゲーム”が進行中。
そして緋燕の前に立ちはだかるのは、冷徹な禁軍司令官・蒼璟(そうけい)。
彼は緋燕の正体にうっすら疑いを抱きながらも、なぜか彼女に目をかける。
「お前、本当に“宦官”なのか?」
その問いが、真実と嘘の境界を崩していく――
正体を隠す少女と、秘密を暴く男。
火花と疑念が交差する、後宮ミステリ・ロマンス開幕する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 07:56:54
8616文字
会話率:32%
後宮奥深く、寵妃たちが住まう蓮華楼。
そこに暮らすひとりの“毒姫”――燕蘭(えんらん)は、毒を識り、毒を嗅ぎ分け、毒を使わずして毒を封じる薬師であった。
かつて毒殺未遂事件に巻き込まれ、自らも命を落としかけた過去を持つ燕蘭は、それ以来“毒
”の声を聞くようになったという。
「毒には毒で抗え。けれど、それを使う必要はない」
宮廷で起こる不可解な事件。
消えた文、すり替えられた薬、燃やされた香。
皇后派と妃嬪たちの派閥争いの陰で、蘭の香と共に謎が漂う。
そんな彼女の前に現れたのは、無口で鋭利な目を持つ宦官・玄霄(げんしょう)。
彼は言う。「お前の“毒を嗅ぎ分ける鼻”を借りたい」
──毒か、薬か、真実か。
香りに隠された陰謀と、後宮の命運を巡る静かな戦いがいま、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 08:03:13
11872文字
会話率:42%
舞台は、絢爛豪華な宮殿が立ち並ぶ架空の帝都・長安(ちょうあん)。その帝都の片隅、裏路地の奥にひっそりと店を構える薬屋『杏林堂(きょうりんどう)』には、奇妙な薬師がいると噂されていた。店主は、若く美しい娘、翠燕(すいえん)。彼女は類まれなる薬
学の知識を持ち、どんな難病も、どんな奇妙な症状も、瞬時に見抜き、適切な薬を調合すると評判だった。しかし、その顔はいつも無表情で、感情の読めない不思議な雰囲気を纏っている。
ある日、長安の次期皇帝と目される若き**太子・玄宗(げんそう)が、原因不明の奇病に倒れる。宮中の医官たちが匙を投げる中、玄宗の側近である宦官・李桂(り けい)**は、翠燕の噂を聞きつけ、『杏林堂』を訪れる。李桂は、冷徹な美貌を持つ有能な男で、翠燕の奇妙な魅力に次第に惹かれていく。
翠燕は、宮中へ赴き、玄宗の病を診断する。そして、その病の原因が、宮中に蔓延するとある毒にあることを見抜く。しかし、それは単純な毒殺未遂などではなかった。複雑に絡み合った宮中の権力争い、嫉妬、そして隠された秘密が、病の裏に蠢いていたのだ。
翠燕は、優れた観察眼と薬学の知識を武器に、宮中で次々と起こる奇妙な事件や、謎の病の真相を解き明かしていく。最初は彼女を訝しむ李桂も、翠燕の聡明さと、時折見せる人間らしい感情の揺らぎに、次第に心惹かれていく。
しかし、翠燕には、誰にも言えない秘密があった。彼女が薬学の道を選んだ理由、そして、その無表情の裏に隠された、過去の悲劇。李桂は、翠燕の謎を解き明かそうとするうちに、彼女が抱える深い孤独と、その心を癒せるのは自分しかいないと悟る。
華麗なる帝都を舞台に、奇妙な薬師と冷徹な宦官が、宮中の陰謀と謎を解き明かしながら、互いの心に秘めた感情に気づいていく、中華ミステリー×恋愛物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 10:10:00
13911文字
会話率:35%
義賊として都に名を轟かせている義賊の穆飛炎と、役人のもとで彼を捕まえるべく動く燕暁天。彼らは長い間、好敵手として火花を散らしていたが、ある日、飛炎は暁天が以前よりも弱くなっていることに気がつく。実は暁天の体には呪いが入り込んでいて─────
?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 21:28:04
17667文字
会話率:47%
"鳥の持つ力に魅了されるな”
という奇妙な言い伝えのある国__アニステーミ
鳥の真実を確かめるため、たくさんの人達が探し回ったがいずれにせよ、見つかることはなかった。
鳥はけして、姿をみせない。その理由はきっと直ぐ側に。
キーワード:
最終更新:2025-07-12 22:34:21
529文字
会話率:27%
ある日、前世で読んだ小説「黒百合は白を装う」に転生した私
ヒロインが皇帝陛下に毒を盛ろうとしたのを偶然見つけた皇女が陛下の死後ヒロインがのうのうと兄に近づいているのを見て平手打ちをして口汚く罵ってしまうが、周りからみたら嫉妬にかられたと思わ
れ、悪役は皇女。周りに優しかったヒロインは守られ、皇女は処刑にかけられる
そして兄はヒロインの傀儡になる
これが私の運命なの!??
いや、絶対に嫌!
私、運命を回避するため、頑張ります!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 11:43:03
412文字
会話率:67%
「お姉様、ちょうだい?」
と愛らしい義妹から全て奪われ
家では使用人のように扱われる醜い私
いつかこんな生活から連れ出してくれると思っていた婚約者さえも愛らしい義妹に取られた
義妹の婚約お披露目を兼ねた誕生日パーティーで彼と出会ったことで全
てが変わった
「私なんかでいいんですか?」
「他の誰かではなく、貴方がいいのです」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 10:32:35
2256文字
会話率:81%
時は“虎暦二十五年”──かつて百年にわたり混迷を極めた群雄割拠の時代に、関西の地に突如として現れた新興勢力「阪神王国」。その象徴は、猛虎の意志を受け継ぐ五人の将たち──人は彼らを畏敬とともにこう呼ぶ。
**「五虎大将軍」**と。
軍神
・近本光司──風の如き速さで先陣を切り、敵を撹乱する俊足の将。
参謀・中野拓夢──柔らかき言葉に秘めた鋼の知略で、戦の流れを操る智将。
弓使い・森下翔太──一矢で戦局を変える若き遊撃の神射手。
雷撃・佐藤輝明──雷鳴と共に戦槌を振り下ろす、力の化身。
守護神・大山悠輔──沈黙の中に揺るがぬ意志を持ち、陣の背を預けられる重鎮。
彼ら五人は、互いの力を認め合い、王国の勝利を信じて矛を取り続ける戦友である。
時を同じくして、天下には四強が割拠していた。
空を翔ける「燕連邦」(東京)、
炎を纏いし「竜帝国」(名古屋)、
闇に潜む「巨人軍」(読売山)、
そして流れの如き「鯉国連盟」(広島)。
王国は、これら列強の侵攻を受けながらも、戦いの中で強くなる。
風、知、弓、雷、守──五つの力がひとつになるとき、敵はいかなる大軍であろうと退けられた。
しかし、五虎大将軍にはそれぞれ過去があった。
孤高の魂、師との約束、敗北からの再起、王の重圧、そして守るべき民。
戦場では語られぬ「信念」と「苦悩」が、やがて王国の真の強さを形づくっていく。
やがて、王国に最大の危機が訪れる。
四強が手を組み「連合四帝同盟」を結成、阪神王国の滅亡を企てるのだ。
敵は王国の“本陣・聖甲子園”を包囲、希望は風前の灯火となる。
そのとき、五人は再び集結する。
誰の命令でもない、自らの意志で──。
「俺たちが、阪神だ」
最終決戦。
風が走り、知が導き、矢が貫き、雷が吠え、守りが揺るがぬ柱となる。
やがて王国は奇跡の大逆転を成し遂げ、阪神王国は虎暦最大の栄光を手に入れる。
これは、ただの戦記ではない。
五人の男たちの絆と誓い、
そして「王国の未来」を背負った伝説の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 19:00:00
25872文字
会話率:15%
ある学校で起きたいじめから事件にまで発展してしまったお話。
あなたに親友はいますか?
お互いに親友だと思ってますか?
確かめたことはありますか?
いじめられた経験は?
人間といじめ、そして人間が恐れるアレ。
さて、あなたはどちらが怖いと感
じますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 15:00:00
3558文字
会話率:26%
台南市の女子大生である王白姫は、派手な顔立ちと派手な茶髪が悪目立ちするのを危惧して黒染めしていた。
そんな彼女の「アンチ大学デビュー」に終止符を打ち、再び自分らしさを表現出来るに至った切っ掛けは、基礎ゼミで一緒になった男子学生である田小竜の
優しい一言だった。
この一言が切っ掛けで、白姫と小竜は学生カップルという間柄に至るのだった。
自分が変われる切っ掛けになった小竜君に、感謝の言葉を伝えたい。
そう考える白姫に助け舟を出したのは、彼女の高校時代の同級生にして写真館の娘の植玉燕だった。
台湾の誇るアクティビティである変身写真が、年若きカップルの絆を育む媒介となる時は近かった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 06:58:52
5201文字
会話率:37%
台湾島の中華民国で暮らす楽永音は、十代の若さで台北大学大学院への進学を決めた神童であり、燕国の武将として活躍した楽毅の直系の子孫だった。
そんな彼女が進学を控えたタイミングで試みたのは、鶏卵の割れ方で吉凶を判断する民間伝承の占いだった。
一
見すると矛盾するかのように思える占いの結果は、果たしてどう結実するのだろうか。
(本作品は、コロン様御主催の「たまご祭り」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 19:01:54
1817文字
会話率:17%
中華王朝の次期宰相候補として期待される、若手官僚の楽永音。
彼女の遠い先祖である楽毅は、戦国時代の中国大陸で燕の国に仕えた忠勇たる武将として知られている。
そんな偉人の血を今日に伝える楽永音が主君への忠誠心を新たにしたのは、台湾出身の彼女に
とっては冬にも感じられる程に冷え込んだ晩秋の北京の空で見た十二国の星芒だった。
(※本作品は武 頼庵様御主催の24冬企画『冬の星座(と)の物語』企画と第6回なろうラジオ大賞の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 07:12:31
1000文字
会話率:26%
1 あらすじ(約300字)
超高度統治支援AI「大御所システム」が管理する電脳都市・大江戸シティ。若年寄直属の特命隠密「朧月」こと月影静馬は、巷で囁かれる謎の「暗号落語」の調査を開始する。その裏には、バーチャル噺家「電脳亭夢遊」と、テロ組織
「電脳黒船」の影があった。彼らは「大御所システム」の初期化と、古の存在『虚空を喰らうもの』の降臨を目論んでいた。情報屋お竜、電脳浪人鉄斎、AI絵師北斎オルタら仲間たちの協力を得て、静馬は江戸城地下の祭祀場での最終決戦に挑む。システムと人の意志が交錯する中、静馬は己の「正義」を賭け、電脳江戸の未来を揺るがす巨大な陰謀に立ち向かう。
2 登場人物紹介
月影静馬:本作の主人公。表向きは腕の良いからくり師だが、その正体は幕府の特命隠密「朧月」。過去の事件の影を背負いながら、電脳江戸の闇に挑む。
飛燕のお竜:非合法な情報と欲望が渦巻く「電脳遊郭」を縄張りとする、妖艶で腕利きの情報屋。金にはがめついが、静馬に協力する。
鉄斎:元武官のサイバーセキュリティ専門家。豪放磊落な性格の電脳浪人で、静馬の頼れる仲間。
北斎オルタ:旧市街の廃墟に住む、予知能力を持つAI絵師。人見知りだが、その絵は事件解決の重要な鍵となる。
電脳亭夢遊:髑髏柄の羽織と狐面が特徴の、カリスマ的な人気を誇るバーチャル噺家。その正体と目的は謎に包まれている。
柳生十兵衛:静馬の上司である若年寄。冷静沈着に静馬を支え、幕府の立場から事件に対処する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 18:10:45
150614文字
会話率:35%
叔父大好きヒロイン(二〇歳無職)とヴードゥーの精霊バロン・サムディ、男子高校生(金髪)とちびっこデュラハン、大食い男子大学生(眼鏡)と喋るカラスが、中高生ばかりを狙う殺人ピエロの化け物に立ち向かう物語。
K県磨陣(まじん)市では、健
康状態に何ら問題のない中高生が、睡眠中に突然悲鳴を上げたり苦しみ出し、そのまま死に至るという不可解な出来事が多発していた。
「その身に危険が迫ったら、サムディを呼び出すんだ」
最愛の叔父・綾鷹(あやたか)がそう言い残して自分の元を去ってから、道脇茶織(みちわきさおり)は不貞腐れていた。
手元に残されたのは、綾鷹が所持していた、何かの骨で作られた十字架。嘘か真か、ヴードゥーの精霊バロン・サムディを召喚出来るのだという。
ある日茶織は、カフェで不気味なピエロを目撃する。幻覚かと思いきや、ピエロは帰宅した茶織の前にも現れ、襲い掛かってきた。
茶織の声に応えるように現れたのは、夜の闇のように黒いボロボロの山高帽と燕尾服を纏い、皺が刻まれた真っ白な顔にサングラスを掛け、杖を手にした男──バロン・サムディだった……。
※暴力・残酷描写あり。
※他投稿サイトでも公開しております。
※矛盾点や誤字脱字、その他変更すべきだと判断した部分は、気付き次第予告・報告なく修正しますのでご了承ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
参考文献(敬称略)
佐藤文則『ダンシング・ヴードゥー ハイチを彩る精霊たち』(凱風社)
檀原照和『ヴードゥー大全 アフロ民俗の世界』(夏目書房)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 13:51:41
140534文字
会話率:52%
ある夏の夕方。綺麗な青いガラス玉を拾った音楽講師・湯川カナデは人と魔族の戦争が終結して間もない異世界・エストーリアに転移する。
鬱蒼とした夜の森の中、カナデは行方不明の父を探す家出少女・リュカと人々に拒絶されながらも諦めず、和平の道を模
索する魔族の青年・サーフェスと出会う。
東部王国の城下町でリュカと姉妹として暮らし始めたカナデは人々から疎まれるサーフェスを心配しつつ、異世界で生活していく為、音楽の仕事を模索し始める。
かつて武器を取った手で旋律を奏で、争いでバラバラになった人々の心を繋いでいけ、音楽——!
(2018年に一度投稿して、途中で挫折した物語のリメイクです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 22:21:34
37192文字
会話率:23%
「――エリスティア・グラン=フィオーレ! 君との婚約は、今この場をもって破棄する!」
声高らかな宣言が、王立アルシェリア魔法学園の大広間に響き渡った。
そこは学園主催の春季舞踏会の真っ只中。煌びやかなシャンデリアの下、貴族の子女たちが凍り
ついたように沈黙している。
その中心で、金色の髪を持つ王子――レオナルド・アルセレイン殿下は、青ざめた顔をして立っていた。
そしてその前に立つのは、全身を深紅のドレスに包んだ少女、エリスティア・グラン=フィオーレ。
誰もが“悪役令嬢”と噂する、傲慢で高飛車な名門の令嬢だった。
だが。
「……あら。ようやく、ですのね」
エリスは微笑んだ。あまりに静かに、そして晴れやかな微笑みだった。
周囲の者たちは言葉を失う。婚約破棄という屈辱を前にして、取り乱すでも泣き叫ぶでもなく――彼女は、まるで解放されたかのように微笑んでいた。
「私、随分と長い間、殿下の“役”を演じておりましたもの」
「や、役……?」
「ええ。“悪役”という名の、都合のいい飾りを」
その声は、どこか疲れたようでもあり、自由を得た者のようでもあった。
エリスは、ゆっくりとレオナルドに背を向ける。ドレスの裾が揺れ、紅の花が舞うようだった。
「婚約破棄、承知いたしましたわ。……これよりは、私の物語を生きさせていただきます」
その瞬間、沈黙していた会場の扉が音を立てて開いた。
「お嬢様、お迎えに参りました♪」
現れたのは、少女のように愛らしい銀髪の少年――エリス付きの男の娘メイド、フィーネ。
ふんわりとしたスカート姿に紅茶の香りをまとわせて、まるで舞台の幕引き役のように登場する。
「……お嬢、こいつら、全員ブチのめしていいか」
続いて現れたのは、黒い燕尾服に身を包んだ長身の青年、ツンデレ執事ユリウス。
眉間に皺を寄せ、王子を睨みつけながらも、彼の右手はそっとエリスの手袋を取っていた。
「ふふ、やめておきなさい。そんな価値もないもの」
「……ちっ、了解」
そうして、エリスティア・グラン=フィオーレは、悪役令嬢としての幕を下ろした。
けれど、それは終わりではない。
──すべては、ここから始まるのだ。
本当の彼女を愛してくれる者たちとともに。
そして、学園中を巻き込んだ愛と陰謀と溺愛の日々が、今まさに幕を開けようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 10:11:46
63258文字
会話率:35%
『鳳闕焚城録』は、明代初期の「靖難の変」を背景に描かれた、歴史と陰謀、忠義と裏切りが交錯する壮大な歴史フィクションです。
洪武帝の崩御後、若き建文帝・朱允炆は、皇権を強化するため叔父たる藩王の削減政策(削藩)を断行する。しかし、北方で強大な
軍事力を誇る燕王・朱棣はこれに反発し、「清君側」を掲げて挙兵。四年にわたる「靖難の役」が始まり、帝都・応天府(現在の南京)はついに朱棣の大軍に包囲される。
物語は、建文帝が最後の時間を迎える中、忠臣・李時洵が宮城から皇帝を脱出させようとする決死の計画を描きながら、城内の宮廷、城外の軍営、街中の庶民、そして裏切りと密通が渦巻く王侯たちの動きが複雑に絡み合う。
滅びゆく帝都の運命と、炎に包まれる王朝の終焉。真の忠義とは何か、天下の正統とは誰が決めるのか——
歴史の闇に埋もれた「もう一つの真実」が、いま鮮やかに甦る。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-30 20:00:00
3707文字
会話率:27%
朝、推しのVチューバーが陰謀論に目覚めたことから不幸な一日――若井燕大の16歳を迎えた誕生日は始まった。
バイト先に給料を貰いに向かえば包丁が刺さった店長を発見。
事情聴取で警察署を出てすぐに、憧れの先輩のパパ活現場を目撃。
「とんだ誕生日
だ……」と恨み言をこぼしながら帰ったら、なんと住宅街ごとアパートが燃え盛っていた。
帰る家も、連絡手段も、そして身分証明するものすらも失った。
着の身着のまま放り出された令和の高校生は、なにを頼ればいいかもわからず街を徘徊し――その先で、段ボールに捨てられていた子猫と出会った。
手を差し伸べたいと願うも、自分もまた帰る場所を失っている身。
せめて雨から守るように、段ボールの中で子猫を抱えていた燕大のもとへ、ふいに傘が差し出された。
見上げた先に浮かんでいたのは、慈愛に満ちた天使の微笑みのようであり、興味を掻き立てられた小悪魔のようにも映った。
どちらにせよ、
「行く場所がないならうちに来る?」
こんな綺麗な人に拾われるのなら、最悪な一日は終わったのだろう。
そう思った翌日、
「どう、お姉さんのヒモにならない?」
この身を捧げるように首を振ることになるとは、このときの燕大は想像もしていなかった。
※カクヨムのほうにて先行公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 21:04:14
231119文字
会話率:52%