ある日を境に不漁続きとなった漁師町。神に神意を尋ねると、一人の男を捧げるようとの神託が授けられた。町の代表は海の女神の伴侶として指名されたルーチョを訪れ、一人の命と町の存亡どちらかを選ぶべく話し合い……。
最終更新:2025-06-13 05:22:09
4507文字
会話率:54%
昔々、わ人たちは遠い西の国にいた。寒い冬が続いてみんな食べ物もなく凍えていた。悪い龍がたびたび現れて竜巻を起こし、海の水が天に吸い上げられ、海は干上がっていった。わ人たちは魚が捕れなくなって困っていた。わ人たちが遠くなった浜辺へと出かけた
時、海の女神さまが現われて、わ人たちに干上がった海を歩いて渡り東の地に向かうように勧めた。
わ人たちは海の女神さまの言葉に従い、東へと向かうことになった。長い長い旅が始まった。わ人たちの行く手にはサラルたちが待ち受けていろいろな悪さをして、わ人たちの歩みを止めようとした。わ人たちはそれを何とか追い払い、東の国へ進んでいった。長い旅のおわりにわ人たちがたどり着いた東の国は、果実の多い森が広がり暖かい海に色とりどりの魚が群れていた。わ人たちは海の女神さまに感謝し、その東の国で暮らし始めた。
しかし、長い年月が過ぎ、わ人たちがもとの西の国や長い旅を忘れかけた頃に異変が起こった。突然、西の大きな火山が大爆発を始めた。炎を上げる火の川が麓を埋め尽くし、森は焼け果て、大量の灰が空一面に吹き上がり太陽は姿を消した。灰は地上に絶え降り積もり、森や草原の獣はいなくなり海も白く濁り魚はいなくなった。わ人たちは灰に埋もれ何処に進むことも出来なくなった。しかも山から火を噴く恐ろしい龍が現れ、わ人たちに襲いかかった。わ人たちは濁った海の中に逃げ込むしかなかった。陸に戻れなくなったわ人たちは溺れて海の底へ沈んでいった。
深い海の底に沈んでいったわ人たちは、そこで思いがけない世界を見る。深い海の底は青い空の下、暖かい風が吹き、緑の草原に花が咲く楽園だった。そこは海の女神の国だった。海の女神の国の人達は優しくわ人たちを迎え、見た事もないご馳走を出してくれた。助けられたわ人たちは、海の女神の国で幸せに暮らすことになった。あっという間に一年が経ち、わ人たちは、海の上の国に戻って様子が見たいと、海の女神にお願いした。海の女神はこれを許し、すぐにわ人たちを海の上の浜辺に戻してくれたが、その土地はやはり灰に埋もれ住めるところではなかった。わ人達が困っている様子を見て、海の女神は今度は海岸に沿って北へ向かって進み、ずっと北にある大きな湖を囲んだ土地に行って、国をつくるように勧めた。わ人たちは海の女神の言葉通りに東の国を離れ、海岸沿いに北へ向
かって旅をはじめた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 17:09:01
49044文字
会話率:5%
両親が作った借金でヤ○ザにカリブ海に投げ込まれて命を落としかけた主人公轟はカリブ海の女神、カリブたんに命を助けられる。
その後人間社会に興味を示すカリブたんと一緒に暮らすことになった轟は様々な体験をしていくことに……
ショート系ギャグ小
説の爆誕です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 18:18:04
34572文字
会話率:57%
「条件は、その子を助けてやることだよ」
世界の終わりに立ち会ったライラに条件付きで別の世界線に送った“時の番人”。
送られた新しい世界線の国は『海の女神』の加護が与えられしテンシル国。美しい群島諸国の王国では魔力の有無による迫害が常態化し
た国であった。
人間の昏い闇の渦中でボロボロになった少女を助けようとしたが、時すでに遅し、少女は亡くなった。
ライラはもとの時間軸に戻される事はなく、送られた世界で忘れられた記憶と能力が覚醒していく。
かなり長編になると思います。じっくりお付き合いいただけると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 10:00:00
39243文字
会話率:32%
「水竜へ捧げる『海の乙女』に選ばれた。これは大変名誉なことである」
たった今、俺は大切な妹を権力によって奪われた。
俺が住む海域には水竜がいた。
ある時代の王と王妃が「私たちの娘は海の女神よりも美しい」と王女を自慢した。
それを
聞いた海の女神の夫、海の男神の怒りを買ってしまった。
海の男神は水竜を生み出し「国を滅ばされたくなければ王女を捧げよ」と告げた。
王と王妃は泣く泣く、王女を縛り海岸へ立たせ、水竜の生贄へと差し出した。
しかし、その生贄は王女ではなく王女に似た娘だった。
それが海の男神のさらなる怒りを買い、「水竜が現れるとき、必ず王女を捧げよ。再度裏切れば水
竜によって滅びるだろう」と告げられた。
よって俺の国では、海の男神の怒りを鎮めるために水竜への生贄として代々王女が選ばれる。
例にもれず、今回も王女が選ばれたのだが、妹も生贄に選ばれた。
納得できない俺は妹を助けるため、水竜を倒す決意をして屋敷をでる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 12:00:00
182359文字
会話率:33%
あるところに、水を司る3人の女神がいた。海の女神、雨の女神、湖の女神。水を司るわりに、お酌が激下手。よって、缶のまま、飲む。
心美しき彼女らは、コロナ禍で心を病み、毎晩リモート飲みをしていたー。
最終更新:2022-05-07 19:54:44
995文字
会話率:83%
あるところに、お水の女神たちがいた。海の女神、雨の女神、湖の女神。三人ともコロナ禍で心を病んでいた。お水を司ってはいるが、お酌は激下手。よって、缶ビールまんま飲むというスタイル。今夜も彼女たちは、リモート飲みをしている…!
最終更新:2022-04-01 12:00:00
8971文字
会話率:78%
太平洋に面する片田舎。
寂れた町で毎年執り行われるのは、土着信仰の海の女神"綿津見”を祀る奇祭"綿津見の婿入り”。
俺の兄貴が婿役となって、神社へと消えていく。
例年通り、何も変わらないはずだった。
災が降りかかるまでは
。
そして俺が、神の正体を知るまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 20:00:00
12027文字
会話率:21%
軍事知識しか取り柄のない
大学生、新浪改は、北海道に
向かうフェリーの火災事故に巻き込まれ、
子供を助けようとした末、
海に引きずりこまれる。
目を覚ますと、そこは軍艦の中だった!
4番目の枢軸国、カムチャッカ半島に
領土を持つバギ
ーニャ王国に
助けられた改は、バギーニャ国防海軍の
艦隊司令長官、暁風花の優しさに触れ、
次第に惹かれていく…。
改はバギーニャを救うべく、
自分の知識をフルに生かし、
第二次世界大戦からの離脱を
試みるが…
これは戦争の悲しき現実と
時空を超えた愛の物語。
基本一人称視点です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 11:46:23
27932文字
会話率:10%
人魚狩りを生業とする少年が、海の女神に恋をした。
少年は人魚狩りを辞め、海の世界へ身を委ねた。
最終更新:2017-05-20 22:47:16
4731文字
会話率:29%
少女が住むのは「海の女神」を祀る、小さな島だった。嫉妬深い女神の怒りを買わぬため、島の女たちは船に乗ることを決して許されない。
だが船に憧れる少女は、一つの決意をする。
最終更新:2016-05-20 20:00:00
4140文字
会話率:30%
女神を奉る神殿で神官として穏やかに暮らしていたセシリア。
最高位である《歌姫》の称号を得たある日、突然何者かに海に投げ込まれて意識を失う。
次に目を覚ましたのは真っ暗闇の中。セシリアは呪いによって視力を失っていた。
突然居場所と視力を奪われ
遠い異国に流されたセシリアと、呪いに苦しむ彼女を支える青年イリアスのお話です。
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-28 08:00:00
65153文字
会話率:27%
女神よ。残酷で美しい海の魔性よ。どうか連れて行って。波の下の都、常若の楽園へ。海賊一家に育てられた少年ヘズ、彼は海の女神の贈り物という特殊な金の瞳を持っていた。ある日彼ら海賊たちは、海を漂流する二人組を見つけたが……。400字詰め原稿用紙換
算202枚。自サイト完結済小説です。作者:輝血鬼灯 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-05 14:54:08
65256文字
会話率:50%
“魔女のマリーベル”と呼ばれ恐れられている少女は、海賊船テレシア号の船長であった。気ままに生活をしていたが、突然現れた者の存在で苦境に立たされてしまい・・・・・・。
最終更新:2011-10-29 20:22:36
1706文字
会話率:41%
織女星(リュラ)が北辰の祝福を受け、南辰の水先案内人(カノープス)が極の宙で微笑む航海の女神(ポールスター)となって久しい。
空に青い大気の層が厚くあり、大陸があったのは、もう大昔の話。それらの大陸はすべて海へと沈み、今はかつて天にそび
えていたであろう山脈だったモノが、大海原に小さく散らばっているだけの、何も無い水の星。そのわずかに残るその大地でさえ、黒くすすけている。
人々はこの星で生きていくために、自らの叡智をそそぎ、巨大な硝子の玉を海に浮かべその中に暮らしていた。
少年と肺魚と機械人形は、まるで箱の船にも似た完全に管理された小さな世界で、日常を生きている。
改定版は「みずうみのうみの船-泡にたゆとう海の境(ウナサカ)へ-」の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-31 19:00:00
29850文字
会話率:43%
ひょんなことから旧日本海軍の潜水艦の情報を掴んだアメリカの青年ジャック。
それは大学の友人ビリーや記念艦として余生を送っているエセックス級空母の艦魂イントレビット、グレイバック級潜水艦グロウラーを巻き込んだ事件に発展する。
政府からの圧力、
謎の艦魂結社「協会」が暗躍する中、さらに同じ謎を追って来た日本人の沙耶を仲間に入れ謎の解明に向けて奔走するジャックは真実にたどり着けるのだろうか?
注意!!
従来の架空戦記小説、艦魂小説とは若干違った内容となっていますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-29 01:49:10
156862文字
会話率:34%
とある国に面した、どこまでも続く広い海。そこには、海の女神とその娘である海の精たちが住む、とても美しい海。そのとても豊かな海の中で育った海の精リティアは、ある日、一人の青年と恋に落ちる。
最終更新:2009-08-30 18:21:51
10475文字
会話率:30%