物語は芸術家萌美の娘彩夏と誠の息子が異母姉弟であることから始まる。20年前萌美と誠は結婚を前提に同居していたが卒業前に萌美は彩夏を身籠ったままその事実を誠に知らせず別れてしまう。20年後別々の世界を生きるが運命の糸は双方の子供を引き合わせ、
結婚しようと話は進展していく。しかし、異母姉弟ということが分かり二人は四国曹洞宗修行道場の瑞応寺で別れるがその後翔太は死を選択する。誠は妻の瑞菜から翔太は学生時代からの高橋の子であって誠の子供ではないことを告白するが、その事実を知った萌美は美術館の壁画を完成させると同時に疲労から倒れてしまう。物語はその後意外な展開をしていくが家族愛を同郷のルポライターが経緯を告白していく。「何故萌美は妊娠していることを話さなかったのか」。たった1年の同居が20年後再会するまで伏せていた事実を解明していく。物語はNoteとして始まるがそれぞれにライターの視点を書き加えていった。ただその事実を知っているのは「ワインと檸檬」の油彩だけだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 18:47:26
6613文字
会話率:48%
二十年以上音信のなかった美大の同期生から、「私」のもとにある日荷物が届いた。中身は彼岸花を描いた一枚の油彩画だったが、その出来栄えは、恐るべき傑作と言う他ないものだった。才能に恵まれず、資産家の娘をパトロンとしたのが幸運というしかないよう
な人物が、いったいどうやって劇的な変貌を遂げたのか? 好奇心に駆られた「私」は旧友との再会を果たすが、そこには奇怪で思いがけない事実が待ち構えていたのだった……。屈折した芸術家の心理を描く、サイコホラー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 13:26:54
13408文字
会話率:52%
油彩画を描いていた頃の作品。描いても描いても満足できず、同じ箇所に何度も筆を入れて結局どれも私にとっては未完成のように思えた。
最終更新:2023-09-03 15:36:49
213文字
会話率:0%
高校生の澪は、両親が離婚を決めた二月の夜、午前四時のミモザの木の下で、利き腕を怪我した画家の青年・彗と出会う。
夢を諦めていた二人は、次第に互いの言葉に励まされ、惹かれ合い、やがて再びそれぞれの夢に向き合いながら、丁寧な暮らしを送っていく。
次の冬に、二人でミモザを見上げるときは、彗が海外留学のために、日本を発つと知っていても。
夜が明けたら消えてしまいそうだった二人が、夜が明けても消えない二人になるまでの、ヒューマンドラマ恋愛長編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 13:11:27
210540文字
会話率:56%
あまり売れていないホラー小説家のぼくは変死したイラストレーター上東杭雄を偲んで開かれた追悼展覧会を訪れる。
ぼくは上東のことを自分の劣等感を刺激してくるいやなやつだ、と思っていたが、周囲からは親しい間柄と見られていたために招待状が届い
たのだ。
この話は、展示されている上東の遺作の油彩画十点を巡る怪談である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 02:00:00
107044文字
会話率:35%
私の実体験を元に書いた恋愛掌編です。
最終更新:2022-04-21 10:00:00
700文字
会話率:18%
京王線車内で絵画に出会う。短編小説です。
最終更新:2020-08-15 02:46:47
2295文字
会話率:7%
長年の女友達である由美子に対する複雑な感情に悩む24才の志保は、同時に油彩画への憧れと挫折も抱えていた。
あるコンテストを紹介されたことで、志保はひたすらに油彩に取り組む日々となる。
女の美しさを描きながら、ふとした瞬間に、決して美しくはな
い由美子を思う志保。
油彩への挑戦で少し成長した志保が、由美子に対しての長年の思いに決着をつける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-13 00:56:05
9892文字
会話率:32%
「愛しい貴方へ花束を」の後日談です。
瑠目線で書いています。
最終更新:2019-03-28 15:35:57
44480文字
会話率:59%
恋愛は、楽しいものではなく苦しいもの。相手の態度に一喜一憂して無理に合わせたとしても、結局離れ離れになったり、あっさりと捨てられたりする。
新井爽花は、幼い頃から恋愛と避けて過ごしてきた。傷付きたくないなら、最初から恋人なんて望まないと信じ
続けていた。このまま独身でいるのが爽花の夢だった。
周りに変わっていると言われたって、この決意は曲げない。絶対に、誰とも恋愛などしたくない。恋人に振り回されて、たった一度きりの人生を無駄にしたくない。
高校生になってすぐに、親友から悩みを打ち明けられる。そして、爽花にしか解決できないと、あることを頼まれてしまう。大親友を放っておけない爽花は渋々引き受けるが、それから突然、人生がおかしな方向に回り始める……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-20 15:12:29
363499文字
会話率:60%
テクテクテク、テクテクテク・・・。どこまで歩いたろう、いつから歩いているだろう。
やばい、そろそろ眠気が。どうする、寝るか?いやだめだ、もっと歩かなきゃ、走ったら疲れるけど、
歩くならきっとまだ体力がもつはずだ。
早く手がかりを集めて、
真相を暴かなきゃ、命が危ない。あいつを助けるために、俺はあそこを目指してるんだ。しかし、もう3年か。この3年、俺はいろんな場所に向かった、最初はただ楽しかった。だってこんな超常体験できるなんて思わないもの、奴らが現れるまでは・・・。
奴らの組織が狙っている、「幻の絵の具箱」を見つけて隠さなきゃ。元の世界に戻ってからぶっ壊すなり、燃やすのもありかな。そうすれば冒険も終わり、組織との因縁もきっと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-22 10:52:19
193文字
会話率:0%
「君の絵を見たよ。ロビーに掛けられたやつ」 その絵は、去年入学して間もなく描いた、裏庭の枝垂桜の油彩画だ。
最終更新:2018-03-27 21:51:08
2642文字
会話率:29%
18世紀末のスペイン南部に暮らす売れない絵描きと美しい踊り子の悲しく不思議な悲劇
最終更新:2017-10-01 07:10:14
2439文字
会話率:0%
アルタはそつなく大学生活をこなしていたが、従兄アレックスの油彩画個展で『ツィガーヌの少女』を鑑賞した翌日、ラヴェル作曲の放浪民族音楽『ティガーヌ』に誘われるように突然家出してしまう。一方、人間行動学におけるバタフライ効果の研究で有名なフレ
ベンス教授は自制心の強い教師だが、売れっ子青年作家ラリー・Fという秘密の顔をもちフレイボーイとして自由奔放な生活をおくっていた。それをアルタに見抜かれ、彼女に強く惹かれる。アルタから送られてきた兎絵の意味を読み取った彼は自分のクルマへと走る。そこには…。
(重複投稿作品)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-04 16:32:32
2656文字
会話率:17%
旅をする一人の絵描き。彼と共に旅をする男は、額に納められる事のない絵の中。二人の男の不思議な出会いの話。
最終更新:2008-04-27 16:51:07
116767文字
会話率:24%