恋愛は、楽しいものではなく苦しいもの。相手の態度に一喜一憂して無理に合わせたとしても、結局離れ離れになったり、あっさりと捨てられたりする。
新井爽花は、幼い頃から恋愛と避けて過ごしてきた。傷付きたくないなら、最初から恋人なんて望まないと信じ
続けていた。このまま独身でいるのが爽花の夢だった。
周りに変わっていると言われたって、この決意は曲げない。絶対に、誰とも恋愛などしたくない。恋人に振り回されて、たった一度きりの人生を無駄にしたくない。
高校生になってすぐに、親友から悩みを打ち明けられる。そして、爽花にしか解決できないと、あることを頼まれてしまう。大親友を放っておけない爽花は渋々引き受けるが、それから突然、人生がおかしな方向に回り始める……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-20 15:12:29
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会話率:60%