家族から虐げられる伯爵令嬢、マルグリット・クラヴェル。
彼女は、妹の身代わりとして敵対するド・ブロイ公爵家のルシアンのもとへ嫁ぐことになった。
「はじめに言っておく。お前を愛するつもりはない」
「はい、わたしもあなたを愛する気はありません
ので、どうぞご心配なく」
「……」
「え、なにか変なこと言いましたか?」
公爵家での扱いは冷たいものだったが、実家で慣れているマルグリットは気にしない。
実家を出て生来の明るさを取り戻したマルグリットは、無自覚にルシアンの心を癒やしていく。
やがてルシアンはマルグリットに恋心を抱いてしまい……。
(愛するつもりはないと言ったのに、愛してしまった)
(お名前をお呼びすると真っ赤になって眉を寄せるのは、怒っておられるのかしら……)
二人のすれ違いは続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 08:05:24
120618文字
会話率:32%
「エドガール・ヴィトリー伯爵令息。貴方は本当に、自分に何も非がないと思っていらっしゃるのですか?」
クラヴェル伯爵令嬢ブランシュはヴィトリー伯爵令息エドガールと婚約していた。だがヴィトリー伯爵夫人や娘たちの度重なる嫌がらせに辟易し、婚約解
消を申し出る。
無事婚約は解消されたものの、納得しないヴィトリー家の面々。
ブランシュを守るべく、クラヴェル伯爵一家は動き出す――
※ 短編版(https://ncode.syosetu.com/n5573jf/)に別視点のエピソードを追加したものになります。
※ エピソードごとに視点が変わります。
※ アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 20:23:55
14550文字
会話率:0%
「あらエドガール様、ごきげんよう」
クラヴェル伯爵家へ突然訪れた、ブランシュの元婚約者エドガール。
何故彼女は婚約解消に至ったのか。
それを理解せず喚きたてるエドガールへ、ブランシュの姉はひとつひとつ彼の愚行を指摘していく。
最終更新:2024-06-29 21:05:49
2845文字
会話率:0%
※25000文字くらいの短編です。
まだ人々が魔力を有していた何世代も前の時代から、ハミル侯爵家は“聖石の指輪”を身に着けた女性、“聖女”たちの力に守られ、多くの財を成し、その地位を築き上げてきた。けれど時を経て、魔力を持つ人間は世界か
らほぼいなくなる。
ハミル侯爵家の娘ミシュリーは両親が事故で亡くなった後、母方の弟が婿入りし爵位を継いでいるベイリー伯爵家に引き取られる。そこには同い年の娘ラヴェルナがおり、ミシュリーの存在を疎む。
やがてミシュリーは義父母の根回しにより、聖石の指輪を持ってフィールデン公爵家に嫁ぐことになる。けれど夫デレクはミシュリーを嫌い、やがてラヴェルナと恋仲に。二人はミシュリーから聖石の指輪を奪い、ミシュリーをフィールデン公爵家から追い出そうと画策する──────
※※ものすごく緩ーーい設定ですが、気にならない方のみお楽しみくださいませ。
※この作品はアルファポリスにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 14:06:45
24120文字
会話率:40%
幼いうちに母を失い不幸であったディアーヌ・ド・ラヴェルニエールはもと悪役令嬢の手を借りて迷惑な性格の父と手を切ることに成功するが、今度は悪役令嬢にさせられる運命にあるらしい。謎のもと悪役令嬢の導きによりディアーヌは運命から逃れられるのであろ
うか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 04:08:41
32159文字
会話率:57%
パートタイムの作家で大学生だった藤本幸香が書店殺人事件で亡くなりました。彼女はこれまでに作られた最悪の本に基づいた世界で目を覚ますとは思っていませんでした。
間もなく「暗黒卿の花嫁」になるヴェニアラ・ラヴェルグレースとして生まれ変わった彼
女は、プロットの穴、矛盾、文法上の誤りに満ちた決まり文句に満ちたファンタジーロマンス小説をナビゲートする必要があります。
物語の終わりに、ヒロインは恐ろしい運命を死ぬ運命にあります。それを知って、彼女は運命が彼女に与えた死の旗から逃れて、この悪夢から抜け出す方法を見つけるでしょうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 16:19:50
10387文字
会話率:12%
プロのピアニストを姉に持ち、自分はピアノの道をあきらめてしまった女子高生・蓮見透子は、写真部の一員として、新聞部のインタビューにこたえる生徒会長のクラスメイト・暁真寛の写真撮影を新聞部の先輩から依頼される。
全校生徒の憧れを背負う真寛の写真
を撮ることへのプレッシャーを感じながら一枚一枚丁寧に撮影した透子だったが、そのうちの一枚に奇妙なものが混ざっていた。真寛の背後に、真寛とまったく同じ顔をした少年がうっすらと写り込んでいたのだ。
手ブレにしてははっきりと写りすぎている真寛の影。まさか、心霊写真では――?
あり得ないと思いつつ、プリントアウトして本人に見せてみると、写り込んだ影の正体は本物の幽霊、真寛の生き別れた双子の弟・千寛であることが判明する。
それを教えてくれたのは真寛ではなく、真寛のからだに突如として魂が宿ることになってしまった、死んだはずの弟・千寛だった――。
一枚の心霊写真が引き起こした、摩訶不思議な双子の入れ替わり現象。
真相を追い求める過程で揺れ動く透子と真寛の想い。
美しいピアノの旋律とともに、透子と双子の兄弟のすこしふしぎな青春が交わる、とある春の物語。
※執筆の際に参考にさせていただいた演奏のURLを提示いたします。どれもすばらしい演奏ですので、読者の皆様もぜひ一度聴いてみてください。
(以下、敬称略)
◇フジコ・ヘミング『ラ・カンパネラ』(リスト)
https://www.youtube.com/watch?v=z9gRGa5eXhs
◇辻井伸行『水の戯れ』(ラヴェル)
https://www.youtube.com/watch?v=mFyhcACV02c
◇辻井伸行『ノクターン』(ショパン)
https://www.youtube.com/watch?v=kJMkPdzZvec
◇牛田智大『乙女の祈り』(バタジェフスカ)
https://www.youtube.com/watch?v=mD0A_p2QVrI
◇吉原那月・岡崎清香『くるみ割り人形』(チャイコフスキー)
https://www.youtube.com/watch?v=02q-ckluIvQ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 07:19:41
102705文字
会話率:46%
西暦22XX年、業界はVRゲーム全盛期時代に突入する。その影響は計り知れないものであり、特にVRMMOは人社会に深く食い込むこととなった。よってゲーム用語が社会に逆流した。
エルフ、ノーム、ウンディーネ、シルフ、サラマンダーは階級とその人
の得意分野を示しその頂点といえる存在を人々はいつしか廃人、ハイヒューマンと呼ぶようになっていた。
廃人を目指す高校一年、桂木流星は廃人養成学校ラヴェルへと通い、その教材『ヴァラエティーパラシス』の世界に飛び込むことになる。入れ替わる仲間達と共に。
「いいかキッカこのゲーム覇権を取るぞ」
◇◇◇
「よく聞くんだカップワン。MMOはプレイヤーに平等であらなくてはならない。我々開発者がチートなんてものの存在を許してはいけないのさ」
主要キャラ達が主役級に成長し活躍する物語。廃人遊戯譚が今、紡がれる。
MMO経験者でそこで楽しかったなーって思った感情をぶち込んだような作品になればなと思ってます。ジャンプみたいな熱さあるエンタメに振り切りたい。
アンテが大好きでそういうメタ的なストーリーがもしVRMMOにあったらってのを一つの目標にでも勢力渦巻くMMOものも書きたいってことでグチャグチャしております
ヴァラパラってどんな話→廃人学校でクランメンバーを集めながらゲーム内ストーリーを楽しむ主人公が色々と巻き込まれつつも全力でゲームを楽しむお話。学園の話は削ってゲーム内話に集中。ゲーム内ストーリーはややダークMMO化します
ストックは100万くらい。趣味でちょこちょこ書いてたのですが友人に投稿してみたらっと言われアップすることにしました豆腐メンタルです。
Ver1.0終わりでこの小説の形(ゲームのメインシナリオ)が見えてくると思うのでそこまで毎日昼・夜で二本投稿予定
※公開予定の『超絶勘違い系多重視点物語、デュアルミッシュ』は100年前の物語ですが独立した物語です。ただ極薄で繋がりがあるのでもしアップしたらお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-21 21:58:44
391988文字
会話率:58%
これはある遊戯譚の前日譚。
時は23世紀──VR筐体『パンドラボックス』の登場によりVR技術が発達し、かつて人々が夢見ていたようなVRゲームがゲーマー達を魅了していた。
ダンジョン探索型ゲームを元にしたローグライクゲームの派生系VR専用
ローグゲー『ワールドローグ』を開発したフォレストライトの最新作『ロストデイズ』
これは中学を卒業し、廃人養成学校『ラヴェル』への入学を待つ僅かな時間を利用して
『ロストデイズ』βを全力で楽しむことになった高校生、桂木流星のプレイ記録である。
5万字ほどで完結→本編『廃人遊戯譚ヴァラエティーパラシス』(貯100万)をアップ予定
お暇があればよろしくお願いいたします
ハーメルンの方でも同時公開しています 毎日夕方くらい更新 全19回折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 14:44:33
58365文字
会話率:29%
貧乏男爵家の令嬢エステルの元に、肖像画を見たと人嫌い公爵アレン・クラヴェルからの婚約が舞い込んでくる。
アレンの元へと嫁いだエステルだが、彼や屋敷の者達はエステルが結婚が嫌で入れ替わった偽物だと勘違いしてしまう。
更にアレンは偽物だと勘違い
したうえでエステルの事を愛してくれて、エステルを失うまいとついてもいない嘘に騙されたふりをしてくる始末で……。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本人よりもだいぶ儚く繊細に描けてしまった奇跡の肖像画が引き起こす、結局は相思相愛な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 23:24:07
109454文字
会話率:31%
小国の末姫・リリィ・フランセル。 彼女は政略結婚相手の肖像画を見て思い出す。
それは前世…、彼女の死の元凶が、帝国・クラヴェル国に攻め入られたことによるものだと。
そして、その肖像画に描かれた結婚相手は、死ぬ直前に出会ったクラヴェル帝国の第
一皇子・シャルルであった。
それにより、彼女は同じ人生をもう一度送り直していることに気が付く。
前世の死の元凶である国から持ちかけられた政略結婚を受けることを躊躇う彼女の元に現れたのは、他ならないシャルル本人で…。
「君がもしこの結婚を断ったら、私達への宣戦布告とみなす」
冷血皇子の執着(?)が止まらない!?
「なぜ私に執着するの?」
前世にはなかった政略結婚、そして冷血皇子の謎めいた行動の数々にリリィは振り回されるばかりだったが、実は彼のその行動の裏には重大な秘密があった…。
これは、2回目こそは幸せになりたいと願うリリィと、秘密を抱える孤独な冷血皇子・シャルルとの、時を超えたやり直し恋愛物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 22:11:29
111127文字
会話率:39%
時代はすこーし昔、舞台はヨーロッパのとある国。三年に一度、父親の故郷に帰省する少女が、その地で巻き込まれる事件とは? シリーズ一作目同様、飛行船やグライダーで未知の世界へ向かう冒険物語です☆
正式なタイトルは『ラヴェンダー・ジュエルの
瞳~The Next~[アッシュ]or[ルク]―ジュエルの見詰めた過去と未来―』と云います(苦笑)。
完結済の西欧冒険ファンタジー『ラヴェンダー・ジュエルの瞳』の続編ではありますが、そちらを読まずともご理解いただけるように配慮しているつもりです(汗)。
こちらからお読みになられる方は、何が「アッシュ」で何が「ルク」なのか? 前作からお読みの方は、そちらで残された謎がどんな意味を持っていたのか? 前作の主人公ラヴェルとユスリハが紡いだ未来、どうぞこちらの作品でお楽しみくださいませ!
タイトルにアルファベットのある回には、そのイニシャルの人物のイラスト、*のマークがある回にはイメージ画像がございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-14 20:02:17
189271文字
会話率:47%
『「またね」』関連作品の改訂版。時系列としては『先輩と私と先輩と(ジャズとクラシック)』の続きで、『苺』の期間を含んでおり、年明けから5月の初めまで。/後輩女子、タマキから見たふたりの先輩、土井(ボク)と佐野(キミ)の人物像とタマキの心情。
/年末に土井がタマキに言った「ジャズ鑑賞会」を実施することになった。その間の紆余曲折と「西洋音楽史」からポップスへの流れが物語に絡む。//ゆっくりなら動けるし、留年したくないから。/ほら先輩、ここに先輩の電話番号を書いてください。/実は夏に海外公演が決まっていて。/黒薔薇については、ボクはヒゲさんから教わったんだ。/「すべてのうたはラヴ・ソング」だなんて言っちゃうんだよお。/佐野先輩にはかなわないなあ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-20 19:46:17
1817文字
会話率:3%
キミはボクの部屋の片付けをしてくれていた。日頃開けたことのないクローゼットから、レコード・プレーヤーが見つかった。
最終更新:2016-11-01 05:27:11
2689文字
会話率:68%
好きな音楽を聴く。あの人のことを思い出す。
最終更新:2016-10-19 05:12:01
300文字
会話率:0%
魔術師事務所を経営するレイト・ラヴェルトは貧乏生活を送っていた。
助手を務める少女、エクリスからはこのままでは死んでしまう、とまで言われる始末。
そんな彼らに、一つの仕事が舞い込んでくる。
魔術学園の臨時講師――三か月だけという契約だが、し
ばらくの生活を支えるには十分だった。
あまりやる気のないレイトであったが、生きていくためには仕方ない。
そして、魔術講師で担任講師にもなったレイトの担当するクラスには、『英雄を目指す』少女がいて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-18 07:00:00
17947文字
会話率:55%
ラヴェルの古風なメヌエットの曲紹介です。
キーワード:
最終更新:2020-02-11 21:13:56
665文字
会話率:0%
森の奥でクロアゲハ蝶が羽化し見果てぬ光の中へ飛び立ちます
仙台の閉店した老舗百貨店に、ひとりのクリーム色の長い髪の美しい少女ハルナが野宿をしています
ハルナはどうやって生き続けるのか?
ハルナの奏でるハーモニカ、ラヴェルの「亡き王女
のためのパヴァーヌ」が仙台の中心街に響き渡ります
果たしてハルナに救いは訪れるのか…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-03 18:46:29
7854文字
会話率:1%
天才ピアノ少女による甘く苦い、初めての恋の物語。
最終更新:2018-11-16 13:49:56
23184文字
会話率:34%
路地裏の死神の異名を持つ男、ラヴェルト。
彼が受けた依頼はとある博士の最高傑作を奪還すること。
やがて、彼が目的地に辿り着くと一つのカプセルに眠る少女が一人。
自らを天使と名乗った少女は世界を地獄の底へと変貌させる禁忌の存在だった。
最終更新:2018-09-18 22:34:39
50477文字
会話率:30%
五つの大陸と海からなる世界リーグレット。
リーグレットにはヒューマノイド(人間)、ビスティア(獣人)、ビースト(魔獣)の三種族が住んでおり、各種族はそれぞれが国や街を創り、生活している。職業も多種多様で戦士や狩人も居れば、魔女や占術師なども
いる。
この物語は、そんな世界を、狼族の少女リザリオ・ラル・スィルカが、旅をする物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-13 23:20:48
45775文字
会話率:62%
真夏の午後の昼下がり。
私は、ベッドの中で微睡みながら、彼の姿を追い求めている。
”行かないで! 夏樹……!!”
その時、突然、部屋の中に響いてきた音楽は……。
最終更新:2018-08-04 17:24:19
709文字
会話率:4%
トラヴェルサ帝国七代目皇帝エストが若くして身罷った。後継者となる子がいなかった彼女は、ひとつの遺言を残す。「我が二人の夫、サグラ、ゼクス。そして我が好敵手エルカラキ。この三人の中で、『女帝に捧げる晩餐』のレシピを復元できたものを、次期皇帝と
する」と。
エストの死から、まもなく五十年。味音痴ゆえに万年皿洗いの料理人見習いユキジは、ある日、黒の未亡人と呼ばれる美貌の青年サグラに出会う。そして、彼の願いを叶えるため、「女帝に捧げる晩餐」のレシピを追うことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-09 02:00:00
4026文字
会話率:47%
ウイリアム・ラヴェル ルードヴィッヒ・ティーク作 書簡体長編小説
キーワード:
最終更新:2017-05-24 17:17:07
7130文字
会話率:2%