異世界に迷い込んだキヨコ。
元々の職業は医者だったけど魔法の世界じゃなんの役にも立たないような気がする。
せっかくだから今までと違う職業について、異世界観光楽しみたいなと思っていたけど、この世界にずっといるってことは色々考えないといけないこ
ともあるわけで…
犬を拾ったり子供拾ったり王子様拾ったりでなんか大所帯になってきた…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 21:56:54
96591文字
会話率:25%
アルバイトの帰り道、女神様に後頭部を踏まれて命を落とした僕。
女神様はお詫びに、僕を剣と魔法の世界へ転生させてくれるらしい……が、ハーレムもバトルも自信がない僕は、もっと平和でのんびりした世界への転生を希望した。
――その結果、僕を待って
いたのは時間にして八時間を超える、長い長い説得だった。
説得というよりは、脅迫だか洗脳だかに近いなにかだった気がする……。気が付くと、僕はチートを貰って剣と魔法の世界へ転生することが決まっていた。
そのチートというのも『ありとあらゆるチートスキル、チートアイテムの中から選べる』と言えば聞こえはいいが、要は抽選だ。
『チートルーレット』とやらにダーツを投げて、当たったチートを貰えるらしい。
……もう仕方がない。もうやるしかない! もう八時間の洗脳は受けたくない!!
平穏な来世のために、僕はこの一投に全てをかける――
――その結果がどうなったか、君の目で確かめてくれ! タイトルで微妙にネタバレしている気がするけど、気にしないでくれ!
※全編コメディで、女神様や異世界の住人と、馬鹿なことばかりやっているお話です。皆様に笑っていただける作品を目指します、よろしければお付き合いください。
※カクヨム様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 19:02:12
1769735文字
会話率:54%
最初に一言、この話はフィクションです。実在の人物等とは何の関係もありません。
☆ ☆
幼馴染みが不登校になった。
一気につまらない日々になった気がする、主人公・友香(ともか)。
ある日の放課後、幼馴染みの机上にあったノートを
きっかけに、友香は犯人探しを始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 18:30:00
2743文字
会話率:11%
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、あ
る時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 17:05:41
368258文字
会話率:47%
夏休み初日、町が突然ヨーロッパ風の町とミックス状態になっていた!なんか見たことある気がすると思ったら、アニメ『運なし勇者』の町そのもの!?しかも異常現象が起きた影響で、住人まで一緒に現実世界に転移して来ちゃった!しかも、魔族討伐の旅の途中の
勇者一行まで!SNSで話題になって作品のファンが観光に来るし、これはもう町おこしをするしかない!
コラボ商品の制作に、勇者一行とファンミーティング!?さらには地元のテレビ局も取材に来て町の知名度は上がったけど、なんとまた異常現象が!?私の町どうなっちゃうの!?
アニオタ女子高生✕勇者一行のご当地現代ファンタジー、開幕!
※カクヨムでも投稿しています。
※たまに絵文字使って遊んでます。
※作品要素に【異世界転移】を選んでいますが、実際は【異世界から現実世界への逆転移】です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 13:10:00
38989文字
会話率:61%
どうも死んだらしい。
意識だけで身体を動かす感覚がない。
何も覚えてないどころか、どうやって死んだのか?
自分が何者だったのかなど生きていた頃の記憶一切がない。
時間の感覚もないし死ぬってこういう感じかぁと思ったら
「おめでとうございま
す。貴方様は本採用試験に見事合格されました!」
パチパチと早いリズムの拍手が聞こえてくる……気がする。
――はぁ? 何を言っているんだ? ていうか誰?
目の前には神々しい光を背負った、神話に出てきそうな女神が立っていた。
「さてさて本題ですが、あなたは天の声試験に合格されましたので早速入社説明を始めますね」
「待て待て待て。試験? 入社て何? 意味がわかんないんだけど!?」
なし崩し的に天の声に転職(?)させられて、配属された先は人生ハードモードの女の子!?
天の声としてスキル獲得のアナウンス……だけじゃ退屈じゃね?
俺を雇ったことを後悔させてやるよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 07:00:00
313400文字
会話率:45%
攫われた桜を取り戻したものの、雅が犠牲となった大騒動の後。
意識を取り戻した葵は、雅に対する不信感を拭えないながらも、今何処にいるかすら分からない雅を助け出す決心を固める。
しかし、それには難関がいくつも待ち受けていてーー
「私の事、
助けてくれたから、助け返さなきゃいけない気がするんだ。例え、敵かもしれなくても。」
稲荷ぐるみは仮の姿です第3章、雅奪還大作戦開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 22:16:05
14200文字
会話率:44%
公爵令嬢であるマルティーナは第二王子で幼馴染と婚約することを陛下から打診される。
この婚約は想定内だし、了承する予定だった。さっきまでは。
でも、どうしてだろうか。
なぜか、婚約してはいけない気がする。
その理由を考えていた時、魔物に襲われ
る。
ん?ん??なんだ?この力は!
死を回避したと思ったら、またまた死に近づいた?!
だって、この闇魔法は禁忌魔法で誰かにバレたらすぐに処刑。
いや。でも。私、光魔法持ってる?!
ラッキーね。光魔法は聖なる魔法と崇められているのだから、なんとか光魔法を隠れ蓑にしてバリバリ闇魔法を使うわ。
だって、闇魔法は大好きだし、なんと言っても便利だものね。使わなきゃ損よね。
そんなこんなで、転生&逆行した私は、手に入れた能力を使って、逆行前の未来を変えるために立ち向かうことにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 21:07:14
27262文字
会話率:27%
婚約者のエヴァンから婚約破棄を言い渡されたマリー。その裏ではマリーのことを毛嫌いしていた妹のリーナが有りもしない嘘を流していた。事実を知った上で婚約破棄を受け入れたマリーは家からも追い出されることになる。唯一家から連れ出した使用人、ロイと共
にマリーは見知らぬ土地を目指して旅を始めた。慣れないことも多い道中、婚約破棄の影響もあって苦労が絶えない……と、思っていたのに、何やら身の回りの様子がおかしい気がする。何故か、上手くいっている……?
首を傾げるマリーと裏の顔を持つロイの、壮大になりそうでならなさそうなドタバタストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 16:06:55
12757文字
会話率:35%
仮に、誰かに「自分は異世界から帰ってきた」と告白されれば、どう思う?
その人に興味を持つ?
それとも危ない人だと距離を置く?
私はきっと白い目で見られるんだろうなって、心のどこかで警戒して、黙ってしまうんだと思う。
きっと言
わない。
私は異世界に行っていたんだなんて。
だって怖いし、異世界と言っても、自慢できるような経験はないんだし。
きっと私はずっとモヤモヤしたままなんだと思う。
でも、その出来事を“夢”として片づけること自体はどうしてもできなかった。
これって、やっぱり私が変なのかな?
もしかしたらこの事実、私自身が忘れなければいけないってことなのかな。
でも、これってなんか嫌な気がするんだよね。
この作品は、アルファポリスにおいても、「博幸」という名義で、閲覧できるようにしております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 14:11:45
31710文字
会話率:18%
体が大人になっても
今でも子供の頃と何も変わっていない気がする
嫌な事に遭遇すると逃げてしまいます。
怖いものに遭遇すると震える
違うのはもう感情を表に出さないこと
誰もあなたに反応しないから
大人の体が子供の動作をする
これ
は認識されません
しかし。 。
逆の場合はどうなるでしょうか?
「大人になると子供になってしまう。」
それだけです
子供になったサラリーマンの話折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-11 16:18:09
1289文字
会話率:37%
木から落ちた拍子に前世を思い出したアリッサ・カールトン。どうやら乙女ゲームの悪役令嬢に転生した気がする…と勝手に推測し、没落・平民落ち・処刑につながりそうなフラグ(っぽいもの)をとにかく折るぞ!と行動を開始。
まずは定番、勉学やマナーに励み
、体も鍛えて、魔法のレベルを上げ、お金も稼いで……残りは、王子と婚約が成立しないようにするのみ!だけど王子が意外にクセモノで、なかなか上手く行かない感じ…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 12:00:00
416884文字
会話率:36%
「お前らいい加減にしろよ! 俺は魔剣技師で何でも屋じゃねぇし、ここは工房で、食事処じゃねーんだよッ!!」
日本人だった前世の記憶を持ってこの世界に生まれた主人公バッカス。
彼は子供の頃に神が振るう神剣と呼ばれる武器を見た。
それ以来
、彼は神剣に憧れそれに迫る魔剣を造ることを夢に、魔術と魔導技術の世界へと足を踏み入れた。
そして現在――24歳のバッカスは、酒好きの多い町ケミノーサで魔剣の研究をする片手間に、日用品の魔導具を造ったり魔術士として何でも屋を手伝ったり昼行灯として食事をしたり酒を呑んだりしながら生活している。
魔剣だけ造っててもお金にならないので仕方が無い。
神剣にこだわり続けてても生きてはいけないから他のモノも造る。
いつかは神剣に迫る魔剣を造りたいがそれはそれ。
魔剣技師バッカスは好き勝手生きている。
酒を呑むのは好きだし、食事も大好き。料理そのものは趣味ながらプロの域。
何でも屋としても腕利きで、魔術士として戦闘するのもお手の物。
気づけば餌付けしてしまっていた友人知人に囲まれて、魔術の腕前頼りにやたら厄介事が舞い込んでくる気がするけど気にしない。
口は悪いがお人好しのバッカスは、喰って呑んで魔剣を造って、時々舞い込む厄介事に手を貸して、ちょっぴり女難の相に悪さをされながら、日々の生活を営んでいる。
冒険控えめ、食事は多め、時々バトルな、スローライフ気味異世界生活を送るバッカスの雑記帳。
これは――強き芯を抱く者たちの幻想譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 21:59:44
518838文字
会話率:45%
ふと思い付き、筆の乗るままに、
タイトル通りのことを論じている気がする、
胡乱でどうかしている、
エッセイっぽいようなテキスト。
最終更新:2021-09-03 18:07:43
4708文字
会話率:16%
この街で必要なのは人望よりも建築力?
貧乏暮らしの家の赤ん坊に転生した僕。
なんで死んでしまったかは分からない。
でも、転生する前、ひきこもりで大人にまで育って、好きでプラモデルとか作っていたような気がする。
そんなかすかな記憶しかない僕
が新しい人生をやり直す機会を得た。
そんな僕が手先の器用さだけを武器に、この街を暮らしやすく変貌させるために奮闘する。
■R15は保険です。
■更新は不定期です。基本的には毎週金曜日00:00を目標にしております。
■コメントとか使い方がわからないので設定できてないです。ごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 00:00:00
513674文字
会話率:24%
「いつかフィルを守れるようになって、必ず会いに行くから、それまで――待っていて」
強くなる、そう言ってくれた大事なあの子を、自分も今度こそ守れるように。そうして、必ず彼女を見つけて、今度こそずっとずっと一緒にいる――。
8年前の夏に出会
った優しい親友との約束を胸に、剣と共に生きてきたフィルは、16になった春、育ての親であり、剣の師でもある祖父を失った。
「従えないのであれば、出て行け。以後ザルアナックの名を名乗ることも、周囲に関係を疑われることも慎んでもらおう」
王都に戻ったフィルは、剣を捨てて着飾り、結婚相手を探せという父に逆らい、騎士団へと入団するが、右も左もわからないことだらけ。
しかも、相方兼同室となったアレクサンダー・エル・フォルデリークは、威圧感いっぱいの厳しい雰囲気の騎士。進退窮まったかに思えたのだが、生まれと冷たい言動で周囲からも敬遠されまくりの彼の本性は実は優しいようで、しかも親友の彼女にちょっと似ている気がする。
生まれと性別、2つの隠し事を抱えたフィルは、騎士団で無事自分の居場所を作り、誰より大切な親友を見つけることができるのか?
※本作品は、以前自サイトにて公開していたものの、改稿版となります。※主人公の職業上、残酷/グロ描写があります。※直接的・具体的な描写ではありませんが、登場人物の関係性の表現のため、性描写があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 21:13:26
525351文字
会話率:38%
飼うと決めてから覚悟はしていたつもりだった。
出会ってから十数年、よく生きてくれた……愛猫と間違いなく言える。
君と過ごす時間はとても穏やかで優しくて、ささくれ立った心を癒してくれた。
君が日に日に元気をなくして行く様に、改め
て覚悟が揺らぐのを感じていたよ。
側にいてやりたかった、ごめん……後悔が募る。
君がいない日々は酷く色褪せていて、とても無気力になってしまう。
食事も喉を通らない、どうでもいい……
今日、同僚に何か言われた気がするけど覚えていない……鬱陶しいと感じただけだった。どうせ仕事を押し付けてきただけだ。
騙されて、利用されて、嗤われて……うんざりだ。
あぁ、眠い……
夢で君に会えるかな?
もし、また会えるならまた一緒に暮らしたいな。
一緒に遊んで……
一緒に昼寝して……
穏やかで……
優しくて……
温かくて……
のんびりと……
だらけた時間を……
……
ミーナ……
また……
会いたいよ……
…………
……
その日、彼はその世界から姿を消した。
始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 00:00:00
2002442文字
会話率:57%
これは特撮おたくの、エッセイ集です。
特撮、怪獣、ネット関係の話題を書き散らしたものです。
こんなの文章が、世の中にあった方が良いか、ない方が良いかといえば、ない方が世間は平和で良いような気がするけれど、お暇な方は読んでみてください。
それから現在、異世界物の小説も書いています。ナーロッパにおける戦記で、元兵站担当者が、兵站の知識と、奇想天外な攻城兵器で活躍する話です。そしてこの話には、魔物、魔法、火薬は一切でてきません。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-08 12:58:43
22309文字
会話率:0%
四大公爵家の一つレナード公爵家の令嬢エミリア・レナードは日本人だった前世の記憶持ち。
記憶が戻ったのは五歳の時で、
翌日には王太子の誕生日祝いのお茶会開催が控えており
その場は王太子の婚約者や側近を見定める事が目的な集まりである事(暗黙の
了解であり周知の事実)、
自分が公爵家の令嬢である事、
王子やその周りの未来の重要人物らしき人達が皆イケメン揃いである事、
何故か縦ロールの髪型を好んでいる自分の姿、
そして転生モノではよくあるなんちゃってヨーロッパ風な世界である事などを考えると……
どうやら自分は悪役令嬢として転生してしまった様な気がする。
これはマズイ!と慌てて今まで読んで来た転生モノよろしく
悪役令嬢にならない様にまずは王太子との婚約を逃れる為に対策を取って
翌日のお茶会へと挑むけれど、よりにもよってとある失態をやらかした上に
避けなければいけなかった王太子の婚約者にも決定してしまった。
そうなれば今度は婚約破棄を目指す為に悪戦苦闘を繰り広げるエミリアだが
腹黒王太子がそれを許す訳がなかった。
そしてそんな勘違い妹を心配性のお兄ちゃんも見守っていて……。
悪役令嬢になりたくないと奮闘するエミリアと
最初から逃す気のない腹黒王太子の恋のラブコメです☆
世界設定は少し緩めなので気にしない人推奨。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 19:52:58
73225文字
会話率:52%
コロナ禍とは全く無関係に、ダイナミック入店してきた上級国民(かどうか知らんけど)に轢き殺された主人公、春日井信也。
老人のような神にも美しい女神にも会わずに生まれ変わった異世界。チート?ハーレム?なにそれ美味しいの?いやいや、赤ちゃんが大
人のように思考できる筈も無いでしょう?ステータスもまだ見えません。
それでも新しい家族は俺を一生懸命育ててくれている。だったら一生懸命生きるのが筋ですよ。
目標は幸せに健康的にストレス無く長生きすること。かわいい幼馴染と気の会う王子と3人で頑張るよ!イージーモードのようなハードモードのような新しき人生。幼少から割と山あり谷ありな人生は美しき魔神との出会いで一変した…!気になることは、この世界は…バカが多い気がする。ああ、またか。人をバカって言う奴がバカなんですよ?ほらな、ここにもバカがいた。俺の周りには、何故かバカが多い。解せぬ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 19:00:00
1439650文字
会話率:41%
西暦2099年。
環境汚染や紛争で疲弊しきった地球に代わり、人類は新たなる楽園を見出していた。
その楽園の名は【アーク】。
20年前に人類の最新、最高峰のテクノロジーで創造された、無限大に広がる仮想世界(バーチャルワールド)。
プレイヤーは、専用のカプセル端末を使用することで、現実世界からアーク内のアバターへとログインすることができ、アークで自身の分身となるアバターは、性別、年齢、声質、身長、体重、髪質、体型に至るまで、すべて思い通りに作成できる。
アークでは、五感は勿論のこと、食事や睡眠ですら完全に再現されており、現実世界での生活と何ら変わりなく日常を送ることができるのだ。
更に、アーク内での衣食住のサービスはすべて無料で提供され、現実世界での活動無しでも生命活動を送ることができる。つまり、ユフテルでの食事や睡眠は現実世界の肉体にも反映される上に全て無料である、ということ。
アーク誕生後、国民の生活の拠点をアークへと移し、完全な移住を国家事業として掲げる国が多く現れ、プレイヤーは爆発的に増加していった。
やがて世界中の企業がアーク内へ進出し、仮想世界での生活は今まで以上に豊かになったのです――。
「―――まさに、夢のような楽園。人類の理想郷という訳です。しかし…よくもまぁ、こんなに吐き気がするほど悍(おぞ)ましい世界を人間たちは思いつくものですね―――愚かを通り越して感心します」
「精々、束の間の幸福に酔いしれていなさい。この偽りの楽園を支える為に自分たちが何を犠牲にしているかも知らぬまま・・・ね」
そんな楽園も、明日でアーク生誕は20年を迎える。
このめでたい一日を記念し、アーク運営から20周年の節目を祝う“贈り物”が全ユーザーに届けられるというが――――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 23:54:41
718357文字
会話率:61%