源氏の子孫の家系に産まれたことにより、幼少期からの過剰な修練と天性の才能により文武両道を極めた主人公は歴史学者として世界中を調査してまわっていたが、東南アジアの内戦に巻き込まれて命を落としてしまう。そして目覚めた先は戦国時代だった。未来の記
憶と天性の才能、能力でバカ殿様と後世や某歴史ゲームなどでも残念な存在であるように扱われる未来を変えて行きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 22:21:55
77714文字
会話率:25%
食べることと菜作り(農業)が大好きな大御番の番士を勤めるお人好しの殿様が多芸で茶目っ気のありすぎる小人目付に翻弄されつつ、友人と家臣を殺された仇を打とうとするお話。
三百石の旗本で大御番の番士である筧孝四郎は、ある夜何者かの襲撃を受け、一
緒にいた友と家臣を殺される。自身は弾みで川に落ちて助かったことを悔やみ、目付の下手人探索に協力し、友と家臣の仇を打つことを誓う。
……が、探索の場に現れた二人目の、小人目付でも五本の指に入る争うほど優秀だと聞かされていた小人目付は、孝四郎の予想外の嗜好の持ち主だった。
そして、次第に見えてきた孝四郎の知らない友の顔。友の死は、悪事に加担したゆえだったのか?
* 飲酒シーンが多くなりそうなこと、日本刀による殺し/斬り合いがあるので、R15にしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 22:30:00
83190文字
会話率:35%
「江戸時代、紙屋で働いていた一人の若者が、店のお嬢様と恋に落ちた。若者は大旦那様に結婚の許しを得ようとしたのだけれど、はねつけられた。それでもあきらめない、何度も何度もやってきて畳に頭をこすり付けて懇願する若者に、大旦那様は言ったの。空を
飛んでみせろ。そしたら娘はお前にくれてやる」
想いを告げてくれた彼に対して、わたしはこんな話をしている。遠まわしに断られていると思ったかもしれない。
「それって天地がひっくり返っても、お前なんかに娘はやらないっていっているようなものだよね。だって江戸時代だろ?」
「でも、彼は飛んだのよ」
「何と」
「紙屋の技を活かしてね。和紙と布と竹の骨組で、とんでもなく大きい翼を組み立てたの」
「ハング・グライダーだ」
「そう、イギリスの誰だかがハング・グライダーでの滑降に成功した、その何十年も前のこと。ライト兄弟による飛行機発明の百二十年前。数え切れないほどの試作を繰り返して、ある夏の日、彼は橋の欄干から飛んだ。恋人の見守る前で。そりゃ物凄く怖かったろうけど一生に一度の勇気を出して、世界で初めて彼は飛んだ」
「で、ハッピーエンド?」
なんてあこがれる言葉だろう、ハッピーエンド。わたしは首を横に振った。
「残念ながら。夕涼みしていた町人たちが大騒ぎしちゃってね。本気で天狗が飛んできたと思ったみたい。彼、名前は浮田幸吉っていうんだけど、役人に取り押さえられて町から追い出されたそうよ。恋人ともそれっきり」
「罰が厳しいなあ」
「殿様の頭上を飛んだのがまずかったの」
「文字通り頭が高いってやつか。ところで、ということはだ。この場合みどりは紙屋の大旦那様で、俺がその浮田幸吉って人なのかな」
「ひどいでしょ、わたし。あきれてくれていいよ」
「こんなことであきれるくらいなら」
彼は、その先は言わずに微笑んだ。
わたしは彼に告白された。つきあってくれといわれた。その返事としてわたしは要するに、なにか凄いことをしてみせてくれたら、つきあってあげてもいいよと言っているのだ。
愚かしいほどに、頭が高い。
雨が窓ガラスを、わたしのことを咎めるようにたたき続けた。
あなたは何様ですか。そんなことをしてもらえるような、上等な人間なのですか。
本当はわたしにだって分かっている。
空を飛ぶべきはわたしなのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 02:11:07
148922文字
会話率:37%
以前に書いた『夢の先』の続編的な物語。不老不死を求めた殿様はベニクラゲになっていた。その殿様の今を書きました。この話で十分読めます。
最終更新:2023-12-24 11:12:42
973文字
会話率:11%
この国の殿様は、否殿様の代々の家系は不老不死を求めてきた。
特に今の殿とその父は苛烈で、様々な諸国の数多ある逸話を元に、不老不死の妙薬を探し求めた。
初めは不老に効くと言う果物の採取から、植物、動物に至るまで収集し効果を報告させたが、そ
のどれもが効なく、さらに効能が確認できていない若返りの注射や外科的手術に至るまで、あらゆる実験を行ったが、全く変化がない又は一時的なものでしかなかった。
実験には、敗戦大名の赤子から老人まで多くの犠牲を払い、出来るか出来ないかもわからない薬を研究し続けた。
それも国の為ではなく、殿様個人の欲の為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 13:36:39
6354文字
会話率:13%
目指すはひとつ。「お殿様」。
最終更新:2023-12-09 18:00:00
2782文字
会話率:0%
むかしむかしの戦国時代。
とある殿様の側室に、お杉の方という女性がいた。
他の側室に比べ、大柄でふくよかな彼女は一番の多産でもある。
しかし体型が崩れるのも辞さない彼女の際限なき太り具合は、次第にいぶかしがる者を増やしていき……
最終更新:2022-09-05 22:00:00
3090文字
会話率:2%
南蛮渡来の鉄砲は、非常な金食い虫だった。
とある国の殿様はその費用を少しでも抑えるべく、発射した鉛玉の回収を、ある生き物に任せ……
最終更新:2022-06-13 12:00:00
2219文字
会話率:5%
作者(ちょび)とパパ、殿(息子)との日常の中で起きた事柄を徒然なるままに書き連ねたエッセイです。
更新は不定期で、何かネタがあれば更新していく予定です。
最終更新:2023-10-26 05:14:33
1872文字
会話率:18%
カクヨムという文章投稿サイトのサービス利用者の一人による自主企画「ノスタルジック私小説」の為に書いた、幼い頃の追憶の小文。
最終更新:2023-10-04 19:22:28
995文字
会話率:52%
とある男がお殿様の元にやってきた。その男は『不死の男』と言われ今まで様々なところで毒見をしてきたのだが毒では一切死なないという。
お殿様は目の前で毒の入った水をその不死の男に飲ませるのだが、その男は噂通り毒では全く死なない体になっていた。
早速その男を食事の前の毒味役にするが...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-27 17:56:22
2460文字
会話率:64%
ねこだよ
ネコの殿様
隣のやつがそんなことを言い始めた
キーワード:
最終更新:2023-05-21 00:12:30
3196文字
会話率:0%
お殿様が一休さんにトラップをしかける。
最終更新:2023-05-07 12:15:24
951文字
会話率:0%
昔々ある町の人々は殿様の転売行為に苦しめまれていた。
最終更新:2023-04-28 23:55:22
992文字
会話率:19%
お天気快晴、
草木も芽吹く春の吉日。
そよ風が漂う絶好の行脚日和。
久しぶりの小旅行。足が弾むのは間違いない。意気揚々と旅先を闊歩する私がいる。
昨晩のお酒が良かったのか、目覚めも良く体調も万全だ。
得意げに鼻歌を歌い、威勢よく腕を振る。本
人いわく、誇らしげに振る舞うさまは、まるで殿様。今日は、殿様として旅をしよう(バカ殿ではない)。
道歩く人々は、私の能天気な行動に躊躇するかもしれないが、気にしない気にしない。興味津々の視線を振り払い闊歩闊歩。
これも一つの道楽である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 21:02:21
2339文字
会話率:13%
むかし昔、あるところに…
沈香のような、白檀のような、
とても良き香りがする娘がおったそうな、
娘の名前は香姫と言い、
その噂は、遥か遠くの、お殿様のところまで届いていました…
最終更新:2022-12-20 20:39:16
1470文字
会話率:46%
目を覚ますとそこは寺の中、どうやら俺になにかがあったらしい
最終更新:2023-03-12 16:38:20
874文字
会話率:34%
伊予の大名・加藤嘉明に仕える孫四郎は、嘉明(殿様)が大切にしている皿を割ってしまう・・・
その時、嘉明が取った行動や如何に
最終更新:2023-02-12 16:35:13
1763文字
会話率:41%
とある架空の国の広場に数百年間置かれているライオンの石像。この石像には驚くべき秘密が隠されているのだが、市民たちは特に気にしていなかった。
そんなある日、一人の忍者がお殿様からの命を受け、遠い異国から山を越え海を越えて遥々この国にやってき
た。黒装束に身を包む怪しげな異邦人がさまよっているのだが、市民たちは特に気にしていなかった。
忍者が空腹に倒れていると、何やら声をかける者がいた。忍者はその者と話をするようだが──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 01:18:07
3910文字
会話率:75%
戦国時代に日本に入ってきた感染症は性病でした。危険が判っていても人は本能を抑え切れません。村娘はほかに好きな人がいても、身分差から若殿様を拒めませんでした。若殿様が都から連れてきた側室はどうやら皮膚病を患っているようですが……。
無断
転載、無断複製を禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 06:00:00
4867文字
会話率:41%
「寝床」に「蕎麦の殿様」、そして「茶の湯」。
趣味に凝った登場人物が周囲の人々を困惑させる古典落語を三席紹介し、そこに込められた教訓を考察します。
※ 本エッセイの末尾に、黒森 冬炎様より頂きましたFAを貼らせて頂きました。
最終更新:2022-11-11 08:56:07
4797文字
会話率:6%
あらすじ
結婚以来専業主婦をしていたハナコは50代直前で働くことを決意し、以前から憧れていた病院に採用され勤務する。だが社会から完全に切り離されていたハナコは職場に慣れるのに一苦労。その上、そこはとんでもないブラック企業だった。院長は殿様
、スタッフは家来、問答無用で解雇同然の切り捨て、院長の好みで変わる評価、サービス残業当たり前、パートは有給がとれない、社員が有給申請すると院長に厭な顔される。雇用保険・労災保険・各種保険は院長の気分で申請が決まる。ここは福利厚生なんて存在しないのだ。そんな職場で9年間も働き続けてしまったハナコの有り得ない末路・壮絶記録である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 13:50:30
76416文字
会話率:16%
大学生の庵が夏休みを使って祖父の家に行くと、祖父は一本の刀を取り出した。「この刀は白那。これには時を渡る不思議な力がある」実際白那を振ると空間が裂けた。唖然とする庵を祖父は男は度胸と言って裂け目へと突き飛ばす。森の中で尻餅をついた庵に、怒号
と共に近づいてくる声。見ればそこにいたのは二人の足軽だった。◇あらすじはシリアスですが内容は戦国時代で出来た恋人と現代でデートしたり、知り合った殿様に現代の美味しい食べ物をねだられたりします◇タイトルに戦国時代とはありますが、過去の日本ではないため歴史上の偉人は一切出てきません。あくまで戦国時代のパラレルワールドとなっています◇だけど戦はあるし、命の取り合いをすることもあります◇この作品には付喪神や妖怪といった存在も出てきます◇戦闘はリアルではなく、一騎当千のようなキャラもいるのでファンタジーとしてお読みください◇この作品には若干の美醜逆転要素が含まれています。苦手な方はお気をつけください◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 12:00:00
46097文字
会話率:63%
江戸から届いた我が子からの手紙に一喜一憂するの人の良い殿様と、そんな殿様を何だかんだほっとけない家来のほのぼのとしたやり取り。※江戸時代モチーフのお話ですが設定ゆるゆるです。
最終更新:2022-09-22 18:35:09
1805文字
会話率:51%