生涯を共にすると決めた彼が二度死んでから、八十年もの月日が流れた。
彼を生き返らせる為に“迫害の地”へ逃げ込み、新薬、新たな魔法の開発をがむしゃらにし続けるも上手くいかず、全てに行き詰っていく。
喜怒哀楽の感情を無くし、薬の副作用で
二十四歳の若さを保ったまま、八十年もの時を消費した魔女『アカシック・ファーストレディ』
そのアカシックは、要の薬草が切れたので採取をしに行くと、針葉樹林地帯で捨てられていた人間の赤ん坊と出会う。
二つ目の罪悪感を背負いたくないが為に捨て子を拾い、淡々とぶっきらぼうに育てていく魔女のアカシック。
そして捨て子を育てていく内に、不本意ながらも寄り添える者達が増え始め、独りだったアカシックの心境が徐々に変わっていく。
時には捨て子に励まされ。時にはウェアウルフに論され。時には黒龍に激励され。遠回りな道のりで新たな事を学び、忘れていた過去を思い出し、闇に堕ちていた心が少しずつ浄化され、失った感情を取り戻していく物語。
ぶっきらぼうで不器用な一人の魔女と、拾われた捨て子の一生の一部を。
カクヨム、ノベプラでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 19:20:01
1147387文字
会話率:50%
従妹の両親が死んでから、従妹は僕の家に引き取られて、一緒に住んでいる。両親がおらず、僕と従妹だけしかいなかったある日、僕は彼女が母さんのネックレスを持ち出そうとしているところを発見する。
最終更新:2024-07-03 18:10:00
2144文字
会話率:35%
彼女が死んでから、僕はずっとこう考えていた。
「二人の出会いの場まで、もう一度戻りたい」
もしも僕たちが出会わなければ、
彼女があんな死に方をせずに済むなら。
お願いだから、彼女の人生から僕を消してください。
何度も何度も彼女に出会って
何度も何度も道を間違える彼の物語です。短編です。
※本作品は「monogatary」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 22:57:16
30398文字
会話率:30%
戦乙女 戦姫───────それは戦を愛し、戦に愛された美しい女。そんな戦姫が転生したのは自分が死んでから、1000年後の世界!?オルティス伯爵家の末娘として、生を受けた戦姫────改めエリンは両親と似ても似つかない容姿のせいで冷遇されていた
。屋根裏に住まわされ、洋服や教科書は上の兄弟の使い古しのみ。外部との接触は最小限。同情を誘う冷遇を受けてきたエリンだったが····本人は大して気にしていなかった!?むしろ、この軟禁····いや、引きこもり生活を快適とすら思っていた。そんなエリンの快適生活をぶち壊したのはマルティネス公爵家現当主のリアムだった。ひょんな事から、マルティネス公爵家の養女となったエリン。彼女の引きこもり生活は何処へ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 19:25:08
324280文字
会話率:23%
私は不治の病で三十歳にして死んだ。愛弟子のレオポルドを残して…。
しかし気づいたら、マリア・アウティオとして転生していた。前世の私が死んでから、百年経った世界で。
転生して二十年が経った頃、私は魔法学園の卒業式で愛弟子のレオポルド、レオと
再会した。
彼は獣人だったので、百年経ったこの世界でも生きていて、しかも歴史に名を遺すほど出世していた。
鼻が高いと思ったんだけど…なぜか私は学園を卒業式後に、スカウトされた。
「マリア、君みたいな優秀な人材を逃したくはない」
それから、辺境伯となったレオの下で働くことになったのだが……なぜか彼は、私に執着してくる。
「レオポルド様。なんでそんな忙しいのに、私に会いに来るんですか?」
「俺がマリアに会いたいからだ。それと、レオと呼んでくれ」
……私が全の師匠ってバレてないのよね、多分。
わからないけど、なんでこんなに執着してくるんだろう?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 16:49:31
15566文字
会話率:40%
貴方が死んでから、一周忌とちょっと経ったよ。
あの子が保育園に入る事になったよ。今日は、それの報告。
それにしても、奇遇だよね。結婚記念日が、娘の入学記念日なんて……。
貴方はそっちで元気? 私は……元気だよ。
キリンがお送りする初の短
編であり、同時に初めての完結作。
どうか、お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 17:38:48
848文字
会話率:31%
最愛の妻が交通事故で突然この世を去った。
私は、妻と元旦那との間に出来た連れ子の「ミライ」との、二人の生活を余儀なくされた。
最終更新:2022-05-29 09:35:16
3346文字
会話率:59%
なぜ歩き出してしまったのだろうか?
やはりこれは罰だ。
「いや、親族関係の表現として使ってるのはわかるんだが、そういうのまだナーバスな年頃というか、ついにナーバスな年頃というか」
「おじさん?」ナーバスとは何だろうか?
「ああ。背
筋が寒くなる」
翼は叔父の睦の反応を見て戸惑う。本当に夏の間、この叔父と二人で過ごさなければならないのだろうか?
……カーン!
また山から斧の音が聞こえる。
「わたしに聞かないでよ。ずるい」
「……ずるい?」睦が口籠る。
「うん、ずるい。お母さんの事以外で、まだ何か隠してない?」
カーン!カーン!カーン!カーン!カーン!カーン!
「じいさん死んでから、管理なんかしてなかったから、大変よ。私は山の事なんかわかんねぇからさ」
老人の近くに立って、はぁと生返事する睦の後ろにまた隠れる。
「……誰だぁ?その子」
「わかる訳ないだろ。普通」
渋々睦が前に向き直ると、翼はそれを指で拭って確かめた。
「ケンジントンなら開いてるだろ」
「そ。ありがとう」
車が砂利を踏み、走り出す。
カーン、と斧の音が聞こえた気がした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 06:47:14
71761文字
会話率:43%
お母さんが死んでから、いくつか考えた死の先をぼんやり形にしたものです。
死が完全な別れなのかな、という話たちです。
最終更新:2022-01-25 20:00:38
8808文字
会話率:27%
僕は公爵家の次男だった。
だが、持って生まれたのはクソスキルの【そよ風】だった。
父上は武官だ。何よりも強さを求める。
母が死んでから、父上は僕を本格的に嫌うようになった。
そして十二歳になり、家を追放された。
それだけで済むと思った
が、高難易度のダンジョンに落とされて死にかけることになる。
ふざけるな。
実の息子に死ねだと?
絶対に許さない。
必ず殺してやる。
復讐に心を燃やし、ダンジョンで数年を過ごした。
【そよ風】は【神風】に進化して、ダンジョンの魔物達も簡単に倒す事ができるようになった。
ついにダンジョンを攻略して脱出することに成功する。
だが、困ったな。
時間が経ち過ぎて、復讐心が無くなっていた。
けど何もしないのはなー。
……よし。良いことを思いついた!
それから俺の英雄記が始まる。
学園の試験に首席で合格したけど断ったり。
王女様の護衛をして惚れられたり。
剣聖と共闘して惚れられたり。
そんな感じで英雄記を進む、冒険者クライの物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-07 07:00:00
28609文字
会話率:38%
タナカ カナタ 二十六歳。
ブラック企業の社畜として寿命と身を削り、部長からは面倒くさい仕事を任され、それで毎回怒られる。それでも希望があると信じて、夜な夜な男の社交場に足を運んで必死に稼いだお金をすべてつぎ込んだダメダメ人生。
ある日、
俺はある目的でコンビニの前の横断歩道を渡っている途中、道路を走る車に撥ねられ呆気なく死んだ。
突然終わった人生に未練や後悔はなく、むしろ清々して天国に行けるのが幸せだと感じた。
交通事故で死んでから、幾つか時が過ぎ、暗闇の中で意識だけが戻る。
そして次第に身体の感覚も戻り、身体を馴染ませていると、一筋の光が俺を導いた。
天国のトビラだと思い込み、変なテンションで喜びながら全力で走って光に飛び込むと、そこは天国ではなく俺の知らないセカイ。そう、異世界だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-03 13:53:44
8328文字
会話率:29%
記憶に、絶対なんて信じられない。
信じられるのは自分の記憶だけ。
じゃあ、空っぽになったら、どうなるんだろう?
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
母親が死んでから、生活が変わってしまったマリ
ア。
父親から、冷たくされ。
部屋を締め切られて暗闇にされ。
自分に監視もつけられる。
そんなある日、外から母が歌ってくれた歌が聞こえてくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-17 19:54:23
4812文字
会話率:8%
姉であるすみれの婚約者を好きになった果歩。三年前にすみれが死んでから、後悔と恋の残り火に苦しむ日々を送ってきた。一方、その婚約者であった砂原は、未来へ進もうと次の愛を見つける。それが愛なのか同情なのかもわからずに。
今日はすみれの三度目の命
日。墓参りを拒む果歩と、けじめをつけようとする砂原。二人は約束もないまま、夕暮れに再会を果たす――。交互の視線で追いかける一日の物語。愛の姿を問う切ない青春ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-20 16:08:47
23514文字
会話率:56%
※この作品はAmazon Kindleで発売している同タイトルの旧版です。内容は少し違います。
https://kdp.amazon.co.jp/amazon-dp-action/jp/dualbookshelf.marketplaceli
nk/B0BDYK5QC9
ある事件によって、人類が途絶えた。
最後の生き残りである少年とその祖父。
祖父が死んでから、少年は世界でただ一人の人間になった。
旧世界の異物を漁って生きながら、魔物におびえて暮らす日々。
少年はある日、旅に出た。もしかしたら、自分以外に生きている人間がいるかもしれない。
もしかしたら、魔物とも分かり合えるかもしれない。
それが、絶望への入り口とも知らずに。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-21 20:00:00
132746文字
会話率:37%
稀代の連続殺人鬼にして、死刑執行された男、連城冬彦は気づくと不思議な空間にいた。その空間にいた少女の話では、彼は死んでから、転生召喚されるらしい。少女は言い放った。「好きにして結構です」と。
何をしても咎めることはないと。そして、少女は彼に
人間を滅ぼせる程の力を与えた。「人が後悔して祈ろうが止めません」少女の言葉に連城は了承する。好きに生きる。いままでもこれからも。こうして、連城冬彦は人間としての生を終え、災厄として誕生したのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-14 09:00:00
6347文字
会話率:38%
幼馴染を交通事故から護って一生を終えた「勇人」。
死んでから、心から愛していたことを自覚したが、
気持ちを伝える事も出来ず悔いを残すことになった。
幸いにも「友貴」として新しい生を得て時は流れる。
そして再び巡り合うこととなった。
前世か
らの思いを伝えることは出来たが、
昔の続きを続けられるものなのかどうか。
新しい生には新しい人間関係もついてきてもいる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-21 21:18:19
179452文字
会話率:45%
俺は死んだ。けど、徳が足りなかった。
私は産まれた。けれど、母は死んでしまった。そして母が死んでから、父は人が変わってしまった。私は産まれて来ても良かったんだろうか。
最終更新:2019-08-12 07:00:00
4816文字
会話率:45%
ある日酔っ払いすぎて死んでしまった主人公。
死んでから、異世界へと転生というやつをしてしまう。転生先はなんと集団のボスの息子。
その集団と主人公は仲良くやっていけるのか?
主人公と愉快な仲間たち、幕開けです。
最終更新:2019-03-31 15:26:13
3443文字
会話率:39%
澄也たちの中学に赴任した禅昌寺先生は自ら国家エージェント「殺人教育者Z」と名乗り、国家的プロジェクト「学校殺人計画」が、東京直下の大深度地下上部マントル内に建設された秘密官庁「殺人文部科学省」によって企画されているとクラスに宣告。クラスの落
ちこぼれで、万事において無能なデブのくそぶたを殺害した。二週間後、殺したはずのくそぶたを伴って再び澄也たちの前に現れた禅昌寺先生は、くそぶたは一旦死んでから、一種のクローニング技術によって生き返らされたと言い、それに伴って潜在的な才能を付与されたと宣言する。澄也たちはその隠された才能に興味を持ち、これを引き出そうとするが、くそぶたは依然として無能であり続けた。無能なくそぶたの謙虚と紙一重の卑屈な態度に苛立ったクラスメイトの掛川は、くそぶたに暴行を働いて失明させてしまう。くそぶたは盲学校に転校し、そこで、かつてのその学校の教師が興味を持っていた琵琶楽と出会ってこれを身に着け、その演奏はウェブ動画で人気を博す。実は、くそぶたは、クローニングの際、五感の一つを失うと才能が発現するようにプログラムされていた。このくそぶたの人気を利用して、殺人文部科学省は、彼を学校殺人計画のアイドルに仕立て上げようと決定する。そして首相と殺人文部科学省は、「被験者を殺害し、クローン化して、有能化する」という、この一連の流れこそが「人間改良計画」であると暴露し、くそぶたがその被験体であることをマスコミを通じて公表。この計画そのものについても公にし、今後、次々と殺人教育者を養成して、同様の行為を、順次、各学校で実行していくと宣言した。そして禅昌寺をも公開処刑して、これも計画のヒーローに祭り上げる。次々と勝手に進捗するスプラッタな事態を前に、澄也やクラスメイト達は一体どうするのか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-03 17:32:16
73342文字
会話率:50%
初めての彼氏。あと2日で付き合ってから9ヶ月って日に交通事故で死んだ。彼が死んでから、私の周りに起こる不可解な出来事。全ては…?
初めての投稿なので至らないところだらけだと思いますが、温かく見守っていただければ幸いです。
アカウントを
移したため、再投稿となります。
2017/7/29頃折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-09 00:53:14
3798文字
会話率:0%