俺が恋した相手は――百合女子でした。
高校の入学式前の夜、童貞をこじらせた斉木一朗は高校の敷地内にある、その下で告白をした者は恋愛が成就するという伝説の桜の樹を切り倒そうとしていた。
しかしその現場を美少年の黒戸悠希に見つかってしまう。
て
っきりその行為を咎められると思ったが、なんと黒戸の目的も桜の樹の伐採だった。
まさかの出会いに二人は意気投合。
少しだけ高校生活にも希望を見出だし、二人は桜の樹の伐採も見送るのだった。そして来る入学式。
一朗は雪野栞という少女に一目惚れし、恋愛成就の桜の樹を切らなくてよかったと胸を撫で下ろす。
更にあの美少年とも再会。だが実はこの黒戸、美少年ではなく美少女だった。
その上、あの日伐らなかった筈の桜の樹がなぜか伐採されていて……。
三人の男女の倒錯した青春が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 14:33:40
73996文字
会話率:45%
それは過ぎ去った過去と傷と生きていく、不思議なおとぎ話。
白河凪紗は高校入学と同時に、実家を離れて祖父母が住む波雲町にやってきた。入学前に訪れた学校の敷地内の一角、咲き誇る桜の樹の下で歌雲紡に出会った。同じ図書委員になった歌雲は口は悪く
、凪紗はそれに腹を立てながらもその分かりづらい優しさに触れていく。
そんな日々の中、凪紗はかつて手放した『眠り姫』の絵本と再会する。しかし、その絵本は凪紗の【想い】によって穢れてしまっていた。『眠り姫』は凪紗の命を代償に穢れを浄化しようと、凪紗をその世界に閉じ込める。
通称『カミカクシ』に遭った凪紗の後を追ったのは、穢れた書物を浄化する『書守』の血筋の紡だった。
現実に帰るため、生きるために凪紗は紡と共に茨に覆われた城を目指すが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 02:41:10
112994文字
会話率:45%
小さな頃は兄の背中ばかりを追いかけていた。
けれど、背が伸びるにつれて、兄の背中は蜃気楼のように遥か彼方へと遠のいていき、やがては言葉を交わすことさえもなくなっていた。
そして、兄が大学受験を控えた高校最後の春。
いつもとは違う家路を
辿っていた最中、並木道の傍らに咲く一本の桜の樹枝で、強かに囀る一匹のすずめの雛を目にした。
その出会いが俺の、俺たちの人生をほんの少し変えるきっかけとなったことを、俺は一生忘れないだろう。
アルファポリス様にて投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 21:27:40
14078文字
会話率:50%
国立大学後期の合格発表に、僕の受験番号は無かった。
傷心の僕が、開花の遅れた桜の樹の下で出会ったのは。
最終更新:2024-04-16 20:09:10
3972文字
会話率:43%
家庭環境に問題を抱える司(つかさ)は、春の精に願い事をしようとしていた。そして桜の樹のしたで、深夜に病衣で出歩く鮎川千晴(あゆかわちはる)と出会う。
最終更新:2024-04-05 18:34:39
4917文字
会話率:41%
幼い頃に父親と生き別れた康介だったが、母の葬儀に老いた父が姿を現した。母が叔母に預けていた手紙には、その父が康介の本当の父ではないという思いも寄らぬ事実が書かれていた。自由奔放に生きた母、血のつながりのない父親、そして本当の父親。すべてが過
去に隠されていたことに憤りを覚える康介とその家族模様を描いた作品。
設定は悲劇的ではありますが、康介の家族の在り方が見どころで、ラストはほのぼのしていただける作品に仕上がりました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 23:38:02
20718文字
会話率:41%
私こと、桜子は近所にある川の土手道の桜の木々を眺めるのが日課だ。それは幼い頃からのものだった。
今年も、彼女は夫の肇(はじめ)、息子達と一緒に散歩がてらに来ている。
不意に、息子達が桜の樹の前である事を告げた。
それは将来の夢で……?
最終更新:2024-03-20 00:03:15
2601文字
会話率:66%
日本には空白の150年というものが存在する。これは、その時代に残されたたった一つの恋物語。誰が、何のために書いたのかは不明で、謎に包まれている。しかし、これを書いた人物が、物語に出てくる二人に近しい者だということはすぐに理解できる。
乃
刀半助、川辺のひかり。身分を偽る者と真実を偽る者の恋物語。
実話か、はたまた妄想話か、信じるかはあなた次第だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-29 20:26:51
2372文字
会話率:63%
高校の入学式。
桜の樹の下て佇む一人の少女を見つけた。
少年は一目で恋に落ちた。
相手は学力トップの美少女。成績は悪いが見た目の成績はトップの少年の恋模様。
最終更新:2023-11-29 00:00:55
7998文字
会話率:53%
桜の樹の下には死体が埋まっている!
そう言われるようになったのは、梶井基次郎の小説がきっかけだったか。
僕の通う学校にも、見事に咲き誇る桜の樹がある。
それじゃあ、あの下にも……
最終更新:2023-11-15 22:00:00
545文字
会話率:12%
エッセイです。
タイトル通り、ダニの描写がありますので、苦手な方、要注意です。
ちなみにこの家は以前書いたエッセイ『桜の樹の下には…』と同じ借家です。
色々あった家です。
最終更新:2023-11-09 12:33:07
1141文字
会話率:3%
エッセイです。
昔、住んでいた家の話です。
桜の樹の下には…
案外色々埋まってるのかも。
最終更新:2023-08-29 19:58:25
1014文字
会話率:4%
「面倒見てやるよ。こんな惨めな、死体で良ければな」
妖の治める国が在った。
そして、その妖が死んだ。
花城国。強大な統治者の去ったその国に、『風』『鳥』『月』を名乗る三体の大妖が現れる。彼等の目的は国獲り。幾人かの霊術士が結界で対抗す
るも、城の制圧は時間の問題だった。
しかし偶然にも一人の少女が、その襲撃から逃れていた。
術士レキ。彼女は『風』の妖に追われながらも、国を守る大結界の要――霊宝の力を用いて、村の人々を守ろうとする。
けれどその霊宝『火鼠の皮衣』の封印を解いた時、現れたのは美しい女。
彼女は皮衣ではなく本物の大妖『火鼠』で――?
という感じの和風アクションファンタジー(GL要素を含みます)。
*10万7千字程度(原稿完成済)
*毎日投稿
*「小説家になろう」「カクヨム」「ハーメルン」にマルチ投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 18:05:58
107837文字
会話率:41%
桜おばあさんの生まれた朝に植えられた桜は毎年の春に花を咲かせるご自慢の桜です。
最終更新:2022-10-08 20:59:41
1273文字
会話率:13%
「桜の樹の下には」
「「私」が埋まっている」
「「少女時代」の「私」が埋まっている」
キーワード:
最終更新:2022-06-25 20:38:18
33866文字
会話率:34%
ゾンビパンデミックの真っ只中、大学の工学部棟に閉じこめられた教員と学生、8名。救助に派遣された木根文亮が到着した直後、第一の事件が起こる。そして、次々と発見される死体。これは桜の木の呪いか、6年前の事件の復讐劇か……。
最終更新:2022-05-12 20:20:13
75689文字
会話率:25%
戦国時代の若狭国。とある砦のなかで見つかった遺体は、一種の密室状況のなかで殺されたものだった。この奇妙な事件の真相とは……。
最終更新:2022-04-23 20:00:00
7147文字
会話率:30%
桜の季節になると「僕」は思い出す。一年前に出会った後輩と一人の殺人犯を。桜の樹の下で首に桜の枝を突き立てる血桜事件に巻き込まれた「僕」は犯人を考えます。
最終更新:2022-04-18 07:05:32
12376文字
会話率:35%
そのお婆さんの家の庭には桜の木があって、何故か、その木の周辺の地面に掘り返された跡があった。「まさか、死体が埋められているのじゃ?」と不審に思われていたのだけど……
最終更新:2022-04-17 12:08:38
8589文字
会話率:28%
彼女が死んだ。男の手によって。
そして彼は彼女との思い出を振り返った。
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春の推理2022参加作品です。
公式企画初参加です。
ミステリ感はかなり薄めですが、読んでいいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
最終更新:2022-04-15 02:03:42
3372文字
会話率:27%
“桜の樹の下には死体が眠っている“
「桜の花が美しく咲くのは、その木の下に死体が埋まっていて養分を吸っているから」というのは、大正から昭和にかけて活躍した梶井基次郎の短編小説『櫻の樹の下には』から来ている。
桜はその死体を養分にして美し
く咲く。桜の色のピンクは死体の血を吸うことで鮮やかに色付くと考えた人が多かったのだろう。
はたして桜の木の下には何が埋まっているのか。
都市伝説的だからと悪ノリする高校生たちが挑む春休みの出来事。
◆春の推理2022、「桜の木」の誘惑で推理小説初挑戦です。死体は出てきません。グロさもありません。何が出できたかはキーワードに記載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-14 17:10:18
8382文字
会話率:51%