魔物を退治する冒険者に憧れ故郷の村を飛び出したトーマ。 旅先で捕まり、牢屋にポイ。そこで出会った仲間と共に冒険する。
最終更新:2025-06-21 21:00:00
155049文字
会話率:35%
ー少年は猿の王としてこの地に君臨したー
中国唐時代、花果山にある大きな岩から産まれた少年は猿の王として君臨した。
そんな中、悪友である牛魔王から不老不死の術の話を聞き術を求めて旅に出る。
旅先に出会ったのは、あらゆる術を使いこなす須菩
提祖師と出会う。
平和に過ごしている時に悪友であった牛魔王に兄弟子や須菩提祖師達を殺され、その罪を被せられ500年間、封印されてしまう。
500年後の春、孫悟空は1人の男と出会い旅に出る事になるが? 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 20:58:57
184313文字
会話率:38%
魔法薬学者×孤高の吸血鬼がバディを組み、科学と薬学、魔術で謎解きに挑むダークファンタジー!
魔術師養成学校を退職したナプティアは、旅先で人狼の嫌疑を受け、収監されてしまう。同房の探偵を自称する男、フレレクスとともに、持ち前の魔術と薬学の
知識を駆使し無実を証明しようとするが、より大きな事件に巻き込まれていく。やがて、2人に友情が芽生えていく中、男が人類の討つべき吸血鬼だと発覚し……?
種族を超えた友情を築きながら、退職の原因となった禁術の研究や、失踪した師の行方、この世界の謎を紐解いていく。
※人外・ケモノ好きによる友情・冒険・ミステリーのダークファンタジー。
主人公にチート能力なし、無双・ハーレム要素もありません。
※この世界は厳密には異世界ではなく、1345年11月20日の天体の合で、異世界とのゲートが一時的に開いた結果、魔物や魔法が存在するようになった世界で、そこから80年ほど経った1430年代が舞台です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 18:42:12
70556文字
会話率:63%
惑星調査に従事するラスティ・スレイド大尉を乗せた艦が、調査惑星を前に敵対勢力ZOCに襲撃される。
コールドスリープから目覚めたばかりのラスティは艦に侵入してきたZOCから逃げ出すが、ラスティのいる区画が切り離されてしまう。
なんとか艦
を脱出して惑星に降下するが、そこは当初の予定とはちがう、魔法の存在する惑星だった。
乗ってきた艦と交信できず、ラスティは本来の仕事である惑星調査を行うことに。
偶然発見した砦へ惑星原住民の言語サンプルをとりに向かう。
そこでティーレという女性に出会う。瀕死の老騎士ノルテからガンダラクシャという場所までティーレを護衛するよう頼まれる。
こうしてラスティはこの惑星を旅することになるのだが…………。
未知の惑星をあちこち旅したり、開発したりする話。
あと〝にゃんにゃん〟。
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主な登場人物
ラスティ――連合宇宙軍 惑星探査課 調査員 大尉 年齢26歳
連邦の宙民(コロニー育ち)、夢は惑星移住。
ティーレ――箱入り娘。ラスティも認める美人。魔法がつかえる。
18歳。青みを帯びた銀髪で。
フェムト――軍用のサポートAI。ナノマシン、外部野を制御する。
型落ち品の第七世代。
ノルテ――ティーレの護衛をしていた老人。
ラスティに剣を託し、ティーレの護衛を依頼する。
ガーキ――盗賊貴族と呼ばれる自己中心的な悪人。子爵。
領民から嫌われている。
ロイ――ガンダラクシャの商人。
旅先でラスティたちと出会う。
ZOC――人類の敵対勢力。機械と人のツギハギ。
ハッキング能力が高い。
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※この作品は『カクヨム』でも投稿しています。
『カクヨム』先行
『小説家になろう』訂正済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 11:50:00
1983831文字
会話率:40%
世界は六つの色鮮やかなギフトに彩られた国々によって成り立っていた。世界の中心にそびえる世界樹は、生まれたばかりの子供たちに紋章とギフトを授ける。選ばれし者には神具も与えられ、彼らは未来の指導者として世界の秩序を担う存在とされた。
しかし、そ
の平和は脆い。各国は肥大化し互いを顧みず、武術と魔法の反目、自然と創作の不和、開拓の無関心、帝王の支配欲が世界を破滅へと導いていた。さらに、名を口にすることすら禁じられた「魔国」が常に存在し、街の外には魔物が跋扈する危うい均衡の上で世界は立っていた。
そんな中、「全てを統べるものが生まれた」という謎の噂が広まる。これは12神将の間にも亀裂を生じさせ、世界の矛盾を露呈させていく。特に帝王の国は、自国の神具持ちの天才児こそがその存在だと疑い、厳しく監視する。
だが、真にその可能性を秘めていたのは、別の場所にいた。
一人の少年は、紋章の色を誤って告げられ、武術のギフトを持つと偽られながら育つ。彼は全てのギフトを内包する異質な存在だったため、どんなに努力しても他の者より著しく成長が遅いという苦悩を抱えていた。
やがて、少年は仲間を救うため、自身の神具の力を使い果たし、神具は「型をなさなく」なる。国からは冷遇されるが、彼はめげず、その時、紋章が微かな変化を見せる。これを「複数のギフトを持つ」と誤解した少年は、自身の謎を解き明かすため旅に出る。彼のギフトは、感情の変化や出会いを通じて様々な側面を覗かせ、旅先で出会う師匠やサポーターたちとの交流を通じて力を深めていく。
一方、帝王の国にいる天才児は、驚異的な知能と理解力を持つに至った。しかし、彼は他者のギフトを理解できても自らは行使できない性質のため、帝王の国からは真の「全てを統べるもの」ではないと判断される。だが、彼はすでに世界の滅びの運命を見通しており、帝王国の神将たちを欺きながら中枢に入り込み、そこで「全てを統べるもの」の真の存在を知る。そして、帝王国の命令に従うフリをして、密かにその存在を探し始めるのだった。
分断された世界を救うため、それぞれの道を歩み始めた二人の「運命の子」。彼らの旅が交差する時、世界の隠された真実が明らかになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 09:55:40
31943文字
会話率:28%
完全没入型VRゲームが世に出てはや5年。青年、烏鷹千里は未だに夢のゲームに出会うことができずにいた。
そんなある日、彼はとある無名の会社が突如サービス開始を発表した<Eternal Chain>と呼ばれるVRMMORPGを知る。
完全
に再現された五感。広大なフィールド。各プレイヤーの相棒としてともに成長する存在<アルカナ>。世界の秘密が隠されているというダンジョン。
そこには確かにもう一つの世界があった。
そのゲームで、彼は夢にまで見た冒険を始める……はずだった!?
PKとPKKによる壮絶な争いに陰謀渦巻くNPC達の政争。
彼は旅先で出会う個性豊かなプレイヤーたちと時に煽り合い、時に協力し合いながら、その世界を駆け抜ける。
──<Eternal Chain>の世界へようこそ。私たちはあなたを歓迎します。
*誤字脱字、誤用、名前間違い等がございましたら、該当箇所を誤字報告機能で御指摘いただけると大変助かります。*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 09:01:13
1489189文字
会話率:33%
異世界旅行行ったら超楽しかった!
超進んだ文明の主であるアンドロイドのアルティマが、相棒のガイノイドであるアイザと共に宇宙戦艦や軍隊などを持って異世界旅行に出かける物語。
旅先の困難なんざぶっ飛ばす!
シリアスな展開なんてぶっ壊せ!
最終更新:2025-06-21 07:10:00
123343文字
会話率:37%
舞台は架空世界 ──
麗しい兄、美しい踊り子の三人の姉たちを持ち、なんの取り柄も無いと思っているヒロインが旅先で出逢ったのは目付きの悪い双子の兄弟と通りすがりの商人だった。しかも、この商人がなかなかのクセ者で……。
全く大した事のない
翻弄される側に見える人間が意外にも人々を翻弄してゆく夢物語(ファンタジー)。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-20 20:51:14
57563文字
会話率:50%
ザックス王国の第一王女であるリナリアは、幼い頃、神様と呼ばれる者のいたずらで、異世界(現代日本)に飛ばされた過去がある。
ショックのためか、記憶をを失ってしまった彼女は、自分と瓜二つの少女として生きていた。
ある日、神様の気まぐれで元の世界
に戻され、神様と呼ばれる存在から、この国の姫(リナリア)であることを知らされる。
彼女は飛ばされた先の異世界(ザックス王国)で、隣国の第一王子ギルフォードと、騎士見習いのカイルを同時に好きになってしまう。(ここまでが【桜咲く国の姫君】のあらすじです)
悩んだ末、より強く惹かれているのはカイルの方だと気づいたリナリアは、旅先から戻ってきてくれるよう、彼に手紙を出す。
しかし、一週間経っても、彼からの返事はなかった。
不安に揺れる彼女の元に、数日後、カイルが〝行方不明〟との知らせが届き――。
注1)このお話は、リナリアがカイルを選んだ場合の〝カイルルート〟です。ギルは最初と最後、少ししか登場しませんので、その点ご留意の上お読みください。
注2)こちらは【桜咲く国の姫君】(『桜舞う国の訳あり身代わり姫』から、元のタイトルに戻しました)の続編です。前作を未読の方には意味が通じない部分がありますので、こちらから読まれる方はご注意ください。(一応、前書きに前作のあらすじは記載してあります)
注2)前作同様、個人出版(AmazonのKDP利用)していたもの(こちらは一巻のみ)の加筆修正版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 17:20:00
521470文字
会話率:25%
突然姉が亡くなり、その遺児である姪の『椛音』を男手一つで育てていた元料理人の『翔』。
椛音が十六歳になった時。二人は異世界に召喚されて…!?
椛音は勇者として異世界を飛び回ることになり、椛音のおまけとして召喚された翔は憧れていた料理人の夢を
異世界で叶えることに。
デスクレイフィッシュ、大猪、オボロアナグマ──。
姪が旅先から持ち込む数々の食材(モンスター)を使った店を、翔は異世界で開店する。
翔の料理を食べると不思議と力が湧くようで、いろいろな人物が店を来訪するように──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 14:00:00
49620文字
会話率:42%
交通事故死により中世ヨーロッパベースの世界に転移してしまった主人公。
ジャンと名を貰い転移先の体の持ち前の運動神経を役立て、晴れて騎士になれたけど、旅先で知り合った男、リシャールとの出会いが人生を思わぬ方向へと動かしてゆく。《第一幕》
そ
んなジャンとリシャールが出会ってから4年後。
リシャールの馴染のトルバドールが現れ、繰り広げられるロマンス。
けれどもそんなに甘い時代でも無く、リシャールを取り巻く環境はさらに混迷を深めてゆく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 23:14:28
132813文字
会話率:41%
テンプレ騎士《幕間》 番外編
こちらの作品は6話の番外編となります。
交通事故死により中世ヨーロッパベースの世界に転移してしまった主人公。
セオリー通りの神のスキル授与がない? 性別が現世では女性だったのに男性に?
しかも転移先の時
代は空前の騎士ブーム。
ジャンと名を貰い転移先の体の持ち前の運動神経を役立て、晴れて騎士になれたけど、旅先で知り合った男、リシャールとの出会いが人生を思わぬ方向へと動かしてゆく。
(コチラ作品は下記作品より表現を一部マイルドにしてあります。2024.07.07.追記)
この作品は
アルファポリス→https://www.alphapolis.co.jp/novel/429997000/400815336
pixiv→https://www.pixiv.net/users/96510502
にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 08:31:54
7329文字
会話率:32%
日本の地方都市で暮らす文子は、旅先で出会った一冊の本をきっかけに自分の過去世を思い出す。
地球とは異なる世界で、侯爵令嬢レベッカとして生きていたが、その人生は不幸の連続で最後には殺人事件の被害者になってしまう、という悲しいものだった。
過去
の事は忘れて、今の人生を前を向いて生きていこうと決意する文子だったが、三年後事故に遭った事をきっかけに、再びレベッカの人生に戻ってしまう。
もう不幸な人生は嫌だ。殺人事件の被害者になるのも嫌だ。愛する家族と一緒に幸せに長生きがしたい。
そう決意したレベッカは、死亡フラグを折ったり、新たに立ててしまったり、新しい出会いをつくったりしながら、ひたむきに前を向いて生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 16:45:17
1610368文字
会話率:38%
写真仲間達や旅行仲間達との旅先での、楽しい?思い出話です。
最終更新:2025-06-19 05:57:05
298585文字
会話率:1%
最弱モンスター、それは素材。
煮る?焼く?それとも生で?
「……これ、うまっ!?」
異世界に転移したグルメオタク・神田悠真(かんだ・ゆうま)は、旅先で食べた「スライムの刺身」に衝撃を受ける。
そこから彼の運命は狂い始めた――
炙りスラ
イム、熟成スライム、泡スライムのスムージーに、溶岩スライムの鉄板焼き!
食えば食うほど新種が出てくる!
味の進化に限界なし!?
「俺は、世界一のスライム料理人になる!!」
食べて・狩って・調理して。
スライムグルメ道を突き進む、美味なる旅が今はじまる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 08:00:00
7181文字
会話率:41%
先代皇帝と共に国を救ったかつての英雄ルシウス・コルヴィナスは引退し身分を隠して地方伯爵の“庭師”として十六年平穏に生きていた。生まれた時から見守っていた愛する伯爵令嬢が十六歳で成人し、婚約者である王太子がこれからは彼女の守護者になるだろうと
庭師を辞したルシウスは、旅先で敬愛する伯爵夫妻と、伯爵令嬢が無実の罪で断罪され嬲り殺しにされたことを知り怒りを燃やす。一方聖女と結婚すべき、レイチェルと婚約破棄した王太子は自分の腹心や自分が関わる事業が次々と何者かに「潰されて」いくことに気付き、騎士団長に捜査を命じる。騎士団長は姿を消したかつての英雄が関わっていることに気付き、絶望した。どうあっても王太子は殺される、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 22:29:56
90318文字
会話率:40%
ある日の人事異動でマイナーな部門に配置転換された営業マンSは環境が一変した。今までのようなエリア別の担当分けではなく、少ない営業マンで日本全国を振り分けて訪問するようになる。マイナー商品を取り扱っている部門なので、そんな営業体制で十分な環
境だった。
それからは、問い合わせを受けた商談先やユーザーからの要望で色々な所に行けるようになり仕事の環境は大きく変わった。慣れてくるとSは、仕事上の出張旅の中で楽しみを求めるようになる。商談先の様々な人々との出会いや語らい、仕事の合間に出会える土地の風景やお土産、昼食や夕食での美味しい驚きを楽しめるようになった。
そんな脱線したサラリーマンの出張旅の回想録となる。旅先での感動や発見、密かな楽しみの想い出を営業マンSの独白を交えて伝えていきます。日本国内の日帰りまたは一泊で癒された旅の記録です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 13:36:36
194695文字
会話率:42%
―――Synopsis――
・エル=ダンジョン
生還率0,02%。世界最高難度〔神々の領域〕と謳われるその地は、果てしない試練の見返りとして大いなる力を授けると伝えられていた。
・マスターシーカー
〔絶命領域〕と謳われる超高難易度
ダンジョンを幾度と踏破した探索家たちが獲得する称号であり英雄位。
エル=ダンジョンへ挑戦するパーティーの一人が、必ず獲得していなければならない称号である。
恐れを知らない多くの探索家たちは〔エル=ダンジョン〕への挑戦権を獲得する為、最高クラスの証明である〔マスターシーカー〕への昇級を目指していた。彼らに求められるのは類まれなる覚悟と、幾多の困難を切り拓く{潜具}という名の遺物武装。
魔法を失い無能力者として旅を始めたナナシも、神々の領域を目指すその一人だ。
彼の前に突如として現れた黒猫のエルノアは、魔法の力を使い四輪駆動の特殊なキャラバンを動かして、ナナシと共に「冒険者ギルド所属・探索士《シーカー》」クランとしての旅を始める。階級位は最低のFランクである。
さて、エルノアの潜具であるキャラバンには様々な素晴らしい機能が設けられている。そのどれもが凶悪なダンジョンに抗う術を秘め、ナナシたちを大いに助け、更には旅の快適性を上げてくれるものだ。
便利なキャラバンを手に入れた彼らの旅は、シーラと呼ばれる特殊危険ダンジョン群の探索調査、トレードによる収益、そして未だ見ぬ土地や国、文化への果てしない探求の連続。
しかし、ナナシの仲間達には皆それぞれ欠点があり、魔法を使えない者ばかり。更に旅先では様々な不幸や困難に見舞われ、財布は常々金欠状態。生活はもちろんカツカツ。
真の目的であり、万物の災いを跳ね除けると言われる「神々の命泉(エル=ヴィータ)踏破」や、最上級冒険者のみが許された「新大陸への渡航」が達成される日はいつになるのやら……。
――個性的な国々と様々なダンジョンに挑み行くナナシたち無能力キャラバン隊{ユーヴサテラ}。
立ちはだかる問題や不思議な人々、魔法を操る盗賊団や残虐な戦争の数々、貧困やカルト教団、キャラバンに隠された様々な秘密やらをとりあえず横目に、ほとんど魔法を使えない彼らによる魔法世界での旅が和やかに始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 08:34:47
698796文字
会話率:48%
旅先の飲み屋で知らぬおばちゃんに
「そんな石持つのやめな」
って指摘された
リュックの中のピンク色の石
キーワード:
最終更新:2025-06-14 06:00:00
5028文字
会話率:86%
旅先の夜は、どうしたって静かだから、心が冴えるのだ。
最終更新:2025-06-12 17:43:46
2979文字
会話率:10%
⸻
極東に存在する国、《ユビヤ》。
文武両道の領主《タカオ・カイドウ》のもと、四人の息子たちが国を支えていた。
長男は政略に長け、彼の政治は領民に安寧をもたらしている。
三男は金略に長け、特産品を他国に売りさばき、ユビヤの財政を飛躍
的に潤わせた。今では金庫番を任されている。
四男は戦略に優れ、彼の指揮のもとユビヤは無敗を誇る。ただし、重度の引きこもりという欠点があった。
では、次男は?
次男は――人脈に長けているらしい。
「おいっ!!」
本来なら跡目争いが起きても不思議ではないが、この四兄弟は不思議と仲が良い。全員一致で「長男を次期領主に」と決めており、各自がその支えとなるべく精進している。
……次男を除いて。
次男は、偉くなろうとも、権力を持とうとも思わなかった。
ただ穏やかに、静かに暮らしたいだけだった。
そんな彼が選んだ行動は――
「よし、家出をしよう」
しかし、外の世界は彼に安寧など許してくれない。
旅先で降りかかる様々なトラブル。
そして、巻き起こる数々の事件。
それらを乗り越え、次男は気付けば《英雄》と呼ばれる存在になっていたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 10:00:00
54076文字
会話率:45%