一度目の人生は婚約破棄されて家名に泥を塗った贖いとして自ら命を断つことを強要された。二度目の人生は婚約破棄を拒否したら毒を盛られて死んだ。三度目の人生も婚約破棄をされたけど、もう理不尽で死ぬのは嫌だ。「王太子殿下の命、承りました」「っ、貴様
のような者はこの国から出て行け! 国外追放だ!!」しかし前二度とは違うことが起こる。「ちょっとよろしいかしら?」そう話しかけて来たのは、隣国の第二王子だった。王太子に婚約破棄された公爵令嬢スカーレット・レヴァインの物語。(全45話予定で毎日更新します!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 17:03:43
238327文字
会話率:31%
前世とそのまた前世――魔女として処刑された五〇年前と、侯爵家の女主人として生きた一五〇年前の記憶を持って生まれたエルメリア・ロッシュは、リブラント侯爵家が子息ユスツィート・ケリーとの婚約の解消を望んでいた。
前世の罪を忘れられない。前々
世の恋を忘れられない。
〝過去〟の苦い経験を引きずっている彼女にとって、彼が自分ではない誰かと恋に落ちることは決定事項だったのだ。
しかし当のユスツィートにその気がないこと――運命とも呼ぶべき出会いを果たし、恋をしたとしても、それをなかったことにするつもりでいることを彼女は知らない。
婚約を解消するための唯一絶対の条件。
それは、エルメリアが自身の幸福のために望むこと。
自責の念に囚われるあまり不幸こそを求める彼女を彼は認めない。
どうあっても幸せになりたくないというのであれば一生を掛けてでも確実に、必ず幸せにしてみせる。
婚約者として紹介されたその日。その場で。
拒絶された彼が抱く感情は愛と定義付けられながら復讐心にも近く。
ただ、エルメリアに惚れ込んでいることだけは間違いがなかった。
一五〇年前から抱き続けてきた恋心に終止符を打つと同時。
記憶を有したまま生まれ変わった原因を知り、自らもまたユスツィートを愛していることを自覚せざるを得なくなったエルメリアは契約している精霊から、そんな婚約解消の条件を聞かされ考えを改めることになる。
ユスツィートには幸せになってもらいたい。
そのために必要なこととは。
非正式だった婚約を正式なものへと変えることを受け入れた彼女は悩みながらも決意する。
もしもこの選択が過ちに変わるならその時は。
彼を傷付け、不幸に落とすことを“最後の罪”としよう。
魅了の魔法を受けてなおユスツィートの愛は揺らがない。
ならばもう求められていることを認める以外にない。
侯爵家に生まれた令嬢らしい傲慢さと素直さを亡国の教会で培った純朴さで覆い、忌むべき名を持って生まれた少女という殻の中に押し込めていた彼女は愛する者の願いを叶えるため、自らの幸福に手を伸ばす。
これはそういう話だ。
※他投稿サイトでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 12:00:00
101368文字
会話率:31%
揺らがない自分がいる
キーワード:
最終更新:2024-07-03 01:42:46
258文字
会話率:0%
料理が好きでのんびり屋。何をするにもマイペース。そんな良くも悪くも揺らがない少女、
陽菜は親友と共に事故にあい、次に目覚めたら乙女ゲームの悪役令嬢になっていた。
この悪役令嬢、ふわふわの銀髪に瑠璃色の垂れ目で天使と見紛う美少女だが中身が
まぁとんでも無い悪女で、どのキャラのシナリオでも大罪を犯してもれなくこの世からご退場となる典型的なやられ役であった。
そんな絶望的な未来を前に、陽菜はひと言。
「お腹が空きましたねぇ」
腹が減っては生きてはいけぬ。逆にお腹がいっぱいならば、まぁ大抵のことはなんとかなるさ。大丈夫。
生まれ変わろうがその転生先が悪役令嬢だろうが、陽菜のすることは変わらない。
シナリオ改変?婚約回避?そんなことには興味なし。転生悪役令嬢は、今日もご飯を作ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-09 20:57:36
32068文字
会話率:52%
学園の卒業式にて、王子の婚約破棄が行われるという噂が流れていた。凛とした出で立ち一人会場へと現れる悪役令嬢と、王子にべったりくっついて入場する可愛らしい聖女。王子の側近により、悪役令嬢の断罪劇はじまろうとしていた。……のだが。「あれ? あた
しやっちゃいました?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 08:15:10
6821文字
会話率:46%
ただ対戦相手より速く刀を抜き、斬り捨てるだけのゲーム『VR居合』が世界一上手い中学生・姫神優虎は、プレイヤー『トラヒメ』としてオンライン対戦の頂点に君臨していた。しかし、そんなVR居合もついにサービスを終了してしまう。涙ながらに別れを受け入
れた優虎だったが、彼女は日課のように人を斬り続けた結果、定期的に人を斬らないと落ち着かない体になっていた! そんな折、友人から和風VRMMORPG『電脳戦国絵巻』を勧められた優虎はすがりつくようにゲームを開始する。最初はシステムの違いに戸惑うものの、磨き上げた人斬りのセンスは揺らがない。それどころか、人ならざる魔物との戦い、技能の成長、装備の選択などの未体験の戦闘システムは優虎を激しく興奮させた! 強大な魔物もトッププレイヤーも立ち塞がるなら斬る・キル・KILL! これは斬る快感を求めて欲望のままにさすらう少女による電脳斬撃奇譚である!
※カクヨム、アルファポリスにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 22:13:20
303517文字
会話率:43%
本当に良い物を提供する場所は、一人だろうが、二人だろうが、そんなの関係ない。
与えてくれる感動は、そんな事じゃ揺らがない。
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳ございません。
最終更新:2022-08-07 10:27:29
860文字
会話率:34%
人気声優安達誠を追いかけるオタク、来見田莉菜。
日々の生きる糧となっている「まこっちゃん」こと安達誠を追う莉菜はある日、ひょんな事から声優になる事を決意する。理由はただ一つ。
"推しと同じ職場で働けるから"
あわよくば安
達誠と会いたいと思っていた莉菜だが、現実はそこまで甘くない。
しかし、一度やると決めたら揺らがない莉菜。声優になる夢を叶える為、毎日を奮闘する一人の少女を描いた、青春ストーリー。
「私、声優になる」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-26 15:08:15
51050文字
会話率:34%
恋人の『女装趣味』を発見した時。人はどう行動するのが正解なのだろう。
扉を開けると、そこには婚約者のキリシュ・ローゼンクロイツ『殿下』の姿があった。
翌日、王城にお呼ばれし、『婚約破棄』を言い渡される。
長年、殿下に仕えていたけど、まさ
か殿下にそんな趣味があったとは。
いや、それでも私の忠誠心は揺らがない。
新たなるお世継ぎができるまで、完璧に支えてみせる!!
そうしてある晩、『殿下』の婚約者である『私』――エルザ・エインヘルは殿下が『女装』していた真相と真実の愛を知り――不覚にも逃げ出しまった。
後悔、屈辱、自責の念がエルザに襲い来る。
そして『キリシュ・ローゼンクロイツ殿下』が密かに抱えていた真実を目の当たりにしたとき――
騎士としての在り方が『彼』を目覚めさせ、
主人である殿下を苦しめている『原因』をどうにかするため、一人でクーデターを起こす。
そしてエルザは短剣を片手に殿下に迫り……
これは一人の女騎士と、とある事情で『女装趣味』な癖を持つ一人の王子の恋の物語。。。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-06 20:07:00
22626文字
会話率:35%
恋人の『女装趣味』を発見した時。人はどう行動するのが正解なのだろう。
扉を開けると、そこには婚約者のキリシュ・ローゼンクロイツ『殿下』の姿が。
翌日、王城にお呼ばれし、婚約破棄を言い渡される。
長年、殿下に仕えていたけど、まさかそんな趣
味があったとは。
いや、私の忠誠心はその程度では揺らがない。
新たなるお世継ぎができるまで、完璧に支えてみせますとも!!
そしてある晩、『殿下』の婚約者である『私』――エルザ・エインヘルは殿下が『女装』していた真相と真実の愛を知り、不覚にも逃げ出し――『ありのまま』の殿下を愛することを誓うのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 11:00:00
22222文字
会話率:34%
王子がさらわれた!
海賊もいるのか、北国。
黒雪姫の信条は揺らがない。
最終更新:2021-03-22 20:00:00
11307文字
会話率:37%
『観念の、思想』
如何に、揺らがない自己を創造するか、という点においても、また、そう言ったことを文字化した書物の継承においても、観念の思想は、世界を支えるだろうとする、思想的文章。
最終更新:2020-06-30 05:38:01
210文字
会話率:15%
国王の護衛を務めるナシラ。ある日彼に縁談が来ていると主君から話があり――
最終更新:2019-11-03 08:52:45
16437文字
会話率:50%
かつて、人族が、他種族と覇権を争っていた時代・・・。
本来、肉体的に劣弱で、数的にもそう多くはない人族は、覇権以前に生存そのものが脅かされていた。心身ともに虚弱な人族には「知力」や「技術」、「多様性」という種族的な特性があったが、それを
いかす余裕もないまま弱小種族として消え去るはずであった。
しかし、人族に、大いなる存在が出現した。勇者である。
勇者出現以前と以後では、人族は種族的に変質したと言ってもいい。
ただ一人の勇者が、時に屈強な魔王と戦い、時に無数の大軍を食い止める。その様を見た人族は、勇者に声援を送り、更に勇者を助けるべく自ら武器を取り、ついには自ら勇者たらんと心身を鍛え・・・いつしかその「知力」を磨いて魔術を、その「技術」で開発した武具を、その「多様性」を発展させて文明を手に入れた。それは勇者の「勇気」を手に入れ、失敗を恐れず正しく前進した人族の成長。挑戦を続けた人族の勝利。
いつしか勇者を中心に結束を始めた人族は、多くの種族・・・亜人と言われる・・・に打ち勝ち、覇権を手にした。
更に時が過ぎた。人族は、いつしか支配を当然のものとし、他種族を蔑視するようになる一方、手に入れた果実を失なうことを恐れるようになった。発展した魔術や科学、文明は巨大な産業社会を成立させ、戦いの規模を大きく、組織的にしていったが・・・。
いつしか戦場に勇者は不要になった。
むしろ、清算なき戦いを行う時代遅れの愚者となった。
そして、人族から「勇気」が失われていった。
勇気なき「知力」は打算となり、勇気なき「技術」は模倣に終わり、勇気なき「多様性」は不和を生み・・・人族は挑戦を、前進を、発展を止めた。
今から、30年ほど前、人族に従属していた亜人がついに一斉に蜂起した。彼らは人族の魔術を学び、技術を模倣し、文明を受け入れ、人族を追い越していたのだ。
大陸にあった多くの人族の国は滅び、南方の族長連合、中央の王国、そして北方の帝国だけが残った。守勢に立った人族は、城郭都市を築きあげ、以後30年間、その残された版図を維持することに終始した。
現代の人族の決戦兵器は城郭都市である。
勇者がついに復活したと言われる今でさえ、それは揺らがない。
勇者は時代遅れの決戦兵器、これは、そう呼ばれる時代の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 16:38:19
178769文字
会話率:46%
統一歴390年、それは今から30年ほど前。人族に従属していた亜人がついに一斉に蜂起した。彼らは人族の魔術を学び、技術を模倣し、文明を受け入れ、人族を追い越していたのだ。
大陸にあった多くの人族の国は滅び、南方の族長連合、中央の王国、そ
して北方の帝国だけが残った。守勢に立った人族は、城郭都市を築きあげ、以後30年間、その残された版図を維持することに終始した。
現代の人族の決戦兵器は城郭都市である。
勇者がついに復活したと言われる今でさえ、それは揺らがない。
勇者は時代遅れの決戦兵器、これは、そう呼ばれる時代の物語である。
そんな時、族長連合では一年に一度の満月の日に、異世界よりの才能ある者を転生させる試みが始まった。18年前、17年前、16年前、15年前と4年連続で転生に成功させるしたものの、そのうち一名は有意な才能が認められず、記憶を封じられ、一族から追放された。
猟師の息子として育ったパルシウスは、家族を失い、いつしか人族最強の城郭都市ホルゴスで、街を守る『影守』として、密偵や暗殺に従事するようになっていた。
統一歴421年、パルシウスは、やってきた勇者の一行に密偵として潜入する。しかし、その一行とは、彼と前後して召喚された、勇者エンノ、戦姫ソディア、護姫シルディアの、かつての姉妹たちだった。勇者の仲間は、勇者の復活こそが人族の巻き返しの嚆矢とする陣法師コルン。イケメンだが、意味不明のことわざを連発する魔術師セウルギン。大柄で無口だが人が好過ぎる聖職者キーシルド。ドジでノロマなダメスカウト、ミュシファ。
ホルゴスをめぐる策謀に気づいた勇者たちと、己がかつての兄弟であり、またその仲間を裏切っている密偵である、そういう秘密を抱えたままパルシウスは、仲間ととも暮らし、ホルゴスを救う戦いを繰り広げていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-05 14:59:50
194974文字
会話率:41%
水鏡の監獄アルカトラズ。
石船で漂う人々。
いずれ袂を分かつ、色を持った民。
「蒼」の民グリムは、魔法の腕もそこそこの、普通の青年。
故郷を離れて、----あるいは、見放されて。たった一人、風が舞う、泥濘の世界で。
彼を動かすの
は、常人には度し難い、深い更い「好奇心」。
揺らがない孤独の歩みは、決して変わることなく、新たな興味を生み出せる自分でもなく。
お気に入りの本を257週、読み終えたその日。
蒼色と若草色が、交わって絡み合ったその日。
偶然を必然に昇華して、運命の変わる音が、確かに、響いた。
・・・
凡人と獣人のぶらり旅系ファンタジーです。
異性愛同性愛ケモノetc、とにかく何でもありの趣味と性癖の詰め合わせ。
見切り発車じゃないけど章数決まってないしストーリーに余裕たっぷりだから、こういうキャラ求むっていうのあったら是非。
よろしくオナシャス。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-28 11:08:50
6328文字
会話率:9%
詩です! くらーく、かたーい
自分のためだけに
自分を鼓舞するためだけに
作ったようなものなので
そこはご勘弁を
では行ってみよう~♪
最終更新:2018-02-14 19:13:03
363文字
会話率:0%
「琥珀の夢は甘く香る ~アンバーの魔女と瞳に眠る妖魔の物語~」に少し出てくる治安維持警備隊第二部隊のサイドストーリーです。
コハクたちが無事に高位妖魔を使役することに成功し、二件の妖魔事件は終息を迎えた。
事件の後、カーズたち第二部隊は酒
場にて祝杯を上げる。酒場で息巻く若い隊員を見て、昔を思い出すカーズ。乞われて自身の過去を語り始める。
商業国ナナガ国の嫌われ部隊、妖魔と妖魔の宿主と戦う第二部隊の実情を第二部隊隊長カーズの過去を語る形で綴っています。数々の辛酸を舐めた第二部隊の辛酸の部分ですので、明るい物語ではありません。
全10話で完結です。
人死にや殉職、暴力シーンあり。野郎ばかりの泥臭く、男臭い物語をお届けします。
続編に「ナナガ国の嫌われ部隊隊長と糞野郎なブン屋の戦い」があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-16 20:34:23
23903文字
会話率:45%
かつて異世界に勇者として召喚された遠野八重(38・独身)は役目を終えたあと地球に戻り、平凡に暮らしていた。悩みの種は嫁の貰い手がないことくらいだったが、ある日、再び異世界に召喚されてしまう。そこで待ち構えていたのは、かつて八重が猫かわいがり
していた少年だった。驚く八重に立派な青年に成長していた彼は告げる。「……愛しています。どうか私と結婚してください」と。互いの年齢差から「結婚はムリ~」と八重は慌てふためくが彼の想いは揺らがない。この物語は年上の愛しい人を手に入れようと必死で口説きまくる王様と、素直になれない心は乙女なアラフォー女性の恋物語です。
2014.2.1
ムーンライトノベルズ様に投稿させて頂いておりましたが、大人向きの年齢制限を解除して、なろう様に引越しをさせて頂くことといたしました。
始めましての方も、お久しぶりですの方も、亀更新の作者ではありますがよろしくお願いいたします。
なお、年齢制限にかかる怪しい描写のお話が出来上がった場合は、ムーン様に置いてある『短編集』に投下していきますので、大人なお嬢様はそちらへどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-01 00:00:00
50916文字
会話率:36%