穢れの主を二千年もの間封じ続ける巫女セリア。
彼女は封じる直前に自分の前世と、穢れの主との関係を思い出し、共に封じられたのだった。やがて長い年を過ごすうちに訪れたのは後悔の念。
そんなセリアの封印が解け、目の前に現れた皇子に妙な懐かしさに
セリアは…。
前編、後編完結済みです。
聖女と魔王の恋愛を書いてみよう…と思ったらこんな感じになりました。
こういった捻じれた展開と、ほの暗いながらも未来のある終わり方が好きです。
疾走感や爽やかさは皆無ですが、良ければお読みください。
こちらの作品はカクヨムさんでも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 18:43:56
9630文字
会話率:19%
誰かを助ける為に此処にいる。
なんて漫画の主人公は言うもんだけど、其れは軽々しく言っていい言葉じゃない。
地獄へ道連れにされても、何も文句はない。
という事だから。
其の言葉が似合い過ぎるのは、私は一柱しか存じ得ない。
最終更新:2024-03-24 10:56:32
932文字
会話率:44%
ピンポンパンポ〜ン。業務の終了をお知らせします。
脳内に鳴り響く甘い誘惑。
けれども私はその誘いに乗る訳にはいかなかった。
前の表計算ソフトは『帰らせません』と訴えてくる。
意識が遠のくのは、禁断症状。
今日は何を食べようか。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
夜分は100%私の時間。
という我儘思考の為、禁断症状がよく出るんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 19:37:28
808文字
会話率:42%
とある街の、とある公園の、とある場所を歩き回っていた時に、女は閃いた様に此方を見た。
『やり残した事を思い出した』
そうして宣言されるのは、三つの事。
食い収めがまだであるということ。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われ
たら申し訳御座いません。
注意事項2
チャイはぁ、また今度、です!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 16:03:48
2012文字
会話率:43%
伯爵家の次女として生まれたマリアは、病弱な母親と一緒に母親の実家に預けられ幼少期を過ごした。そのまま病弱な母親は亡くなり、後を追うように祖父は亡くなる。家に戻る事も出来ず、そのまま病床の祖母を看病しながら暮らしていたマリアは、ある日突然父
親に呼び戻される。
家に戻った翌日、祖母の看病と生活の保障と引き換えに、いきなりウエディングドレスを着せられ教会に連れて行かれたマリア。
何も説明をされないまま、自分の名を騙る悪女の代わりにバージンロードを歩くことに。
そんなマリアを悪女本人だと信じて、軽蔑の眼差しを向ける新郎と招待客たち。
穏やかだったマリアの生活は一変した。
覚えのない誹謗中傷の中、ひどい扱いを受けるマリアの心臓は止まった。
彼女を殺したのはいったい誰なのか。
自らもこの殺人に加担していたと後悔の念を抱く夫は、彼女の死後初めて彼女と向き合い、二度と会うことの無い仮初の妻に、叶うことの無い恋をするのだった。
※具体的ではありませんが薬物の話を含みます
※暴力的表現はほとんどありませんが、精神的な虐待シーンがあります。
※他サイトでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 20:00:00
117143文字
会話率:48%
中学校生活最後の中体連の剣道競技に出場する中学生が、試合に出る前から試合開始までの数分間の主人公の心情を描いています。
自分より遥かに強い相手なので勝てるはずもない試合から逃げたい、という試合放棄した気持ちと、でも最後だから試合に勝ちたくて
、自分を奮い立たせていく、この2つの気持ちで揺れる中で頭の中で考えてシーンのみで話が展開していきます。
ゲームやアニメ好きな中学生のため、頭の中は現実の世界がゲームの世界やアニメの世界が投影されている。
誰でも、試合に出るからには、勝つために試合に出ている、そんな気持ちがわいてくる、そんな心情を描いています。
舞台は、中学校生活最後の中体連の剣道競技に出場する日。
剣道の練習もろくに真面目にやっていないし、この大会で優勝する気もない。
いやいや練習してたから当然ながら、大会に出るのもおっくうだった。
それでも、なぜかこれが最後の大会のせいなのか、じわじわと勝ちたい気持ちがわいてくる。
そんな中で始まった大会、個人戦は何の見せ場もなく終わってしまう。
何もできなかった悔しさから、逃げたくもなりつつ昼からの団体戦へと気持ちを切り替えていく。
その団体戦が自分の試合の勝敗がチームの試合結果に直結する展開となるとは、思いもせずに。
仲間の試合を見ながら、その試合ぶりにふがいない試合は容赦ない悪口を、華麗に勝利を勝ち取る試合には賞賛を感じながら、刻一刻と近づく自分の出番に向けて緊張は高まっていく。
そして、仲間の成績は、2勝2敗となり、最後に試合する自分の試合結果がチームの勝敗に直結する大将戦となった。
今ままで真面目に練習に取り組んでいなかった後悔の念、どうしたら勝てるだろうか、と考えをめぐらしながら、初めて試合に勝ちたい、という気持ちが自分に出ていることに気づく。
今まで試合に臨むときは、一度も勝ったことない相手に恐怖心しか感じなかった主人公は、試合前の頭の中でめぐらせた中で、どのように試合に勝ちたい、と思いに至ったのか?、そこまでの心情の変化はどう起きたのか?
そして、初めて試合に勝ちたい、と思えたときに試合開始となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 00:36:30
45058文字
会話率:22%
彼女はとても綺麗な子だった。
その中でも最も綺麗なのは彼女の書く文字で、私は彼女の書く文章がとても好きだった。憧れだった。
それなのに、些細なことで別れてから一度も彼女に会えないまま。
今となっては「ごめんなさい」も「さようなら」も伝えるこ
とが出来ずに、ずっと胸の奥で後悔の念だけが燻っている。
もし、あの時。私の方から謝ることが出来ていたとしたら……彼女とはずっと友達のまま、仲良く過ごす事が出来ていたのかなぁ。
※カクヨムに同内容のものをアップしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 08:00:00
30734文字
会話率:47%
2022年12月8日 詐欺にあった私。その後に襲われた心の震え、精神の衰退、肉体変化。このままでは身体を壊すと頭ではわかっていても、どうしようもなく襲ってくる後悔の念。考えないようにしようとしても考えている。2日目に発見したリハビリ方法!こ
れが正しいのかどうかはわからいない。ならば今はこの方法に頼ってみよう。そう思ってからの私の心の震えは少し減った気がする。このまま、どうなるかはわからない。ただ、今の心境を残すことで、同じ境遇の人の助けになればと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 18:32:13
43135文字
会話率:8%
私には八歳から二十歳になるまでの記憶がふたつある。
今世の八歳で始めに誓ったことは今でも忘れない。
『今世は立派な悪女になる』
〜あらすじ〜
両親を亡くし叔父のマートンが後見人となったばかりの、八歳の頃にタイムリープしたアイラ。
良い子でいようと頑張り続けた前世は、善意を踏み躙られ、謂れのない罪を押し付けられ、後悔の念を抱いたまま死んだ。
過去に戻り、自分の行いは改めて悪女として生きることを決意したアイラは、未来の記憶と、自分の持つ全てを使って、前世とは大きく異なる幸せな人生を歩んでいく。
一方、アイラの善意を蔑ろにし嘲笑った者たちは、今世で自分の行いを悔いることに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 12:11:39
7104文字
会話率:29%
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いて
いた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。3人とその仲間たちが繰り広げるちょっと不思議な日常を描いた、愉快で甘くてちょっと切ないライトファンタジーなラブコメディー!
※カクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-09 17:00:00
11059文字
会話率:71%
ここはルナファリア公国にあるタルホ村。
最近村の側で盗賊や魔物が現れるため冒険者ギルドの依頼で警護にやってきた、若者で形成されたCランク冒険者パーティーの1人ユクト。
村の警護に就いた翌日、早速盗賊が現れたがユクトが率いる冒険者パーテ
ィーは見事に撃退することに成功する。
ユクト達のあまりの強さに逃亡を始める盗賊達。
よし! このまま盗賊達を殲滅させるぞ!
しかしこのユクトの選択が自身の運命を狂わせるとは誰もが思いもしなかった。
ユクトのパーティーは盗賊達を倒した時黒煙に気づき、慌てて元来た道を戻る。そして黒煙の元にあったのは焼け果てたかつてのタルホ村だった。
「どういうことだ⁉️ まさか俺達が盗賊達を退治している間に⋯⋯」
そう⋯⋯タルホ村はユクト達が離れている時に魔物の襲撃があり、焼け野はらへと変貌していた。ユクト達は生存者がいないか村の中を走り、叫び回るが誰からの返事もなかった。
冒険者ギルドから依頼されたのはタルホ村の警護⋯⋯盗賊や魔物の討伐ではない。血気盛んな若者故の過ちと言えばそれまでだが、目の前の滅びた村を見てとんでもないことをしてしまったと地面に膝を着く。
そしてユクト達パーティー一行は悲しみと後悔の念に駆られてるいる中、微かだが何かの音が気づく。
「これって⋯⋯」
ユクトを先頭に急ぎ駆け出し崩れた家の屋根をどかすとそこには3人の乳幼児が大きな声を出して泣いていた。
タルホ村にはもう誰もいない。このままなにもしなければこの子達は死んでしまう。
ユクトは3人の乳幼児を見て決断をする。
「この子達は俺が育てる」
これは15歳のユクトが3人の乳幼児を拾い育て、大きくなっても娘達から甘えられ、戸惑いながらも暮らしていく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 22:57:41
267175文字
会話率:51%
高校二年生の現役高校生は、代わり映えのない日常に嫌気がさしていた。いつも通りに登校していると、事故に遭って死んでしまう。死ぬ前に感じたのは、深い後悔の念だった。ただ自分は、周りに期待していただけだと、、。目が覚めたら、彼は吸血鬼として異世界
に転生していた。
自分の人生すら変えられなかった男が、世界最強の白髪の吸血鬼となり、世界に大変革をもたらす物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 00:41:41
2386文字
会話率:9%
高校時代の部活の後輩である玲と結婚した柊吾は、玲の希望により不妊治療を始めた。だが、やっと玲が妊娠したと思えば、それは子宮外妊娠だと言われ、結局は稽留流産であり、玲は胞状奇胎という病になった。
流産と胞状奇胎のショックから精神崩壊を起こ
した玲は高校時代の友人たちとのグループLINEに参加することもせず、ただじっと沈黙を守る毎日。そんな玲をどうにかしてやりたいと思う柊吾は、偶然電車に乗り合わせ席を譲ってくれた少女・結季と、その父親であり玲の従兄である晴眞と水族館へと向かう。玲のためにも子供がほしかったと思う柊吾は自分に懐いてくれた結季を産まれなかった子供と重ね、玲を母親にしてやりたいと更に思い悩むが、晴眞は家族はどんな形でも良いと柊吾に助言する。
本当は結婚したいほど好きだった従妹の玲が、自分が大嫌いだった柊吾と結婚したことに、未だ後悔の念を消せない晴眞。玲が病になったことを知り、過去に自分が別の決断をしていたら玲の今を変えることができたのではないかと後悔を口にするが、巧は違う人生など存在しないと晴眞に断言する。
偶然の約束のおかげで玲の病を誰より早く知ってしまった巧は自分に何かできることはないのかと考えるが、一向にその答えは出ない。そんな巧に押田は玲には同じ家に帰ってきてくれる家族がいるからひとりではない、だから大丈夫だと笑う。
玲と連絡が取れない中で偶然玲の昔の恋人と再会した瀧は玲を好きでいながら彼女と自分が結婚しなくてよかったと安堵し、その自身の思考に絶望するが、玲の使う眠る前の挨拶が元恋人の絢斗からのものだったと知り、自分と玲との関係もこれで良いのだと納得する。
その見た目が好きで玲と友人になった押田は玲が不在になり、今の自分と他の3人を繋いでいるのは玲だと実感する。彼女のその見た目だけを好きだと言い聞かせていた自身が本当は、憶病で認められずにいただけで彼女自身を好きだと確信し、病と闘う彼女を元気づけようとLINEを送る。
1番好きな相手だったのに自分から別れを切り出したことをずっと後悔している絢斗は病み上がりの玲と再会し、かつて付き合っていたころに贈ることができなかったクリスマスプレゼントを贈る。
結婚しなければ、子供を産まなければ、その呪いから解放されたいと願い続けた玲が、最後に気づいたのは・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 20:00:00
83149文字
会話率:49%
あの日犯した罪を時効だと思って告白する。夏、車でアイスを売り歩くおじさんがいたんだ。
最終更新:2022-03-16 07:00:00
1436文字
会話率:0%
近所のコンビニでアルバイトをすることになった久崎花。幼い頃からよく利用していた店舗の為、店員とは顔見知りだった。気さくで優しい店員さん達となら楽しく仕事が出来そうだし、何より安心―――そう思っていたが、勤務日数を重ねる毎にアルバイトを始めた
ことに後悔の念が募る……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 09:49:13
2363文字
会話率:24%
エルフ、ドワーフ、獣族、3人の仲間と共に10年の歳月を戦い抜き、そして3人の命を犠牲にして、遂に魔王を倒した勇者。
しかし、魔王を倒した後には、苦い後悔の念が残った。己の"魔王殺し"は正しかったのか。最後に『祖国を守れ
なかった』と呟いた魔王は、果たして本当に悪だったのか。
全員で見ようと誓った"アヴニール流星群"に、勇者は何を見るのか。
とある勇者の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-13 23:57:13
16934文字
会話率:45%
小夜香のがんが進行する中、コンサートへの準備は着々と進んでゆく。
そして当日、小夜香はマスターの力を借りて残った余命を燃やして、ステージで歌を唄う。
「あなたにできること」を歌う中、彼女は倒れコンサートは終わる。
十和子は、小夜香が倒れる姿
を見てこれでよかったのかと、自分を責める。
その後悔の念は、タクシー運転手の柏木の言葉で消えてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-14 11:36:16
38456文字
会話率:54%
「ごめん、俺、知らない人とは付き合えない」
学校の中庭で告白された純太は、眼前の女子生徒にそう告げた。
謝罪を口にして足早に立ち去る彼女の後ろ姿に、申し訳なさと告白を回避するべきだったかと後悔の念を抱く。
そんな純太が更に後悔することになる
のは、僅か四時間後のこと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 14:00:00
22295文字
会話率:43%
25歳でニートになってしまった主人公・井瀬歩は、人生に絶望し、自殺を試みる。しかしその時、一人の少女と出会う。黒いローブを身に纏い、鎌を持って現れたその少女は、自身のことを「死神さん」と名乗り、歩のことを殺しに来たという。
人が死ぬ際、未練
や後悔の念を現世に残さないよう、鎌で殺すのが役割だと言う死神さんは、歩との話しの末に、とある契約を結ぶ。
その契約とは、一年間で、人生の意味を、もしくは生きる目的を見出せたなら殺さず、もしそうでないなら予告通り死刑を執行するというものだった。
そのような契約の下で、死神さんと一年間共に過ごすことになった歩は、人生の価値を、生きる意味や目的を見つけ出すことが出来るのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-05 12:12:01
10652文字
会話率:29%
ある男がもがき苦しんでいる。彼の胸には比喩なんかではなくポッカリと穴が空いていた。
事故なんかではない、故意による出来事だ。
彼は後悔していた。経営している会社に自由を剥奪されたことに。
巨額の資産があったが、彼にはただの数字にしか見えなか
った。
そんな後悔の念に苛まれながら彼は死んだ。
本来戻るはずもない意識が戻ると別世界で鬼になった。
その証拠にまだ産まれて間もない彼の頭にツノが生えている。
その事実を知った彼は顔には笑みが浮かんでいた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-10 01:11:48
10641文字
会話率:12%
本人にその気さえあれば人生は生き直せる
それを教えてあげたい
工房ができて、大地君が日本に帰って来てすみれちゃんと結婚して、タケコさんと一緒に見始めた夢が他の人も巻き込んで形になっていく。充実した日々を送る中で、病気になった塔子さん。人生
の最後まで自分の足で立つと思っていたのに、支えがなければ生きていけないことに気がつき愕然とします。その経験が彼女の生き方や考え方を変えていきます。人生が儚さへ向かって徐々に傾き始める年齢に、塔子さんは何を考え、どう生きていくのか……。清一さんの言うところの塔子さんのファイナルバトルについて書かれています。最後までお楽しみいただけたら幸いです。
2020.08.05 魔法のiランド、小説家になろう 初出 同時掲載
もし、助けなければ、わたしはそれこそ生きていけないくらいの後悔の念に苛まれるだろう。使命から逃げるとはそういうことではないでしょうか?
わたしが昔、数ある場面で死ななかった意味が、有希さんのためであったかもしれないじゃないですか。
わたしは知っている。本人にその気さえあれば、人生は生き直せるんです。
それを教えてあげたい。
…本文より抜粋 by藤田塔子 5?歳
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 07:36:40
129551文字
会話率:54%
伯爵令嬢エリザベートは、稀な体質を持って生まれた。それは「出血すると、血が止まりにくい 」というものだった。さらに数年前に亡くなった父に代わって家督を継いだ(奪った)叔父と取引し、母と弟を守るため、政治の道具として伯爵令嬢として生きながらえ
させてもらっている身である。
とある夜会、叔父が決めた政略結婚の婚約者は、他の令嬢に現を抜かしていた。それを目の前で見てしまい、居心地が悪くなって庭園に出たエリザベートは不注意で怪我をしてしまう。止まらない血を目の当たりにしたエリザベートが後悔の念に襲われていると、そこに現れたのは真っ黒な格好をした青年・シリルだった。彼の青く揺らぐ瞳は、エリザベートの血によって赤く染まりーー……
昔のヨーロッパのような場所を舞台にした、ヴァンパイア公爵×出血令嬢の溺愛ストーリーです。
物語の特性上、血や暴力表現が出てきます。
ハッピーエンドです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-12 05:17:18
41009文字
会話率:48%