人類最後の希望だった勇者一行は、激闘の果てに魔王とその四天王に敗北した。
それから一ヵ月。自称平々凡々普通なヒュームである、少し独特の思考回路を持った少女エルザは、特に咎なく魔王の生贄に捧げられることとなった。そうして送られた魔王城で、
何故か魔王に気に入られたエルザは、生贄兼客人兼ペットという訳のわからない境遇に置かれてしまう。
自分以外は全て魔族という異色の環境の中で、時に命を狙われながらもマイペースな生活を送るエルザ。
しかし運命の歯車は――物語はエルザに容赦なく試練を突き付ける。
これは“己の人生”に翻弄され続ける一人の少女が書き記した、取り留めない日記帳の物語である。
【第七章 連作短編集編】
これは日記帳の狭間に消えた物語。積み重ねて寄り添って築き上げて、そして自ら手放した幸せの記録。
供養として語ろう。弔いとして飾ろう。それが今の私に出来る、ミルーエへの、そして“私”へのせめてもの償いなのだから。
……いやでもコレちょっと小っ恥ずかしすぎるんですけど、クーリングオフできませんか?
聖剣『諦メロン』
※ ※ ※
この作品は章ごとに脚本や構成に意図的な変化を加えています。
そのため、初期の話と最新話ではかなり雰囲気が異なっていたりするのでご注意ください。
各章ごとのジャンル
一冊目【ほのぼの日常編】
二冊目【逆異世界転生編】
三冊目【ダークファンタジー編】
四冊目【ラブコメ編】
五冊目【冒険活劇編】
六冊目【怪奇ミステリー編】
七冊目【連作短編集編】 ← いまここ
八冊目【バッドエンド編】
九冊目【大団円編】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 22:11:31
3356332文字
会話率:25%
ある日主人公を襲った災厄の出来事。
今までの日常を全て失った青年。フォード・ナイト。
全てを失ったとき、彼が選んだ優しい選択とは?
この物語は、未熟であったナイトが、25年親しんだ地を離れ、各地を旅し、成熟してく物語である。
隠され
た災厄の真相とは。
人間に、俺にできることはなんだ。
歩いて行く。
この手に持った花を、あなたに届けに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 09:00:00
204316文字
会話率:46%
その国の王妃を決める舞踏会に招かれたロザリー・ベルトレードは、自分が当時の王子、そうして現王アルフォンスの婚約者であり、不遇の死を遂げた姫オフィーリアであったという前世を思い出す。
少しずつ蘇るオフィーリアの記憶に翻弄されながらも、17
年前から今世まで続く因縁に、ロザリーは絡め取られていく。一方でアルフォンスもロザリーの存在から目が離せなくなり、やがて二人は再び惹かれ合う。
一途な恋と報われなかったお姫様の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 08:02:19
57263文字
会話率:23%
とある酒場に【ナナシ】と呼ばれる道化師がいた。その道化師は明日の日銭を稼ぐため、今日も今日とて多くの人に演奏を届けていく。そんな道化師には素敵な相棒がいた。その名は【ミュウリン】であり、小柄な体形で枝分かれした巻角が特徴の少女だ。
少女
が歌手となり素敵な歌声を届けていくのは日銭を稼ぐためでもあるが、同時に趣味であった。なぜなら、二人とも人々が楽しそうに笑っている光景が好きだから。
しかし、歌声を届ける少女にはとある秘密があった。それが「魔族」という秘密だ。
数年前、魔族と他種族で結成された人類との間で大きな戦争があった。「人魔大戦」と呼ばれるこの世界の命運を決めるような大きな戦いだ。その戦いの結果は人類側に召喚された勇者に魔王が倒されたことによって戦いが終わったが、それが終ろうとも物語は終わりではない。むしろ、続いていくばかりだ。
敗戦した魔族は人類から隠れて生き延びるが、中には弔い合戦を企てようとする魔族もいる。その魔族を排除するための制度を敷いた人類によって、魔族が生き伸びる環境は増々難しくなる。
そんな環境の中、魔族の少女は魔族の象徴たる禍々しい角をそのままに人間社会に溶け込もうと頑張る。その相棒を支援し、より楽しく笑える日々にするのが道化師の役目であった。
そして、道化師は今日も今日とて相棒と一緒に歌越えを届けながら、人類と魔族が手を取り合い本当の意味で「平和」を紡ぐための旅をしていくのだった。
※「喜劇道」と書いて「ハッピーロード」と読みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 23:30:11
619509文字
会話率:33%
【1】プロローグ:死者の声を複製する場所
2049年、東アジア文化圏での死者の“再現”は、弔いの儀式から情報インターフェースへと変質していた。
「PSA:Post-Self Archive」——死者の人格を記録し、対話可能なかたちで残す国家
公認のプラットフォーム。人格の複製は法的に「生きていない」ことが保証されているが、社会的には「死者は会話可能な存在」として受容されつつあった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 21:01:22
4744文字
会話率:32%
幼馴染の喜助と亀作。
畑仕事の最中に「野辺送り」と呼ばれる弔いの葬列を見かける。山道をゆっくり進んでいく「山不知火」と呼ばれる松明の光の中に、二人は恐ろしい「戻り不知火」を見つけることとなる。
最終更新:2025-05-12 21:06:26
7702文字
会話率:46%
32年前にとある高校で起こった火災事故。その事故で多くの生徒たちが犠牲になった。
だが、時が過ぎ、学校では、犠牲者の霊が出るのだと、面白半分の肝だめしが流行り出していた。
俺こと、榊隼人には、そんな霊たちの姿が視えた。
『今年の北校舎はお
ぞましすぎる。弔い明けを宣言された浮かばれない霊が、こぞって友を間引きにきているから』
他の奴など、どうなっても構わない。けれども、俺は守ってやりたい――あの少女だけは。
*全4話の短編です。よろしくお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 23:10:00
9397文字
会話率:40%
富士山の噴火により、日本は終焉を迎えた。降り注ぐ灰には人の負の想念が宿り、人間は異形へと変わっていく。
神谷朔也は幼い頃に灰災で母を失い、結界都市で生き延びてきた。しかし、ある日灰乱地で“母の声”を持つ怪異と遭遇し、異能の力が覚醒する。
祓
灰師とは、異形化した者を鎮め、灰に侵された地を封じる者たち。だが、力の代償として、彼ら自身も灰に侵され、やがて怪異へと変貌する宿命を背負っていた。
最前線都市「封冥」に配属された朔也は仲間たちと共に戦うが、灰乱地の奥には"神"と呼ばれる存在が眠っていた。それはただの怪異ではなく、日本崩壊の真相に関与したものだった。
政府はその封印を進めるが、朔也は知る。灰災はただの災害ではなく、人為的な儀式だったのではないか、と。
仲間が次々と灰化し、政府が祓灰師を粛清する決定を下す中、朔也は「この国を祓う」覚悟を決める。
最後に立つのは彼一人。灰の外には、何があるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 15:05:35
864文字
会話率:17%
この場所は地球ではない,だがしかし限りなく
地球の環境に酷似して居て喋る言語や文明発展力は
同じであった,勿論だが異世界でもない。
喧嘩上等精神はいつだって強さを成長させし続けさせる
ものである。
意地と誇りを賭けて,いつも男達は戦争地
区
イービルの街にて戦いは繰り広げられて居た。
誰が一番に強くなるか,血で染まる地獄絵図は物語る,
だれもが上を認めずお前が上だなんてことは無いと
ブチギレ怒髪天と化して猛威を振い続けた。
一方では安全な街には影響を与えないと言う
悪には悪なりのルールがあった。
そんな地区に一人のガキが放り込まれた,
見ず知らずの餓鬼一匹,原則的に語るなら即死は
当たり前だろう,だがしかしそんなことはなかった。
この子は捨てられたのか,,,よっしゃうちが拾う。
そう言ったのはイービルの地区の中の武闘派任侠組織,
阿久津組の親分に養子として拾われた。
阿久津を受け継ぎ,武尊と言う名前を貰った。
スクスクと元気に育った子供は元軍人の阿久津栗から
沢山の教えを受けて武尊は強くなって行ったがある日の
事である。
銃声が鳴り響く,武闘派半グレのアーク・メディシンの
幹部,ラーク・ヴェノム、アカネ・トキシン、リブラルカ・ポイズンのDOKU三銃士により構成員45人含め
全滅して壊滅してしまう。
親父!武尊は叫ぶ。
武尊よ,お前は自由に生きろ,復讐に生きてはならない,
大丈夫,大丈夫。
栗は優しい喋り頭を撫でたら,意識は途端に崩れて
微笑みながら亡くなった。
許さねぇ,絶対に許さねぇ。
怨嗟の言霊はけたたましい咆哮に乗っかって
弾ける,慟哭する武尊の計り知れず名状し難い
殺意の波動からは絶望感をひしひしと感じれた。
敵だけは取らせてくれ,弔いをさせてくれ。
亡骸となった父と鉛色の空に,復讐を誓った,そこから
阿久津武尊は鍛えた,鍛えて鍛えて鍛え続けた。
14歳に成る頃には,阿久津は復讐心,燃えたぎる黒炎は
更に烈火が如く怒涛の火の熱を高めて居た。
殺す,ただ殺すと言うその意思だけが狂った狂信的信念と意志を育んでいた。
必ず貴様らの組織を壊滅させてやる。
鍛えて鍛錬して,修行を積みに積んで,それでも尚
肉体はより向上を目指す。
※世界線や世界観は共有されて居ません,その為
地続きの作品ではない為繋がる要素はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 01:57:17
34678文字
会話率:45%
三月に亡くなった父に主人公である私が思いを告げる。
キーワード:
最終更新:2025-04-24 23:31:58
1533文字
会話率:18%
吹き荒れる砂嵐が全てを奪い、全てを救い、全てを捕らえる墓場――ロストワールド。
そこで織りなすは、有りし日々を共にした仲間の弔いの為、復讐心を胸に旅を続けるアンドラックと、記憶喪失に陥った見知らぬ少女の、不安定で脆く儚い親子愛を描いた作
品です。
SFチックな砂の世界で、いつ死ぬかもわからず怯えるしかないような世界観の舞台ですので、残酷な描写などが多分に含まれます。
苦手な方は腹を括って見てください。がんばれ~。以上。じゃあね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 00:04:16
2124文字
会話率:50%
生まれた時から膨大な魔力量を持ち、神童と呼ばれ周りから大切に育てられてきた少女、ユア・ルクタス。
墓守の家に生まれつき、世間から不吉・穢れた存在と忌み嫌われてきた少年、クラル・エイベルト。
二人が初めて出会ったのは、墓地の入り口へと続く
道の途中にある大きな木の下。木陰に隠れて泣いているクラルをユアが見つけ、声をかけたのが始まりだった。
年の近い二人はすぐに仲良くなり、遊ぶ時はいつも一緒だった。
ところが今から八年ほど前、国を覆う結界が破壊され、近隣の魔物が町に攻め込み人々を襲う事件が発生した。
多くの被害者を出したこの事件で活躍を見せたのは、クラルを含む墓守一族だった。彼らは被災地に赴き、今まで散々忌み嫌われ、避けられてきた弔いを行い、送り火を上げて残された被災者の心の傷を癒した。
そのことが高く評価され、特にクラルの活躍を目の当たりにした国王は、エイベルト家に栄誉を与えた。
しかしそれと同時に、この事件を引き起こした張本人としてユアに疑いがかけられてしまう。
この事がきっかけで、今までユアに向けられていた羨望は悪意に、クラルが受け続けてきた誹謗は称賛へと逆転し、二人を取り巻く環境が大きく変化してしまったのだ。
これは、元神童と呼ばれていた少女ユアと、墓守の息子クラルの、二人のその後のお話――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 02:03:32
128013文字
会話率:36%
僕らはみんな今を生きている。
なんだかんだで、今が生きづらいなんて思ったことある人はいないだろうか。
昔より自由になって、
昔より自分が求められる世界。
そんな世界を示す言葉「多様性」
私たちはこれをどう受け取って、どう表現してい
けば良いのだろう。
この作品があなたの、あなたにとっての多様性を支えになることと
他人の多様性に寄り添う力を与えることができることを願っています。
※本作品は卒業制作作品です。
読了後には感想を書いていただければと思います。
そちらの感想は卒業制作の報告書内で感想例として提示させていただく場合がございます。
全5作品。どの作品から読んでも構いません。
全て読むもよし、気になったものを一つ読むもよし。
お好きなようにお選びください。
1.だけど、
2.君のこと
3.私が一番愛してるっ!
4.星を辿って
5.弔い折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 17:44:21
26817文字
会話率:23%
少女ユリシャはお屋敷から逃げ出し、恋人の死体と旅する男ヒューイと出会う。
孤児として、メイドとして虐げられてきた勝ち気なユリシャと、まるで貴族のような大きな態度を持つ高慢なヒューイは、出会いが最悪だったこともあり、すごく仲が悪かった。
しか
し、渋々二人で旅をすることになり、ヒューイがユリシャに服従の呪いをかけると、ユリシャの身体は主人となるヒューイの命令に勝手に従ってしまう。
横暴なヒューイの要望に最初は振り回されていたが、今まで人と深く接したことのないユリシャは色んな感情を覚えていく。
一方ヒューイも恋人を自分のせいで死なせた過去があり常に寂しさの中で生きてきた。しかし、そんな心を癒してくれたのは、明るい性格のユリシャだった。
ヒューイは死体の恋人を生き返らせるために、なにを犠牲にするかの選択を迫られる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 15:35:34
100255文字
会話率:20%
ザ・シンデレラな話しです。
継母と義理の姉妹に虐げられた女性が王子と結婚し華の生活を送る話です。
そのまんま皆さんの知っているシンデレラです。
ただし、今作はシンデレラの出生からその後まで含めて詳細に書きます。
どうやって、シンデレラとい
う話が伝わったのか、作者がこれを熱心に考えて作ったのが今作です。
都合、シンデレラは中盤までほとんど出てきません。出てきても、活躍はたぶん物語の半分くらいで、あと半分はシンデレラの周りの人達にフォーカスされます。
シンデレラであって、シンデレラではない作品なのです。
よって、主人公(シンデレラの名前)はアイシャとしました。アイシャという言葉が出たら、シンデレラなんだなって思って下さると光栄です。
以下ちゃんとしたあらすじと登場人物。
大市民(いわゆる貴族)と小市民(いわゆる庶民)の恋は許されていなかった時代。
魔女狩りが行われていた時代。
一人の青年ヘンテルが、魔女の下に通っていた。
しかし、その魔女は国王よりの命令で、今村の人達に殺されようとしていた。
いざ、村人が魔女の家に火をつけようとしたときに、ヘンテルが家から出てくる。
説得は無駄だという村長に、
ヘンテルは最後に弔いの言葉として昔話をしたいというのだった。
村長は聞き入れ、ヘンテルの昔話が始まった。
それは、魔女に聞いた話だった。
アイシャ:本作の主人公。彼女を取り巻く人達の物語。
ヘンテル:本作の語り部。十二歳の時から魔女の家に通い始める。
魔女:語り部2。喉が潰れており、皮膚がただれている化け物のような容姿をしている女性。
プルト:セロイド家の嫡男。大市民。(父ホープ・母ルー)
トーラ:小市民。金貸しの娘。暴漢に襲われている所をプルトに助けられる。
ヒルド:ナーリャ家の息女。父の影響で、武芸をたしなんでいる。(父ユメル・兄カーキ)
ヨーキ:酒場の踊り子。見た目は美しい。
王子:この国の王子。政略結婚をしたくないと願っている。
その他多数。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 18:27:20
135266文字
会話率:56%
その弔いに、遠慮はいらない
最終更新:2024-10-29 20:30:00
2376文字
会話率:4%
最期は安らかであるべきだ。それがたとえ人でなくても。
虫の生きざまを観察する彼は、その終わりが安らかなものであるよう画策した。
彼の家の庭にあるタチバナの樹。その果実は、虫たちがひんぱんに寄ってくるほど気に入られていた。
それに目をつけ
た時から、彼による虫たちの葬送がプロデュースされることに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-30 22:00:00
3133文字
会話率:3%
おじさんが小学生の時、野球がクラスで人気のスポーツだった。
いつも参加するメンバーのうちひとり、外野に立つことが大好きな子がいた。
守備はしっかりしてくれるものの、彼は合間合間に奇妙な行動を取り……。
最終更新:2019-07-17 19:36:30
3885文字
会話率:22%
後宮の女官である依依は、妃の一人楊雪月に仕えることになる。
雪月は死者を見ることができるという。
最終更新:2024-09-07 23:35:26
4725文字
会話率:27%
貧乏学生の溝口恵太はバイト先の死体安置所でウェディングドレスを着た死体と出会う。
これは人が死後、必ず蘇るようになった世界の物語。
最終更新:2022-02-05 22:54:28
4673文字
会話率:41%
夜警をしていた騎士エトランは、唐突に戦友であるピティエに呼び出され、そして裏切られる。川に突き落とされもがき苦しむ自分を笑うピティエを、エトランは必ず殺すと誓った。
だが、その復讐心は大きく揺らぐことになる。
なんと翌朝、ピティエは王殺
害のクーデターの主犯として処刑されていた。そしてその理由はなんと、悪魔の末裔である自分を守るためだったのだ。
エトランは真実を噛み締め、そして誓う。
必ず友の仇を討つ、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 14:37:40
3351文字
会話率:50%
ヨーロッパ連合に加盟する20の国を統一してできた巨大国家、デンバー帝国
ヨーロッパ連合に加盟しながら、デンバー帝国に吸収されずに残ったドイツ。デンバー帝国は今、ドイツの侵略に力を入れていた。
しかしデンバー帝国は圧倒的な兵力、工業力を持ちな
がら、ドイツの優れたサイバー技術に苦戦していた。
コンピューター制御された戦闘機は、ドイツの領土では不能となるのだ。
そのためデンバー帝国軍は、情報技術の発達したこの時代に、全手動操作のアナログ戦闘機で立ち向かわなければならなかった。
デンバー帝国の若者は、危険な侵略作戦ではなく、安全な内地勤務を希望する。内地勤務になれば、ギルガメッシュ8型という人工知能搭載の新型戦闘機に乗ることができる。
デンバー帝国の青年、カインは、弟のために内地勤務を辞退した。
カインは侵略作戦の訓練兵に、弟は内地勤務にそれぞれ進む。
アナログ戦闘機の訓練中、カインら訓練兵に、緊急指令が入った。
ギルガメッシュ8型がドイツ軍に乗っ取られ、パリで暴れている、見つけ次第、撃てというもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 23:50:00
9630文字
会話率:30%
魔王討伐を成し遂げた勇者一行。
王都に帰還し、平和が訪れると喜ぶ国王と民とは反対に勇者一行に笑顔がない。
そして魔王討伐を祝した祭の三日目に勇者が殺されてしまう。
魔王討伐という功績を称えて勇者の弔いとともに石像を作ると決めた国王に、勇者一
行は違う石像を作るよう勧めた。
そして国王に告げたのは、自分たちを裏切ったかつての仲間の名前だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-28 00:10:00
21337文字
会話率:36%