「そもそも私は、お嬢様への贈り物ですので」 そう言って微笑む美形の青年シオンは婚約破棄を宣言された直後の伯爵令嬢アンジェの前に突然、執事の姿でしかもドラゴンに乗って現れた。
シオンは、アンジェの死んだ祖父の親友で王家と並ぶ財と軍を持つと言
われる辺境伯に派遣され、アンジェを聖女にすることが宿題だと告げる。
一年前、王立学園高等部の入学前検査で巨大な魔力が見つかり、アンジェは本人の望まぬ魔法学科に入学させられるが、魔法は使えず落ちこぼれ、優等生にはいじめられ、進級にも失敗、さらに家業の商会は倒産寸前で融資目当てで婚約させられたりと絶望の日々が続いていた。
シオンは文武両道で超有能。その手腕で商会を立て直し、禁術の暗黒魔法を使って封印されていたアンジェの魔力を解放していく。
アンジェは光、風、炎、それぞれの魔法の頂点に立ち聖女の称号を持つ三人、通称王立聖女隊の注目を受けるほどになり、聖女への道を歩み始めた(~第一章:学園編)。
アンジェはどんなときでも自分を助け、支えてくれるシオンへの想いを強めていく。告白することはできないが信頼で結ばれた主従の穏やかな関係を心地よく感じていく。
しかし、シオンは自らの正体と背負うべき二千年におよぶ一族の宿命を隠し続けていた。それを知ったアンジェは宿命を断ち切るため覚醒した大聖女の力を使い、シオンと共に巨大な敵に戦いを挑んでいく。
内気な少女の純愛と成長を描く全三章のヒロイン・ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 20:41:03
271320文字
会話率:33%
男には帰らなければならない理由があった。
名は神楽仁(男主人公)。近未来(宇宙世紀)の日本に生を受けた45才。妻と娘がおり、若き頃は軍に在籍し、英雄と謳われた過去を持つ。民間に下っても有能でセキュリティー会社の重役だった。
ある日突然
、魔法とドラゴンの世界に魂だけ転移させられた。転移先はキース・バージヴァルという金髪碧眼の美男子。
18才で王国の第二王子。その容姿とは裏腹に、素行も頭も悪い。問題行動のあげく落馬して死んでいた。
国民とのお別れ会のその日、神楽仁はキース・バージヴァルの骸(むくろ)に入ってしまった。甦ったかっことなり、人々を驚かすのだがそれで終わりではなかった。兄のカール・バージヴァルが国の根幹にかかわるある事件を引き起こす。それによってキースは父・国王にも、さらにはその兄・カールにも、命を狙われるはめとなる。
善良と思えた兄のカール。しかし、彼もゲスだった。キースは罪を着せられ裁判にかけられることになる。そこに教会や議会の思惑、そして、三男ブライアンを王太子にせんとするエリノア王妃の野望も絡み、自体は混沌としていく。
殺されるわけにはいかない。現世に帰らなければならなかった。神楽仁を召喚した者は一体誰なのか、どういう理由で神楽仁が異世界に召喚されたのか。
キースとなった神楽仁は、智謀と魔法と古代兵器で破滅を回避しつつ、現世に帰還する方法を求め冒険をする。
旅で会った竜王。そして、世界樹。シーカーにドラゴンライダー。魔法に魔素や魔導具、ヴァルファニル鋼、箱舟ラグナロク。
世界の秘密、数々の謎。行きついた先は創造者と呼ばれる男だった。その男の口から驚くべき真実が語られる。
異世界全てが、生きとし生けるもの全ての生命を脅かす、男の巨大な陰謀だった。
異世界に行ったきりでハーレムを造ったり、スローライフを送ったり、恋愛はしない。モテたり、婚約させられたりはするのだが。
あくまでも異世界からの帰還を目指す破滅回避と冒険の物語。敢えてジャンル付けするなら、“異世界帰還もの”。
※もし、時短したい方がおられるのなら第三章まで読んで頂いて最終章(第十四章)に飛んで下さい。
なお、この物語は2年以上更新が滞っている『宮廷を追放されそうなゲス王子ですけど、中身はマジおっさんです。』を書き直した【完結バージョン】です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 20:24:13
145356文字
会話率:29%
中学3年の早瀬霞(はやせ かすみ)は毎夜同じ夢を見る。城北門校の制服である紺のブレザーを纏った少女が巨大な龍や鳥と戦っている。そして最後には必ず「あの子を間違った道に行かせないで」と告げられ目が覚める。
謎めき、豪快な夢とは裏腹に霞の現
実はイジメという過酷な日常に心が蝕まれていた。
ある日、シナトと名乗る不思議な女の子に霞はイジメられているところを助けられる。
「私の巫女になれば、あなたの願いを叶えてあげる。人があなたにひれ伏すほどの力を与えてあげる」
女の子の言葉を受け入れたとき、霞は巫女の強大な力を手に入れ新たな世界へと導かれていくことになる。
一方、実菜穂の周りでは、不気味な動画の噂が広まっていた。「呪われた村」忽然と村人が消え、廃村となった地。そこに足を踏み入れた人は帰ることがないという噂。その噂の検証として、面白半分に動画撮影に入ったグループが逃げ惑い最後は断末魔の叫び声を上げて撮影が途切れる動画がサイトに流れていたのだ。
真相を確かめるため、実菜穂たちは「呪われた村」にみなもと足を踏み入れていく。そこで実菜穂とみなもが見たものは・・・・・・
実菜穂、陽向、琴美、そして4人目の巫女、霞を迎え、「呪われた村」に伝わる物語に迫っていく。そのなかで少女たちは巫女として目覚め、神々の戦いに巻き込まれていくことに・・・・・・。
舞台は「呪われた村」そこにある秘密とはなにか、実菜穂たちは無事に帰ることができるのか。
みなものみたまシリーズ第3段。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 20:00:00
189268文字
会話率:41%
子供の頃から、喫茶店で働くことが夢だった。
大学二年次、夏期休暇の頃。
下宿先として世話になっていた祖父の家で読書をしていると、実家から尋ねてきた弟から一通の手紙を渡された。数年前に失踪して、現在も行方が分からない祖父からの封筒である
。
曰く――喫茶店の店舗を用意した。場所は異界である。奇跡と魔術が存在する珍妙奇天烈な世界であるが、驚くなかれ。人生の糧としてくれれば幸いである――とのこと。
手紙に従い、同封された指輪をつけて裏庭にある蔵に行けば――蔵は、確かに異世界らしき場所に繋がっていた。
驚いたのは、いつのまにか趣ある喫茶店にいたことでも、自由自在に魔法が使えることでもなくて。窓ガラス越しに見える風景――暗い空から静かに降る雪と、青白く光る巨大な満月であった。月光に誘われるように外に出て、何をするわけでもなく月を仰いでいれば、黒馬に乗ったひとりの騎士が通りかかる。
「もし、お嬢様。何をされているのですか」
「月を、見ておりました」
「月光を浴びてはなりません。月蝕病に罹ってしまいます」
「病気、ですか。あの月は悪いものなのですか? あんなにも綺麗で、懐かしいのに」
私の問いに、騎士は肯定も否定もしなかった。少々の間を置いたのち。
「月は、生ける者を惑わし、死せる者を裡に閉ざしてしまう――神の造った楽園です」
とだけ答えた。
その表情は、死別してしまった誰かを深く悼むようでもあり、あるいはその原因となった誰かを心底恨むようでもあり――私は彼の美しい顔に見惚れてしまった。
それが、私と彼の出会いであり――まだ名前すら決まらぬ喫茶店の、初めての客であった。 疲弊していた彼を奇跡で癒したことを契機に、私が聖女であるという評判が広まり、店は次第に賑わっていくが――。
巨大な満月を巡る、のちに聖女と呼ばれる少女と、熱烈な守護者となった騎士の物語。
――――
※あらすじは開発中のものです。実際の内容と異なる場合もあります。ご了承ください。
※この物語は作者の妄想に基づく完全なる虚構です。実在する人物、地名、所属、その他名称において一致があったとしても、創作上の偶然です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 19:42:49
382924文字
会話率:34%
巨大な研究施設(ムスカリ)の中では毎日何十人と人間を使った実験が行われている。 時には狼と人間を掛け合わせた人狼を作り出したり、体の中で毒を生成させる器官を作り毒人間を作るなど非常に様々な実験を行っている。
そんな実験の中ではもちろん大量の
失敗作。 つまり死人が発生している。 そして本日失敗作として廃棄される人たちの中の一人、アオイ・タチバナは廃棄場に捨てられる事になるが、廃棄場の中で彼は突如目覚める。それも七人の意識が混濁した状態で。 七名はそれぞれ過去に研究所とは無縁の世界で生きており、それぞれが不慮の事故で亡くなっていた。 亡くなった次の瞬間には七人が同じ白い空間におり、謎の白い光に導かれるままアオイ・タチバナの中に転生することとなる。 彼らはこの研究所から無事に脱出し平穏な日常を手に入れるべく奮闘していくのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 19:10:00
12884文字
会話率:10%
田舎の集落に住む『江戸四十八手』に夢中のハーフエルフの少年アイザックは、夢の中で性と愛の女神エロティアより祝福を授かる。
「これはまあ、なんと立派な、、、」
「ふふふっ、試させてもらうとしようかのう」
これは、一人のハーフエルフ
の少年の愛の物語。
幼い少女のような女神さまを悦ばせたり、幼馴染のハーフエルフと仲良くなったり、小生意気な貴族令嬢の呪いを解いたり、愛ゆえに魔獣へと堕ちた聖獣を救済したり、豊満で性的魅力に溢れたショタ好きで妙齢の女呪術師に愛を教えたり、服だけ溶かすスライムに襲われたり、エルフの女騎士をわからせたり、精霊女王の森を救ったり、エルフの女王とエルフの女騎士の百合の間に挟まらないように頑張ったり、様々な仕掛けのある神殿の探索をしたりと、愛と出会いそして別れを描いた物語である。
ーーその大きさと勢いは彼女の想像をはるかに超えるものだった。その大きさと勢いに、彼女は驚きとともに、何かを感じてしまった。
ーーそこには、美しい巨大なxxが待ち構えていた。先ほどまでxxxの中に収まっていたそれは、まさにxxと呼ぶにふさわしい迫力を露わにし、xxxとの行為の中で生じたヌメリが光を放っていた。
愛と欲望の戦場で、ハーフエルフの少年は何を選び、どう生きるのか。
エロティシズムとファンタジーが交錯する、アイザックの物語へようこそ。
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ノクターンノベルズに投稿したR18版をR15版として修正したものです。
R18版はこちらです
https://novel18.syosetu.com/n3442ih/
この作品はノベルアッププラスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 19:10:00
118824文字
会話率:18%
森で迷子になり、人を喰らうとされる魔神の館で目を覚ました青年。
しかし、彼の出会った魔神達は恐ろしい噂とは異なり、大層な間抜け揃いであった……
料理や裁縫を錬金術と言い張る骸骨。
のほほんとした常に笑顔なお姉さん
イビキのうるさ
い喋る剣。
やたら巨大な三毛猫。
青年はそんな魔神達と意気投合し、館で呑気に暮らす事にした。
適応力抜群で手にしたのんびり生活を守るため……
勘違いして攻めてくる幼なじみや近所のおっさん、何もしてないのに迫り来る勇者達と戯れる。
そんなほのぼのバトルファンタジー。
小説初作品です。
エブリスタ様重複投稿です。
現在大改稿中につき、話数等のズレが生じております。
ごめんなさいです。
御新規様は漢数字の話で休憩して頂き、更新までしばらくお待ちくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 19:07:52
1112651文字
会話率:27%
「嘘だ…こんな…」
灰色の石壁に覆われた薄暗く肌寒い部屋の中、僕の目の前に置かれた巨大な水晶珠に映し出されるのは、人の住む街が破壊しつくされた「地球」
炎から逃げ惑う群集。襲い掛かる異形の怪物。応戦する各国の軍隊。
怪物に降り注ぐ弾幕
はにわか雨のごとくぱらぱらと弾き返され、怪物たちの怒りを増すばかり。
そして、既存の兵器では傷ひとつ付けられぬ怪物に向けられたのは諸刃の剣。
怪物が占拠した街に落とされた光の玉がすべてを焼き尽くすところで映像が途切れる。
「預言書」が見せた数年後の未来。僕は自分の産まれた世界を犠牲にして異世界(ここ)を救ったという。
僕は叫んだ。
「こんな結末は望んでいない!」
光を発しなくなった水晶球のそばに佇んでいた小さな人影が動く。
「落ち着け小僧!あれはわしが最初からヒントをすべて教え、必要な物を渡したら何故かああなってしまったという「もしもの世界」の話じゃ」
真っ黒なゴスロリ服に身を包んだ少女がそう答えた…。右目を光らせて。
「だから、ヒントは与えないことにしたのじゃ。小僧、すまぬ…」
ドスンと鈍い音と同時に頭に強い衝撃を感じ、僕の意識は遠のいていく。
「記憶を消させてもらうぞ」
---
週末の昼下がり、ファストフード店からの帰りに運転していた車ごと異世界へと呼び出された僕。
目の前に広がるのは灰色の石畳、そして見たことも無い巨大な西洋風の城。人影の無い王宮の中庭でハンバーガーを食べようと包みを開いていたとき、突然目の前に現れた女の子。
彼女は自分を「糧」として食べてほしいと言い出した。
そして自分の命と引き換えにこの世界を救ってと懇願する。
謎の「預言書」が絶対的な力を持つ王国で、魔導具もろくに使えないおよそ勇者らしからぬ主人公がいろんな女の子に振り回されながら、最悪の結果にならない道をノーヒントで探しつつ、異世界を満喫します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 19:00:00
4069074文字
会話率:35%
マイナーゲーム会社が発売した死にゲー『神々ダンジョン』その中の高難易度最恐ダンジョン『魔蟲の洞窟』を清元凪(きよもとなぎ)30歳一般女子ゲーマーがトロフィー目当てに挑戦する。
彼女は3連休を使ってクリアを目指ざすことにした。
連休2日目の
夜、凪はゲームを途中で止め3日目にクリアしようと抱き枕を抱きしめ眠った。
すると、彼女が目が覚めるとそこは知らない洞窟の中だった。現実逃避のためにもう一度寝たが何かに眠りの邪魔をされ起きてみると、巨大な蜘蛛が現れた!
巨大な蜘蛛は凪を糸でぐるぐる巻きし、彼女は恐怖の余り気絶してしまった。
彼女が目が覚めたら、美しい女性の姿をした精霊リリアーナが目の前に立っていた。
リリアーナは彼女を精霊に変え、
洞窟の主人として虫達と一生暮らさないといけないと伝え、リリアーナは自身の新しいダンジョンへと美男美女の精霊を引き連れ消え去ってしまった。
その後、凪は残された虫達と共にリリアーナに復讐を誓うのであった。
ゲーマーアラサー女子、凪と個性的な虫達『ゴキブリ、蜘蛛、ムカデ、蛾、蚕』による復讐ラブコメの爆誕!
虫とラブコメって成り立つの?
それは見てみてからのお楽しみ
それでは、凪ちゃんの奮闘記をご覧ください
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:35:34
384448文字
会話率:62%
【簡易あらすじ】
浮遊大陸と浮遊島で形成される世界、天空界オルスティアでは、かつて竜と呼ばれる古代生物と戦うために造られ、ソードと名付けられた人型の巨大兵器による国々の戦乱が続いていた。
エリギウス帝国の見習い騎士、ソラ=レイウィング
はひょんなことから、神剣と呼ばれるソード アロンダイトの核となる大聖霊石を盗んだという濡れ衣を着せられ、エリギウス帝国から離反する。
しかしある目的の為に騎士になる事を諦める訳にはいかないソラは、とある小さな騎士団に入団し、エリギウス帝国との戦いの渦に巻き込まれていく。
※現在七章部分まで書き溜めてあるので暫く毎日投稿致します。
※メカデザイン:Shimbo Hanako様
【長尺あらすじ】
聖霊の意思により構築された世界。その世界はかつてラドウィードと呼ばれる地上界に存在し、そしてそこには竜と呼ばれる君臨者が存在していた。
人は竜に対抗するために、聖霊の意思の結晶体である聖霊石と、騎士が体内に宿す聖霊の意思による力……刃力を基にして駆動する人型の巨大兵器、騎士型駆動竜殲器(ソード)を開発し、遂には竜属を滅ぼす。
しかしそのソードを手にした国々による戦乱、羨血の七剣と呼ばれる災厄戦争が始まった。そしてその戦乱の中で多くの民が死に、その怨念は、やがて聖霊の意思を介し怨気と呼ばれる猛毒となって世界を包み込んだ。
怨気の毒により崩壊しかかった世界……すると突如、空の聖霊神カムルの意思が世界を構築する大陸や島々を浮遊させ、地の聖霊神ラテラの意思が地上界と新たに出来上がった天空界を隔絶させる。
こうして人々は怨気から逃れ、オルスティアと名付けられた天空界で生きる事となった。
しかし過ちは再び繰り返される。オルスティア唯一の大陸国家であるエリギウス帝国が、オルスティア統一のため各群島国家に戦争を仕掛け、統一戦争が開始、ソードによる戦乱が巻き起こった。
統一戦争開始から十年。続く戦乱の中、エリギウス帝国の見習い騎士、ソラ=レイウィングはひょんなことから、神剣と呼ばれるソード アロンダイトの核となる大聖霊石を盗んだという濡れ衣を着せられ、エリギウス帝国から離反。
目的を果たす為騎士になる事を諦める訳にはいかないソラは、とある小さな騎士団に入団し、エリギウス帝国との戦いの渦へと巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:32:46
596043文字
会話率:49%
その世界には、天を穿つような高い城壁があった。『四つの国』は国境線も兼ねた巨大な壁で国土を囲い、国家間の外交は一切行わなかった。
更に『四つの国』とは別に、国に囲まれながらどの国よりも広大な土地がある。
国の領地外であり、自由と無秩序
が複雑に入り乱れた土地――『外界』。そこでは人々が独自に文化を発展させ、盛んに交易と交流を行っていた。
外界には『協会』と呼ばれる運搬や配達を担う事業組織があり、住まう人々は重宝していた。その中でも大手を誇る『キュルヴィ協会』には、言わずと知れた運び屋がいる。
ベンジャミン・ラビットソン、協会一の業績を誇る運び屋だ。
しかし、キュルヴィ協会にはもう一人、彼と対照的な運び屋がいた。
世界屈指の女剣士でありながら、同協会内で業績最下位の運び屋、ハイン・リッヒ。
――決して出会うはずがなかった二人は、ある事件をきっかけに共に奔走することとなる。
広大な『外界』を舞台に、個性的な運び屋たちが活劇を繰り広げるアウトローファンタジー小説。
彼らが出逢う時、運命の旅路が幕を開ける――!
◆❖◇◇❖◆
各部完結話数(表紙含む)と文字数
・第一部 全46話 凡そ13万文字
・第二部 全46話 ??文字数
※高頻度で推敲作業を行っていますので変動します
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:16:06
363033文字
会話率:34%
飄々とした中年のおっさんが主人公のニッチなお話。
とある巨大な悪の組織に所属する三十路にして一般戦闘員の尾方巻彦であったが、
ある日、何者かの手によって所属していた組織が壊滅してしまう。
一人生き残った尾方は、塞ぎこみ、抜け殻のような生活
を続けていた。ところがある日、所属していた組織のボスの孫娘を名乗る少女が乗り込んできて―――――
※初投稿です。生暖かい目で見守りください。まだまだ勉強中、忌憚なきご意見募集中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:03:04
382116文字
会話率:38%
『警察省 刑事捜査局 非違検察課』捜査一班の刑事・北瀬優(きたせ・ゆう)。
容貌は、桜花の花吹雪に惑い、消えゆきそうな儚げな美青年。反してその性質は、素手で銃弾を弾き、車の扉を引きちぎる、縦横無尽な暴れん坊。
一方、北瀬とバディを組むのは
、冷徹にすら見える鋭い眼差しに、重ね合わせての無表情を保持する男、那世玲(なせ・りょう)。
理性的な常識人の様相から、さぞ相方相手に苦労しているだろうと見せかけて――その実、壊れたブレーキ程度にしか北瀬を制御してくれない、いいコンビである。
彼らは少しだけ、組織において特別だった。それは〈あやかし〉と契約者たる〈人〉のバディであるということだ。
〈あやかし〉は、人と似て異なる存在。異能と呼ばれる不可思議な力と身体的能力の高さが特徴だが、その能力は、人間と契約しなければ使えない。
だから〈あやかし〉にとって契約者は、特別で、そして――契約する人間にとっても、〈あやかし〉は特別だった。
契約を結び合った〈あやかし〉と人の関係は、時に麗しい絆と讃えられ、時に――異能で罪に手を染める結末を招くこととなる。
北瀬と那世が所属する非違検察課は、そうした〈あやかし〉の異能が関わる事件について、国内の横断的捜査を担当する部署だ。
異能が関わった犯罪は、往々にして不可解に曇り、なにも見通せなくなる。
それを解決するために、彼らがいるのだ。
互いに埋まらぬ溝と忌避を抱きながら、それでもなお――共に歩む道を選んだ人と〈あやかし〉のために。
日々全国を飛び回る北瀬たちのチームが、ある日訪れた八房署。
そこはいままさに、大事件に上へ下への大騒ぎの真っただ中だった。単純なAVの万引き事件から、未成年の拉致監禁・強姦事件が顔を覗かせたのだ。
さらに捜査を進めるうちに、事件は連続婦女殺人事件にまで繋がり、事態は急転。
しかしどこからも不自然なほど証拠が〈見えない〉。〈あやかし〉の異能が関わっていることは間違いなかった。
巨大ぬいぐるみを携えた頼れる情報捜査官・東間。
微笑みと共に供述をずるずる引き出す取調べの達人・長洲野。
北瀬すら御してみせる小柄で豪胆な班長・南方。
頼れるチームの仲間たちとともに、次々と押し寄せる不可解を、絶対の信頼を最大の武器に、バディ刑事が解決していく。
※カクヨムにも掲載しています。(一部加筆修正箇所あり)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:00:00
216767文字
会話率:52%
ブラック企業に勤めていた日本のサラリーマン小倉孝人。
気に迷いにより列車への投身自殺を図った彼は、奇妙な超越存在の手によって、魔界の最底辺に生み出されたまがい物の都市「モック・ニュータウン」へと転生する。
現地獣民、模造人(モックレイス)と
して新たな生を受けた彼は、街の中心となる巨大な『塔』のダンジョンをめぐる冒険に巻き込まれていく。
『REmnant・REvenants・REincarnation』
それは、残念を抱えた者たちの、新たな生の物語。
世界の底の底で、生き抜く物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:00:00
114300文字
会話率:51%
ディティス・アンカーは同じ村の恋人、シャルティ・バウと駆け落ち同然の形で街へと出る。
手っ取り早く生計を立てるために、力に自信のあるディティスが冒険者になることを決め、シャルティはディティスの冒険者試験中の仮住まいとしてギルドに住み込みで働
くことになった。
男でも1枚持つのがやっとな巨大な杭撃ち機能の付いた盾、鎚盾<<バンカーシールド>>を両腕に装備して、冒険者になるための最初に試練に挑む
pixivとカクヨムでも同じもの上げてます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:00:00
668642文字
会話率:44%
「ケン……おまえは生きろ」
そう言ってセンは自身の喉を切り裂いた。すべては自身の愛すべき息子を助けるために。
そして一人残された獣人の少年 ケン。
父を、そして仲間たちを失って失意に沈むが、その裏に潜む裏切り者の存在に気が付き、その正体
を突き止めることを決意する。
しかし大切な人たちの死の裏には巨大な陰謀が渦巻いていて……?
これは最強の力を受け継ぎ、そして父の遺言に従って真実を知るべく魔女の塔を目指す一人の少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 17:37:57
28247文字
会話率:46%
西暦二〇二〇年、突如太平洋上に轟臨してきたもう一つの巨大な日本列島「神聖大日本皇國」。
神秘的エネルギーを背景とした強大な国力を持つ新たな超大国の出現により、世界は混沌の渦へと巻き込まれた。
六年後、岬守航と麗真魅琴は日本国と皇國の
戦いに巻き込まれ、過酷極まる運命に見舞われる。
彼らを脅かす日本の過激派組織、皇國の反政府テロ組織・悪徳貴族・正規軍、そして歴史の闇に蠢く黒幕との戦いは、いつしか世界の存亡を懸けたものへと発展していく。
日本の建国神話、歴史、SF要素の織り成す壮大なる現代ファンタジー!
異能力バトルと巨大ロボットの二局面で展開する一大「日本国」叙事詩!
(※)本作はリメイク版となります。
旧版:https://ncode.syosetu.com/n8503gk/
(※※)以下のサイトで同時連載しています。
カクヨム:
ハーメルン:
アルファポリス:
ノベルアッププラス:
(※※※)作中の登場人物の思想や歴史観はあくまで彼らのものであり、また地の文も作品世界の構造を説明するものであり、いずれも作者のものとは関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 17:34:20
41305文字
会話率:33%
二〇二〇年九月八日、突如転移して来た巨大なもう一つの日本列島、「神聖大日本皇國」。
それはある種のオカルト的エネルギーを背景とした新たな超大国として世界を混沌の渦に呑み込んだ。
五年後、岬守航と麗真魅琴は世界と皇國の戦いに巻き込まれ
、過酷極まる理不尽な運命に見舞われる。
皇國のテロ組織、悪徳貴族との戦いはいつしか日本国、そして世界の存亡を賭けた戦いへ……。
彼らを取り巻く日本政府や皇國政府の思惑、皇國皇族や社会の成り立ち、その裏で蠢く陰謀……。
国家転移、異能力、巨大ロボット、歴史浪漫、世界線交差。
様々な要素を混ぜ込んだ現代「日本国」ファンタジー!
(※)この小説は架空の物語であり、登場する人物は実在の人物とは一切関係ありません。また、一切の犯罪行為、違法行為を容認、奨励するものではございません。
(※※)「カクヨム」でも同時連載しています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918586995
(※※※)「カクヨム」では設定メモ『日本と皇國の備忘録』も公開中。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918995227
(※※※※)「小説家になろう」姉妹サイトの「ノクターンノベルズ」、及び「ミッドナイトノベルズ」では、レーティングの都合で本編には収録できないR18外伝や番外編を連載しています。同サイトで『日本と皇國の幻争正統記外伝』または『日本と皇國の幻争正統記番外篇』で検索してみてください。
(※※※※※)改題しました。旧題「日本と皇國が二本交わる正統紀」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-01 10:14:04
1211225文字
会話率:34%
――末期の共和国、全盛期の帝国。
強大な軍事力と二十を超える植民地を持っていた共和国にそれまで何でもなかった帝国に蹂躙された時に誰かが放った皮肉だ。
その言葉は共和国の現状を的確に表しているだろう。
帝国との開戦からすでにおよそ四年半
の月日がたっていた。
開戦以前、簡単に例えるならばまだ戦場で騎兵が猛威を振るってい時代。
共和国は世界の三分の一の土地を有した。
巨大な工業力と軍事力を持っており戦神と呼ばれるほどの英雄がいた時代。いつだって血を流すのは兵士だけだった。
共和国が世界の法であり戦争なんてしようものなら共和国の敗戦はあり得ないと一部の属国の国民が言いだしたほどまでだった。
そして、帝国との開戦。初戦での大敗北。次戦での敗走。
それまで、道でしかなかった属国の帝国に、共和国が大岩だとすればただの砂利でしかなかった帝国に共和国は大敗北した。
自国の絶対的勝利に自惚れていたこともあったかもしれないが一番の敗北の原因は工業の発展の差だ。
それまでの戦いは騎兵が主力だった。旧世代の剣と弓代わりに攻守両方に対応できるマスケット銃が使用され歩兵はリンチにされた。
しかし、実際のところその戦法は無力だったのだ。
実際、帝国初戦では地の利と兵士の人数の差もあってか勝利は共和国側にあったが武器の差において負けたのが原因であろう。
ひそかにマスケット銃を旧世代の遺物と知らしめたライフルの生産に帝国が成功したのだ。
もちろん、いちいち装填のかかるマスケット銃よりライフルのほうがはるかに優れているのは明らかだ。
猛威を振るっているはずだった騎兵とマスケット銃の哀れな兵士たちが蹂躙されるのはそう時間はかからなかった。
そうして、共和国の発展の遅さに気づいた植民地が離れていくのも時間はかからなかった。
もはや、共和国と他国との差は追いつきようのないものになっていた。
従来の戦法を重んじていたこともあってかやっとのことで軍にライフルが配備されるも、依然として軍事力の差は塞ぎきれなかった。
そうして呼ばれたので強国の皮を被った弱小共和国。末期の共和国だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 17:13:08
11223文字
会話率:26%
国外追放された悪役令嬢、ジゼル・ド・クロフィーヌは豪華客船で母国から旅立った。
たった一人だけの従者を連れて。
ある夜、その豪華客船に巨大な鮫が襲いかかった。
ジゼルは武器を取り、その鮫に立ち向かう。
カクヨム内の自主企画「V
Sサメ小説」に寄せて書いたものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 17:00:00
5672文字
会話率:34%
幼なじみのお隣さん。お互いに意識はしても恋人未満。だって静香は歌が命の合唱部長。祐太は静香が輝く姿を見たくて応援してる。お互いに好きだけど、恋人への一歩を踏み込めない。静香に恋慕する酒井光輝は著名な音楽家である父親・光延を使う作戦に出る。
しかし、光延は静香に巨大な才能を見いだしたことから運命は大きく動くことになった。
夢に向かって頑張る静香と、懸命に応援する主人公。そんな高校生同士がすれ違うお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 17:00:00
338966文字
会話率:36%