ベルタリア王国の名門・ヴァレンティア家に仕える従者カイルは、主であるセリーヌに対する叶わぬ恋心を抱えていた。彼の胸には、「報われぬ想い」を抱く者がかかるという病――“花吐き病”が静かに進行していた。この病を治すには、想い人と愛を通わせるしか
ないが、従者としての誇りがカイルにその想いを口にさせない。愛を告げぬまま死ぬ覚悟を決めたカイル。その想いはセリーヌのため、だたそれだけだったはずなのに。冷たく響く鎖の音と、凍えるような視線と、焼け付きそうな愛情。
「お前の心は誰に向いているの?」
すれ違う想いと秘められた真実――花が織りなす愛の奇跡が、二人に訪れるとき、果たしてその愛は永遠のものとなるのか。
◯花吐き病パロディ、全15話、完結まで執筆済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 19:00:00
19697文字
会話率:35%
不思議な奇跡を起こす能力を持っている正魔女たち。彼女の魔法は、優しさと愛情に満ちており、日常の小さな悩みを解決したり、悲しみを和らげたりする力がある。正魔女たちは自分の力を特別なものと感じる一方で、力を持たない人間たちとの交流を大切にし、彼
らの心に寄り添うことを重視している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 20:53:18
37230文字
会話率:29%
動物好きの親友が語る、愛情の力で奇跡を起こした物語。
心温まるエピソードが、愛の絆の深さを教えてくれます。
キーワード:
最終更新:2024-09-14 16:25:26
510文字
会話率:0%
「初めはこの世界にふたりでいる奇跡を感じるはず。けれどそれは運命だと次第に分かるの。そして約束の日には、ふたりで誓いを果たそうとする……」
ある日、恋人に起こされて私が目覚めると、世界は終わりを迎えていた。
なぜこんな所にふたりきりな
のか?
これからどうすればいいのか?
何も分からない中、恋人の様子もおかしくて……
ヒロインは、自分の中に残る彼への愛情だけを信じて貫き通します。
たとえ悲しい結末が待ち受けていても。
設定はライトなSFですが、コールドスリープ以外にSF的な単語は出てきません。
主軸は恋愛です。
どなたでも、ふたりの胸を掻きむしられるような切ない悲恋に、どっぷりはまれると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 07:02:32
6954文字
会話率:30%
幼い頃から治癒魔法を使えたマリーは成長するに従いその才能を開花させていく。
わずか12歳で聖女に認定されたマリー、しかしそれは王女の嫉妬を生んでしまう。
王女によって騙され地獄へと通じると言われる大穴、アガルタの大穴へと落とされたマリ
ー。
奇跡的に命が助かったが大穴の底で出会った人々に癒され、自分を騙した王女をも救済する為、地上へと戻る事を決意する。
歪んだ愛情で歪んだ救済を撒き散らす、聖女の救済ファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 22:41:12
43538文字
会話率:48%
二人の愛が世界を作る、そう全て包むように 花開く 感情に訴えれば 泣かされずにすむ、アンラッキーが続けば雨が降る、男は力があり 涙もろい 女は時のおとずれを待つように、おとなしい獣だ、その時を待っていた。 調和は偉大な力だ、星を作り光を生み
出し、夕日を作り君の街に注ぐ、君の街から見える景色はどんな色ですか? 火星からみた景色も月から見た夜も、地球から見た朝食の時間も 誰かが作った奇跡。
イエス様が アラーが太陽神が、ハデスが家族とはこうあるべきと、唱えた結果なのかもしれない、男は現実を生きる、それは派手さはないけれど、日々から体を動かして山から大切何かを切り出して 宇宙へ飛ばしたり、危険因子を制圧するための武器を作ったりと何かを常にやっている、女は理想をおいかけていた、いつ世をおわらせれば宇宙はいいサイクルになるか?命の次の場所をどこにするか?自分が全てではない、ただの役割でしかない。
女神ヘラ「宇宙の大釜を煮たり見たり、味見したりしているけれど、たまには私だって、自由が欲しい。」
あいつをまつだけなんてつまらない、いつでも、どこでも自由は転がっているし、期待は裏切られてからが、いい一面を見せてくれる。
ヘラ「熱い夜一つで解決するのに、ほんとうは。」
愛情がどこから来るか?それは 世界の不思議の一つ、風が運んでくることも
自分の心が嘘をついて相手に言ってしまうことも、あるいは天使¥の巡り合わせか
男、力の神バルドス「ヘラ、もうすぐ帰る、だから待っててくれ。」
自分から行かないと、あーあブルースは歌えない、人生なんて夢だから
ヘラ「私の結末はどうしよう、ああ鐘が鳴る、心臓が行けと行っている、彼に会って離婚しなきゃ。」
シングルも悪くない
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-03-19 20:11:08
707文字
会話率:40%
吾輩が世界を征服するまであと一歩というところまで来ていたのだが、憎き勇者共が大量のペットを連れて吾輩の城を攻め落としてしまったのだ。
吾輩は命からがら逃げだして城を放棄する羽目になってしまったが、ここまでくればさすがに勇者共も追ってはこない
だろう。
自らは戦わずにペットに戦闘を任せるなど勇者にはあるまじき行為である。
吾輩は残る魔力を総動員してでもこの世界で飼われているペットどもを擬人化して勇者の戦力を削いでやるのだ。
仲間のいない勇者のペットがいなくなれば吾輩が負けるはずなどないのだ。
それにしても、吾輩はいったいどこまで来てしまったというのだ。
今まで見たことも無いような建造物に息をする事すら苦痛になるような空気。
それなのに何の武装もせずに悠々と歩いている人間ども。
「もしかして、吾輩は勇者から逃げるために使った転移魔法で異世界に来てしまったというやつなのか!!!!」
どこを見ても平和そのもののこの世界は魔力を使い切っていない吾輩であればあっという間に征服出来たのかもしれない。
しかし、そんな事に気付いたところでもう遅い。
吾輩はこの世界にやってくるために使った転移魔法とペットを擬人化させる魔法で魔力はすっかり空になってしまったのだ。
再び魔法を使えるようになるまでに魔力が回復するには相当な時間がかかるだろう。
この世界には魔法という概念が無いようだし、吾輩が魔法を使えるようになるまでにいったいどれだけの時を要する事か、それは吾輩にもわからない。
「とりあえず、魔力が戻るまで大人しくしておこう」
こうして、世界各地でペットが擬人化してしまうという出来事が発生していったのである。
世界中の科学者はその原因の究明に難航していたし、神の起こした奇跡だと信じるものも多くいたのである。
今までは当たり前のように多頭飼いされていたペットたちも愛情を注ぐことで擬人化することがわかってからは一匹のペットを溺愛する人が増えていったのだ。
だが、ペットの擬人化を望まない者達は多くのペットを同時に飼い、ある程度の愛情をもって世話をするという世界が確立していったのである。
この作品は「カクヨム」「アルファポリス」「ノベルアッププラス」に投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 12:18:44
112733文字
会話率:63%
目の前を歩く少女にどうしようもない感情を抱く主人公。いつものように帰り道を見守っていると風のいたずらが二人を引き合わせてしまう。笑顔を欲する主人公に体を差し出す少女。互いの気持ちがすれ違う中物語は全く予想外の動きを見せる。彼女を求めるがゆえ
に起こる悲劇が二人の仲を引き裂いてしまう。彼女の思いは? 彼女の狙いは? 金曜日の夕方に起こるちょっと不思議で切ない物語。二人の関係は一体どうなってしまうのか? 果たして恋なのか? 愛なのか? それとも…… 帰り道に起こる奇跡を見逃すな!
この作品はアルファポリスにも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 17:43:17
27020文字
会話率:24%
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。
周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。
…彼は絶対に生きている。
そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。
だ
が彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。
「すまない、君を愛せない」
そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。
※この作品はアルファポリス様にて投稿完結済みです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-04 07:53:57
97833文字
会話率:14%
「やっと完全クリアできた……」
海外産の絶版同人乙女ゲームをワゴンから奇跡的に発見し、ホクホクしながら帰ったのが一昨日
慣れない言葉をどうにか翻訳しながら、海の向こうの萌えとキュンを摂取した昨日
真相ルートの攻略難易度に苦戦しながらな
んとかクリアし終えたいま
「まさか天使がラスボスだったなんて」
宗教的に大丈夫かこれ?
回収になった理由ってそういう……?
それにしても3徹はやりすぎた……
貴重な休暇をゲームに捧げた私はごろごろとベットの上に寝転がり速攻で寝る体制に入る。眠い。
先程まで遊んでいた乙女ゲームのディスクは入れっぱなしでPCすらシャットダウンせず、まして風呂すら面倒くさい。とにかく睡眠を貪ろうとする。
それが、わたしの人生を終わらせるなんて思いもしていなかった。
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ダークファンタジーな海外産同人乙女ゲーム二転生したヒロインが人外攻略対象たちから重い愛情を躱しつつ、いつヒロインと交代できるようにトゥルーエンドフラグを全て立てながら生存をはかる物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 12:00:00
8868文字
会話率:24%
会社員人27歳、年齢=彼女歴なし男、もうそろそろ魔法使いにでもなるのではないだろうかと悩み中。
楽器店オーナー29歳、見た目がチャラく若い頃は女の子を取っかえ引っ変えで今は大人しくなったらしい(本人談)。
オカマバーで働く28歳、恋に落ちや
すくすぐ貢いじゃう系。
ジムのトレーナー30歳、恋愛に性別も年齢も気にしないが気にしなさすぎて本気かどうか分からずその場のノリ系。
彼らが出会ったのは奇跡か偶然か。
歳が近いが仕事はバラバラそんな男4人が繰り広げる友情と愛情と不思議な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 17:44:59
199666文字
会話率:65%
黒猫のレンと飼い主である澪の話。
二人が暮らし始めてそろそろ二年が経つ。
猫と人の間に生まれた愛情ってどうなるの?
家族愛なのか恋愛なのか…?
種族を超えた愛が奇跡を起こす!…かもしれない。
シリーズとして時々投稿しているお話です。
今回は新展開!待っていて下さる方がいるかも…?な内容になりました(*ˊ˘ˋ*)
楽しんで下さると嬉しいですっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-29 00:50:15
4355文字
会話率:41%
リオングロード大陸の東の辺境に一組の夫婦がいた。
男の名はグレン。若かりし時は冒険者として大陸各地を回り、齢三十と半ばを過ぎたころ一人の女と出会う。
女の名はローナ。グレンと出会った頃は表情に陰のあるミステリアスな女という印象。
なんの因
果か、二人は数年共に旅をし、そして新たな命を授かる。
子を持つことを想像していなかった男と、子を持つことを絶望してた女に奇跡が起きたのだった。
二人は命を授かったこの辺境に居を構える。
そして生まれた子にファルモアと名付け、けして穏やかではない人生を歩む我が子に知識と技術と栄養とそしてたっぷりの愛情を注いで育てた。
やがてすくすく成長したファルモアは十五歳になり成人として人生を歩む。
そう、この果てしない人生を...
学園でよき友と出会い、冒険者となり世界を旅し、人々を救って国の運営に携わり、果ては神?の気まぐれ、いたずらに翻弄されそれでもめげずに「俺、ファルモア人生押し通る!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-29 00:51:41
109321文字
会話率:44%
主人公のコン・シルフォは、転生した事により、幸せの溢れる生活を心の底から満喫していた。
だが、そんな彼女に襲い掛かる、『前世の因縁』そして『歪んだ愛情』
その残酷な光景を目にしたコンは、自分の平和で穏やかな日常を取り戻す為、武器を取り、戦う
決心をしたのであった。
最近国中で起こる、モンスターの異変、不可思議な事件。それらを辿っていくうちに、彼女やその仲間が愛していたこの国に、悲しき『闇』がある事が分かっていく。
そして彼女は、前世の自分と、前世の人間関係を完全に決別して、仲間達を守る覚悟を決める為、自らを転生してくれた『カミサマ』と直談判をする
果たして 彼女は転生後の未来を 守る事はできるのか
そして 彼女が転生したきっかけとは
『過去』を守るモノと 『未来』を守る者との 壮絶な戦いが幕を開けようとしていた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-13 07:20:50
153797文字
会話率:20%
「ここはおれに任せて、先に行けー!」
「翔太郎ー!」
初挑戦のVRMMOで出会った少女を守るため、少年はモンスター相手に自爆を敢行した。
そんな彼の行動が、奇跡を起こす。
「カッコいい……っ」
それまで淡々としていた少女が突然、感情を見せる
ようになったのだ。
実はこの少女、天才開発者・長瀬流一郎が送り込んだ少女型AI【HMXX-18・ルリエッタ】だった。
少年との出会いによって目覚めた、感情。
「絶対、また一緒に遊ぼうな」
そんな約束をかわした二人は、10年の時を経て新たなVRMMO『星継ぎのファンタシア』にて再会を果たす。
「待っていたぞー!」
満面の笑みで飛びついてくるルリエッタ。
二人の再会に、流一郎は笑う。
『――――彼女の心がどう育つかで、世界は新たな局面を迎えることになる。生まれるのは人類への愛情か、それとも……』
しかしそんな彼の思惑とは裏腹に、二人は仲間と共に『星継ぎ』の世界を駆け回る!
「さあ翔太郎! 今日はどこに行く!?」
「どこがお勧めなんだ?」
「どこだって楽しいに決まってる! 翔太郎が一緒ならっ!」
※とにかく「主人公と一緒にVR世界で遊びたい!」そんな主人公大好きAI少女と駆け回る、アクションコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-07 22:04:35
122489文字
会話率:50%
長年開発したゲームが完成し、目標を失った大神(タイガ)。
退屈しのぎのためにハマった異世界の小説で聖女を召喚するという馬鹿馬鹿しい考えが生まれた。
数か月国内外で召喚や魔法についての本を買いあさり、研究し実験を繰り返した。
魔法という概念
がない現実世界で召喚が成功するはずがないとわかっていた。
100回だけ。。。と様々な儀式を試した。
99回目の実験で奇跡が起き、召喚に成功。
彼の上に人が天から落ちた。
彼は聖女をそっと抱きしめた。。
むきっ。。柔らかい女性のはずが固く。。
奇妙に思い、彼女の顔を見た。
彼女であるはずが彼だった。。。
召喚された聖女のはずが男の勇者だった。
現在の日本で勇者がはちゃめちゃ!!
愛情の代わりに友情??
ローファンタジーコメディー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-24 22:51:37
2215文字
会話率:26%
これは空を飛ぶことが大好きな少女ミナリーが、頑張り屋な少女アリシアと紡ぐ奇跡の物語。
前世の記憶をわずかに残す主人公ミナリーは、ある日行き倒れの魔術師を助ける。その魔術師から助けてくれたお礼に箒と王立魔術学園への招待状をもらったミナリーは
、意を決して王立魔術学園の入学試験に挑むことにする。
王都へ向かう道中で出会った頑張り屋の少女アリシアと、王立魔術学園の入学試験である箒のレース<ウィザード・レース〉に挑むミナリー。
けれど、とある理由からミナリーの箒が折れてしまって……!?
※この作品はミナリーとアリシアの、努力と友情と勝利と愛情を描く異世界レース魔術バトル系百合小説です。
外伝小説もたまに連載中!
URL : https://ncode.syosetu.com/n3631go/
※この作品は以下の小説投稿サイトにも掲載しています。
・カクヨム
・アルファポリス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-22 21:54:46
161256文字
会話率:45%
花言葉短編其ノ参「薔薇」
薔薇の色別花言葉一覧
赤:「あなたを愛しています」「愛情」「情熱」「美」
白:「純潔」「私はあなたに相応しい」「深い尊敬」
ピンク:「しとやか」「上品」「可愛い人」「美しい人」「愛の誓い」
黄:「友情」「平和」
「友愛」「嫉妬」
オレンジ:「無邪気」「魅惑」「絆」「信頼」
緑:「穏やか」「希望を持ち得る」
紫:「誇り」「気品」「尊敬」「高貴」
青:「不可能」「夢かなう」「奇跡」「神の祝福」
黒:「貴方は私のもの」「永遠の愛」「決して滅びる事のない愛」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-05 16:01:56
536文字
会話率:0%
人に害をなす魔獣と呼ばれる存在を討伐するための遠征に救護スタッフとして参加していた私は、疲弊する騎士団員のために神に祈りを捧げ聖女の力に覚醒した。
「聖女様だ!」
「神が遣わした救国の聖女だ!」
聖女は国の宝である。
豪華なドレス
も眩い宝石も望めばなんでも与えられた。
しかし与えられる物品は、ちっとも私の望むものではなかった。
孤児であった私は、家族からの無条件な愛情に憧れていた。
私が欲したのは聖女という肩書きでなく、私自身を見てくれる人。
私に近づいてくるのは聖女の力を目的とした権力欲の強い貴族たち。
パーティーで向けられる媚びた視線にはうんざりだった。
そんなある日、私は追放騎士と呼ばれる少年と出会う。
聖女へのあこがれを強く語る彼は、私が聖女であることには気がつかない。
私を普通の女の子として扱うライトに、無自覚なまま次第に心を惹かれていく。
これは聖女という肩書きでしか見て貰えない孤独な少女が、自分自身を見てくれる人と出会い大切な居場所を手にするまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-14 07:04:56
18208文字
会話率:25%
俺の名前はアレックス。
え、俺の可愛い妹の話を聞きたいって?
いいぜ、いくらでも話してあげよう!
まず名前はアナベル。愛称はアナだ。響きがもう可愛いだろう。アナベルというのは「愛しい」という意味を持っている。その名の通り、俺はもう妹が可愛く
て可愛くて仕方がない。生まれた時から可愛くて可愛くて俺が守らなくちゃいけないと思い、実践してきた。俺の愛情はちゃんと届いているのだろう。アナもアナで、俺を慕ってくれている。それがまた可愛くて、手放し難くて、毎日毎日アナに癒しをもらう日々だ。こんな可愛い妹がこの世に存在することは奇跡だとさえ思っている。ああ、もうほんと可愛い。外見もな、天使かと見間違うほど愛らしいんだよ。金のふわふわの髪に、宝石みたいに大きなぱっちりとした目をしててさ。あの大きな瞳に俺が映ってるだけでもう最高に幸せだなって思うわけ。ああ、もちろん天使じゃないぞ。天使だったら天国に迎えられてしまうかもしれないからな。神様にだって渡すつもりはない。アナは俺の可愛い妹だ。天使なんて不確かな存在じゃない。
・・・ちょっといろいろと話しすぎてしまったが、つまりはそれだけ可愛い妹だってこと。
可愛いアナ。どうか俺に、ずっと可愛がらせてくれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 19:00:00
7463文字
会話率:44%