背の高さと骨格のよさが原因で、『壁の花』ならぬ『壁令嬢』と呼ばれる、ウィンバリー子爵家の次女であるシャノン。
両親から冷遇され姉と妹から馬鹿にされてきた彼女は婚約者からも「でかい女」扱いされて、婚約破棄されてしまう。
起こった父により勘当
されたシャノンは、王都から離れたところで自立して生きていくことを決意。王国北部の辺境伯領の騎士団で事務官として働くことになったのだが、男性も女性も大柄なこの城でシャノンは「小さくてかわいいお嬢さん」扱いされてしまうのだった。
「あなたは小さくてかわいい。それに私は、あなたのしっかりとした強さと意志を感じられる背中が、大好きだ」
極寒の新天地で、コンプレックスを溶かすほどの優しさと深い愛情に、シャノンは包まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 20:00:00
116113文字
会話率:36%
カロリーナ・パーチェは内気で自信がなく、華やかな夜会ではいつも俯き、壁の花のように過ごしていた。しかし、ある夜会で出会ったティーノ・メルカダンテのおかげで、カロリーナは自信を持てる新たな自分を見つけていく。
※以前投稿していた作品を大幅に
加筆、修正しました。
読んでくださっていた方、評価やブックマークをしてくださっていた方には申し訳ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 06:00:00
5109文字
会話率:50%
夜会で没落寸前の父親から結婚相手を見つけて来いと言われ、憂鬱な気持ちで壁の花になっていたララに声をかけて来たのは若き美貌の公爵ダニエルだった。
ダニエルは子供の頃に親を亡くし人間不信に陥っていたが、さらに女性恐怖症だった。夜会で目立たない女
性であれば契約に都合が良いと考えて割り切りララに近づいた。もちろん相手の事は調べてあった。変に縋って来られては困るからだ。家の為の立て直し金とララへの働きに見合うお金、その為
契約結婚を断らないだろうという自信もあった。
ララも自分に関心の無い家から逃げたいと思っていたがお金が無く一歩が踏み出せないでいた。あまりにも自分に都合が良く何か裏があるのかもしれないと思ったが突然のビッグチャンスを逃したくはなかった。
こうして思惑の合った二人は契約を結ぶ事にした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 10:53:38
33339文字
会話率:50%
刺繍を愛してやまないローゼリアは父から行き遅れと罵られていた。
高貴な相手に見初められるために、とむりやり夜会へ送り込まれる日々。
しかし父は知らないのだ。
ローゼリアが夜会で”壁の花”と罵られていることを。
そんなローゼリアが参加した辺
境伯様の夜会はいつもと雰囲気が違っていた。
それもそのはず、それは辺境伯様の婚約者を決める集まりだったのだ。
けれど所詮”壁の花”の自分には関係がない、といつものように会場の隅で目立たないようにしているローゼリアは不意に手を握られる。
その相手はなんと辺境伯様で——。
大好きな刺繍で愛する辺境伯様を守っていく恋愛ファンタジーが紡がれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 19:47:02
113571文字
会話率:42%
中世西洋風の舞台。王都に住む貴族男子は剣等、何がしかの武術を身に着ける事が求められる。
伯爵の次女デイジーはそばかすコンプレックス。パーティーで壁の花になっていたところを、武術とは無関係そうな子息クリスからダンスを申し込まれる。
その
際に、そばかすがチャームポイントと言われ気をひかれ、後日そばかすが薄くなる化粧品を贈られた事で心を奪われる。
クリスとお見合いするが、クリスは訳あって最近まで商人として育ち、現在は伯爵を継ぐべく努力中。デイジーは好意を強める。そんなデイジーにクリスも思いを寄せていく。
転生無し、魔法無し、チート無し、ざまぁという程では・・・。流行りの項目無し。かなり能天気な話です。
習作レベルのできです。各話短めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 17:40:00
54863文字
会話率:51%
リゾートホテルのパート従業員の私のつぶやき
最終更新:2024-09-05 15:26:08
200文字
会話率:0%
パーティーでは「壁の花」のさえないオリーブは、古代史に憧れて本ばかり読んできたけど、恋心にはうとくて
最終更新:2024-08-19 01:35:36
70260文字
会話率:51%
ファレンディル伯爵家の一人娘ガレーテは父の意向で社交界デビューすることになった。しかし、従姉妹のネリーの罠に嵌められて誰一人声をかけない。しかし、そんな中声をかけてきたのは社交界の憧れ、美貌の貴公子ガーリントン公爵のディルクだった。嫉妬が渦
巻く中、ガレーテは彼の誘いを受ける。といっても、彼に憧れたわけではなく、ガレーテが手掛ける事業の宣伝材料になると踏んだからだ。「あの人眼が笑ってないのよね。絶対に裏がありそう……だけどいいモデルになるわ」。そして、そんなガレーテを心配する事業パートナーのランベルトが参戦する。
努力家で頑張る女の子と拗らせた貴公子×2の恋愛話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 11:37:35
11366文字
会話率:52%
今夜はダンスパーティ!
はっちゃけるぜ!!(嘘)
最終更新:2024-07-18 07:00:00
258文字
会話率:0%
辺境伯令嬢リーゼロッテは頭痛を堪えていた。原因は自分をほっぽりだして男爵令嬢に構う婚約者ダレスのこと。一人でパーティー参加ほど惨めなものはない。リーゼロッテは総領娘のため、ダレスを婿にするわけだが、浮気する婿など不安しかない。
何とかして婚
約解消したいが……と思ったとき、自分と同じように一人で壁の花になっている令嬢を見つける。どうやら問題の男爵令嬢はダレスの他にも粉をかけていたらしい。リーゼロッテは、彼女たちに話をしてみることにした。すると驚くほど話が合うではないか。皆、浮気する婚約者に不満タラタラ。婚約解消したがっていた。そこで、リーゼロッテは令嬢たちの愚痴からとあることを思いつく。「ここは一つ、陛下に直訴してみませんか?」
★テケトーに描いた地図から内政話を書いてみよう、という思いつきからできたお話です。恋愛要素薄め。挿し絵はすべて地図です(笑)
★細かい言及がない部分はふんわりご都合主義です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 17:00:00
36693文字
会話率:40%
侯爵令嬢であるアリシアは家族に冷遇されて舞踏会でひとり壁の花となっていた。そんな夜に呪われた仮面公爵として有名なギルバートと知り合う。彼の呪いを軽減させる力がある可能性があることを知ったアリシアは、ギルバートと婚約を結ぶことになる。生家から
離れてのびのびと暮らしつつアリシアは自分の役目を果たすため、今日もギルバートの寝室のドアをノックするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 23:43:22
11327文字
会話率:47%
キャロリンは父を亡くした子爵令嬢。
弟の成長を見守るためにも結婚せずに実家の手助けをしていたいのに、母の意向で今シーズンは婚活がてら社交に励むことに。
幼なじみのエスコートで向かった夜会でやる気なく壁の花を務めていたキャロリンに「最近
ビリーを連れ回している幼なじみって、君?」だなんて、見知らぬ男が失礼な声をかけてきて……。
「魔女の娘の秘密」からはじまるシリーズのスピンオフ。
本作のみでも読めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 13:25:20
125644文字
会話率:30%
スフィル辺境伯の長女のミアは容姿端麗でマナーは完璧で仕草も綺麗なのに、キラキラした雰囲気が大の苦手だ。自分のことも地味だと思っている。
そんなミアが我慢してデビューした首都の夜会。隅で食に徹していて付いた名は「高嶺の壁の花」
首都のタ
ウンハウスからの帰り道に、ミアはずぶ濡れの2匹の子猫を拾い連れて帰る。父親のスフィル辺境伯も弟のカイも子猫にメロメロに。
子猫が生後3ヶ月になった日、ミアの生活が一変することが起こる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 10:07:27
100222文字
会話率:34%
私、ユディリーア・パヴォーネ・スカラバイオスは、金の髪に美しい蒼い瞳を持つ公爵令嬢だ。だが今は通っていた学園の最後になる記念の舞踏会、そこで暇を持て余して公爵令嬢であるのに壁の花となっていた。それもこれも私の婚約者である第一王子が私を放って
おいたからだった、そして遅れてやってきたヴァイン様は私との婚約破棄を言いだした、その傍には男爵令嬢がくっついていた、だが私はそんな宣言にため息をつくことしかできなかった。
pixiv、アルファポリス、カクヨム、エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 20:42:17
5632文字
会話率:69%
週に一度、練習を兼ねて400字詰め原稿用紙一枚前後で短編小説を書いております。長編のワンシーンを切り取ったようなイメージで書いているので、様々な世界を覗き見ていただけたらと思います。
はてさて、今回は、舞踏会の壁の花になっている“少女”の
物語――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 18:00:00
536文字
会話率:19%
淑女学校の課程を終えたアサレアは、デビュタントの夜会に参加していた。壁の花に徹する彼女に対し、親友のビビアナはフロアの中央で踊り続ける。
翌日、彼女たちのもとへ一通の手紙が届く。
最終更新:2023-10-13 10:38:52
7956文字
会話率:46%
夜会や舞踏会で現れる美しい謎の令嬢。
その令嬢はいつも一人、壁際に静かに立つ。
その美しさゆえに誰も近づけず、ただ一人、静かに壁を彩る。
ついた呼び名が『麗しき壁の花』。
物語は、そんな『麗しき壁の花』に男爵子息エモティコが話しかけることか
ら始まる。
『麗しき薔薇の花』に恋したエモティコは、
その恐るべき本性を知ることになる。
『麗しき壁の花』の正体とは!?
エモティコに秘められた能力とは!?
恋の行方は、はたしてどうなってしまうのか!?
※コメディです。
※少々下品な描写があります。
そういうのが苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 18:03:51
17846文字
会話率:40%
華やかな舞踏会の片隅で、”アリー”、”シルヴィア”、”リザ”の三人は楽しそうに踊る男女を冷めた目で眺めていた。
男を取られて婚約破棄、家庭内暴力の離婚、そもそもの見た目、と各々の理由がきっかけで変な噂が囁かれ、結婚ができない三人の令嬢た
ち。
運命の出会いはないか、と社交界に足しげく通うも、彼女たちは誰からも誘われず、また話しかけられず。仏頂面のまま立ち尽くす様子はまさに”壁の花”――だけど、良い男と結婚がしたい!
これは、周囲に諦められてもめげない令嬢たちが、”幸せな結婚”を夢見て奮闘する物語――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 16:03:00
5626文字
会話率:46%
政略結婚させられそうになっている、ユリ。とある舞踏会で出逢った男性に惹かれるも…。
この作品はアルファポリス様にも掲載しております。
最終更新:2023-08-16 12:35:24
1112文字
会話率:15%
グラシア帝国における貴族の仕来たりで、15才になった伯爵令嬢であるユーリは、社交界デビューとしてパーティーに参加していた。人と話すことが得意ではないユーリは、壁の花となってパーティーの様子を眺めているだけだったが、その中で一人の青年を見つけ
る。
最初は憧れ、羨望として見ているだけだったが、友人を介して実際に青年と関わることで彼が抱える事情を知り、次第に友人として力になりたいと望むようになる。果たしてそれは本当に友人としてなのだろうか・・・。
※乙女ゲーム要素は、もう少し先になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 16:49:39
7880文字
会話率:58%