侯爵令嬢であるアリシアは家族に冷遇されて舞踏会でひとり壁の花となっていた。そんな夜に呪われた仮面公爵として有名なギルバートと知り合う。彼の呪いを軽減させる力がある可能性があることを知ったアリシアは、ギルバートと婚約を結ぶことになる。生家から
離れてのびのびと暮らしつつアリシアは自分の役目を果たすため、今日もギルバートの寝室のドアをノックするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 23:43:22
11327文字
会話率:47%
学園では首席を争うほど優秀なエル―シアは、家では美人で魔術師の才に溢れた双子の姉の出涸らしと言われて冷遇されていた。魔術師の家系に生まれながら魔術師になれるだけの魔力がなかったからだ。そんなエル―シアは、魔力が少なくてもなれる解呪師を秘かに
目指していた。
だがある日、学園から戻ると父に呼び出され、呪いによって異形となった『呪喰らい公爵』と呼ばれるヘルゲン公爵に嫁ぐように命じられる。
自分に縁談など来るはずがない、きっと姉への縁談なのだと思いながらも、親に逆らえず公爵領に向かったエル―シア。
不安を抱えながらも公爵に会ったエル―シアは思った。「なんて解除のし甲斐がある被検体なの!」と。
呪いの重ねがけで異形となった公爵と、憧れていた解呪に励むエル―シアが、呪いを解いたり魔獣を退治したり神獣を助けたりしながら、距離を縮めていく物語。
他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 07:10:00
157850文字
会話率:59%
乙女ゲームのヒロインに転生したものの、前世を思い出したのはエンディングの10年後。とうの昔にゲームは終わり、攻略対象たちにはそれぞれ愛する人がいた――。
失意のヒロイン、クレア・ラッセル男爵令嬢は、元悪役令嬢、現皇太子妃の依頼を受けて辺境
の領地に送られる。そこに何やら訳アリげな呪われたイケオジが現れて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 18:52:29
13844文字
会話率:30%
夜の闇の中、星の海を縫うように進む列車。
意図せず垂れ流し状態の癒しの力に悩むセチアは、とある事情により左目に呪いを受けたノアールと、白いモフモフな聖獣のキラと共に星空列車に乗って旅をしている。
二人の目的は、『蠍火の魔女』を探すこと。
セ
チアの癒しの力を封印してもらうため、そしてノアールの呪いを解いてもらうために。
だけど、そのためには何か大切なものを魔女に差し出さなければならないかもしれない。
はたして、蠍火の魔女が対価に求めるものは何なのか……。
こちらの話は、AKIRA33*さん(@33comic)の素敵なイラストからストーリーを考えさせてもらいました!
たくさんの素敵な挿絵と共に楽しんでもらえたら嬉しいです♡
アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 20:00:00
20647文字
会話率:41%
リリディアは母親を亡くしてから、継母と義姉をはじめ使用人からも冷遇される日々を送っていた。
そんなある日、彼女は父親に呼び出される。
みすぼらしい自分を嫌悪している実父が自分を呼び出すなんて珍しい。
何かあるな、とは思っていた。
「お前にはヴァルフォン辺境伯の元へ嫁いで貰う」
ヴァルフォン辺境伯といえば、強力な私設軍を持ち、王の次に権力を有し、ニールデンの盾とも呼ばれている英傑のである。
しかしその一方でカエル辺境伯と呼ばれ、顔がカエルそのもの、醜い容姿として知られる人物だった。
虐げられた少女とカエル姿の辺境伯が心を通わせ、やがて奇跡を起こす物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-07 19:00:00
73828文字
会話率:28%