労咳を病み、廃城の一角に佇む塔に幽閉された幼き王女。彼女の母である女王に頼まれて、彼女を慰めるべく塔をを訪れた吟遊詩人。彼は竪琴を爪弾き語り始める。若き日の女王の剣士としての誇り高き生き様を。故郷を戦火で失い、憎しみに剣を取った彼女が、吟
遊詩人との出会いにより、真に大陸の平和を願い剣を振るうようになった生まれ変わった姿を。王女は知った。これは死にゆく自分に手向けられた母からの弔辞なのだと……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-29 20:11:04
20063文字
会話率:62%
慶応四年、戊辰戦争の最中。
新選組 一番組長・沖田総司は、
患った労咳の養生の為、千駄ヶ谷の植木屋に身を寄せる。
戦線 復帰を望む沖田だが、
刻一刻と迫る死期が、彼の心に、暗い影を落とす。
その頃、副長・土方歳三は、
宇都宮で、
新政府軍と戦っていた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-27 15:37:29
5902文字
会話率:42%
時は、慶応。
新選組は、京での華々しい活躍から転じ、斜陽の一途を辿る事となる。
戦で倒れる者、隊を離脱する者、それでも残る者。
一番隊組長・沖田総司は、患っていた労咳が悪化し、戦線を退き、千駄ヶ谷の植木屋で療養する事に。
副長・土方
歳三は、戦の合間を縫い、沖田を見舞うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-09 11:41:39
1469文字
会話率:38%
「桔梗の花が花開く時、時を越えた恋が始まるー」
修学旅行で京都を訪れた主人公・雛本静。
しかし、ある雑貨店から幕末へとタイムスリップしてしまう。
静は幕末の地で菊月という花魁に拾われ、情報収集のため花町の遊女となる。
その時、
静の前に幕末の志士、新撰組の沖田総司が現れた。
新撰組の刀であり、1番組組長。
不治の病・労咳により若くして亡くなった天才剣士。
「人殺し」、そして人斬り集団と呼ばれた「新撰組」に嫌悪感を抱く静の一方で
沖田は、未来から来た静に興味を持ち始める。
決して交わるはずのなかった2人ー。
桔梗の花が咲き乱れる頃、幕末という時代で激しくも悲しい恋の物語が動き出すーーーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-31 20:05:45
37824文字
会話率:63%
津田家から嫁いだ桜姫は武田晴信ー後の信玄に妻として扱われるようになった。 あれから十年が経ち、桜は労咳により、この世を去る。
そんな二人が残した娘の狭霧姫(さぎりひめ)は若くして亡くなった母の記憶もないまま、成長する。
そんな彼女だったが、
正妻の静子の娘、綺螺姫が北条氏政に嫁ぐことになった。
侍女見習いとして綺螺姫に同行させられた狭霧姫であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-24 01:14:06
6948文字
会話率:41%
戦国時代の日本と似て非なる異世界の島国・和国。
皇祖神を奉じる神宮の社領・伊勢では、圧政に耐えかねた民衆が、天竺より来訪したという龍神の加護を受けて蜂起した。神宮を倒して下克上に成功し、一揆衆による新体制となった伊勢は、幕府や近隣州とに
らみ合いつつも、特産品である医薬の交易を再開した。
「龍神様の霊験あらたかな伊勢の薬はいらんかね。労咳(ろうがい)、疱瘡(ほうそう)、蝮毒(ふくどく)、癌(がん)、治らぬ病などありはせぬ。お代は一服百文也。少々値は張るが、命の代価と思えば安い物。銭がなければ、代わりに赤子一人でも結構だよ」
旅の薬売り兼人買いが主人公の、和風ファンタジーです。
※2017年6月23日に運営からの指摘を受けた事により、性描写のある章をR18として「ミッドナイトノベルズ」へ移転しました。但し、一般相当の章(第1章、第4章)は「小説家になろう」側に残置し、第8章以後は内容によって、章ごとにレーティングを判断します。
※贄食(にえじき)…いけにえを食すという意味の、私の造語です。
※Arcadia、カクヨムにも併載しています。(併載する各サイトの基準により判断しますので、必ずしもレーティングは「小説家になろう」グループと同一ではありません)
※アンモラルな要素、特に劇中人物が差別を肯定する場面を含む箇所がありますので、苦手な方は御注意下さい。現実の差別を助長する意図はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-24 19:41:31
29867文字
会話率:52%
新選組一番組組長として知られる沖田総司。彼は労咳のため新選組とは離れ、病の療養をしていた。
そんな沖田総司の側に居続けることを望んだある女の子のお話。
最終更新:2016-09-11 22:41:20
1794文字
会話率:12%
「うつされたって構いやしないさ。どこで死んだって誰も悲しんだりしない。ま、あたいは元気なだけが取り柄だから労咳だって尻尾をまいて逃げて行くさ」
捨て鉢には聞こえなかった。おろくの顔がひどく大人に見えた。二十四の亥之助よりも今は十六のおろく
の方が年上に思える。
亥之助の首に手をかけたおろくはそのまま引き寄せて口を吸うと逃げ腰の亥之助に重なって布団の上へ倒れ込んだ。
「あたいの体の中からあの蛇男に汚されたところを綺麗に掃き出しとくれ……」
吾労咳の剣士が死を前にして幼馴染の恋人を捜しに江戸へ出た。しかし、抜荷一味とかかわるようになり、凄惨な剣をふるう。剣士亥之助を慕う天真爛漫な女おろくは、そんな彼を見て………
吾妻橋の文吉と手習師範藤堂数馬の剣が悪を追い詰めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-17 11:25:32
45631文字
会話率:39%
労咳の為、病床にいる沖田総司の独白。近藤局長、土方副長も出ています。ちょっと暗め。史実と多少のズレがあります。
最終更新:2007-05-05 21:11:23
988文字
会話率:8%