松の廊下刃傷事件が江戸時代でなく、室町時代に起きたとしたら?
乱世をたくましく生き抜く吉良上野介と大石内蔵助が、花の都で大暴れ。誰も切腹しない忠臣蔵。
「復讐」を描いた時代小説である。
最終更新:2025-04-13 08:09:55
22334文字
会話率:32%
『Kindle書籍化作品の3万ダウンロード記念掲載!』
時は江戸時代、元禄15年12月14日。浅野内匠頭が起こした殿中刃傷事件から始まった赤穂事件は山場を迎えていた。吉良上野介義央の屋敷に赤穂浪士ら47人が襲撃を仕掛け、吉良は武林唯七に討ち
取られて死ぬ。しかし死んだはずの吉良が目覚めたら、当日の朝であった。何度も繰り返し夜に襲われては死んで朝に戻る吉良。そのループを断ち切ることができるのか。様々な方法を試しては武林によって無残に殺される吉良の奮闘記。
※この作品は短編『オール・ユー・ニード・イズ・吉良~死に戻りの赤穂事件』を加筆して電子書籍にしたものを掲載しております。
※この作品は小説家になろう、ハーメルン、カクヨムでマルチ投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 17:23:50
135695文字
会話率:33%
時は江戸時代、元禄15年12月14日。浅野内匠頭が起こした殿中刃傷事件から始まった赤穂事件は山場を迎えていた。吉良上野介義央の屋敷に赤穂浪士ら47人が襲撃を仕掛け、吉良は武林唯七に討ち取られて死ぬ。しかし死んだはずの吉良が目覚めたら、当日の
朝であった。
短編小説『オール・ユー・ニード・イズ・吉良~死に戻りの赤穂事件~』で語られなかった幕間の100回目に死んだときのこと、吉良はふと思い立って、別居していた妻の富子へと会いに行くことに決めた。彼は離婚寸前、別居中の妻と仲直りできるのか。
これはhttp://ncode.syosetu.com/n8102dq/「オール・ユー・ニード・イズ・吉良~死に戻りの赤穂事件~」を本編としたシリーズスピンオフ短編小説です。
また、本編を十万字ほど大幅に加筆して文庫本一冊程度に纏めた小説『オール・ユー・ニード・イズ・吉良~死に戻りの忠臣蔵~』がKindleにて300円で販売中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-08 20:21:37
9185文字
会話率:37%
時は江戸時代、元禄15年12月14日。浅野内匠頭が起こした殿中刃傷事件から始まった赤穂事件は山場を迎えていた。吉良上野介義央の屋敷に赤穂浪士ら47人が襲撃を仕掛け、吉良は武林唯七に討ち取られて死ぬ。しかし死んだはずの吉良が目覚めたら、当日の
朝であった。何度も繰り返し夜に襲われては死んで朝に戻る吉良。そのループを断ち切ることができるのか。様々な方法を試しては武林によって無残に殺される吉良の奮闘記。
2017年8月8日、Amazon Kindleにて大幅加筆修正して文庫本サイズにしたものが300円で販売開始しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-26 08:00:00
33561文字
会話率:28%
舞踏会……それは、華やかで煌びやかなお城の一大行事の一環です。
主導する王族の方は無論、参加される貴族の方々も気合が入っております。
それは無論、実際に準備に動く使用人達も同様。
数日前からお城は修羅場状態。無事に開催され、舞踏会を大
禍無く終えてようやく一息と言ったところでしょうか。
しかーしっ、舞踏会の翌日は・・・準備から開催中の修羅場とはまた違った修羅場が繰り広げられるのですっ!!
わたくし、王城勤務の使用人の中で中間管理職をしておりますが――――
とりあえず、アレっすわ。お城の客室は、連れ込み宿じゃねぇっての!
色事大好きなエロ貴族! 煌びやかな舞踏会に当てられて盛り上がっちゃった若い男女! まあ、偶に同性同士もいますが……お城に来た記念にと、『なぜそういう方面の記念にするっ!? 別の思い出作れっ!!』という田舎のおのぼりさん! 更に更に、嫌がる人を無理矢理襲う外道や、媚薬や怪しい薬を盛って既成事実を画策するクソ共!
被害者の心身や尊厳の回復には、王城勤務の者一同よりお祈り申し上げますが――――
痴情の縺れで、男女や同性同士の愁嘆場や修羅場で刃傷沙汰とかマジ勘弁しろ! 無理心中するなら他所でやれ! もしも心中が成功したら、お城の怪談が増えるだろうが!
そんな、いろんな意味でアレな人々によって、ぐっちゃぐっちゃに汚されたお部屋の掃除をする可哀想な使用人の修羅場が始まるのです!
設定はふわっと。
※めっちゃ下ネタ。でも、エロは無い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 04:20:59
5905文字
会話率:35%
先に投稿しました拙著『麻津乃さま快刀日記』のオマケ的短編その3です。女剣客の麻津乃が、いじめられている少年とその姉の芸者を守ります。
最終更新:2025-02-18 09:42:33
3705文字
会話率:50%
主人公・日野頼重(ひの よりしげ)は、八歳の時に町奉行で与力として働いていた父・頼家(よりいえ)を刃傷沙汰で失う。
武士が刀を抜くにはよほどの理由が必要だった。
父を殺めた人物は頼家の部下だった同心・野木宗紀(のぎ むねとし)と
いう男だった。
頼重が元服した後、仇討ちを果たすことを条件に、日野家は取り潰しを免れる。
元服後、頼重は奉行所に集まった証言を元に仇討ちに向かうが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 12:00:00
4937文字
会話率:14%
浅野内匠頭が江戸城中、松の廊下にて吉良上野介に刃傷に及び、赤穂藩は断絶とった。赤穂藩断絶後、主人公である五十嵐十郎太達敏から見た忠臣蔵とその後の経緯の物語である
※残酷描写、流血描写あり
※不定期更新です
※カクヨムにも掲載されています
最終更新:2024-02-26 09:54:19
121992文字
会話率:79%
大店の一人娘である5歳のひろは、母親の顔を覚えていない。ひろがよちよち歩きの頃に「若い男と逃げた」らしい。父親はひろを可愛がってくれているが、商いに忙しく、世話係の下女がひろに見せる態度はそっけない。次第に1人遊びが増えていた。
そんな
ひろのここのところの楽しみは、傀儡師でもある飴売りから飴を買い、人形芝居を見ることだ。
飴売りから飴を買うようになってからは、優しそうな頬にえくぼのある女が頭に浮かび、母親に違いないと喜んでいた。
そうしたひろの寂しくはあるが平凡な日々は、旅に出た父親の死の知らせで一変する。
大店内で突如起こる刃傷沙汰。
呆然としているひろを助けたのは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 19:03:02
28562文字
会話率:31%
正徳元年(一七一一年)、師走某日。
若狭野浅野家の当主である浅野長恒は、堺奉行として赴任した堺の町が雪で覆われているのを見ながら、九年前の冬の出来事に思いを巡らせていた。
元禄十五年(一七〇二年)十二月十五日。
世に言う「赤穂事件」が発生し
、師走の吉良邸は血で染まった。
討ち入りの指導者である大石内蔵助と「赤穂事件」の引き金となった殿中刃傷の当事者である浅野内匠頭は、長恒にとって又従兄弟と宗家当主という間柄にあたるのだった…
(※ 本作品は、第5回「小説家になろうラジオ大賞」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 06:38:54
1000文字
会話率:11%
刃傷を、腑分けする冷徹さで、静かに描きました。血と肉は汚れず別れていきます。
最終更新:2023-07-26 05:06:07
826文字
会話率:0%
白水時臣は江戸で人気の幽雪という雅号の絵師であるが裏では暗殺を引き受けている。元締めである書肆雅蘭堂の京都本店のお抱え暗殺者、幽鶴が病死した為、時臣はその後釜に就くよう命じられる。
元治二年三月、時臣は京都へ到着する。そこで新選組の隊士に
絡まれている盲目の少女、陽菜を救う。あわや刃傷沙汰になるところを新選組の井上源三郎と沖田総司が場を治める。
時臣と総司はこの時点で既に互いの剣の腕を見抜いていた。
陽菜は時臣に礼がしたいと行きつけの茶屋へ向かった。そこには陽菜の親友でもある医師鴨治の娘、お光がいた。お光から陽菜の目は長崎にいるオランダの医師であれば治せるかもしれないと時臣は聞かされる。
名作『街の灯』をストーリーを下敷きにした時代小説、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-12 20:11:49
7698文字
会話率:66%
気がついたら見知らぬ場所にいた。VRゲームを始めた記憶も神様からチートをもらった記憶もないが、最初に出会った村長の話ではどうやら牧場経営をするためにこの村に来たらしい。これはほのぼの牧場ゲームか? え? 前の街では女誑しが過ぎ街中の女の子を
誑し込み刃傷沙汰にったためいられなくなったからこの村に来た? 急に殺伐としたな! は? 借金10憶!? ここの牧場の購入金額と前の街で痴情のもつれによる刃傷沙汰を起こした慰謝料!? しかもそのせいで女性恐怖症になり女装することになったってどっから突っ込めばいいんだ!
※主人公が女装しているためBL、GLは雰囲気です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-21 18:00:00
7850文字
会話率:49%
「貴様のような地味女が我が栄光ある王国の王妃になるなど耐えられぬ!
貴様との婚約を破棄し、俺はこのシュガーと新たな婚約を結ぶことをここに宣言する!!」
トゥックガー王国王都にある魔法学園にて、突如始まった婚約破棄の茶番。
それを受けた南
方辺境伯令嬢キリカ・サツマディアは自身への誹謗中傷には涼しい顔をしていたのだが……その矛先が辺境伯家へと向けられた途端、顔色が変わった。
「よかど」
「何?」
誇り高きサツマディアの女であるキリカは、辺境伯家への侮辱は看過できなかった。
お国言葉を丸出しにしながら王太子ヨシヌフへと刃傷沙汰、そのまま敵中突破をして故郷サツマディアへと帰還した。
そして王太子は、己の愚挙を公開することになる。
※最近妙な盛り上がりを見せている薩摩○○ワー○を見て、書きたくなってしまいました。
私の中の薩摩を詰め込んでおりますが、詰め込みすぎて消化不良になるかも知れません、ご注意ください。
また、鹿児島から離れて長いため、鹿児島弁の怪しいところが多々あります。ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 05:33:26
11617文字
会話率:26%
高校二年生の月森むつみは、学校で見つけた古文書を開いた途端、意識を失った。気が付くとそこはまるで知らない場所。そして時代劇の中のような人々。
時は元禄十五年十二月三日。場所は江戸本所松坂町、吉良上野介の屋敷。
赤穂浪士討入り直前の吉良家にタ
イムスリップし、成り行きから屋敷の人々と生活することとなったむつみに、十二月十四日その時が迫る。
赤穂浪士に討ち入られた吉良家とは? 浅野内匠頭刃傷の理由とは? むつみは何を思い何を成すのか?
忠臣蔵に描かれない、吉良家に生きた人々の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-07 15:00:00
111268文字
会話率:36%
【アルファポリスより転載】
読み切りのショート作品です。
「柳川亭」という筆名で編纂された「享和雑記」
享和期(1801~1804)の様々な事柄を書き留めた大変に面白い書物です。
その中から、第三巻三十八に掲載されている「槍
持勇気の事」というお話をご紹介したいと思います。
江戸幕府開府からあと一年で「200年周年」になるという享和二年、十返舎一九が「東海道中膝栗毛」を著したり、江戸で「小石川馬場の火事」と呼ばれる大火があったりした年です。
・・・そんな年の正月に起きた刃傷事件。
年賀というと、今は年賀状・・・それも年賀状の扱いは年とともに減っているそうですが、江戸時代の武士の正月は、上司や親戚、お世話になった家々へ直接に出向いて年始の挨拶をする「年始回り」でスタートしました。
この年始回りの風習は、明治から昭和にかけて活躍した小説家・劇作家・岡本綺堂氏のエッセイ「年賀郵便」によると明治の中頃まで続いていたそうです。
回った各家々で振る舞い酒をご馳走になり、朝からフラフラになりながら年始回りに歩く武士とその家来。
・・・下戸(お酒が飲めない人)はさぞ大変だったでしょう。
そんな武士の年始回りで起こった事件です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 21:41:41
3197文字
会話率:12%
【アルファポリスより転載】
異国船が日本の近海に頻繁に現れはじめ幕府が打払令を出すなど、世の中が騒がしくなってきた文政年間。
江戸城西の丸大手門を警備する御番所で一人の侍が乱心、同僚三人を殺害、他にも多数の者を傷つけた大事件が起こります
。
曲亭馬琴が編纂した天保三(1832)年刊の「兎園小説 拾遺」には、この事件の関係者から聴取した記録を含め事件の詳細な経緯が掲載されています。
その「山形番士騒動聞書幷狂詩」を基に当時の状況を再現しました。
一部推測に依った部分もありますが、ほぼ馬琴の残した記録に沿った「事実」です。
二部構成で全四千字程度の短編です。
なお、殺人事件の記録ですので一部生々しい描写もあります、閲覧の際にはご注意ください。
また、尺や寸のセンチメートル換算は全て「約」ですのでご承知おきください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-24 19:00:00
4057文字
会話率:3%
ある朝、一葉銀が幽体離脱した。その日の未明、彼女の通う高校の付近で成人男性が胴体を数ヵ所刺される刃傷沙汰が起き、また同学校の生徒が行方不明となっている。一体、彼女の身の回りで何が起きようとしているのだろうか? 双子の妹の一葉杏子は事件解決
を試みるが、殺し屋や殺されない屋に介入され、事態は展開するごとに混沌としていく、その結末とは…………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 17:39:35
342326文字
会話率:34%
「領主となる前に、領内を見て歩きたい」
次期領主の健吾さまの意向で、護衛として、領内を案内する役目を任じられた私。
どこを視察するのかと問えば、「まずは、芝居見物」。
いくら定番だからって、お弁当って、はい。美味しいですけれど! 私は
勤務中ですからね?
楽しんでいたお芝居の最中に、突然、刃傷ざたが!
「さがっておれ」
え? どうして、私、健吾さまに、庇われてるんです???
※江戸風な架空世界です。 いろいろぬるい設定です。
※くのいちを甘やかしたい若さまと、若さまをひたすらお守りしたい、くのいちの物語。
※この作品は なろう、カクヨムの連載です©秋月忍(2020/6/20)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-26 17:05:09
29019文字
会話率:43%
ローゼス公爵家の女当主であるシェリーメイは、たった今三度目の婚約破棄をしようと心に決めた。それは婚約者が彼女にとって禁句の三つのフレーズを口したからである。
彼女のこれまでの人生はとても過酷なものだった。額の傷だけではなく心にも大き
な傷を負っていた。それでも彼女はそれらを全て受け入れ、流し、穏やかに生きようと思っていた。
しかし、三度目の婚約破棄を契機に結婚を諦めた彼女は、愛する者達を守るため、とうとう諸悪の根源である男に立ち向かう事を決めた。そしてその為の準備を始めたのだった。
一章毎に、主人公と彼女の周りの人物達の視点から物語が語られる形式の予定です。
十五章程度にまとめられたらいいと考えています。
読んで頂けると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-13 21:00:00
92991文字
会話率:17%
かつては肥沃な三角州のランカ平原も、今は大河が枯れ雨期を失った渇ききった不毛の大地と化していた。
レオナは隊商の護衛に紛れ込み、このランカへとたどり着いた。レオナは、生まれ育ったヴアンダール王国の危機を救う為、不老不死の技術を探し求める旅を
続けていた。
数千年も前に失われた太古からの叡智を受け継ぐという謎の漂泊民《天狼》の一員で何百年も青年の姿で生き続ける魔物の力を持つ相棒フォンの力を借りて、ランカへとたどり着いたレオナはランカを暴力で支配するゾアという男と対立する。そして、刃傷沙汰寸前のレオナとゾアの対決を止めた謎めいた商人のストーンと出会う。
このランカの都の中に鬼祟地と呼ばれ、何人も立ち入れないようにゾアが封じた聖域があった。そこだけは、この荒れ果てた大地の中にも関わらず、緑にあふれ二百年前に滅びたはずのランカ王国の遺構が新築のように輝いていた。
レオナは、このランカで刻の行者と呼ばれた不老不死の手掛かりを握る人物を探していた。
レオナに助けを求めてきた謎の少女ティアの導きで、レオナは刻の行者イシュメルに会う。イシュメルは、不老不死の手掛かりのある失われた聖都に至る情報と引き換えに、刻の止まったランカ王国を元へ戻しグルジェフと呼ばれる”魔”を倒すことをレオナに依頼した。
直後にイシュメルの屋敷はゾアの焼き討ちにあってしまう。
レオナはグルジェフを倒し、刻の止まったランカを元に戻す為に鬼祟地と呼ばれる聖域に飛び込んでゆく。
そして、そこに待ち構えていたのは、イシュメルがランカ王国の滅亡と引き換えに刻を止めてまで封印したグルジェフの不死身の騎士団だった。
この、過去と現在が重なる奇妙な物語は、拙著『サキとリュードの冒険譚』より百年ばかり前の前日譚。
『サキとリュードの冒険譚』で亡霊として登場する伝説のお姫様レオナ・リシャムードがシドニア大陸を大刀一本背負って縦横無尽に駆け抜けた冒険のエピソードのうちの一つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-26 19:00:00
150085文字
会話率:31%
赤穂浪士、後にそう呼ばれる四十七人にもう一人語られない男が居た。
その名は中山新三。
人は彼をこう呼ぶ。阿呆浪士と。
時に元禄十四年(1701年)
千代田城にて赤穂藩主が起こした刃傷は江戸から赤穂、やがて天下に響き渡る一大事件へと変わって
いく。
これは元禄赤穂事件の始まりから本当の終わりまでを綴った物語なのかもしれない。
これは赤穂浅野家に仕えた侍達の生き様と死に様を綴った武士物語なのかもしれない。
これは一人の阿呆が多くの阿呆と阿呆をする阿呆な物語なのかもしれない。
ノベルアップ+でも別名義で公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-14 02:21:31
77985文字
会話率:44%
俺の名はクガイ。
生まれ故郷で腕を頼りに東に人さらいが出たと聞けばぶちのめし、西に人食い妖怪が出たと聞けばぶった切り、そうして生きていたら何の因果かいつの間にやら見知らぬ土地に無一文で放り出されていた。
俺が放り出されたのは浸食都市&
quot;楽都"。
何十年も前に魔界と融合して浸食されたという、とんでもない街だ。道行く人の中に妖怪や魔族が紛れ、刃傷沙汰はおろか仙術、魔術の入り乱れる大抗争が日常茶飯事。
人間と妖怪と神とが争い、共存し、欲望を滾らせる浸食都市”楽都”。
何が起きてもおかしくない街。誰をも受け入れる街。この街ほど命の軽い場所はない。この街ほど命の足掻く場所はない。
それでも住めば都。毎日、自分と世界の正気を疑うようなこの街にも慣れてきたころ、俺は悪党どもに追いかけられていた女の子を助け――この街でも滅多にお目に掛かれない厄介ごとに自ら飛び込むのだった。
※アルファポリスでも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-04 12:00:00
149266文字
会話率:48%