「真実の愛ゆえの婚約破棄って、所詮浮気クソ野郎ってことじゃない?」
巷で流行ってる真実の愛の物語を、普段から軽くあしらっていた。
そんな私に婚約者が静かに告げる。
「心から愛する女性がいる。真実の愛を知った今、彼女以外との未来など考えら
れない。
君との婚約破棄をどうか受け入れてほしい」
ーー本当は浮気をしている事は知っていた。
「集めた証拠を突きつけて、みんなの前で浮気を断罪した上で、高らかに婚約破棄を告げるつもりだったのに…断罪の舞台に立つ前に自白して、先に婚約破棄を告げるなんて!浮気野郎の風上にも置けない軟弱下衆男だわ…」
そう呟く私を残念そうに見つめる義弟。
ーー婚約破棄のある転生人生が、必ずしも乙女ゲームの世界とは限らない。
この世界は乙女ゲームなのか否か。
転生少女はどんな役割を持って生まれたのか。
これは転生人生に意味を見出そうとする令嬢と、それを見守る苦労人の義弟の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 07:30:00
161079文字
会話率:28%
「800年前のイデオロギー戦争の後、あまりよろしくない環境になってしまった地球」「人間以外と一部の自然派は喜んでるみたいでしたけどね」
「とある大陸には過去の技術水準を保っているが閉じた生活を送り、資源の涸渇に怯えて暮らす「都市ソドム」と滅
びた都市ゴモラから逃げてきた民の一部が築いた「アウター」がありました」「宇宙に逃げ残った連中と避難民ですね。なおどちらも自業自得の模様」
「ソドムとアウターは習慣、政治、宗教、さまざまな差異があるものの、妥協点を見つけ、どうにかこうにか共存していた」「ぬるま湯につかった平和ボケ集団が死にかけの強欲な戦闘民族に飯やったら居着かれたって感じですね。政治が悪い、政治が」
「もうお前が読めよ!」「こういうのは人の口が語るからいいらしいですよ。どれだけ技術が発展しても人は人を求めるみたいです」
「そうなのか?えー、そんな中ソドム出身の少女マキナと謎のAIのデウスはハンターとして害獣を狩る中で成長し、様々な困りごとに巻き込まれていくのであった」「高性能AIです。『高性能』。一般AIと区別するために明確な定義あるので忘れないでください」
「これは二人が紅髪のマキナと無貌のデウスと呼ばれる様になる物語である。あたしももっとかっこいい二つ名がよかったな。紅髪ってそのまんまじゃん」「二つ名なんてそんなものでしょう・僕にだってアイコンくらいありますけどね」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 22:14:12
49058文字
会話率:47%
産まれてすぐに塔に閉じ込められた侯爵令嬢、レティシア・サトーレ。彼女は家族とごく限られた使用人、数人以外とは会うことなく育てられている。
塔の窓から見えるのは、小さな空だけ。レティシアは本の挿絵でしか外の世界を知らなかった。
レティシ
アが十三歳になった時、家庭教師としてデミアン・カスタニエがやって来た。デミアンは帝国のアカデミーを早期卒業したばかりの十八歳で、優しげな面立ちの青年だった。
生まれて初めて会う、父親以外の異性に、レティシアは戸惑う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 23:00:40
22675文字
会話率:25%
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっ
と片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 06:00:00
195658文字
会話率:28%
三年間の中学校を卒業し、今年から地元の県立高校に入学する青年、望月諭人は他人に対して常に無関心。
家族以外との会話は敬語。遊びの誘いにはまず乗らず、休日のほとんどを読書に費やす徹底ぶり。周囲の学生たちが新たな出会いと最高の日々に想いを馳せる
中でも、けしてそれは変わることはない。
そんな諭人の知らないところで、お隣さんの家に一人の少女が転がり込んできた。
聞けば、彼女はイギリスからの帰国子女で、同じ高校に通うらしい。
それを知らない諭人は、とあるきっかけから一足先に顔を合わせることになるのだが……。
これは、他人に対してどこまでも無関心な青年が過ごす、無関心ではいられない、青春の日々の記録だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 21:10:00
71943文字
会話率:44%
家柄、財力、そして美しい風貌。
全てに恵まれたかにみえる男・石倉良(いしくら・りょう)。
財閥系のトップである、若き実業家。
遠縁の五百旗頭(いおきべ)家から、美人の誉れ高い妻、眞波(まなみ)を娶る。
妻の実父、五百旗頭欣二(いおきべ・きん
じ)は有数のホテルチェーンのオーナー。財界において大変な存在感を打ち出している。
しかしどうにも、五百旗頭家は、石倉とは折り合いが悪い。
欣二の兄、長一郎(ちょういちろう)は、慈善団体イオ学園の理事長。娘の波留(はる)との間にすさまじい確執がある。
先代、つまり長一郎たちの父が、幼い孫の波留を後継者としてすべてを相続させたためである。
それに伴い、先代は策を弄して親権を剥奪し、石倉良を波留の後見人としていた。
先代の死後、五百旗頭家は内部分裂する。
石倉=波留の派閥と、それ以外という構図になっているのだ。
そうしたある日、親族ふたりの縁談が持ち上がる。
妻の妹、さなえの相手はライバル会社の跡取り。
波留は、政治家の息子と……!?
飛ぶ鳥を落とす勢いの新興勢力、ライバル会社、アズマ・マリンレジャー。
その社長、東知之(あずま・ともゆき)は、知らぬ間に妻の実家に近づいていたのだった。
親子間でも油断はならない。
先代の決断に不満を持ち続けていた五百旗頭兄弟は、
波留の成人を機に、後見人ではなくなった石倉を排除しようと動き始める。
難しい立場に立たされた妻の眞波は、どうするつもりなのだろう。
味方といえるのは、波留と、財界の大物・森行夫(もり・ゆきお)のみ。
石倉は自身の過去と向き合いながら、明日を模索していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 18:00:00
139540文字
会話率:33%
数多の人々が行き交う大都会の真ん中で、吐息のような愛言葉を受けた。
君の事は大好きだった。ずっと一緒に居たいと思った。離れれば寂しいと思った。でも。
『頭おかしいんだ。自分で触れるのは良いのに、他の人に触られるのは嫌なんだ。それが例え君でも
』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 08:35:17
1106文字
会話率:38%
共にいるほど苦しみが生まれ、共にいるほど大切なものが壊れていく。
どんなに好きでも、どんなに愛していても。
共に幸せを得る未来は、絶対的におとずれない。
‘’私‘’が愛した相手は、そんな生物でした。
*****
両親が大切にしていた片田舎のカフェ。
それを1人で切り盛りしている『まな』は、ある日、世間を震撼させる残酷な怪奇事件の被害者になる。
事件によって負った傷から、ある紛争に巻き込まれることになった『まな』。
中でも、特殊な体質を持つ人々、未知なる生物達との出会いは、『まな』の人生や人生観に大きな衝撃を与えていく。
一方、普通の人間とは異なる体質を持つ『青年R』 は、自分と異なる価値観で生きる『まな』との出会いから、抑えきれない感情を知ることになりーーーー
湧き上がる想いや欲望、置かれた環境や定められた運命。
違う価値観、性質の異なる生物達が出会うことによってもたらされるものは、幸福か、はたまた不幸か。
これは、様々な想いや多くの生命が絡み合う、愛と真理の物語。
***************
*この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものらとの関係はございません。
※本作は、R-15作品となっております。
理由は、戦闘などによる残酷描写(精神や肉体を傷つける行為)があるためです。
作者の嗜好(心理描写、情景描写を大事にしている作品が好き)により、細かく描写される場合もあります。
残酷描写に嫌悪感を抱く方、規定年齢に達していない方は、読む事をお控えくださいませ。
*現代ファンタジーのため、現代の要素(生活水準、法律など)を取り入れておりますが、全て準じているわけではありません。
内容に違和感を覚えた方は、フィクション・現代の要素を多く取り入れた物語であることをご理解頂けましたら幸いです。
*話を進める事を第一優先にしている事から、作者の想定よりも簡略化の文章(表現)を基本としています。
簡略化が強いものは、☆マークがつきます。
・誤字脱字や言い回しが変などの至らぬ点、
・☆以外と比べて内容が薄くなっている(雑)と感じるかもしれない点
ご寛容いただけますと幸いです。
*他サイト様(先行)で投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 14:00:00
12187文字
会話率:17%
「A氏、妻以外と熱い夜を過ごす!!」
週刊誌が大々的に報じた。
しかし、それに対して僕は後悔などしていなかった。
最終更新:2024-02-05 23:01:08
418文字
会話率:24%
まあ、ゲーム作って欲しいな、といった話し。自分では作る時間も気力もない。
最終更新:2023-12-17 17:00:00
380文字
会話率:0%
公爵令息であるユールディルは人と話すことが苦手であった。同年代の子とすらなかなか上手く話すことができなかったユールディルに対して、優しく待っていてくれたのがレニアーニだった。
成長してからも彼女への気持ちは変わらず、彼女以外と結婚する気はな
いユールディルだったが、父親の許可を得られないまま、時間が過ぎていく。
そんな時、突然学園の生徒会室に呼ばれて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 20:00:00
14674文字
会話率:45%
【来月の自分に出す遺書】
なんて大層なタイトルにしたけど結局のところただの日記だよな。
だからこの作品遺書の語り部と記録係、読者や批判者は自分だから、
もし~これを読んでる自分以外とお方?
そうそう、そこの貴方のことです。
こんな貧
相な文才のない駄作者の恥部を覗こうとするその駄作に対する変質的なまでの執着に免じて閲覧者の役としてこの茶番劇の舞台に立たせてあげましょう。
いやですか?
残念です…でも去る者は追わず来る者は拒まずとも言うし、一度でもここに目を通してくださっただけで自分は幸せ者です。
では始まります。
来月の自分に出す遺書折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 22:03:08
531文字
会話率:0%
2023/3 改稿&改題しました。
深海世界に住む、出生の事情から愛を信じない青年。
ある日深海に呼び出された、家族に疎まれ愛を知らない女。
そんな二人が【運命的】に出会い、戸惑いながら惹かれ合っていく話。
「悪ぃが、俺は運命なんて信じ
ねぇタチなんだ」
「愛……とか、私には、分からないや。ずっと、ひとりだったから」
はるか昔に封印された“世界を喰らう者”。
それを封印した青年ティブロクスと海龍セイレーン。
遠い過去から運命の輪は巡り、やがて世界を救うへと至る。
【どんな物語も楽しめる方、ぜひ読んでいってください】
※物語の舞台が太陽も月もない世界です。それらを連想させるような単語をなるべく使わない縛りプレイ中であるのと、別世界っぽさを醸すためにルビ多めです。
※ヒーロー、ヒロインともに育ってきた環境が暗めです。
ヒーローに至ってはワンナイトラブする人で、ヒロイン以外とのシーンを匂わせています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 16:59:33
83007文字
会話率:21%
「何度でもいうわ。貴方のような出来損ないは王には相応しくない」
義母の謀略により、齢十二にして殺された第一王子の俺は、死にたくなさすぎて、いつのまにか最弱の魔物、スケルトンになっていた。
人前には出れない孤独な生活。仲間は火を吹く魔
獣だけ。悲惨な生活を送ることになるかもおもいきやーー。
「ーーあれ、以外と魔物ライフ楽しくね……?」
好きな時間に起きて、好きな時間に寝て良い、民衆からも貴族からもあれこれ言われることもない。最高だ!
なんかいつのまにか食糧危機&殺人鬼の出現で国が傾国の危機に瀕しているけど、知ったこっちゃないぜ!
これは、第二の人生を歩むことになった第一王子、ハウエルが、魔物の生活をエンジョイしながらも、前世の謀略、陰謀渦巻く貴族の世界から離れ、
たくさんの人と触れ合い、その温かみを再確認し、そして守るために。
突然現れた七番通りの‘最強の殺人鬼’に、立ち向かう話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 13:06:38
198541文字
会話率:42%
出生時から謎の痣がある少年帝啓(みかど けい)この痣が原因で周りから嫌われ両親以外と喋れないコミュ症になってしまうそんな少年が中学3年の冬いきなりゴブリンに襲われる?そこから始まる覇王への道?
どうも初めて投稿しますkeyです!
自己満作
品であるので誤字脱字は大目に見てもらえるとありがたいです!
さらに文章能力も皆無なんで見づらかったらすいません!
でも皆さんに楽しんでもらえるよう頑張るのでよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 15:21:00
1998文字
会話率:39%
高校生二人の恋を描く純愛小説。
ゲーム好きで悠人以外と関わりを持たない律。
人気者だが律とばかり一緒にいる悠人。
青春を生きる高校生二人が
恋に気づくまでの物語。
最終更新:2023-08-30 08:02:41
13791文字
会話率:42%
際限なく広がる経済的格差。
医療や社会保障の形骸化。
低賃金による少子高齢化。
労働や病気のストレスを苦にした自殺。
山積みの諸問題を無視しつづけ、先進国の人口が10分の1にまで減少した近未来。
しかし人類は、飽くなき成長を求めていた。
不
要な命さえなくなれば、さらに世界は発展するだろう。
妄念に取り憑かれたように不要な命の抹殺と、人員の再分配で社会の効率化を図り、人々は優生市民とそれ以外とで別れていく。
そんな社会の現実など露ほども知らない優生市民の息子マコトは、何不自由なく生活を送っていた。
だが心の何処かで世界に違和感を覚え、やがて真実へ辿り着く。
そんな彼の行き着く先とは……
以下、作者(?がらくた)からの注意書き
三人称一元視点の短編SF小説。
拙作「異世界のジョン・ドウ 〜オールド・ハリー卿にかけて〜」に作中作として利用予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 23:31:59
7160文字
会話率:30%
以外とね、8月より7月の方が暑かったりするんだよ。それはもうだいぶ前から、そう。
最終更新:2023-07-17 18:08:37
716文字
会話率:0%
何でも話せる相手って以外といないです。
だから、出会えたら、大切にしようと思います。
最終更新:2020-01-15 13:43:05
832文字
会話率:3%
ずっと病弱だった
17歳の少女ーー立花ヒナ(タチバナ ヒナ)
眠るように亡くなると
次に起きたのは
唯一の楽しみだった乙女ゲーム
〖救国のセイブ〗の世界!?
それも攻略キャラ共通の壁
悪役令嬢に転生してしまった
死or死な悪役令嬢です
が
今世では元気に過ごしたい!
目標は攻略キャラ以外と恋愛結婚!
でもそう簡単に物語は
進んではくれず……
「僕はあなたと共に過ごしたいのです。」
「俺の全てを捧げます。」
……って!私は溺愛を望んでません!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 19:50:25
100487文字
会話率:41%
「目覚めよ、僕の理想の彼女!」 現実の彼女を作ることを諦めた、機械に強い以外とりえのない残念思考普通高校生、近松凡人が思いついたのは、自らの手で彼女を作り出すことだった。しかしその彼女は、理想とはかけ離れた生意気娘に。どうしてこうなった?ダ
メダメ主人と、新時代電子ヒロインが繰り広げる、そんなに甘くない、バトルありありの、そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-21 00:00:00
292690文字
会話率:50%