「姫様、どうかお逃げください!」
帝国の手によって滅びたアングラード王国から唯一生き延びた王女セリーヌ。天候を読む奇跡の力を持つ彼女は「豊穣の天使」と呼ばれ、誰からも愛されていた。しかし敵国の皇太子、ヴィルフレードによって国は滅ぼされ、王族
であった家族は殺された。リリアは決して復讐しないと誓うことで、一人敵国で子爵令嬢のリリアとして身分を偽って生きていくことになった。そこには心優しい新しい家族の支えがあった。やがて彼女は帝国の城に上がることとなり、ヴィルフレードや皇族一家と交流を持つことになってしまう。数奇な運命に巻き込まれ、抗いながらも、懸命に生きていく。少しずつヴィルフレードに惹かれ、そんな自分を呪い、嫌悪する。一方のヴィルフレードも、自身の罪深さを十分すぎるほど理解し、幸せなど求めるつもりはつゆほどもなかったにもかかわらず、リリアに惹かれる気持ちを抑えられない。基本シリアスですが、作者は何が何でもハッピーエンドが好きなので、最終的にはハッピーエンドで溺愛、の予定です。更新は一週間に2回程度。のんびり書いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 19:00:00
76635文字
会話率:43%
その日、王妃は王都を去った。
何故か勝手についてきた宰相と共に。今は亡き、王国の最後の王女。そして今また滅びゆく国の最後の王妃となった彼女の胸の内は誰にも分からない。亡命した先で名前と身分を変えたテレジア王女。テレサとなった彼女を知る数少な
い宰相。国のために生きた王妃の物語が今始まる。
「婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?」の王妃の物語。単体で読めます。
他サイトにも公開中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 08:30:00
26575文字
会話率:51%
おはようと言って唇を重ねる。
おやすみの言葉を口移す。
そこに愛があるわけではなくて──これは、呪いを解く為に必要な事。
ただ、それだけだったはずなのに。
亡国グラナティスの王女であるシェリルは、自国を滅ぼした敵国ルダ=レンツィオ王国
の王女ピアニーに呪いを掛けられ、いたぶられる毎日を過ごしていた。
ある日の事、ルダ=レンツィオ王国はエムデアルグ皇国に戦争を仕掛けるが、軍事大国である皇国に敗北。逆に王都に攻め入られ、ルダ=レンツィオの王族達は身代わりを残して国を離れてしまう。
王城を占拠すべく乗り込んできたのは、美貌の鬼人将軍リアム。ピアニーの身代わりとして城に残っていたシェリルがルダ=レンツィオの王女でなく、グラナティスの関係者だと知ったリアムは彼女を皇国へとつれていくのだった。
保護されたシェリルの呪いを解く手段は、解呪の魔力を体へと注ぐ事。
その為には魔力を口移す事が効率的と判明した結果、シェリルとリアムは毎朝毎晩と口付けを交わす事に……。
冷たくも見えるが心配性で、実は優しいリアムに惹かれていくシェリルだったが、自分がグラナティスの王女だと告げられない彼女は、気持ちを伝える事もできないでいて──
*カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 12:04:48
141471文字
会話率:41%
かつて栄華を誇った王国「エルシリア」は、敵対する国の王によって滅ぼされた。その唯一の生き残りであり、亡国の王女であるセリーナは、ヴァルモンデ王へ復讐を誓っていた。
彼女は敵国に潜入し、偽名を使いながら王宮で使用人として働き始めます。彼女の目
的は、王と接近し、暗殺すること。そしてそれを足がかりに大規模な反乱を起こすことだった。
しかし、ヴァルモンデ王エドリックと接する内にセリーナの中にはもう一つの感情が芽生えきてしまう。
愛と憎しみの狭間でセリーナは何を選択するのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 17:00:00
7413文字
会話率:13%
亡国の王女が捕まった。自分の国を裏切った冷たい目をした王様に。
王女は塔に幽閉される代わりに、王様に手紙を出す。
長いようで短い手紙は、冷酷な王の心を溶かすのか、それとも…。
最終更新:2023-06-16 19:00:00
15363文字
会話率:19%
ルネーナはグルシア国の王女だった。グルシアの友好国であるエレルノーア国の魔法学園に留学してきていた。
そんなある日、ルネーナは学園長に呼び出されていた。何の用かと思っていると、学園長は困ったようにしながらグルシアがモンスターに蹂躙されて滅亡
したと口にする。それを聞いて混乱するルネーナに学園長はさらに言葉を重ねる。
「学園を退学していただきたく」
後ろ盾を失い何の価値も無くなったルネーナを、置いておくつもりはないらしい。ルネーナはそれを聞いて失意の中、学園長室を後にする。
今まで文化の国の王女として、上品におしとやかにすごしてきたルネーナは、その態度にもう意味を見出せなくなり、ロングだった髪を切り落とし、猫をかぶるのをやめたのだった。
そして、ルネーナは冒険者になる事を決めて、歩き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 20:00:00
103508文字
会話率:52%
学園長に呼び出され、ルネーナは自分の母国が滅亡したと聞かされる。それに加えて、学園は退学だと告げられる。ルネーナはこれから逞しく生きていく事を決意した。
最終更新:2023-04-07 12:31:51
1707文字
会話率:48%
「えっと……蓮見 士郎〈ハスミ シロウ〉、三十歳。趣味は……体を動かすことです」
冴えない人生を送る士郎。三十歳の誕生日を迎えて目を覚ますと——辺り一面、緑の草原。
彼が転生したのは、ステータスが全て——俗に言う、ステータス至上
主義異世界だった。
剣や魔法、他種族が存在する異世界で、異形の化け物に襲われる小国を見つけたシロウ。
なんとか助け出した少女は、その小国の王女で——。
これはステータスMAXで異世界に転生したおっさんと、
滅びた祖国の為に新たな国を造ろうとする亡国の王女の、
異世界建国無双譚である。
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【修正点一覧】
・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 13:38:44
5710文字
会話率:30%
亡国の王女は気が付くと銅像に転生していた。『幸せな王女』と呼ばれるその像は前世の王女自身がモデルで、贅沢三昧で民衆の苦労を知る由もなかったとして、「無知で幸せな能天気な王女」と嘲笑されていた。人々への恨みを募らせた『幸せな王女』像は、ある闇
夜に酔っ払いの悪魔と運命の出会いを果たす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 17:36:44
8211文字
会話率:28%
https://estar.jp/novels/25765085
時は現代…未だ広がるコロナの原因を突き止めた勇者ノフィン。
勇者ノフィンはコロナを収束させる為に強敵のいるダンジョンに乗り込む。
しかし隙を突かれて命を落とす。
それから2
00年後…未来になってもコロナの偏った情報は後を絶たず世の中は中世帰りしてしまう。
とその時、ある赤ん坊が産声を上げる。
数奇の運命を辿り段々人ならざる姿となっていく亡国の王女。
そして……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-17 14:06:44
91180文字
会話率:40%
南大陸から逃げてきた王女カンディール・アルシャムスは、クエンドーニ王国王子イルデブランドと出会う。しかし、クエンドーニ王国は南のアルバラフィ王国との戦争の空気が流れており、そのせいでイルデブランドは婚約破棄までされていた。カンディールは通訳
としてイルデブランドに同行し、艦隊へ協力することに。その思惑は——故郷を滅ぼしたアルバラフィ王国へ復讐をするため。だが、カンディールはイルデブランドをできるかぎり利用するつもりはない、それどころか巻き込みたくなかった。なのに『王子様』は——。
※この作品は他小説投稿サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 05:00:00
41947文字
会話率:40%
とあるここではない星の物語。
大陸の覇権を持っている帝国の皇帝に、一人の女性が妃として娶られた。
軍事偏重で平和のない帝国の皇帝の妃となった女性は、実は帝国に滅ぼされた亡国の王女で……。
野心持つ好戦的な男と、色恋の謀略を構えてそれを無力
化しようとする女の戦いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 13:55:48
3229文字
会話率:34%
12歳の少年、井上 俊徳は、無理な受験勉強を押しつけられた挙げ句父親に殺されてしまう。
死後、異世界へ転生する時に願ったのは『好きなだけ鉄道旅をしたい』。
願いが叶って異世界転生したものの、そこは無人の大陸で……?
「スキルで鉄道とか設備
を召喚できるし、これで開拓出来るんじゃないかな?」
野生児エディと、亡国の王女アンも加わり、楽しくリッチな鉄道旅&開拓が今、始まる!!
最終話まで書きためあります。
初日のみ5話投稿、その後は毎日1話ずつ投稿。
原則、午後9時頃に投稿予定。
カクヨムで先行公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 21:00:00
217543文字
会話率:43%
亡国の「たらいまわし王女」ことチカ・シャウマンは、諸国をたらいまわしにされた挙句に二十五歳年長の「獅子帝」へ嫁がねばならなかった。新しい夫には、チカよりも年長の双子の息子たちと年長の嫁たちがいる。超大国を支配する「獅子帝」とその息子夫婦たち
の怖ろしい噂ばかりを耳にしたチカは、すべてを諦め「獅子帝」に嫁いだ。しかし、彼女を待っていたのは……。「チカ、笑顔が素敵すぎる。そんなおまえを愛している」「義母上、お守りします」「お義母様、可愛らしすぎます」熱烈な歓迎、そして超がつくほどの溺愛だった。「え、私ってちんちくりんの『メガネザル』よ。しかも、何の利用価値もないのに何かの間違いか人違いじゃないの? 大丈夫なのかしら」自分に自信がなく幸せと縁のなかったチカは、戸惑いながらも武闘派夫と息子やその嫁たちの愛とやさしさに包まれる。その愛に応える為に自分を変えようとするチカを待っていたのは、「獅子帝」をモノにしたい貴族令嬢たちや彼の政敵たちだった。
※ハッピーエンド確約。ゆるゆる設定、ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 20:14:13
140749文字
会話率:29%
冴えないおっさんのおはなしです。
最終更新:2022-10-05 17:08:57
36486文字
会話率:50%
冒険者として活動をしていたクレス。ある日、自分の剣技を見て告げられた一言によって、父の過去を知ることに。それをきっかけにクレスは父との関係を変えようとする。
この作品はハーメルン、カクヨムでも投稿しています。
最終更新:2022-09-12 18:00:00
5475文字
会話率:33%
成人を迎えた義理の娘に感慨深さを感じていた主人公、マルス。
突然その娘に武器を向けられ、困惑しながらも娘を傷つけることをためらい、追い詰められていく。
敗北したマルスが告げられた言葉はマルスにとって想像もしていないものだった。
この作品は
ハーメルン、カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-11 18:00:00
4128文字
会話率:40%
クリデミア王国はシグルン王国に反旗を翻し、滅ぼされた。その生き残りの王女であるレティーシアは、王国を制圧したシグルンの血の将軍ことライザックに「身内を殺されたくなければ俺のものになれ」と突きつけられる。
幼い従兄弟や叔母のためにその屈辱に耐
えることにしたレティーシアだが、敗戦国を弾圧せず立て直そうとする残酷なはずのライザックの様子が少しずつ気になり始めて……。
誰からも愛されず血みどろの人生を送らざるを得なかった孤独な男がたった一人を求めた結末は。
*監禁上等、無理矢理関係を持ちますが、直接表現はありません。ライザックは正直病んでますが、バッドエンドではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-11 10:15:22
154451文字
会話率:35%
ひとつの国で革命があった。城は陥落し、王は弑された。血みどろの城。しかしその混乱の中で、空気のような第九王女を連れて逃げた魔術師がいた。
そんな魔術師と王女の、その後のお話たち。
※短編で投稿した「姫と魔術師と、遁走曲」と「異国と祖国と、
回旋曲」の連載版になります(同名の1、2話は短編そのままです)。短編集風になったらいいな、と思いつつ……
※姫と魔術師以外が主人公のお話は、タイトルに「*」を入れています。
※不定期なまったり更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-05 12:37:48
34454文字
会話率:40%
メルダ侯爵家の長女マリアは聡明で性格の良い令嬢だったが、両親は飛び抜けて美しい妹のリィナばかりを贔屓する。両親に甘やかされて育ったリィナはマリアの物を横取りするのが好きで、ついに婚約者の第二王子まで掠奪されてしまった。そんな自分勝手な妹を
叱ることもしない両親に嫌気がさしたマリアは祖父の元へ家出する。
家出先で運命の相手を見つけたマリアは結婚の許しを得るため侯爵家へ帰還するが、侯爵家では相変わらずリィナが我儘放題している。
しかし、そんなリィナにも破滅の時は迫っていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 11:24:46
20478文字
会話率:48%
大企業Grの社長であり、生粋のドMブタ野郎の大下哲郎は、SMクラブの帰り際に亡国の王女、アンナ・センブリアによって異世界召喚されてしまう。アンナによって鞭でシバかれることによりドMとしての力が覚醒し、数多の敵をなぎ倒していく哲郎。ドMであり
、下僕の大下哲郎と、そのS嬢様(ご主人様)であるアンナ・センブリアの異世界道中を描いた作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-28 07:07:46
86992文字
会話率:41%
病気のために若くしてこの世を去った主人公が、次に意識を取り戻したときには赤子となって森の中にいた。新たに生を受けたのは、前世の病室でやっていた、亡国の王女が攻略対象達と協力して祖国を取り返す乙女ゲームの世界。しかもゲームの進め方によっては
攻略対象達が死んでしまったり、攻略対象達と対立して命を狙われたりするハードモードな世界。前世で攻略対象達を誰も攻略せず、女王として戴冠し、攻略対象を踏み台にして戴冠する女と友人に揶揄されていた主人公は、王位と愛を手に入れられるのか。※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-20 17:00:00
109929文字
会話率:41%