おはようと言って唇を重ねる。
おやすみの言葉を口移す。
そこに愛があるわけではなくて──これは、呪いを解く為に必要な事。
ただ、それだけだったはずなのに。
亡国グラナティスの王女であるシェリルは、自国を滅ぼした敵国ルダ=レンツィオ王国
の王女ピアニーに呪いを掛けられ、いたぶられる毎日を過ごしていた。
ある日の事、ルダ=レンツィオ王国はエムデアルグ皇国に戦争を仕掛けるが、軍事大国である皇国に敗北。逆に王都に攻め入られ、ルダ=レンツィオの王族達は身代わりを残して国を離れてしまう。
王城を占拠すべく乗り込んできたのは、美貌の鬼人将軍リアム。ピアニーの身代わりとして城に残っていたシェリルがルダ=レンツィオの王女でなく、グラナティスの関係者だと知ったリアムは彼女を皇国へとつれていくのだった。
保護されたシェリルの呪いを解く手段は、解呪の魔力を体へと注ぐ事。
その為には魔力を口移す事が効率的と判明した結果、シェリルとリアムは毎朝毎晩と口付けを交わす事に……。
冷たくも見えるが心配性で、実は優しいリアムに惹かれていくシェリルだったが、自分がグラナティスの王女だと告げられない彼女は、気持ちを伝える事もできないでいて──
*カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 12:04:48
141471文字
会話率:41%
趣味も特技も、特に変わったことも無い普通の高校生。それが私だ。
でも、なんでか分からないけど異世界にトリップしちゃったらしい。
馬鹿でっかい巨大タコに襲われるわ、海に沈められるわで本当に死ぬかと思った矢先、私はある人に助けられた。
レオン、
と名乗ったその真っ黒な格好の変な男の人と、喋るお馬さんに出会ったその時から、私の旅は始まったんだ。
魔王と勇者、お伽噺のようなファンタジー。
でもやっぱり、いまどき異世界トリップなんて流行らないんですよぉ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 22:00:00
23951文字
会話率:38%
僕の名前は如月悠一。家庭教師にちょっと特殊なことを教わってるだけのただの高校生だ。
あのときまでは。
ある日、学友と共に異世界に召喚された。
その世界には魔法という概念が存在し、僕以外の転移組は膨大な魔力を保有し高いポテンシャ
ルを秘めていた為人族の先頭に立って戦う『神徒の騎士団』として手厚いもてなしを受ける。
しかし唯一人魔力が一切無かった僕は微妙な待遇を受け、不貞腐れた僕は訓練をサボって地下牢に忍び込みそこで偶然囚われの少女ルリと出会う。彼女と共に元の世界へ帰る方法を見つけるためにかつての仲間と決別して旅に出ることを決意する。
と言っても異世界での旅が安全に進行するはずもなく、吸血鬼、怪物、魔族等、お伽噺のような滅茶苦茶な化物が次々と襲いかかってくる。僕は家庭教師仕込みの戦闘技術を駆使し、道中で出会った人と絆を深め、時に新たな武器や力を手に入れつつ異世界を駆け巡る。
作者の予定によって連日投稿したり、暫く更新が途絶えたりして不規則なペースでの投稿になると思います。途中で打ち切らないようにだけはするので、最後までお付き合いください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 14:34:27
146469文字
会話率:43%
ーー私はいつも、母よりも不幸でなければならないと言われていました。
悲しくて、少し不思議で、切なくて、少しだけ優しい、そんなお話。
言葉は相手を幸せにも不幸にもする、呪い(まじない)のようなもの。
まるでお伽噺のような、少し不思議な雰
囲気をイメージして書きました。
解釈やタグはこれで良いのかは分からない。。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 00:02:36
3903文字
会話率:25%
この国の王族である4人の少年少女。
気高く聡明で、時には厳しい一面を持ち、常に国民の事が最優先なお姫様。
自分に厳しく周りに優しい、全ての民にとって兄のような存在の王子様。
儚く美しい、寡黙で静かに国民を見守る存在である理想を描いたような王
子様。
美しくて気品溢れる、身体は弱いが笑顔を絶やさないお伽噺のようなお姫様。
国民からは皆とても支持されている。
時には国を守るため自ら前に出て戦う事も…
………というのは表向きの話…
立派なハリボテの後ろには…
「戦争!?よっし!!暴れるぞー!!!」
「私病弱だからパスー」
「兄さんだけずるいー!僕も!!」
「…帰っていい?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-31 21:31:26
2116文字
会話率:47%
彼、紙村征史楼(しむらせいしろう)は欲した、理に抗う快楽を
彼、御剣月兎(みつるぎつきと)は求めた、愛と平和の理想を
彼、青葉巡(あおばめぐる)は望んだ、全てをを救える力を
彼らは世界を変える、誰がどんなに抗おうとも、お伽噺のよう
な現実を押し通していく、それは渇望した者の義務だ、一切合切を持論で殴り飛ばしながら彼らは歩みを止めない。それが良く転ぶにしても、悪く転ぶにしても。
彼等の行く先は悲劇か喜劇か、それは神さえも分からない。ただ一つ分かっているのは
彼等は主人公だ、物語を作り、人々を動かしていく、英雄達。
to be continued・・・
3人の主役級が異世界で生きる話
この話はu・mizu・ふらめが各々書いたものをuが纏め投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-08 01:33:05
23029文字
会話率:27%
「好きです、僕と付き合ってください。」
そんな遠い日の優しくて、切ない呪い。
まるでお伽噺のようなほんのちょっぴり変わった青春の欠片を一つ一つ拾っていく。
そして、やがてそれは真実の愛への道標となる…
果たして、それぞれの青春の行方は?
愛されている桜の木とは一体?
「例え叶わぬ恋でも、僕は君を愛し続ける。」
そんなありきたり純情ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-19 18:49:52
4567文字
会話率:23%
睦月(むつき)、享年17、元学生兼軍人。死因は恐らく出血死。かつてのチームメイトであり同志であった者に撃たれて死んだ。実に呆気ない最後だったと我ながら思っている。
気が付くと正面には美青年の顔。ああ此所は黄泉の国か―――――と、思ったら異
世界でした。ってはい?
美青年もとい―――村人ヴェルに助けられたらしい私は村の護衛として身を置くことに。
辺りを見渡してみるものの、やっぱりそこは見覚えのない景色とファンタジーに溢れた世界。
これは死んだと思ったら異世界に来てしまった元軍人のお伽噺のような話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-24 00:00:00
2071文字
会話率:43%
優しくて甘やかし癖のある年下彼氏と付き合いはじめて二年。まったり日々を過ごしていた私へ元彼の帰国が告げられる。不穏な彼氏の行動。変わらない元彼。焦る私。三者に巻き込まれる親友。過去と今。理想と現実がこじれて振り回される。お伽話を添えた恋の話
。※notファンタジー/Yesお伽噺のようなご都合展開※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-21 21:57:43
7208文字
会話率:42%
神々の力を借り受ける魔術師、剣に生きる騎士、尊大な貴族、敬虔な僧侶、亜人や魔獣。そんなお伽噺のようなヴェリアリープ帝国が開国して十数年。海を越えて旧大陸列強の技術や文化が流入する開花期のこと。魔術師の少女ミューネと旧大陸の青年オリタが出会
い、歴史を動かす大事件に巻き込まれていく近代化ファンタジー戦記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-28 16:19:10
107662文字
会話率:44%
ある朝突然、複数の男たちに車に押し込められた女子高校生の私は、お伽噺のようなお城に連れて行かれ、そこでひとりの老紳士と出会う。彼は私を数年間ストーキングしつづけた変態男だったのだ。情緒不安定な変態ストーカー美濃部と、意地悪で優しい女執事の紺
子さんとともに、私の奇妙な共同生活が始まる。
神々も物の怪も登場しない現代劇ですが「千と千尋の神隠し」のような行きて帰りし物語を自分なりに表現した作品です。【他サイト掲載作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-14 18:53:29
75712文字
会話率:38%
貴方に、“曰く付き”の話をしてあげましょう。子供の好奇心が生み出したとある出来事。まるで一つの生み出されたお伽噺のような非日常な出来事。信じるも信じないも貴方次第。これは嘘でも真でも、“曰く付き”の話。誰が何と言おうと“曰く付き”。
最終更新:2010-05-24 22:53:00
2765文字
会話率:38%