罪に問われ、生死不明となった鴻宵。混乱の中、交錯するそれぞれの想い。
そして明かされる、五百年前の真相とは。
古代中国風異世界ファンタジー、完結編。
筆者運営のサイト「淵に睡る」にて連載中の長編を少しだけ加筆修正して投稿。内容はほぼ変わりま
せん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 10:38:08
195419文字
会話率:43%
長編『水鏡五国志』の番外編。
本編の補足になるものもあるので、時系列を整理して置いています。
キーワード:
最終更新:2024-05-12 19:27:14
39426文字
会話率:35%
とある山の中腹。
山深い場所というわけでも、人里離れているわけでもないその場所に、ぽつりと一軒の家が建っている。
見たところ、何ということも無いごく普通の、やや古風な造りの木造家屋。
しかし知る者は知る。
夜が来ると、時折何かがその
家を訪れる。
人であるもの。
人ならざるもの。
家の主は彼らの望みを聴き、それぞれの代償と引き換えにそれを叶えてくれるという。
誰も知らないこと。
誰かが知っていること。
そんな場所の物語。
屋敷に住む一人の人間と、妖怪たちと、その他諸々。彼らの織り成す少し不思議な日常や、出会い。ほのぼの、シリアス、時々(?)コメディ。
『水鏡五国志』の一種のスピンオフに当たりますが、無関係なものとしても読めます。時系列ばらばらのオムニバス形式です。
第一話は投稿済の同名短編と同じ内容で、文章を少し修正しています。
筆者サイト「淵に睡る」にて掲載している作品に新エピソードを加え、修正・編集したもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-18 11:39:29
90300文字
会話率:46%
長く栄えたラヴェンブルク王朝の世は、斜陽の時を迎えていた。
時の皇帝アウレリウス3世はディオザニアの領土を大きく拡張し、大運河を建設、国の発展に大きく寄与したが、相次ぐ戦役など諸政策により国家の財政は苦しくなる。
財政難を解決するために新
たな税を設置したり、爵位・官職の売買、贖罪《しょくざい》制度(金銭を支払うことで刑罰を逃れる制度)などを導入し、宮廷は財政の健全化に成功するが、その為に道徳は地に落ち、政治からは公平性が失われていった。
自分たちの利権のために国を動かすようになった官僚たちの中でも、宰相ユリウス・ボエモンドを始めとする5人の豪商は権勢を極め、『五国柱』と呼ばれるにいたる。
金権政治の蔓延に民衆は大いに怒り、深い憤りが国に渦巻いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 22:19:01
17769文字
会話率:29%
貴様は神であることを捨て命に縛られ何を想うのだ。
世界図録に記された「大崩壊」
それよりも遥か以前のリードラン。
リードラン五国は互いに牽制しあい領土を奪い合う戦乱の時代にあった。
数多の蛮勇が散らした命。それを目の当たりにする民草は、
そのうちに英雄を求め、神を造り、そして崇めた。
祈りの言葉は諦めの言葉であった。
誰がために命を落とせと囁き、それは夢へとすげかわる。
戦乱の世とは、戦とは、謂わば心に抱えた病なのだ。
※本編は文字数が多いので本当にお時間あるときに是非。
※本作は、残酷描写|暴力描写|性描写 がございます。
これらが苦手な方はお気をつけください。
※本作は「カクヨム」「Nola」へも同様のものを投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 01:47:27
50135文字
会話率:26%
これは遠い未来にあり得るかもしれない世界。
四国地方は文字通りーーかつての時代のようにーー四つの国に分かたれてしまった。
『人』、『獣』、『妖』、『機』という四つの勢力がそれぞれ国を治め、長年に渡って激しい争いを繰り広げ、土地はすっか
り荒廃してしまった。
そんな土地に自らを『タイヘイ』と名乗る謎の青年が現れる。その体にある秘密を秘めているタイヘイは自らの存在に運命めいたものを感じる……。
異なる種族間での激しいバイオレンスバトルが今ここに始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 17:43:40
96999文字
会話率:79%
基本的には、『技術者は妹のため、五国万里を駆け抜ける』の設定資料です。ついでに、いろいろ書きたかったので、書いています。
最終更新:2023-07-16 19:37:46
2991文字
会話率:0%
大陸地図において山脈に囲われ隔離された世界。
この世界は外界では扱われなくなった魔法や姿を消した精霊の類が未だに存在する。
精霊と獣が住まう木国《スレイス》
神霊鬼族が住まう火国《アイラック》
地鉱種族が住まう土国《アスガルド
》
有翼種族が住まう金国《ブルタニア》
水棲種族が住まう水国《ウルネル》
この五国をもって五行世界《ごぎょうせかい》と言う。
太古の昔、この五国は自国以外の存在を認めず、お互いに干渉はせず、時には争いを繰り返していた。
そんな中、異世界から迷い込んだ一人の勇者によって五行連合が成立する。
勇者は五芒星のように五国を結んだ中央に街を作り各国の代表を集め住まわせた。
文明の発達に差があった状態ではあったが、各国の長所を共有することにより連合の技術力と文化度は一気に上昇した。
いつしか街は拡大を続け、国と見紛うほど大きくなった。
大きくなればなるほど各国は利権を争うようになり、連合内の関係は悪化していった。
戦を恐れた五国の王達はこの地を勇者に治めさせることに同意した。
名前のなかったこの国は闇魔法を操る勇者の功績を称えられ人々に呼ばれるようになった。
『大いなる闇の加護』を受けた国『レイオン』と。
栄華極まれば衰退のみ
万事築き難く壊し易し
人は往々に至高を求め
己の無知無能を解せず
他者の意見を受入れず
破滅への道を歩み行く
幾度も幾度も歴史は形を変えて繰り返す
果して終焉へと歩み始めたこの国で
愚者達は連鎖を阻めるのだろうか…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 15:07:59
149768文字
会話率:47%
その世界は上下に浮かぶ国が全てである。
第一国から第四国までが空を浮遊し、第四国以外の国は、お人形というなの人間兵器を所有していた。
地上は第五国と呼ばれてはいるが、そこにはその世界に昔生息していた生き物が怪物化した恐ろしい化け物が生息して
いる。
空に逃げた人間たちは、お人形を使い地上を取り戻そうとお人形遣いを派遣し続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-09 10:54:04
156017文字
会話率:41%
五国王家と肩を肩を並べる仙の血を受け継いでいるとされる風、花、水、月、山仙の家はその土地を国が成る前から守ってきた。五仙家と呼び名門の一つ――花家が治めてきたファンリョ。花の化身であったとされる女仙だったため、ファ家だけは女人が当主を務めて
きた。自分たち以外に関心のないファ家に棘あり花を守るとさえ言われだしたのは王の後ろ盾になったからだ。
ファン家次期当主補佐のルナは鼻と味覚が鋭い。六年間一途にヨンを想っていた。好きでいることもあきらめることもできず。主であるシアと恋仲である姿にずっと苦しい思いをしながらも大好きな二人に想いを告げることもなくひた隠しに感情を押し込めていた。五国から要請が届く。シアを囮に使い、謀反人を一掃する計画だ。姿が似ているシアの代わりに囮になることを反対されるが意見を押し通す。ヨンを忘れるために。
シアとして入宮する。第二殿下イルは彫刻が歩いているような容姿に鍛えられた筋肉。裸で出会う。気にった相手と婚約すると縁談を跳ね返していたが、裸に目を逸らないルナに一目で気に入る。初恋を引きずることを見破られ告白されるが自分でなくシアに告げたと思い込む。
歓迎会にヨンとシアの姿を見た。心に突き刺さる。逃げ出す。追いかけてきたイルは泣いてもいいとルナを優しく抱きしめた。涙と共に抑えていた感情があふれ出した。痛さを感じないように凍っていた心が溶けだす。初恋に別れを告げた。
宴の疲れか倒れた。イルに看病され優しさは錯覚だと言い聞かせるが、手に入れたかった心と居場所を差し出してくれるイルに自然と惹かれていく。傷つくのが怖くて素直になれない。
薬草を煎じようと訪れた薬草庫で陛下のお茶を飲んだ。薬草茶が原因で陛下の持病を悪化させていることに気づき謀反の証拠を掴む。刺客におびき寄せられ謀反の仲間に誘われた。手を取れば領主に任命し居場所を用意すると誘惑するがきっぱりと断る。
領主の意思を表す首飾りを奪われ一人閉じ込められた。
自分の不甲斐なさを責めるが思い浮かぶのはイルの顔。名を呼んで欲しかったと願う。助けにきたイルに想いを告げた。
優しさはルナに向けてのものだった。朝議に連れて行き、継承権を放棄しルナと婚約すると臣下の前で宣言した。
初恋を終えた後に訪れる本当の恋は自信と幸せを運ぶ。彫刻のような美貌を携えた裸の殿下。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 18:38:43
107034文字
会話率:52%
「クラリス・シエル・アクチュエル!
花とレースの国、ジャルダンが王子、アンドレ・クレル・ジャルダンは、そなたとの婚約をここに破棄する!」
花びらの国コリエペタル五国に巻き起こる婚約破棄騒動。
竜女神が眠る天空の国シエルを中心に、花びら
のように広がる5つの国、コリエペタル五国。
竜女神の娘、クラリスは伴侶を見つけることができるのか。
いつも悪役令嬢たちが婚約者のために王妃教育などを施されているので、その反対があってもいいのかなぁと思って書いてみました。
アルファポリスに投稿していたものを改稿しながら投稿します。
少しずつ更新します。
楽しんでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-13 22:11:55
9884文字
会話率:23%
「例えば、こんな話はいかがだろうか」
そこは古き神々が創り上げた美しき世界の成れの果て。
人間、妖精、獣人、果てには竜や魔性の存在までもが犇めく超常社会。彼等は様々な技術を発展させ、独自の文化を以って国を形成していた。
だが、今や彼等
の手元に神は在らず。残された五国の人類がそれぞれの思惑で活動している。そんな世界に忍び寄る暗雲の兆し。それを討ち払わんとする武勇と魔道の英雄達。
これは、そう。この世界における新たな神話の始まりだ。
文章:笹書 千祐
キャラクター原案:『Roots』、鳳凰院 朱雀、タツキング
キャラクターデザイン:みなも みなと、藤くろ
この作品は創作サークル『Roots』一同とゲスト様のご協力により創作されております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-07 01:09:25
106468文字
会話率:61%
企画:うちよそトランプの国
スペードの7の兵士に選ばれたオルフェオ・バルディーニのお話
世界は五国に別れた異世界、トランプの国。
災厄をもたらす存在、ジョーカーの復活と共に荒れだす世界。
各国の権力者は、トランプの兵隊を作ることとなった。
これは、トランプの兵に選ばれた人のお話。
♠スペードの国
王が護る国。敷地は全て塀で囲まれており、整備の目がある各出入り口を通らなければ中に入れない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 15:00:00
67388文字
会話率:42%
人を襲う、非道な存在、鬼、そんな鬼に刃を振るう者達、その名は傀動。
悪しき鬼を『無鬼』と呼び、感情無き狂気の影が六国の中心である、和国に迫る、五国の地より『傀動(くどう)』と呼ばれる異能の力を持つ者達が『無鬼』を無にせんと刃を抜く。
親
を鬼に奪われた大牙は師匠となった女剣士、氷雨と出会い、生きるために必要な知識を学んでいく。
そんな、大牙と氷雨を襲う異形の鬼達……
鬼とは何か、鬼は何故、生まれ……何故、世を乱すのか……一欠片の希望すら打ち砕く鬼逹との戦いの先に答えを求めし者逹の刃が今、振り下ろされる。
大切な者を失いし者逹の怒りと悲しみが刃に刻まれた瞬間、世界が紅く染まる。
◆2019年12月13日──総PV2000突破しました。(*´∇`*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-05 11:04:34
145708文字
会話率:30%
どこにでも居るリア充の高校生五人組。
ある日、颯(はやて)の運転する車で海へと繰り出した五人は、帰りに颯のわき見運転によって交通事故に遇い、五人全員が即死となる。
そんな中、颯は北神と名乗る神に救われ、異世界へと転生するが、そこは戦乱真っ
只中の荒れ狂う世界だった。
十六歳にして、スラムの義賊のリーダーへと転生した颯の運命は!?
大陸を五分する国同士の争いの中、迫り来る颯の運命の岐路で、彼は何を選択するのか!?
その物語が今、幕を開ける!!
※この物語の本編は、「―」(ダッシュ)か「…」(三点リーダ)、読点句読点以外の地文はありません。
全て会話(一部『』による思考を含む)でのみ進行するので、読者様の想像力を“大いに”頼りにしております。
作者初の試みですので、稚文、駄文も多いとは思いますが、会話のみでも情景が伝えられる事を神に祈ります……
※ご覧頂いて、そもそもそれがつまらないと思われる方は、申し訳ありませんがお楽しみ頂けないかと思いますので、ご了承下さい。
※また、「会話のみ」の縛りでもっとこうすれば……等のご意見を頂けたら幸いです!
最後に、更新は不定期となりますが、暖かく見守ってやって下さいませ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-02 19:00:00
14636文字
会話率:100%
※本編『もれなく天使がついてきます!』の外伝です。
本編から、時を遡ること三十余年。
その時代がこの物語の舞台である。
その頃、イーシスという星の世界では、数々の国同士が長い長い小競合いを続けて、既に百年以上が経ち、停滞期に入り始めてい
た。
時はさらに遡り、各国の小競り合いが始まった頃、人間、ホビット、エルフの数ヵ国は、互いに新しい共存世界の思想を掲げ、三種族同盟を締結した。
しかし、小競合いが始まって六十余年を数えた頃には、三種族同名も一部を残して解散し、各国はそれぞれ独自の文化を主張し始め、国はいくつもの地域毎に分散、次々に新しく建国していった。
東西大陸では六十二ヵ国に及ぶ国に別れ、中にはリザードマンやハーピー、オーガやドワーフ達の領土、あるいは国家が自治権を主張し始めた。
同じ頃、三種族同盟も遂に人間三カ国とホビット二カ国、エルフ二カ国の七国のみとなる。
その七国は、世界の平和を目指す同盟をこれ以上崩さないためにも、それぞれが強固な共同国、連盟国であることを誇示する意味を込め、互いの国の危機に、共に守り抜くという条約の元、守護七天という連盟の証を設立した。
それは、其々の国で一騎当千と呼べるその国最強の猛者を一名ずつ選出し、同盟国が有事の際、その者を各国から派遣し、これを鎮圧するものだった。
その圧倒的な武力は、たった七騎で一万の大軍を壊滅させたと言う。
その脅威は近隣諸国を圧倒し、三種族同盟の周りの国々が結束し、三種族同盟の国々に対抗するようになる。
そして、小競り合いが始まって百年に達しようかという頃、守護七天の結束も弱まり、エルフとホビットの国が一つずつ自国の防衛を優先するために同盟を離脱。
五国のみとなった三種族同盟は、守護五天となった同盟の証も脅威を削がれ、近隣諸国の結束も瓦解。
世界の情勢は長い停滞期へと突入するのだった。
これは、その守護五天の一角を七代に渡って受け継いできた名家の、息子として生まれた一人の小さき男が、家柄や伝統に向き合うという運命に翻弄されながら、自由を探す物語である。
―――この物語を、イーシスの固有名詞以外は読み手の言語に翻訳して語ろう。
そして、読み手が楽しんでもらえることを祈る―――
――― 刻の語り部 ―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-19 19:00:00
131250文字
会話率:34%
火、水、木、金、土。五つの国によって唯一の大陸が統一された世界『五国界』。森の中で記憶を失った状態で目覚めた青年レイ、目覚めた彼の前に現れた森の管理者を名乗る青年ヤーラ。
2人の邂逅はやがて大きなうねりとなり世界を変えてゆく。その先に待つも
のは果たしてーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-11 12:00:00
263文字
会話率:47%
泰皇国立皇統学院記 第四弾。
大陸の北東から海へと突き出す、嵩泰 (スウタイ) 半島が統一されてから約三百年。
泰皇 (タイコウ) と名乗る統一王の築いた国は、泰皇国として今も半島を支配していた。
泰皇は統一直後に泰皇国を五つの国へと
分けた。
中央を統べる央香 (オウコウ) 国を宗主に、東の東征 (トウセイ) 国、南の南須 (ナンシュ) 国、西の西柏 (サイハク) 国、そして北の北厳 (ホクゲン) 国。
以降、五国はそれぞれの思惑を秘めながらも、半島は平穏に統治されていた。
その安寧を乱すものが訪れたのは三十数年前。
西柏国と北厳国の中間に、謎の部族、通称流 (ル) 族が漂着した。
彼らは徐々に泰皇国へと入り込み、文化と知識を吸収し、彼ら独自の技術と融合させていく。
ついに流族は自らを第六の国として認可するよう申請。五国の賛否は入り混じり、議論は紛糾する。
泰皇国立皇統学院に入学した流族の少年、碧流は、流族が泰皇国の一員として認められるよう、文化や礼節の習得に勤しんでいた。
そして、学問は知識を得ただけで終わってはいけない、という助言の元、徐々にその視野を広げていく。
春を迎えた折、南須国での祭りに誘われた碧流は、一路、南を目指す。
異なる風土、初めての文化、様々な人々。
その中で繰り広げられる、新たなる問題。そして、友の過去。
央香国を飛び出して、碧流が大きく羽ばたき始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-25 12:00:00
113859文字
会話率:32%
泰皇国立皇統学院記 第三弾。
大陸の北東から海へと突き出す、嵩泰 (スウタイ) 半島が統一されてから約三百年。
泰皇 (タイコウ) と名乗る統一王の築いた国は、泰皇国として今も半島を支配していた。
泰皇は統一直後に泰皇国を五つの国へと
分けた。
中央を統べる央香 (オウコウ) 国を宗主に、東の東征 (トウセイ) 国、南の南須 (ナンシュ) 国、西の西柏 (サイハク) 国、そして北の北厳 (ホクゲン) 国。
以降、五国はそれぞれの思惑を秘めながらも、半島は平穏に統治されていた。
その安寧を乱すものが訪れたのは三十数年前。
西柏国と北厳国の中間に、謎の部族、通称流 (ル) 族が漂着した。
彼らは徐々に泰皇国へと入り込み、文化と知識を吸収し、彼ら独自の技術と融合させていく。
ついに流族は自らを第六の国として認可するよう申請。五国の賛否は入り混じり、議論は紛糾する。
泰皇国立皇統学院に流族の少年、碧流が入学して半年。
知識は得るだけで終わってはいけない、という友の忠告の元、碧流はついに泰陽を離れる。
初めて見る風景、訪れる土地、知っているつもりだった文化。
そんな初めてばかりの旅に影を落とす、新たなる制度の存在。
その影は、やがて友の身にもその手を伸ばして――――
碧流の視野が今、大きく開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-06 12:00:00
67481文字
会話率:31%
泰皇国立皇統学院記 第二弾。
大陸の北東から海へと突き出す、嵩泰 (スウタイ) 半島が統一されてから約三百年。
泰皇 (タイコウ) と名乗る統一王の築いた国は、泰皇国として今も半島を支配していた。
泰皇は統一直後に泰皇国を五つの国へと分
けた。
中央を統べる央香 (オウコウ) 国を宗主に、東の東征 (トウセイ) 国、南の南須 (ナンシュ) 国、西の西柏 (サイハク) 国、そして北の北厳 (ホクゲン) 国。
以降、五国はそれぞれの思惑を秘めながらも、半島は平穏に統治されていた。
その安寧を乱すものが訪れたのは三十数年前。
西柏国と北厳国の中間に、謎の部族、通称流 (ル) 族が漂着した。
彼らは徐々に泰皇国へと入り込み、文化と知識を吸収し、彼ら独自の技術と融合させていく。
ついに流族は自らを第六の国として認可するよう申請。五国の賛否は入り混じり、議論は紛糾する。
泰皇国立皇統学院に流族の少年、碧流が入学してからひとつの季節が過ぎた。
使命である泰皇国に関する知識を吸収しつつ、気のおけない友人や、尊敬すべき知人も増えていた。
そんな順調とも言える学院生生活の中、ふとしたことから碧流は央香国の闇に触れる。
碧流は、泰皇国で何を感じ、そして何を動かすことができるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-23 12:00:00
79855文字
会話率:36%
※本作は「五国大乱」シリーズの第二部となります。
▼【第二部】 焔帝 ラスカ・ヴォロノフ
コーカ暦1512年、「海賊王子」エトゥにより、始祖大陸が発見された。全ての種族の「始まりの地」とされる、伝説の大陸である。
調査の結果、二つの巨
大な迷宮が発見され、莫大な富を産出する大陸であることが明らかになった。そして、66年後の1578年、五大国はトルージャ条約を締結した。
内容は、(1)五大国が出資した合資ギルド「始祖極星」による始祖大陸の恒久的な権益の保護と、迷宮の管理。(2)今後、新たに発見された国や地域を自国領とする。
大冒険時代が幕を開けたのだ。
新たな世界の枠組みが構築されていく中、「試される大地」モスキエフ大公国ではエドラ正教が人族の間で広く信仰されていた。
エルフ族をはじめとする、ドワーフ族、獣人族といった他種族は、次第にその存在感を失っていく。
さらには、かつて竜人族とアラトの地を二分した古代種族にして、地上最強の種族、巨人族もまた。
コーカ暦1807年、「焔帝」ラスカ・ヴォロノフは彼らの希望となるべく、南進を開始する。
トルージャ条約の締結メンバーである五大国連合と、さまざまな国と地域の有象無象たちを巻き込み、アラトの地に動乱の足音が迫る。
▼他「五国大乱」シリーズ
第一部 剣神 烏丸ヒョウ:http://ncode.syosetu.com/n1651de/
第三部 大魔導師 ヒロト・S・コガ:http://ncode.syosetu.com/n8080df/
第四部 魔人 リウカウ:http://ncode.syosetu.com/n8097df/
第五部 不死魔王 堀田蓮左:http://ncode.syosetu.com/n1659dk/
第六部 アラト大乱
アップした日は必ず活動報告も更新しています。そちらもどうぞご贔屓に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-27 07:00:00
161452文字
会話率:29%
※本作は「五国大乱」シリーズの第一部となります。
▼【第一部】 剣神 烏丸ヒョウ
コーカ暦1512年、「海賊王子」エトゥにより、始祖大陸が発見された。全ての種族の「始まりの地」とされる、伝説の大陸である。
調査の結果、二つの巨大な迷宮
が発見され、莫大な富を産出する大陸であることが明らかになった。そして、66年後の1578年、五大国は「トルージャ条約」を締結した。
内容は、(1)五大国が出資した合資ギルド「始祖極星」による始祖大陸の恒久的な権益の保護と、迷宮の管理。(2)今後、新たに発見された国や地域を自国領とする。
だが、周囲を『大凪原』と『竜落とし』に隔絶された神和国が、五大国連合に発見されることはなかった。
大陸文明から隔絶された島国で独自に発達した剣技、「烏丸流」。
1824年、烏丸ヒョウと「烏丸流」が『大凪原』を渡った。
トルージャ条約締結メンバー・五大国連合を頂点に、落ち着きを取り戻した|異世界《アラト》であったが、かつて一夜にして失われたシンバ皇国の地を中心に、再び戦乱の烽火が上がる。
▼他「五国大乱」シリーズ
第二部 焔帝 ラスカ・ヴォロノフ:http://ncode.syosetu.com/n8067df/
第三部 大魔導師 ヒロト・S・コガ:http://ncode.syosetu.com/n8080df/
第四部 魔人 リウカウ:http://ncode.syosetu.com/n8097df/
第五部 不死魔王 堀田蓮左: http://ncode.syosetu.com/n1659dk/
第六部 アラト大乱
アップした日は必ず活動報告も更新しています。
合わせてご贔屓にして頂けたら、作者のストック製作も捗ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-22 11:49:20
302429文字
会話率:27%
※本作は「五国大乱」シリーズの第五部となります。
▼【第五部】 不死魔王 堀田蓮左
コーカ暦1512年、「海賊王子」エトゥにより、始祖大陸が発見された。全ての種族の「始まりの地」とされる、伝説の大陸である。
調査の結果、二つの巨大な迷
宮が発見され、莫大な富を産出する大陸であることが明らかになった。そして、66年後の1578年、五大国は「トルージャ条約」を締結した。
内容は、(1)五大国が出資した合資ギルド「始祖極星」による始祖大陸の恒久的な権益の保護と、迷宮の管理。(2)今後、新たに発見された国や地域を自国領とする。
周囲を『大凪原』と『竜落とし』に守られた神和国。それゆえ、3000年以上前に渡来したエルフ族によって伝えられた魔術も、長い時間の中で失伝していった。
1824年、失われた魔術を求めて、堀田蓮左と光の精霊王が海を渡る。
トルージャ条約締結メンバー・五大国連合と、さまざまな国と地域の有象無象たちを巻き込み、アラトの地に動乱の足音が迫る。
▼他「五国大乱」シリーズ
【第一部】 剣神 烏丸ヒョウ:http://ncode.syosetu.com/n1651de/
【第二部】 焔帝 ラスカ・ヴォロノフ:http://ncode.syosetu.com/n8067df/
【第三部】 大魔導師 ヒロト・S・コガ:http://ncode.syosetu.com/n8080df/
【第四部】 魔人 リウカウ: http://ncode.syosetu.com/n8097df/
【第六部】 アラト大乱
アップした日は必ず活動報告も更新しています。
感想なんかも書いてくれると、創作意欲も湧いて、「牧谷先生の次回作にご期待ください!」ってならずに済みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-14 12:38:48
89188文字
会話率:29%
五国一の少女剣士キリカは、魔族の戦いの最中、陣中で欠損魔道僧侶から海の向こうの東夷の書物を借りて読みます。読んだキリカは、現代の日本と転移し行き来することに、。
最終更新:2017-10-03 06:56:51
6179文字
会話率:28%
神代に創生された五つの国、北の瀏、南の瑩、東の琳、西の鏘、そして中央の壤は、それぞれの神の末裔たる五王家が統治していた。
平和な琳国に突如として軍事大国の瑩国が攻めてくるという知らせがもたらされ、琳国は未曾有の窮地に立たされる。
瑩国朝廷で
は冷酷な王太后が少年王の摂政として専制政治を行い、宦官長の曹絮などの奸臣が権力を恣にしていた。王太后は不老長寿を渇望し、不老長寿を叶えるという伝説を持つ琳国の神宝『蒼龍の眼』欲したが、琳国側が頑なに拒んだため琳遠征を命じたことが発端だった。武勇名高い燕将軍に率いられた燕国最強の朱鳥禁軍が琳国の都、瑞興へと進軍する。
琳国に霊力を宿し神姫と尊称される王女白遙がいた。『蒼龍の眼』を祀る神殿で祈りを捧げる白遙に禍々しい神託が降される。白遙は神託に慄きながらも、国の危機を救うべく和睦交渉を自ら志願し、瑩軍の燕将軍に会いにゆく決意をする。
瑩軍の陣地で白遙はひとりの青年と出会う。青年の名前は昌琥、出生の秘密を持つ瑩王家の王子だった。
敵対する国同士の狭間でふたりは惹かれ合うが…。
恋と冒険の異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-31 20:45:42
8218文字
会話率:29%
天弓五国記シリーズ「黎明の蒼国」「呪術師である理由」を読んでいただけると、さらに楽しんでいただけると思います。
五つの国からなる世界、神の子とその力を与えられた呪術師のいる世界に、迷い込んだ高校生の詩子。迷い込んだ湖で静かに暮らすアミヒとピ
リカに助けられた詩子は二人からチュプという名をもらう。そして、ピリカの死から、詩子の運命は動き始める。蒼国の呪術師のシンセント、獣人のアミヒ、青龍の宮の長とアリアロレスの企み。詩子を少年と思っているシンセントとの、ほんの少しの勘違い。
公式キーワードに何も引っかからない……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-02 21:32:40
148472文字
会話率:36%
天弓五国記シリーズ。第二章、黎明の蒼国の次章です。読んでいただくとさらに楽しんでいただけるはず。
元呪術師の薬草師のアルセイは街で拾った怪我をしたレイと衰弱したランと暮らし始める。そして、旅の途中だという呪術師の二人、サラスイとキーレン。街
に配属された呪術師のミランナと出会う。
アルセイの呪力を還した訳、サラスイとキーレンの思惑、ミランナの為すべき任、すべてはつながっている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-03 13:25:13
41010文字
会話率:43%
天弓五国記、シリーズの1章です。こちらから読んでいただくと楽しんでいただけます。
蒼国の稀代の呪術師、キーレンの幼少期の物語。
父と二人で暮らすキーレン。ある日、行き倒れていた黒い髪と瞳を持つ女を助けたことから、全てははじまった。
最終更新:2015-05-06 18:12:29
54172文字
会話率:40%
新城雪は、交通事故により一生を終えるはずだった。しかし、コーディネーターを名乗る男″シン″に異世界にいる雪の類魂である木の国の第三皇子アルベルトが同時刻に肉体から魂が外れてしまったので代わりに人生を歩んで欲しいといきなり転生させられてしまっ
た。これは、コーディネーター(守護神)の暇つぶしで木、火、土、金、水の五国からなる世界で頑張って充実した生き方をしようと頑張る男の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-28 00:03:02
2136文字
会話率:31%