昭和30年代頃の丹沢山。新聞社に勤める若者が、ある日下山中に山崩れに巻き込まれ、その時一緒に歩いていて巻き込まれたた初老の男を助ける。足をくじいた男を、男の持つ山中の作り小屋まで運ぶが、日が暮れてきたため若者もそこで一泊することに。そこで
男は自分の出自について「山窩」であると言い、ここへ来た経緯を語り始める。
後日、若者の勤める新聞社に男から手紙が来る。散り散りになった山窩の仲間が集まり宴会をやるので、ぜひ出席してほしいというのだが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 12:05:23
10973文字
会話率:33%
村田健三郎という男子高校生の青春行脚を描く。人生を山登りに例えるならその行き着く先は、到達すべきは無論頂上である。高みに上るほど来し方をふり返ることができるし、そもそも頂上に立つことが山登り(=人生行路とすれば)の目的なのだから当たり前の話
だ。しかるに往々にして人は易きに流れるで如何な上り始めようとさえしない。ふもとをウロチョロするばかりで「辛いことは嫌だ」とばかり山登りを始めないのだ。換言すれば人生を歩まない、拒否することとなる。もしそれで許されるなら、済めばいいが生憎とそのようには人生はできていない。循環を停止した水がいつか濁って汚れてしまうように人も沈滞し切って汚れてしまうからだ。もし山登りでピンと来なければ山を「自ら」に置き換えてみればいい。小さく、低くて、了見のせまい自分を人は誰でも超え行かねばならないのだ。それは子供が大人にならねばならないこととまったく同じことである。ところが先天的・後天的な業、すなわち性癖に染まってしまって、ここが住みやすいとばかり、如何な努力もせずにふもとで群れてばかり、山登りを始めない人間があまりにも多い。強い者なら怒りの性癖のままに、弱い者なら鬱屈の闇の中に、そのまま人生を送ってしまいがちだ。もしこの愚かさと無明に気づくなら、気づいた者からきっと上り始めるだろう。そして上り始めるなら実はその登坂こそが楽の道であったと悟ることだろう。本小説はその山登りの緒に就いたひとりの男子高校生の物語である。ここで云えることは無為と怠惰の悪の道には悪の輩が、行動と精進の光の道には必ず、必ず、良き仲間が現れるということだ。その道行き如何をどうぞ読者の方はお確かめください…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 20:23:18
8983文字
会話率:0%
最近羽振りが良くなったスケロク商事に社内旅行の企画が持ち上がり、神奈川県丹沢の山深き南山(なんざん)村温泉の鄙びた温泉宿に一泊二日の計画を立てた。
しかしそこには謎の巨大生物が、棲息しているという言い伝えがあった。
その噂を掴んだ原板
大学(はらいた)人類学准教授、八女田(やめた)は名誉欲に目が眩み、捕獲に乗り出すよう画策し、その学者先生達を追っかけ回し、ドキュメンタリーに仕立て衝撃な内容を放送しようと企画する国民放送局KHKのクルー達も乗り込んできた。
助教授とサークルに村全体がどころか、スケロク商事の面々もこの騒動に巻き込まれていくこととなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 19:58:01
44285文字
会話率:50%
私立青嵐学院大学付属高校2年の神崎翔は1学期末試験の最終日に親友の仲村聡史から登山に誘われる。向かう山は「槍穂岳」東丹沢のこの山は十年前、翔と父親が入山し遭難したことのある山であった。その時のことを翔は記憶から失い、同時に父親も失った。その
後、家族からは山に入ることを禁止されていた。
家族や親戚に相談すると遭難時の出来事と父親の死の真相を告げられる。警察により死因は捏造されていて母親も同意していた。自分を助けてくれた人々に当時の事を聞きながら父の死にはこの世とは別の「神」や「魑魅魍魎」の世界が関係していると伝えられる。
自身の記憶と、父の死の謎を追うため家族の了承を取り付け翔は山に入る決意をする。
※「朧 OBORO」 の加筆修正となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 20:38:58
341510文字
会話率:27%
私立青嵐学院大学付属高校2年の神崎翔は1学期末試験の最終日に親友の仲村聡史から登山に誘われる。向かう山は「槍穂岳」東丹沢のこの山は十年前、翔と父親が入山し遭難したことのある山であった。その時のことを翔は記憶から失い、同時に父親も失った。その
後、家族からは山に入ることを禁止されていた。
家族や親せきに相談すると遭難時の出来事と父親の死の真相を告げられる。警察により死因は捏造されていて母親も同意していた。自分を助けてくれた人々に当時の事を聞きながら父の死にはこの世とは別の「神」や「魑魅魍魎」の世界が関係していると伝えられる。
自身の記憶と、父の死の謎を追うため家族の了承を取り付け翔は山に入る決意をする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 18:00:00
297598文字
会話率:31%
雨の日が嫌いな男子高校生丹沢奈央(たんざわなお)には小学校卒業以来疎遠になった幼馴染がいる。三栖楓(みすみかえで)。悪く言うと根暗だが、よく言うとお淑やかさが服を着て歩いてる、とは奈央の悪友の談である。
奈央の初恋の相手でもある楓だが二人が
中学に上がって以来すっかり言葉を交わすことは無くなってしまった。
そんな奈央が再び楓に出会ったのは、彼の嫌うとある雨の日のことだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 19:16:31
8823文字
会話率:49%
転職を機にやり甲斐を失い途方に暮れる男の日常。何の変哲も無い日常に1件の宅配が届く。頼んだ覚えのないその宅配物とは?1人の男の一つの人生。最後はどのような結末なのか。人生の選択を考えさせられる作品です。
最終更新:2021-03-15 23:03:06
6632文字
会話率:24%
15年前、関東の丹沢山中に異星人の宇宙船が墜落。その中より1人の地球人の生存者を救出するとともに、侵略性の異星人の存在を知る。
そして現在、異星人侵略に備えて新設された組織、GDSに保護観察される記憶喪失の青年がいた。
異星人の船より救出さ
れた、涼介。
GDS監視の元、彼を狙ってパウォルと呼称される異星人が攻撃を開始。GDSも新兵器をもって防衛戦に出る。
パウォルは寄生性の宇宙人と判明し、侵略してきているのは寄生された地球人だとも判明。
涼介も寄生されていた。しかし、地球人の前に滅ぼされたウォルフ星人の魂により、洗脳されることなく、そして対パウォル最大の奥の手と成り得ていた。
地球全土に侵攻したパウォル。
機能しなくなった世界防衛機関を諦め、パウォル本体のある月へ起死回生の攻撃に出ることに。
涼介の犠牲により、パウォルを全滅。
地球は侵略を免れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 09:24:20
112036文字
会話率:47%
東京駅から80km橫浜から70km富士山から48kmにある道山村、
そこで生まれた加藤末吉は、兄弟達が村を離れても、ここの自然が好きで
村を離れず、地元で便利屋として住民につくし地元で結婚した。
ある日のこと、村から8kmの所に高速道路が
通り、インターチェンジ
ができた。末吉の父、加藤吉宗が将来の村の発展のために、村外から優秀な
村長を探してきて、多くのアイディアを出してもらい、村は発展してきたが
、数年後、その若くて優秀な村長が病に倒れた。
この小説は、カクヨム、アルファポリスの重複投稿しています。
その後、吉宗の長男に、村長を打診し、了解してもらい、高速道路の効果
で増えた村の資産で投資をして、さらに資産を増やし、村の産業界発のため
につくし、村の過疎か対策で若い移住者の優遇政策で人口を増やし、
村の若返りにも成功した。
加藤吉宗が亡くなった時に、10億円の故人資産を全て村に寄付し、
更に、村の過疎対策の活動は活発になり、この村の地の利を生かして
発展を続けて行くというストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-17 08:00:08
34318文字
会話率:0%
コンビニアルバイトをしている最中に明後日地球に隕石が衝突する事を知った丹沢 倫太郎。それを知っても全く動じない少しズレた感覚の加藤 理加。明後日死ぬと分かった2人をどう最期を迎えるのか
最終更新:2018-10-11 13:49:09
1441文字
会話率:25%
元U15サッカー日本代表の丹沢要(たんざわ かなめ)は怪我でサッカーをできなくなってしまった
サッカーをやめてから毎日退屈な普通の日常を送っていたのだが、ある日スペインにサッカー留学にいっていた 一個下の後輩の桜井美咲(さくらい みさ
き)が留学から帰ってきて要と再び出会った
そして美咲と出会ったことにより要の退屈な日常は変わっていくことになるのだった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-27 20:26:09
15519文字
会話率:30%
鮮やかだった。それを初めて見たとき、これまでに無いくらいの衝撃を受けた。
クラスカーストの底辺を歩み、毎日をただ平凡に、退屈に過ごしていた鷲尾は、ある日、友人である丹沢の家で、小さくも、運命的な出会いを果たす。
キーワード:
最終更新:2016-08-11 00:36:11
12272文字
会話率:29%
むかしむかし。黒歴史に記された邪念台国の時代。今で言う相模の国のはずれ、丹沢山のふもとに、赤鬼の住む家があった。屋根の尖った小さな家で、大きな栗の木に囲まれていた。庭にはヒマワリの花、チューリップ。モクレンの枝があり、春には山桜が咲いた。赤
鬼はひどく飢えていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-27 10:00:00
10270文字
会話率:9%
精神科医の真治の恋人、美咲が西丹沢で行方不明となった。遭難を心配した真治は警察に捜索願を届け出て、自分でも猟友会の長吉を雇い、捜索に乗り出す。丹沢の伝承をベースにしたホラー作品です。
最終更新:2009-12-08 22:27:58
5566文字
会話率:41%
丹沢の山中に自殺のために迷い込んだ美由紀。そこで彼女は妖怪のような大蜘蛛と出会う。何故か意気投合した美由紀と大蜘蛛は共同戦線を張ることに。そこへ妖怪出現の噂を聞きつけた生臭坊主がテレビ局とともに現れて……。
最終更新:2009-10-23 14:31:38
9306文字
会話率:51%
失恋した青年と病気療養中の少女が出会い。そして、いったい何が必要で何が不必要なのか暑くて静かな海をみながら同じ目線で何かを感じあう。
最終更新:2006-08-30 06:55:48
1110文字
会話率:0%