学校の中や子ども会なんかの行事では何故か何も出来ない非力な俺。家に帰ると本来の自分を取り返すものの、あの人にだけは逆らえない。あの人は恐怖の存在だった。
一九八八年の東京から一九九九年のニューヨークまで過去とシンクロしながら進んでいく時間
軸。そしてそこから現在に至るまでの物語。
其処には祗園橋があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 00:00:00
45044文字
会話率:42%
人魔歴一九九九年。
とある事情で前職を追われ、勇者となった黒髪の青年ジークは、魔王を倒す旅に出る。
その道中、家出して冒険者となった金髪の少女ステラと出逢い、彼女の意思もあり一緒に旅をする事になる。
行く先々で魔王の手の
者と遭遇し、それを撃破しながら魔王討伐を目指す。
そんなジークの願いはただ一つ。
魔王を倒し、彼自身が新たな魔王になる事だ―――――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 18:00:00
50081文字
会話率:37%
一九九九年、世紀末。
明治以降――時が経つにつれ人々の持つ信心が薄れ、「お化けなんていないさ」と笑い飛ばされる世相となった現代日本。神様や幽霊の存在が忘れ去られていく一方で、しかし国のあちこちでは受肉した妖による奇怪な事件『怪異』が発生
していた。
無辜の民に害をなし取り殺す、魑魅魍魎共。
然してこの世には、妖を鎮め怪異を退治することを生業とする者がいる。
大江山の首領こと酒呑童子を自称する子供の姿の妖・酒呑あとら。
酒呑に取り憑かれ、名前と記憶を食われてしまった青年・名無し。
酒呑の好物は妖と酒とアイスクリーム。そして血生臭い凄惨な事件。退屈を嫌う我儘な雇い主の要望に応えるべく、今日も名無しは酒呑霊能探偵事務所唯一の所員として怪異を解決すべく奔走する。
コズミックホラーに被れた妖怪共を銃と爆弾で殲滅する、ホラーサスペンス・アクション!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-25 20:00:00
56639文字
会話率:17%
大世歴一九九九年
世界の命運を賭けた百年前の大戦で建国し、最後の砦として勝利をおさめた連合国家『クレイドル連邦』。だが戦後、大地から放出する魔力の氾濫によって、世界中に跋扈した魔獣は人類の生存圏へ多大な被害をもたらした。
その事態を
重く見たクレイドル連邦は国家に属しながら民間の側面も併せ持つ、国家防衛連合機関『ギルド』を設立。
実力主義の場たるギルドは、国内外に蔓延る危険な魔獣の排除を業務としながらも、実力に応じて一攫千金の依頼や英雄を夢見て来た者たちのロマンを叶える花形職業となり、今日も彼らは己の野望を叶えるために依頼を受ける。
生活の為にギルドで働く青年ルクスは、今年に起きた災厄の季節たる『凍てつく夏』の影響で貧困に苦しんでいる筈の地域が、魔獣も増えながらも豊かに暮らしているので調査をしてほしいと依頼を頼まれ、相棒にして幼馴染みであるシアと共に不可思議な村へと潜入するため馬車を走らせた。
そしてルクスとシアは村で起こる事件を始まりに、この世界が如何にロクでもないかを知ることとなる。
※合同小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-26 10:09:07
63925文字
会話率:44%
一九九九年七月、ノストラダムスの予言に記された恐怖の大王──大隕石群の衝突に端を発する世界規模の混乱の後訪れた二一世紀。日本で唯一地上に落下した隕石やその後の内戦などの影響で、超常現象の頻発、海外勢力の進出、犯罪者、異能者の流入などにより、
一種の異世界と化した“混沌の街”新宿。
博覧強記にして偏屈の自称ディレッタント、大友英樹は新宿の片隅でマイペースに暮らしていたが、そんな彼の元を一人の少女が訪ねてきたことから、二人の運命の歯車が大きく動き出すのだった……
こちらは自サイトで掲載していた小説「新宿仮面舞踏会」のリニューアル作品です。自サイトに掲載していた作品からは大幅に加筆修正してあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 18:07:48
56356文字
会話率:54%
2018年秋,翔愛学園文芸部会誌に寄稿した,恋愛ものです.
キーワード:
最終更新:2020-10-08 01:50:28
1645文字
会話率:6%
寒冷地に生息するリス科やクマ科の動物のように、冬眠と活動期を交互に繰り返す。
そんな人生を長らく送っていると、どこまでが現実であってどこからが夢やバーチャルな世界での出来事だったのか、その境界線を見失い判別がつかなくなってしまう事がある
。
人並みには身長のある俺を、上から見下ろす威圧感たっぷりな巨大な体躯。
禍々しい気配と、狂気に侵されたかのような鋭い眼光。
凶暴な牙がのぞく大きな口からは、溢れ出る涎。
ここは、あの日から、そんな魔物たちが実在する世界へと変貌した。
愛用の大剣を振り抜いて両断し、圧倒的な威力の魔法を放って蹂躙する。
それが、俺のこの世界における魔物たちへの対処法だ。
ただし。
世界は大きく変化したが、人類という種が特別な進化を得て強者となった訳ではない。
ただ単に、俺が非常識な特技と特典を保有する一般的な人の範疇から外れた存在であるが故の対処法、なのだ。
しかも。
俺が、このような色々な意味での希少種へと成り果ててしまったのは、単なる偶然の産物だった。
あの日、大騒乱の渦中で、不運にもある厄災の被害者となったが為に気紛れな女神に選ばれる幸運と強運に恵まれた、運命の悪戯によるものなのだ。
一九九九年には恐怖の大魔王が降臨して世界が一旦は滅ぶが、二00一年には宇宙の旅が解禁され、そこから始まる二十一世紀には人類が繁栄を極める薔薇色の未来が開けている。そういった様々な空想や絵空事がまことしやかに語られていた古き良き時代は、ある意味で人類にとって最も幸せな年代だったのではないだろうか、と沁み沁み思うことがある。
二十二世紀という言い方が忘れ去られて久しい現代は、世界の前提条件や様々な常識が弱肉強食なファンタジーの世界に一歩近付く傍ら、人類社会の裏側では二十一世紀型の行き過ぎた資本主義経済がもたらす超格差社会が確立され、平凡な一般人にとっては肩身が狭く平穏に暮らすことさえ困難な世の中となっているのだから...。
そんな理不尽な世界で、俺は、平穏に暮らしたいと心の底から願いながらも、今日も我が身に染み付いた不幸体質が招くトラブルに翻弄される日々を過ごすのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-29 12:00:00
31799文字
会話率:33%
一九九九年七月、彼女は変死体として発見された。僕は夏休みを使って、彼女の頭部を探す事にした。
最終更新:2020-02-28 17:47:38
13870文字
会話率:7%
都内の広告代理店に勤務している坂田祐介は、一九九八年初春に不思議な体験をする。それは、現実の時間で七、八秒の出来事が記憶の中での体験では一年にも及ぶものであった。坂田の体験したはずの記憶を辿りながら物語は展開していく。
ある日、同僚のグラフ
ィックデザイナーの早川満は突然「山」が理由もなく気になりはじめて翻弄する。早川は坂田を巻き込みながら、何故「山」が気になるのかを探っていくうちに登山家の黒川一郎と出会う。黒川は二人にふくろう蝶の不思議な話をし、ファイルムメーカーの企画する世界の著名なカメラマンがある「瞬間」に一斉にシャッターを押す写真集の制作を依頼してくる。「写真集」と「山」。物語は偶然と必然のプロットを繋ぐよう展開する。すべての偶然が繋がっていく。
早川が気になっていたのは実は「山」ではなく「ピラミッド」であった事に二人はたどり着き、それは三千年後の人類にとって重要な全世界で展開されるプロジェクトである事を認識する。操られている・・・・・・誰かに。
二人は、ピラミッドプロジェクトの全貌を必死で探ろうとする。登山家である黒川は実は、人類学、医学、天文学、考古学などの学位をもつ学者であった。黒川は水先案内人のように、二人を導いていく。そして、ついに「山」「写真集」そして「ピラミッド」が繋がり「ピラミッドプロジェクト」の全貌が明らかになる。しかし、実行するにはどうしても必要な協力者がいる。
黒川は、手をかざして不治の病を治すことが突然できるようになった高木光を紹介する。高木は政財界の人脈をもって「ピラミッドプロジェクト」に協力することになる。そこに、英国から帰国した男、加藤が一九九九年一二月三一日に、全世界のテレビ局が同時に二四時間番組を放送するという「ミレニアムプロジェクト」の協力を高木光のところに持ち込む。「ピラミッドプロジェクト」と「ミレニアムプロジェクト」が繋がっていく。早川が「山」が気になってから、やっとたどり着いた「ピラミッドプロジェクト」・・・・・・。
しかし、その瞬間、坂田は一九九八年の初春、黄色い斑点のてんとう虫が腕時計のベルトの所にとまっていた「瞬間」を見ていた。いったい「瞬間のベクトル」の中で何処にいたのだろうか?「過去」なのか「未来」なのか、「現在」なのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-19 17:00:00
4540文字
会話率:77%
世紀末の一九九九年二月のこと、ある町で一件の殺人事件が起こった…
「カクヨム」にも掲載しております。
最終更新:2019-07-14 20:54:41
8511文字
会話率:4%
〜いこう、世界が終わる前に〜
幼い頃、父から虐待を受けていた有藤小夜は、命の実感を得られないでいた。子供の頃より何とか実感を得ようとし模索した。その結果、父が虐待をした理由さえ知ることができれば、人らしく生きられるようになるのではないかと
思うようになる。
そんな時、十五歳になった小夜は高校入学の日、美しく妖しい雰囲気を纏う少女、浅川麗奈に出会い、父親の影を見る。
麗奈と新たに友人となった真奈美も交えての仄暗い青春を通じて、小夜は成長していく。
1999年、ノストラダムスの予言が囁かれる頃を舞台にした百合ありのヒューマンドラマです。
考えた末、タイトルを変えました。よろしくお願い致します。
尚、この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-22 15:51:04
147521文字
会話率:34%
一九九九年、突如奇獣と呼ばれる化物共が現れた。奇獣はその種類毎に神話世界の獣や英雄、神や悪魔の名前を与えられた。
そして奇獣は爆発的に増殖、徐々に人類の生存圏を脅かしていた。
二〇四〇年 三月、オーストラリア大陸が奇獣に制圧された
事で南半球のほぼ全てが全滅した。
物語はここから始まります。
奇獣に支配されかけた世界、度重なる戦いの中で、後に新時代の侍と呼ばれる少女と、悲運に傾いた傾奇者の少年のお話。
カクヨムにも同じのあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-27 23:27:53
227398文字
会話率:46%
その世界には『死』が溢れていた。
西暦一九九九年。
一つの世紀の終わりと共に人類は終焉への道を辿ることとなる。
それは、どこが始まりだったのか……
とある製薬会社、とある宗教組織、とある隕石の飛来、原因とされるものは数あれどヒトの世界はそ
の日を境に一変した。
地獄と例えられるものに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-07 18:27:53
210808文字
会話率:29%
予言は外れていなかった。
最終更新:2017-11-05 00:17:25
2758文字
会話率:0%
「俺には守りたいものがある。だけど、そんな力、待ち合わせていなかった。
選ばれなかったんだよ。俺は」
「私は生まれた時からこの世界が嫌いだった。救世主として生きることを強要するこの世界が」
ある時、世界は壊れた。世界に好かれた誰かの勝手
な望みによって。
一九九九年七月、ノストラダムスの予言は的中し、全世界には恐怖の大魔王が降り注いだ。
正体はパラレルワールドで破滅を目前に迎えた、同じ人間たち。
彼らは自分たちが生きていた世界の破滅を回避できないと理解した上で、他の世界を乗っ取ろうと戦争を仕掛けていた。
そんな異界の住民に触れることが出来るのは、異界に行っても存在を奪われない、力のある者のみ。
しかし、守りたいものがある青年──桐島楓月は、選ばれた力を持たなかった。
故に、桐島楓月は、異界からの使者を崇める新興宗教、軍にとって都合が悪い人物などを抹消する暗殺者へとなった。
そんな彼の目の前に、守りたいものが見つけられない、力を持った少女が現れる。
これは、望みを持ちながらも、力を持たない少年と、力を持ちながらも、望みを持たない少女の、ひと時の夢。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-07 17:32:40
6861文字
会話率:35%
「一九九九年七月一日午前九時、この世にバーサーカーが現れ、人々を殺戮の彼方へと誘う……
一九九九年四月、そんな犯行予告とも思える電波が各地のラジオで受信されたという。この電波は一体誰が流したものなのか?
※この小説は自分のサイトでもZ
IPファイルを配布しています。(http://www.geocities.jp/fujishirotaiki/)旧タイトルは『トランジスター』です。
※2018年4月6日よりエブリスタの方でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-30 18:43:32
348477文字
会話率:20%
一九九九年、七月の終わり。俺は、空から落ちてきた蜻蛉を見た――。
連続猟奇殺人事件とその関係者を追う「俺」の前に、度々現れる金髪碧眼の自称『元神様』、小林巽。果たして、奴は何を知っているのか。そして俺は、一体「何」を追っているのか。
何もか
もわからないまま、俺はただ、真夏の空の下を彷徨い続ける。
これは、ある事件に「関われなかった」男たちの、五つの夏の物語。
■サイト「シアワセモノマニア」からの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-02 00:00:00
37924文字
会話率:43%
たとえば、猫に変身できる女の子がいたとしよう! これは小説でフィクションだから想像は自由だ! 想像してみよう! 彼女は人間から猫のサイズに変身するのだから、当然服は着ていられない。ということは? そう、常に全裸だ。そのうち、いちいち服を脱
いだり着たりするのが面倒になって、常に全裸になる。外にいても街中にいても常に全裸だ! 自然の摂理だ! 本当に猫に変身できる女の子ってすごいな!
ところで、猫の体重が仮に二kgだと仮定すると、成人女性の二十分の一以下にあたるだろう。変身時、物理法則を無視することはできないので、当然エネルギー保存則が適用される。空中で移動中に変身すると、当然二十倍以上のスピードでぶっ飛んでいくわけだ。全力で走ってから変身すれば、新幹線程度なら余裕でぶっちぎれる。今回はそんな話だ。
なお、本作は『わたしの大好きなおにいちゃん!』の続編ですが、まったく読まなくて問題ありません。ですが、念のためあらすじと登場人物を書きました。これで大丈夫! なので、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-11 20:42:19
27225文字
会話率:43%
一九九九年、人類は異世界からの侵略者テレジアと共に流入した異界のエネルギーにより魔法の力を得た。それから二五年。未だ地球は侵略者の脅威に晒されながらも、社会は魔法ありきの形へと変容しつつあった。
そんな世界の中で、他人から魔力を貰わなけ
れば魔法を使えず、幼い頃無能の烙印を押された玉祈征示は恩人との誓いを守るため、欠点を強みとする努力を続けてきた。
そして現在、明星魔導学院高校において選抜された者のみが所属できる組織にして、対テレジアの遊撃部隊でもある〈リントヴルム〉の参謀となった征示は、三年生の引退と共に新たな隊員を迎えることになるが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-30 02:15:43
142481文字
会話率:46%
一九九九年七月ノストラダムスの予言が世間をにぎわす中、佐藤は妻と喧嘩になり、あやまって彼女を殺害してしまう。警察に捕まることを恐れた彼は、死体を車のトランクに載せて山へと埋めに向かう。だが警察の検問に捕まり車のトランクを見られてしまうも、妻
の死体は消えていた。佐藤が人気のない公園に移動しトランクの中を調べていると、そこに拳銃をもったふたり組の男が現れる。彼らは佐藤を誘拐し、その妻に身代金を要求しようと企んでいた。男たちが身代金を要求するために電話をかけると、驚くべきことに佐藤の妻もまた別の男たちに誘拐されていた。
この奇怪な事件の裏側にはノストラダムスの予言を信じる十二人のバカの姿があった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-19 00:02:51
127381文字
会話率:59%