都立高校に通う山田椿は高校二年生。クラスでも存在感0の喪女。
そんな彼女が校舎の片隅の階段で昼休みにぼっち飯を終えてライトノベルを読んでいた時、ふざけた合っていた男子生徒達の放ったサッカーボールが顔面に当たり階段から落下してしまう。
気が付
いたらさっきまで読んでいたラノベの世界に入り込んでいた!しかも役どころは断罪決定の悪役令嬢のオフィーリア!完全無欠の喪女の椿にはハードルが高すぎる!
自分が死んで転生してしまったと信じた椿は無駄に断罪回避に走らず、このまま断罪される道を選ぶのだが・・・。
自分を断罪するはずの婚約者のセオドア様に声を掛けられた。
「あんた、山田じゃね?」
なんと、どういうわけかセオドア様の中にクラスメイトの柳君が憑依していた!
驚くだけじゃ済まない。柳君は完全たる陽キャ!陰キャ喪女の椿には彼を相手にするのもハードルが高い。
とは言っても、この世界の事情を全く知らない柳君は椿しか頼る人はおらず。
結局二人は常に一緒にいることに。断罪はどこへ?
アルファポリス様、カクヨム様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 13:55:08
112767文字
会話率:44%
『あたしにラブコメを教えて。ねえ、ラノベ主人公くん?』
クラスメイトの川越 朝(かわごえ あさ)は、俺の働いている本屋のラノベコーナーに佇んでいた。
最近よく来るな、と思ったのも束の間、彼女は突然棚からラノベを取り出して、破こうとし始める。
『ちょっと、お客様!?』
『離してよ! あたしの本をあたしがどうしようと勝手でしょ!?』
川越朝は、デビュー間もなく打ち切りが決まった現役女子高生ラノベ作家、富士見 夜(ふじみ よる)だったらしい。
翌日、彼女は俺の何かを見込んでこんなことを頼んでくる。
「ねえ、柳瀬 岩太(やなせ がんた)くん。あたしにラブコメを教えてくれない?」
売れない現役女子高生ラノベ作家(偏屈で頑固でめんどくさい)と、特にとりえもないどこにでもいる男子(無気力でやれやれ系でいかにもラノベ主人公)との、ラブコメに発展するのか分からない、謎の協力関係青春コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 23:00:00
20447文字
会話率:61%
「ラノベは滅ぶ! もう終わりだよ!」 創作界隈の風物詩としてTwitter上で語られ続ける話題、ラノベ滅亡論。今回またSNSで盛り上がっていたようなので、語ってみました。滅ぶ滅ぶと言われ続けてウン十年。未だに生き残っているライトノベルなわけ
ですがm果たしてどうすればラノベを滅ぼすことが出来るのか。語ってみましたのでどうぞご覧ください!折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-25 11:53:43
2090文字
会話率:2%
「ライトノベルは漫画の劣化コンテンツ!」
「ラノベは売上右肩下がり! もうダメだ!」
季節性インフルエンザの如く創作界隈で定期的に語られるこれらの話題。
実際のところどうなのか、最早ラノベに未来は無いのか、売上データを基に考えてみました。
お楽しみ頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-23 08:00:00
4148文字
会話率:8%
―――追放ざまぁ。
ライトノベルにおいて一時代を席巻したこのジャンルを冠する小説は未だに量産され、多くの良作と駄作を世に輩出してきた。
そんな中、ネットでの評判も最悪の『パーティーに追放された僕は、最強の能力に目覚め、レベル99
99で世界を無双する。するとツンデレ美少女に懐かれ、人生逆転しました。今更パーティーに戻れと言われてももう遅い』というタイトルの、いわゆる追放ざまぁ系のクソラノベを読み終えた主人公は、いつの間にかその本の中の世界に異世界転生をしてしまう。
その世界の学園に通いながら、物語の主人公やヒロイン、主要キャラと出会い交流を深めていく主人公であったがこの物語の結末を知る彼は決意する。
クソラノベと呼ばれたこの世界の物語を、自らの手で破壊する事を。
これはクソラノベの世界に転生した男が、原作クソラノベのストーリーを破壊していく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 18:19:56
320715文字
会話率:50%
「このまま家には帰さない。覚悟はいいな?」
気づいたら異世界の令嬢でした!
何もないところで転ぶようなドジな伯爵令嬢・リーゼロッテは、領地のお屋敷に閉じこもりで引きこもりな深窓の令嬢生活を送っていた。
使用人たちから『妖精姫』と慕われ
る一方、リーゼロッテは『悪魔の令嬢』と噂され!?
日本で生まれ育った知識がありながら、チートなんてみじんも発生する様子もなく、自由度ゼロの毎日に、脳内突っ込みをいれつつ過ごしていたけれど……。
リーゼロッテが十四歳のある日、王城からお茶会の招待状が。
王妃様主催のお茶会だけど、その実、女嫌いの王太子殿下のお見合い大会。
そこには会いたくない婚約者がいたから、さぁたいへん!
待ってましたのラノベっぽい展開に、退屈な日々が変わりそうな予感です?
【チート×伏線スクランブル! 異色の異世界オカルト・ラブコメディー参上です!】
~ふたつ名の令嬢と龍の託宣【なろう版】です~
※ムーンライトノベルズにて先行して第4章投稿中٩( 'ω' )و
内容はムーンとほぼ変わりませんが、一部改稿してあります
ムーン版の方がおもしろいと思うので、抵抗がなければお立ち寄りいただければと思います!
(ムーンライトノベルズは18歳以上(高校生不可)の方のみ閲覧可能です)
※アルファポリスでも投稿始めました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 08:50:00
1577617文字
会話率:43%
「私決めました! ここを私の秘密基地にします!」
「いや、帰れ!!」
「そして、あなたは私の夜のお相手にしてさしあげます!」
「だから、帰れ!!」
星を見たくなったのが全ての間違いだった……。
ベランダに足を踏み入れたら、そこには
銀色の髪と水色の瞳をした白いネグリジェを身にまとっている美少女がいた。
「えっと、すみません……ここって日本ですよね?」
「二本? 殿方には一本しか付いてないと聞いたことがありますが……」
しかも、ムッツリドスケベ痴女っぽい。
どうやら、俺―――院瀬見瞬の部屋のベランダは異世界のこの姫様―――アネラ・H・エメラルドの寝室のベランダに繋がったらしい。
それから、彼女はいつも夜になると俺の部屋にやってきて、
「や、やめろ……!!」
「やめて差し上げません♡」
と俺の首筋を舐め回したり、
「私は姫様ですよ? 買い物くらい普通に行かせなさい!」
「日本ではお前はただのコスプレイヤーだから!!」
とウィッグを被らずに買い物に行こうとしたり、
「私、しゅんのこと好きになったみたいです……」
「ほかに男がいないからだよね!!」
と思わず勘違いしたくなるような言葉をかけてくる。
『運命の人』が同じ世界にしかいないと思ってるそこの君! よかったらエリザベスワールドに転生しませんか!?
瞬とアネラさんの少しえっちで甘酸っぱい恋物語が今、始まる!!
これはラノベの新たな可能性を示す、視覚的にも楽しめるラブコメである!!
※皆様のおかげでたった10話で☆1000を超える伝説を達成しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 19:43:20
73217文字
会話率:36%
ゆっくり劇場「とある教育ユートピアの物語」です。「平和的大アジア主義」と「新感覚教育妄想ファンタジー」というコンセプトの二本立てによって、なろう系ラノベの新ジャンルを開拓するライトノベルです。オリジナリティがあれば、設定やコンセプトをコピー
するのは全然構いません。
「平和的大アジア主義」とは、戦前の「大アジア主義」を武力によらず達成する運動です。戦前の大アジア主義は、中国大陸進出の理論として使われ、侵略戦争を招いてしまいました。しかし、「平和的大アジア主義」では日本が戦後築き上げた国際秩序を破壊する事なく、日本の世界におけるプレゼンスを発揮することができます。しかもたぬきといういち民間人が勝手にやる事で、政府がほぼ介入しないものですから、政治的トラブルにも巻き込まれにくいです。平和的に大アジア主義を達成するのなら、資本主義で疲弊した東側世界の住人達にも資本主義に代わる新たな価値観を提示できる。
もうひとつの柱「新感覚教育妄想ファンタジー」というのは、なろう系では異世界転生などの「自分が」頑張る作品が多いですが、そろそろいい年なので近所のおせっかいオバサンのように「若い人が育っていく事を喜ぶ」というのがコンセプトです。どのような教育を受ければどのような影響を受けて出力されるのか?そういうのを想像して、人が変わっていく過程を見るのです。
これ、実は共同体の再生にとってかなり重要な要素で自分ではなく、他者のために惜しげもなく出来ることをする大人によって昔は子育てしました。自分が頑張ることばかりでは、他者に眼が向かないので、若い子を応援する事で成長する事が目的です。
なろう系ラノベの新ジャンル開拓、賛同される方はオリジナリティがあるなら、設定やコンセプトをパクって構いません。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 03:41:11
1258文字
会話率:0%
《よう、生まれ変わった俺。元気してたか? ……さっそくだが伝えたいことがある。お前、俺の思い出作りに協力しろ。「セイシュン」とやらを満喫するんだ》
《この本に書いてあった。素晴らしいな! 人間界のセイシュンとやらは!》
――お前それ、間違
ってるぞ! ラノベで書かれた空想のセイシュンだ!
非リア充な高校生である俺は、実はかつて、この世とは別の世界である魔法界において、並ぶことなき大魔術士『魔神セイラル』だった……ことを、17歳の誕生日に知らされる。
じゃあなんで今は、人間界で生活しているのかというと……。昔、たまたま手にした人間界の書物、「ライトノベル」に感動して、そこに書かれていた青春を味わうために、秘術を尽くして人間界に転生、人生をやり直そうとしているらしい。……馬鹿すぎる!
そんな青春なんて、どこにもありはしないのに。
ーーーーー
非リア充的生活を送る少年が、さまざまな少女? たちと出会い、恋に落ちる……かもしれない、ちょっと不思議な青春物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 03:58:01
818282文字
会話率:34%
西暦2089年、東京。舞台はネオンの灯りが眩しく光る都市、東京。ネオンは闇を照らし、住む人々の闇をも照らしていた。現実世界と仮想世界の狭間を行き来する少女未来。彼女は味気ない現実と理想が叶う仮想現実との狭間で生きていた。
最終更新:2024-03-24 15:35:26
8730文字
会話率:5%
鮮やかなラノベ、新時代のファンタジー。
今より年月を重ねた新しい暦の時代。とある広大な大陸の中で四つの種族が産まれ、それぞれに発展していった。
その一種族『魔王』。『王都マコロニア』の現魔王によって、王位継承の『魔王の試練』が王子『ラ
メリナ・ド・マコロニア』へと課せられた。
そして、その旅の補佐に青年『ドルラーズ』が抜擢。
彼らは『魔王の試練』の献上品である『真実の花』を求めて、この広大な大地へと旅立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 19:58:55
20035文字
会話率:30%
冒険者の『カツユキ』は組合を通さずに依頼を受けすぎて登録抹消になってしまう。
組合はやめさせられても、冒険者は冒険者だ。
カツユキは組合を通さない独自のスタイルで仕事を受注していく。
そして、ついでに温泉にも入る!
しかし、その温泉たちには
秘密があり……
※本作は『カクヨム』と『pixiv』にも投稿してあります。
※本作は『第16回 講談社ラノベ文庫 新人賞』に応募した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 18:07:17
83051文字
会話率:49%
本文よりも長くなりそうなあらすじとネタを必死に考えているが、そんなヒマがあったら本を読め読書しろラノベより小説より文学だ古典だ。そして検索して書け書くのだ。文才が無いとか云ってる余裕は無いのだ。親や面の皮や国の所為にしてる場合じゃないのだ。
俺もお前もブラウザゲームの無料お詫び石で引くガチャガチャのキャラクターじゃねえんだ。レビューやヒョロゥワーさんやカウンターキリ番げとーなどを気にしている場合では無いのだ。ラノベオワタ論よりも、文学史の中に、ライトノベルとWEB小説を位置づけろ。ナラティブに語れ。いったいどんな作品にハマって推し作家はどなたなのか自分の言葉で語ってみやがれってんだ。てやんでいべらぼうめいコンチクショ~(乱文乱筆よりも冒頭からあらすじでないことをお詫びしたいの意)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-01-25 10:13:28
592文字
会話率:0%
シャレになって無いよね。実は2016年がピークでライトノベル市場が半減するそうです。
※2023年11月に2022年の市場額が判明し……2026年頃にラノベ市場額のピークから半減することがほぼ確定しました。このため2020年データから20
22年データに変更し、記述内容(主にデータ)も変更しました。ラノベ文庫本に限ると毎年15~20億円も市場額が下落し……ラノベ文庫本市場のピークである2012年のピークから実に-62%(2022年)という悲惨な結果になりました。
※ラノベ市場額は統計を開始した2003年以降……2022年はラノベ史上最低の市場額となりました。しかも2016年のピーク時から約3分2(-31%)まで下落しました。
※『約10年』というタイトルは2016年のラノベ市場ピーク時から約10年でラノベ市場が半減するという意味です。つまりあと約2年後に高確率で訪れるであろうという予測です。
※約10年で半減せずとも違った形でバッドエンドが訪れる可能性大です。本文に追記しました。
※2023年10月にカクヨム評論部門で年間1位獲得。読者の皆様にはお礼を申し上げます。
※2023年11月にカクヨム評論部門歴代7位獲得。読者の皆様にはお礼を申し上げます。
※2024年1月に「なろう」でも公開。ただし「なろう」様に評論ジャンルは無いのでエッセイジャンルで投稿。なおデータ更新等は「カクヨム」優先。
※なろう様では感想等は一切受け付けません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 16:01:53
33590文字
会話率:1%
訳あって自殺した少年、南野琥太郎。現世に嫌気がさしていた彼は、現れた天使ルミアと共に異世界へ行くことを選ぶ。
そこに広がっていたのは、彼の愛したライトノベルさながらの世界。彼にとっては現世以上に大切で、けれど結局のところは人生における「サ
ブ垢」だったラノベの世界。彼が現実から逃げるようにのめり込んでいた「サブ垢」の世界が今、メインに切り替わる。
生きることが嫌いだった彼は、彼の愛した世界で何を考え何を感じるのか。彼に絆されて集まってくる仲間達と送る、読んでいるあなたに少しだけ元気を与えるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 00:19:24
10289文字
会話率:51%
◆西暦2063年。 謎の地球外敵性体群『XENEMS[ゼネムス]』が突如として襲来。 衛星軌道上からの電磁パルス攻撃によって文明の利器の大半を無力化された人類は、なすすべもなく総人口の7割あまりを失った。 かかる危機に対し、生き残った人々
は対侵略世界同盟『GAIA[ガイア]』を結成。 かくしてヒトの存亡と尊厳を賭けた闘いが始まる。 その主力たるは、人外未知の敵性技術で造られた前衛戦闘機『ヴァンファイター』と、それらの殺人的な性能に適応すべく肉体を機械的に強化したパイロット──『ヴァンドライヴァー』たちであった。 時は今、西暦2083年。 太平洋の防衛を担うGAIA第3遊弋艦隊に新たな戦力が投入されるところから、物語は始まる。 ◆本作は〈ヒロインは戦闘機〉というキャッチコピーを掲げて送る〝近未来空想科学戦記〟です。 とあるSF小説に強くインスパイアされていますが、かといってハードSFではなく、あくまでも〝ラノベ〟。 そう思って読んでいただけたら幸いです。 ◆本作はカクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 19:33:07
61978文字
会話率:26%
ごく限られた人間にのみ発現する"特異体質"。
主人公の晴人もまた、"不死身"の特異体質者であった。
ある日のこと、晴人は特異体質者を殺害するための組織、カルマーの殺し屋であるエルサに襲撃される。しかし不死身の彼は死なず
、エルサを任務失敗に追い込んだ。
任務に失敗した殺し屋は処分される。そう落ち込むエルサに晴人は手を差し伸べた。
「俺と一緒に逃げよう」と。
その日から晴人と彼のメイドになったエルサの二人暮らしが始まった。しかし晴人は、エルサが出会ってから一度も笑ってくれないことに気がついて……?
これは、惚れたメイドに笑ってもらうために、数々の依頼をこなしながら奮闘する一人の不死身少年の物語である。
※本作はライトノベル新人賞の1次選考通過作品です。すでに書き切っているため、完結は保証されております。
※本作はカクヨム様でも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 18:13:36
100849文字
会話率:54%
高校生になった主人公 柳 優(やなぎ ゆう)は親から1人暮らしをする許可を急に得ることができた。
しかしそれには現役jkアイドルの許嫁と同棲という条件つきで!?
色々危ない現役jkアイドルとのイチャイチャハラハラ同棲ラブコメ!
カクヨ
ムで同時掲載しています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 10:53:29
67292文字
会話率:47%
太宰治、中原中也、石川啄木をセットにすると……
「俺様ダンジョン突撃配信中、ハーレムの予感」の作者、唯今旦(ただいまのぼる)は、ライトノベル転生パターンあるあるランキング1位に輝く『交通事故』で死亡した。
どうせなら異世界に転生した
いという淡い期待を裏切り、戦乙女ヴァルキリーならぬ、マッチョな編集者たちに連行されて戦死者の館とはほど遠い、缶詰の館「ヴァルハラ荘」に連行された。
この館から脱出する道はただひとつ、自身の傑作を書き上げること……。
ラノベ作家である唯今旦は文豪たちとともに無事、傑作を書き上げ天国にいくことができるのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-27 21:47:06
9643文字
会話率:37%
高校生男子の鴨川洋一(かもがわよういち)は、累計発行部数50万部を突破している人気ラノベ、 『防犯ブザーと伊達メガネ』の作者、『タラコ紳士』である。
だが洋一は、自分が『タラコ紳士』だということを、クラスの誰にも言えないでいた。
何故なら『
防犯ブザーと伊達メガネ』のヒロインは小学五年生の女の子で、しかもそのヒロインのモデルは、クラスメイトで新人アイドル声優でもある姫島(ひめじま)さんだからだ――。
もしも密かに姫島さんを小学五年生女子のヒロインのモデルにしていることがクラスメイトにバレたら、ロリコンストーカー野郎のレッテルを貼られることは必至――。
だからこそ洋一は、『タラコ紳士』であることを、何としても隠し通さねばならないのだった。
――だがそんなある日、ふとしたことから、クラスメイトに洋一の正体がバレてしまい……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 21:02:36
6478文字
会話率:37%
「じ、実は私――ずっと理駆(りく)くんのことが好きだったのッ!」
「――!」
とある放課後の校舎裏。
俺は親友である遡螺(そら)の妹の、羽御(うみ)ちゃんから告白された。
――だが俺は、これが噓告白であることを知っている。
昼休み
に遡螺から、「羽御が放課後お前に噓告白するぞ」と聞かされていたのだ。
確かに羽御ちゃんはラノベの表紙に載ってるレベルの超絶美少女で、凡人の俺とは住む世界の違う人間。
羽御ちゃんが俺なんかのことを好きになるわけがないから、噓告白だというのもさもありなんといったところだ。
とはいえ、ここで断るのも大人げない。
俺は遡螺に頼まれていた通り、騙されたフリをして羽御ちゃんの告白にOKした。
すると――。
「ほ、本当に!? ――嗚呼、夢みたい。り、理駆くん、大好きだよおおおお!!!」
「っ!?」
羽御ちゃんがガバリと俺に抱きついてきたのである。
んんんんんんんん!?
これ、本当に噓告白だよね!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 21:03:47
6399文字
会話率:46%
「ゴメンね、松永くんみたいなデブのキモオタは、タイプじゃないから」
「…………え」
勇気を振り絞って片想いをしている吉岡さんに告白した俺。
が、吉岡さんの口から放たれた返事は、何とも残酷なものであった。
あまりのショックに河川敷で一
人号泣していると――。
「アレ? 松永じゃん。どしたん、そんな泣いてさ?」
「――!!」
クラスメイトでギャルの木津根さんに声を掛けられた。
これは……、ラノベでよくある、『オタクに優しいギャル』というやつか……!?
俺は藁にも縋る思いで、先程吉岡さんにされた仕打ちを話した。
――が、
「なるほどね。それは松永が悪いよ」
「っ!!?」
木津根さんからの第一声は、オタクに優しいギャルとは真逆のものであった。
「な、何で……」
「何でって。松永がデブのキモオタなのは事実じゃん」
「……!!」
「でも大丈夫。人間は努力次第で、誰でも特別になれるからさ! アタシが松永のことを、一人前の男に鍛えてやるよ!」
「は?」
――こうして俺の、オタクに厳しいギャルにシゴかれる日々が幕を開けた。
※柴野いずみ様主宰『ざまぁ企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 21:08:20
9464文字
会話率:49%
本格ファンタジーとは何か? よく話題になる。
そんな時、ふと思い出した。20年前。ある専門学校のノベルス学科の授業において。受講者を前に、『これは【おやつ】です!】と、自分の作品を掲げて言ったラノベ作家がいる。その後『太宰治、読んで下さい』
と、言っていた。本格とは何か? ライトノベルとは何か? 軽く探ってみることにしよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 11:17:01
1456文字
会話率:7%