小学三年生まで『ガキ大将』として名を馳せた俺は、二度の転校を経てぼっちで陰キャの『ガリ勉メガネ君』になった。
そして高校の入学式。ガキ大将時代に喧嘩の限りを尽くした宿敵にして初恋の相手を偶然にも見つけてしまう。
彼女は絶世の超絶S級
美少女に変貌を遂げていて、ガリ勉メガネ君の俺が声を掛けていい雰囲気ではなかった。
結果、声を掛けることなく1年が過ぎた──。
でも──。
ずっと両思いだったとしたら?
ガリ勉メガネ君でも関係ないとか言われちゃったりなんてしたら?
腕に抱き着かれて、たわわに実ったましゅまろを押し付けられて! こんなセリフを吐かれてしまったりなんてしたら!
「Gカップだぞ~? どーん!」
──感無量です。ごちそうさまです! ドリャアッ!
……とは、ならない。今の俺は彼女の隣を歩くのには相応しくないガリ勉メガネ君(しかも彼女より遥かに成績が悪い)
だから俺は決意する──。
彼女の気持ちに応えるためにも、Gカップを触るに相応しい知将系メガネ男子になることを!
これは俺が陰キャにサヨナラを告げて、Gカップをパフパフするまでの物語だ!(……たぶん)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 03:09:38
56669文字
会話率:34%
高校二年の一ノ瀬晴翔は、自他ともに認める“地味メガネ男子”。
幼馴染・篠原こはくは成績優秀、顔面偏差値高め、性格サバサバの最強女子。
ただひとつおかしいのは――
なぜか彼女は「俺のメガネを絶対に外させてくれない」。
本人はフツメンだと思
っていたけど、どうやら何かが隠されてるらしい。
これは、顔面を守られながらも真実に近づいていく、
少し不器用な青春ラブコメディ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:04:22
23039文字
会話率:47%
ヴィクトリア・ザイフリートは【武神令嬢(ヴァルキュリア)】の二つ名を持つ、騎士家系に生まれた令嬢。
女性ながらに王立騎士団第三部隊の隊長を務めるほどの腕を持つ、稀代の魔法剣士であるヴィクトリアだが、そのあまりの強さに、同じく第三部隊の副隊長
である婚約者から「女として見れない!」と言われてしまい、婚約破棄されてしまう。
元々女らしくないことがコンプレックスで、騎士団を辞めたいと思っていたヴィクトリアは大層ショックを受け、人生に希望が持てないまま街を彷徨っていたが、そこで新進気鋭の若手小説家のラース・エンデに出会い、自分も小説家になることを夢見る。
だが、実はラースもヴィクトリアと同じく王立騎士団の団員であったことが判明し、強さに憧れているラースに、ヴィクトリアはマンツーマンで修行をつける提案をする。
そしてその対価として、ラースに小説家としての弟子入りを志願するのだった。
果たして【武神令嬢(ヴァルキュリア)】は、小説家になるという夢を叶えることができるのだろうか……?
◆『ネオページ』契約作品です。商業化のご相談は『ネオページ』編集部にお願いいたします。
◆『ネオページ』にて先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 20:03:43
273647文字
会話率:45%
「ハァ……」
クソデカ溜め息を吐きながら、今日も一人会社へと向かう。
嗚呼、また月曜日が始まってしまった……。
なんで土日ってあんなに一瞬で過ぎ去ってしまうのだろう?
平日は体感十日くらいあるのに、土日は体感十二時間だ。
絶対に
悪戯好きの妖精が時空を歪めてると思う……。
「ん?」
その時だった。
突如足元に魔法陣のようなものが浮かび上がり、それは眩いばかりの光を発した――。
えっ???
「おお! 成功だ! 悪役令嬢様が我が世界に降臨なされたぞ!」
「…………は?」
光が収まると、私はRPGとかによくある神殿の中みたいな場所に立っていた。
目の前にはやたらテンションの高い、神官服を着たハゲのオッサンが歓喜している。
こ、これは――!?
「え? なんのドッキリですかこれ? 私、これから出社しなくちゃいけないんで、こういうのはご遠慮したいんですけど……」
私はハッサン(※ハゲのオッサンの略)に、おずおずと声を掛ける。
「おお、これはこれは申し遅れました。私は神官長のハッサンと申します」
奇跡が起きたわ。
「残念ながらこれはドッキリなどではございません。あなた様はこの世界の救世主となっていただくため、悪役令嬢として召喚されたのです」
「……はぁ」
つまりこれは小説とかでよくある、異世界召喚ってこと?
……いや、でも、聖女として召喚とかならまだわかるけど、悪役令嬢として召喚ってのはどういうこと???
※高取和生様主宰『眼鏡ラブ企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 21:01:22
5397文字
会話率:39%
魔法学校に通う魔法オタク女子のリディは、生徒会長であるアベルに片想いをしていた。
そんなある日、リディは一人研究室で透明になれる薬を開発し、自分でそれを飲んで透明になることに成功する。
するとそこへ偶然アベルが訪れるのだが、リディは透明にな
っているので誰もいないと錯覚するアベル。
実験成功とほくそ笑むリディだったが、おもむろにアベルがとんでもない独り言を言い出し……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 21:04:04
2709文字
会話率:36%
感情が“結晶”として管理・流通される王都《ラメルクロム》。
そこでは恋愛や悲しみといった“揺らぎ”の感情は即座に凍結・包装され、整列された幸福として配給される。
雪医見習いの少女・**凍梁冬芽**は
くしゃみひとつで周囲の感情を“無色の霜
結晶”へ変えてしまう特異体質を持ち
いつしか自身の恋心すら密封してしまうようになっていた。
だがある日、彼女の前に現れたのは
竪琴を背負い「感情の本当の色」を探す青年・雪柳昴光。
彼の音楽は、冬芽の凍った感情にほんの一滴、温度を与えはじめる。
「包装なんてしなくていい。恋も痛みも、混ざってこそ色になる。」
冷たすぎる社会、凍てついた自己像。
そのすべてを解かすように、二人は“列”の外へと一歩を踏み出す――。
愛を凍らせた少女と、歌で世界を解かす青年が出会うとき
結晶世界に初めて“混ざった色”が灯る。
これは、未包装のまま届けられた恋の物語。
❄ 登場人物紹介
■ 凍梁 冬芽
種族:人間
年齢:19歳(王都大学・雪医学部所属)
職能:〈雪医見習い〉
特徴:くしゃみひとつで周囲の情結晶を“無色凍結”させる特異体質。
性格:繊細で臆病。だが芯の部分に確かな意志と情熱を秘めている。
備考:感情を凍らせすぎて“自分自身”すら曖昧になっていたが、昴光の音によって少しずつ変わっていく。
■ 雪柳 昴光
種族:吟遊種(人間に近いが情結晶との親和性が高い)
年齢:23歳
職能:〈霜詠士〉/感情に“色”を取り戻す詩と旋律を奏でる旅の一族
特徴:竪琴と風防つきの外套を持ち歩く。
性格:朗らかで包容力があり、冬芽に対して一貫して優しい。が、本心をあまり語らない部分も。
備考:世界から消えた“混ざり合う感情”を再び人々に取り戻すことを使命とし、封凍核の謎を追っている。
■ 霜宮 綺硝
種族:人間
年齢:冬芽と同い年。王都庁の官吏見習い。
職能:秩序局 〈整列管理課〉
特徴:冷静沈着なメガネ男子。黒い制服と正確な足取り。
性格:秩序第一。だが冬芽への感情は複雑で、社会的正義と個人的な情の狭間で揺れている。
備考:冬芽の幼馴染だが、現在は“列”側の人間として彼女と対峙することになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 00:44:14
4673文字
会話率:31%
完璧な日常を愛する真面目メガネ男子、佐倉律。
彼の平和な高校生活は、ある日突然現れた転校生によって木っ端微塵に打ち砕かれる!
その名は、天上院エリー・アン。息をのむほど美しい容姿、ずば抜けた頭脳、超人的な身体能力を持つ、まさに完璧なお
嬢様……のはずが、彼女の行動はどこかヘン!?
放課後、律が目撃したのは、なんと電柱に齧りつくエリー・アンの姿だった!
「わたくし、あなたの星で言うところの『エイリアン』なのですわ」
かくして、エイリアンお嬢様の地球における「世話係」兼「秘密の隠蔽係」に任命されてしまった律。
次々と巻き起こる奇想天外な騒動に、律の胃は休まる暇なし!
個性豊かなクラスメイトたちを巻き込みながら、二人の間に芽生えるのは、友情? それとも…?
ちょっぴり不思議で、とびきり騒がしい、SF学園ラブコメ開幕!
「リツ、この星の文化は、実に非効率的で……魅力的ですわね」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 00:00:00
37125文字
会話率:49%
引きこもりから脱却して呪術師になることを目指すバーサは、苦手な貴族や令嬢のいじめに怯えつつも、呪術研究に打ち込みます。それを見守る切れ者(?)で苦労人のディラン。彼はバーサへの想いを隠しつつ、影で彼女のために奔走。研究が成果をみせ始め、ふた
りの距離がようやく近づきかけたその時、周囲を巻き込む大事件が起こります。
素直に想いを伝えられない青年。自分に自信が持てない令嬢。不器用なふたりの恋と成長の物語り。
こちら「私、イジメられてたんですか?継母の策略を華麗にスルーするシンデレラと、2人の拗らせ姉さんの物語」に登場するバーサとディランのその後の物語りですが、前作を読んでいない方にもお楽しみいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 22:00:00
76643文字
会話率:42%
『君にだけ、素直じゃない。』
――ツンとデレのあいだで揺れる、ふたりの青春ラブストーリー
美人でクール、成績優秀な剣道少女・一ノ瀬美羽。
そして、地味で目立たないけれど観察眼に優れたオタク系メガネ男子・綿貫智。
大学2年間の春、クラスメ
イトとなったふたりは、
「話しかけないで」と言い放つ彼女と、「了解」とあっさり受け入れる彼という、噛み合わないスタートを切る。
けれど、彼の“さりげない優しさ”と、
彼女の“誰にも見せない素直さ”が、少しずつ交わりはじめる。
秘密のノート、傘を分け合った雨の日、
夏祭りの夜に交わした曖昧な言葉と、そっと触れた指先。
距離1メートルからゼロへと、ゆっくり縮まっていく心の距離
そして迎える大学生活――
"自分の未来"と“誰かと歩む未来に悩みながらも、
ふたりは確かに、互いを選んでいく。
強がりだけどまっすぐな彼女と、静かだけど芯のある彼。
そんなふたりが紡ぐ、
甘くてじれったくて、でも爽やかな恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 00:50:29
8375文字
会話率:38%
アイドルオタクでアイドル志望、でも書類審査に落ちまくる超地味子で友達ゼロの私が、超イケメンアイドルに気に入られちゃった!?
クラスの同じく友達ゼロの隠れメガネイケメン男子にも気に入られるし、どうなってるの!?
運命的な出会いが「自分
の『こころ』」を変える。
何重にも張り巡らされた伏線が、衝撃的な展開や意外な展開を次々と産み出す中編現代恋愛小説。
このタイトルをあなたはどう捉えますか?
中学卒業式の日、街中で突然声をかけられた私は、その相手が男性アイドルグループメンバーの一人だと気付く。
しかし、進学先と名前だけしか伝えることができずに、その場は別れてしまう。
それから三ヶ月、中学から引き続き、高校でも全く友達がいなかった私に、今度は隣の席のほとんど話したことがないメガネ男子から、日直のあとに、「一緒に帰らない?」と声をかけられる。
モテ期到来!? いやいや、何かの間違いや罰ゲームだろうし、仮に本気だとしても、私はアイドルになるから、恋愛は絶対しないの!
でも、何だろう……この人の安心感……。私は思わず一緒に帰ってしまった。いや、一緒に帰るだけだから! それだけだから!
でも、後にデートに誘われて、思わずオーケーの返事をしてしまった。いや、何も考えてなかっただけだから! それだけ……だから!
でも、そこで私は彼に、とある分野の『天才』と言われて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 15:25:21
56100文字
会話率:39%
中三になって初めて同じクラスになった、ボブヘアの女の子が気になる。同じタイトルの本を読んでいた。きっかけはそれだけだ。
僕が目で追ってしまうと迷惑になる。気にしないように過ごそうとしていたら、彼女の教科書をありえない場所で見つけた。彼女は、
虐められている。たぶん、僕のせいだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 18:00:00
9365文字
会話率:60%
単なる私の煩悩爆発の駄文。
幼馴染みのメガネ男子中学生との地味な女子中学生の恋愛模様。
最終更新:2024-11-25 00:00:00
32014文字
会話率:47%
群馬県東部の小さな集落で生まれ育った星野美亜は、幼いころから人ならざるものが見える特殊体質だった。
その体質のせいで嘘つきだと決めつけられた美亜は心を閉ざし、人ならざるものが入り込む隙間もない都会に憧れ、短大を卒業すると同時に三大都市の一
つである名古屋に転居した。
しかし夢見た都会での生活は厳しかった。初めてできた恋人は別れてからも金を無心する最低男で、大手企業で働くことができても雇用形態は派遣社員。
頑張っているはずなのに上手くいかないもどかしさを抱えた美亜は、ある日自宅アパートのベランダで職場の上司に瓜二つの天狐を目撃してしまう。
それから数日後、美亜は上司である指宿亮史から、元彼との悪縁を切ってやるという甘言に乗ってしまい、悪霊退治のボランティアをする羽目に!?
瀬戸物、金シャチ、ひつまぶし。神社仏閣数一位を誇る愛を知る地で織りなす、いなり寿司嫌いのドS天狐とキラキラ女子を目指す派遣社員のもどかしい恋のお話。
※作中で群馬県に対して失礼な表現がありますが、私は群馬県に滞在した経験があります。気を悪くする部分があるかもしれませんが、偏見や先入観からではなく、経験談から書かせていただいてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 21:42:43
129361文字
会話率:45%
平原健(ひらはら たける)科学部、教室の片隅に生息している物静かな男子高校生が委員会をきっかけに同じクラスの蔵森奏音(くらもり かのん)と話すようになり彼女が抱えるトラブルに巻き込まれながら片想いを拗らせる話。出会いの高校1年から卒業まで、
高校生の日常に載せて想いを告げられない恋を。付き合ってるって周りに思われていたって両想いだとお互いが確認しているとは限らない。そんなもどかしい2人にハッピーエンドが訪れる事を祈ります。
pixivで連載しています。キネノベ恋愛部門に応募しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 18:12:54
56739文字
会話率:50%
普通に高校生を送っていた京琥珀は、実は異能者達が求める「運命の花嫁」としてこの世に生を受けたのだ。高校生まで隠してきた花嫁特有の「甘美な雌のフェロモン」は、転校生で異能者の雨辻由良の何気ない行動で、漏れ出てしまう結果に。
フェロモンが漏れ出
てしまったことで、花嫁の存在が明るみに出る結果となり、異種能力者花嫁争奪戦「縁定めの儀」の幕が切って落とされた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 00:00:00
436230文字
会話率:25%
【犯された私は……同時に「失くし」「得た」。彼は贖罪の為、私の傍に居る】
ルックスは世にいうメガネ男子で、インドア好きで家が好き、本が好きなインテリ派でもあるイケメンの周(あまね)と、体育会系のアウトドア大好き少女であった箏羽(ことは)は
幼馴染だが、犬猿の仲。気の合うものが一つも無かった。幼稚園から一緒の腐れ縁で一貫性の私立校に通っているため、高校までずっと一緒の生活を送っていた。
高校三年生の時、周の親から箏羽の親へ研究職の誘いがあり海外赴任してしまう。
ある日、箏羽が暴漢に襲われてしまい、周が駆け付け助ける。周は箏羽に「俺がずっと傍に居てやる」と告げられるが、周の本心は……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-15 08:00:00
48077文字
会話率:20%
県警本部の刑事部捜査第一課、厄介事捜査室へ異動となった女性警察官の日常を描くショートストーリー。交番勤務での実績が高く評価されて、宿願だった刑事となる寿間穂波が、最初の勤務日に、三回も運命の出会いをするドラマ。
《主な人物の紹介》
寿
間穂波(すまほなみ)……厄介事捜査二係の係員、巡査、長身。
馬護律郎(まごりつろう)……厄介事捜査一係の係長、強面の体育会系。
弥馬音響(やまねひびき)……穂波の上司、巡査部長、メガネ男子。
三家寧子(みけねこ)……十姉妹失踪事件の被害者、大学生。
(すべて実在の人物、県警とは無関係です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 11:23:37
33857文字
会話率:59%
「殿下、婚約破棄してください」
「いやだ」
自分の命のために何としてでも婚約破棄させたい悪役令嬢アリシア・フォン・ガーラントと絶対に婚約破棄してくれない第三王子レオンハルト。戦いの果てに勝利を勝ち取るのは...?
最終更新:2024-01-20 01:41:23
302994文字
会話率:37%
レーシック体験、思いだして書いてみた。
最終更新:2023-09-12 12:00:00
1427文字
会話率:0%
三浦さんと有馬君は、高校の生徒会役員。会計と会計監査として“相棒”ライフを満喫していた。
とっても仕事が出来る優等生、有馬君はちょっと抜けてる+実は数字が苦手な三浦さんの仕事をいつもさりげなくサポートしてくれる。でも、それには理由があって。
。。
コミュニケーションに難ありな優等生、有馬君は自称見た目詐欺の三浦さんを、甘やかしたい――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 00:39:45
6205文字
会話率:32%
高校二年生の栞は、ある日一冊の本を見つける。古ぼけた本の題名は『聖女の書』。意図せず、栞は異世界への扉を開いてしまう。召喚された世界で栞は、聖女として扱われる。だが、聖女だからと言って、特別な力がある訳ではない。ただこの世界で、一年間だけ充
実した生活を送ってくれればいいと言う。変わり映えしない生活で自分を持て余していた栞は、充実した生活ってなんなのだろう? そう戸惑う。しかし、聖女をサポートしてくれる人々に出会い、なんとか異世界での生活を始めた。地味で消極的な栞は、自分に自信がなく「どうしよう」が口癖の女の子。魔女の助けを借りて、異世界で沢山の人と出会い経験を重ね成長していく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-30 18:03:35
132957文字
会話率:31%
リネーアは、婚約者である第三王子が好きになれない。いつも不機嫌で、態度が悪いからだ。
ある日リネーアは、第三王子が男爵家の令嬢と仲良く過ごしているのを目撃する。
自分には見せたことのない明るい顔で楽しそうに過ごす第三王子を見て、ついにリネー
アは見切りをつけた。
この婚約が破棄になるのなら、「悪役令嬢」のままで結構です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-18 19:13:11
6539文字
会話率:39%
妹の沙月は、俺と顔を合わせるたび不快そうな顔をして「キモい」と言う。
何かしたわけでもなく、何故か妹は兄である俺のことをすごく嫌っていた。
そんなある日、学校から帰ってきて俺がリビングのソファで眠りに落ちそうになっていたら、妹が学校から帰
ってきて、俺のいるリビングに来た。
ふわふわとした夢と現実の間。
目蓋の向こう。
普段の尖った言葉じゃない、甘く切なげな妹の声。
そして、柔らかな妹の唇が俺の唇に──────
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 17:00:29
3312文字
会話率:44%