「ジュリア、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」
「……!」
貴族学園のとある放課後の教室。
各々が帰り支度をしていると、私の婚約者であり、我が国の王太子殿下でもあらせられるダリル殿下が、唐突にそう宣言した。
「……どういうこと
でしょうか殿下? 随分急な話でビックリしてしまいましたわ。私があまりそういった冗談が好きではないことは、殿下もよくご存知ですよね?」
「フン、もちろん冗談などではないさ! こんなこと冗談で言えるものか! 僕は君のことを、つくづく見損なった! まさかキャシーに対して、あんな陰湿な嫌がらせをしていたとはな!」
「ダリル様、あまりジュリア様を責めないであげてください! わ、私は本当に……、気にはしていませんから……」
「キャシー、無理をするんじゃない! 辛い時は素直にそう言っていいんだぞ!」
「ダリル様……」
ダリル殿下が、男爵令嬢であるキャシー嬢の肩に両手を置きながら、慈愛に満ちた瞳を向ける。
クラスメイトたちも、何事かと遠巻きにざわついている。
「話が見えないのですが? 私はキャシー嬢に対して、嫌がらせなどした覚えはございませんよ?」
「フン、そうやって白を切るというなら、こちらにも考えがある! ついて来い!」
そう言うなりキャシー嬢の肩を抱きながら、さっさと教室から出て行ってしまう殿下。
私はフウと一つ溜め息を吐いてから、野次馬のクラスメイトたちと共に、殿下の後を追った。
「これがその証拠だ!」
ドヤ顔で殿下が指差したのは、校舎裏にある壁の一角。
そこには夥しい数の、ありとあらゆる落書きがされていた。
この壁は、通称『匿名掲示板』。
最初は誰かがほんの悪戯で悪口を書き始めたのだが、それに対して他の人間がどんどん便乗していった結果、今では虚実入り交じった、まさしく匿名掲示板と言えるものにまで発展してしまったのである。
「これがいったい何だというのでしょうか?」
「よく見てみろ、ここを!」
殿下が指差した箇所に目を向けると、そこには『男爵令嬢のキャシーは本当に生意気』と書かれていた。
「それが何か?」
「まだとぼけるのか! これを書いたのは、君だと言っているんだよ僕は!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 21:03:47
4007文字
会話率:56%
突然の音にビックリして起きるってこと、きっと誰しも経験があると思いますが。
絶対に聞こえたはずなんだけど!おっかしいなあ‥‥。
その記憶もいつの間にやらリアルと夢がリンクしてしまって曖昧になっていき、うーん?夢かうつつか?そんな体験です
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 05:00:00
1438文字
会話率:11%
今日は朝早くからお出かけするので、お侍さん二人に代打をお願いします。
最終更新:2023-12-08 09:21:11
2675文字
会話率:0%
「The Another World In The Game」を読んで下さり、ありがとうございます。
多数のPV、ユニークに作者本人がビックリしてます(*_*;
プロットもろくに作らなかった作品なんですが、楽しんでいただけたら何よりです。
女性三人衆の中で、どの子が推しだったでしょうか?
今回は登場順に官能小説風に書いてみました。周りが「官能小説書け」とうるさくて(笑)
R18指定は何やら難しくて、R15指定にしています。
性的描写が苦手な方はブラウザバックしてください。
では京香編からどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 19:34:24
37931文字
会話率:37%
「え…なんでここに…!?」
(驚くのも無理はない!だが俺の方がビックリしている!!!!!)
※
主人公、佐久間洋太はしがないオタク高校生。しかし、友人から勧められたアイドルグループのライブを見に行ったことで彼の日常はあらぬ方向に!?
目
立たないクラスメイトが実は超人気アイドルだった!?
自分だけが知っている系の魅力的な女の子は、実は属性盛りだくさん!
「あの、キャラが渋滞しすぎでは…」
属性てんこ盛りのヒロインと、一度スイッチが入ったら止まらない主人公、佐久間洋太とその友人が巻き起こす日常コメディー始まります!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 01:48:53
7246文字
会話率:40%
気づいて、ビックリして、エッセイ書いちゃったよ。
思い違いだったら、おめぇの脳みそスッカラカンだぞ、とご指摘いただきたい(´・ω・`)
サイレント改悪(個体の感想です)はやめてほしいですな。
最終更新:2023-02-22 11:08:56
1499文字
会話率:0%
薄暗い森の中、小鳥の囀りよりも不気味な怪鳥ががぁがぁと鳴き喚く、人も住まない未開の地ー。
じっとしているのも暇だからわたしは日課として散歩する。
目的地もなくだだうろうろと歩くだけ。疲れたら適当に横になるだけ。だけどこの森から出ようとは思わ
ない。ここはわたしには安全な場所だったから。
「そこの者!少し待つのだ!!」
突然の大きな声で散歩していたわたしはビックリして振り向いた。
反射的にその声のする方を見やると馬に乗った素敵な服を着た少年が居る。
なんかキラキラしてるなぁ~と一瞬見とれてしまったけど…
うわーーーわわわーー
わたしはずりずりと後退りし充分に距離を取ってから腰を90度曲げて頭を下げた。
どこからどう見てもエライ人ってのが分かるから。
なんでこんな場所に人が居るの?
迷子になった?
頭を下げたまま声も出せずじっとしていると、彼はどうも馬から降りたらしく草を踏む足音がこっちに向かってくるのが聞こえた。
勘弁してよ…
わたしはドキドキ早くなる心臓の脈動に恐怖を感じ冷や汗を吹き出した。
「お前…何者だ?」
彼の鈴を転がすような声が聞こえた。
何者とはどういうこと?
わたしは一瞬何を言われたのか分からなかった。
「わ、わたしはノイといいます…」
緊張のせいか声がちゃんと出ず掠れてしまった。
冷や汗は止まることなく流れ続けて体もわなわなと震え始める。
「……ふぅ…何者かと聞いたのだが答える気はないのか…」
えっ?
わたしはわたしなのに…ただのノイとしか言いようがないのに…もしかしてわたしは化け物か何かに見えてる?
どうしよう…もう人にも見えない姿になってしまったんだきっと…
もう終わったのね…
わたしはこのままこの薄暗い森の中に打ち捨てられると覚悟を決めたら涙がとめどなく流れてきた。
頭を下げたまま地面の草に雨の様にぽつりぽつりと雫が零れる。
「顔を上げよ」
「はい……」
彼は泣いているわたしに冷たくそう言った。
わたしは鼻声で返事をし、涙を拭うこともせずゆっくりと顔を上げる。
わたしの視線が徐々に彼の素敵な白地の洋服の足元から腰元へと上がり胸元で固定される。
汚れ元の色を失くし長い年月で風化し始めたわたしの服と違い綺麗な刺繍が施された洋服ー。
わたしには一生縁のない素敵な服を滲む目で見つめる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 08:26:46
1878文字
会話率:29%
彼女のいない
高校2年生 『正式 明』マサシキ アキラ
が同級生に赤っ恥をかかされ!
#はめられた
その時 明の口からある言葉が放たれる。
その言葉が発端で明は知らぬ間に
仕返しに成功するのであるが知った時には
ビックリして体すら動か
ない程の仕返しだった!
色々考えて整理しながら立ち尽くす明の影には
怪しい動きがあった。それこそが....宿し...
その事にまだ気づいてない主人公 明であるが
ある生徒との出会いで彼の人生は良きやら悪きやら
に動いていく!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 00:18:26
4998文字
会話率:11%
「ふう。今日は一万字書いたぞ」
ちょっとトイレにと、席を立つとふらついていた。
頭が熱をもっているようで、ボーッとして思考が回らない。4,5時間ずっと集中しっぱなしだった。
小説をこの夏から集中的に書き始めたのだが、あっという間に十二
万字の大作を書き上げて文学賞に応募した。自分でもビックリしている。
何年も前から書こうとしていたし、書き出しだけ書いたこともある。だが文が続かなくて、ほったらかしになってしまった。
「俺さ、小説を書こうかなと思ってるんだ」
「え? 小説? なんでまた……」
妻に話すと、ハトが豆鉄砲を食らったようにキョトンとした顔をした。友人に文学博士がいるが、彼は戯曲を書いていると聞いたことがある。なんとなくその博士にも読ませたい、そんな作品を書けるようになりたいと思った。
「前から書こうと思ってたんだけどね」
「もしかして自分のことをかくの」
「いや、自分の内面を赤裸々に書くのはちょっと」
といいながら、文学とは自分の内面がでるものだから、抵抗があるという反応はおかしいと思った。読書とは筆者との対話である。自分が出ないわけがない。
そして
「私も書こうかな」
と妻が言いだしたことにはビックリした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 13:44:24
2357文字
会話率:27%
無能な荷物持ちとして日々お嬢様の荷物持ちをしていたレーンであったがある日いつもの様にお嬢様のレベルを上げるためにダンジョンに潜っていた中であった
突然ダンジョンから本来なら現れるはずのないS級のモンスターに襲われてしまうのであった
そんな中でお嬢様から言われてしまうのである
「お前みたいな無能など不要だ!ここで私たちの囮となって死ぬがいいわ!」
突如お嬢様はレーンが動けないように魔法で攻撃するのであった
もちろんレーンはただの荷物持ちなので戦闘能力は皆無であったため何もできないのであった
「そ、そんな、お嬢様!」
「さよならレーン、貴方はここで私のために死ぬのよ!」
こうしてお嬢様は護衛の者達と共にその場から逃げ出すのであった
「そ、そんな、嫌だ、嫌だ、死にたくないよ!」
「い、や、だ、死に、た、く、な、い」
そんな言葉も虚しくレーンはSモンスターに殺されてしまうのであった
そうして目覚めるとそこはいつもの風景だった
いつものように馬小屋で目覚めたレーンは自分に何が起こったのか調べたところなんと
自分が死ぬ一年前に戻っていることに気付いたのであった!
そしてレーンはどうせこのままここで働いていても殺される運命ならここから出ていくことを決意するのであった!
そんな中でレーンが一年前に戻ったことであることがおきたのであった
それはレーンがお嬢様によって殺されてしまったことを思い出してしまい思わずレーンがビックリしてしまいお嬢様を階段から突き落としてしまうのである
それが原因でとあることが起きてしまうのであった
本来の歴史であればここでお嬢様が階段から落ちることなどなかったのだがこのことがきっかけでなんとお嬢様の前世の記憶を思い出すのであった
「こ、これ!?もしかして、私ゲームの世界に来てしまったの!?しかも悪役令嬢のメイになってしまったの!?」
そう、レーンを追放することでメイはレーンによって殺されてしまうのである
このままだと自分が悪役令嬢として死の道しか残っていないのである
「絶対にレーンを追放させないようにしないと」
こうして絶対に追放させない悪役令嬢VS絶対に追放される無能な荷物持ちの戦いが始まった
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-14 08:00:00
1152文字
会話率:93%
ゲームの駒が盤上から飛び上がり、
オペレーター目掛けて攻撃を繰り出してきたら
ビックリしてしまうはずだよね
もしもそんなことが起きたなら、
盤面をひっくり返してしまうかも知れないし
ルールを変えて何もなかったことにするかも
最終更新:2020-12-11 23:55:55
999文字
会話率:45%
この話はフィクションってことで! …全年齢対象の!
これまでのあらすじ
とある普通の高校生イトウ セイタロウは学校へ向かう途中、トラックのクラクションにビックリして、ちょっとふらふらしていると…。
なんと!いつのまにか異世界だった!
そ
して、なにかよく分からないうちに。
めずらしい力をもらって。
4名の仲間とともに。
とってもたいへんなことを乗り越え。
ついに世界をおびやかすわるいやつをこらしめた…!
そして…。平和となった世界をみてまわるうちにセイタロウはこれからなにをするかはっきり決めたのだった…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-03 00:45:58
4703文字
会話率:30%
ロンド伯爵家が第一子、エリザベス・ロンド18歳。
父親主催のパーティーで珍しいお酒を飲んだらば、前世で大好きだった芋焼酎。
あれよあれよと記憶が戻り、ビックリしてたら狐顔の美丈夫と知り合いに!?
最終更新:2020-04-30 15:31:21
5540文字
会話率:18%
なんかついてないなーという日常の裏側を描きました。
思ってたよりも超大作になって、ビックリしています。
もしよろしければ、読んでやって下さい。
最終更新:2020-04-15 01:53:49
7286文字
会話率:7%
各話アクセスすればPVは水増しできるんでは?
PVは元々そういう数字だし、アプリを使えば容易だし、自分でやって「nヶ月で○○万アクセス!」とか自慢してる人もいました。
あるいは、いきなりPVが伸びてビックリしてる作者の方へ。全話ダウン
ロードツールを使った少数の読者かもしれません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-23 05:47:42
2072文字
会話率:4%
ある日家で寝ていて起きたら死神を任された楠 浩太は異世界へと飛ばされるのだった。飛ばされた後は兵器を作って国をつくって?!おまけにさらりと重大情報聞かされて。
とにかく神様の力と、地球の兵器(スマホも)を使って無双します。・・・多分!
何だ
か題名詐欺って言われそう。そこは誰も突っ込まないで。ね?
*軍事ネタおよび、機械ネタは作者が調べたり、聞いたりしたことを少しいじってやっているのでかなり誤差があると思われます。(あと何が何だかわかっていない)
最終話を投稿した日のアクセス数が2000越してビックリしてます^^;折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-30 01:00:00
170427文字
会話率:52%
ヒキコモリ高校二年生神崎 蒼介はある日を境に命を落とした。といってもビックリして頭を強く打って死ぬという最悪の死に方、そして天界で異世界へ行けることを知り蒼介は異世界へ旅立つ
最終更新:2017-07-01 01:26:46
1466文字
会話率:58%
お姉ちゃんはきっと、僕が10歳にして就職したなんていったら、ビックリして腰でも抜かしちゃうかもしれない。
就職活動っていうのは、ものすごく大変なんだぞって言ってたし。
まあでも、お姉ちゃんは僕の就職先についてあまりいい顔はしないかもしれない
。お母さんなんて、卒倒しちゃうかも。
僕の就職先は、異世界の高級娼館"クローディア"の男娼である。
+++
急に、何の予兆も無く異世界にほっぽり出された"僕"と、僕が男娼として働く高級娼館"クローディア"にて働く人たちと娼館に出入りするさまざまな人たちと、それから、"僕"が時々見る、内容の思い出せない夢の話。(4月19日:あらすじ短くしました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-21 22:00:00
31353文字
会話率:28%
投稿数が300超えてたから、書いてみた。小説やないで。しかも、またもや関西弁。読みにくかったら、すんません。まとまりのない、ただの戯れ言。
最終更新:2011-03-19 10:17:19
2582文字
会話率:3%
突然の手紙でビックリしてるでしょう。親友の君に是非聞いてほしい事があります。手紙の方が僕らしいと思って手紙にしました。僕の三人の姉達と、妹の真理子覚えていますか?その四人に纏わる話です。長い手紙ですが、君に聞いてほしくて。返事はいいので、読
むだけ読んで下さい。四谷政行。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-07-21 19:37:57
4388文字
会話率:0%