世界は今、静かに崩れ始めている。
各地で発生する怪奇事件に、封印されたはずの大罪の悪魔たちが再び姿を現し始めた。
教会に所属するサマナーである主人公エルクは、相棒のフィールと共に怪奇事件の調査のためさまざまな都市を訪れる。
そこで彼らが
目にしたのは、かつての繁栄がうそのような街と、その裏で暗躍する崇拝教と呼ばれる異端の影。
サマナー、エクソシスト、ネクロマンサー……
「バケモノが……!!」
「誉め言葉だな」
『すべて』を失った少年が、運命に選ばれた存在となる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 21:00:00
134545文字
会話率:39%
魔法薬学者×孤高の吸血鬼がバディを組み、科学と薬学、魔術で謎解きに挑むダークファンタジー!
魔術師養成学校を退職したナプティアは、旅先で人狼の嫌疑を受け、収監されてしまう。同房の探偵を自称する男、フレレクスとともに、持ち前の魔術と薬学の
知識を駆使し無実を証明しようとするが、より大きな事件に巻き込まれていく。やがて、2人に友情が芽生えていく中、男が人類の討つべき吸血鬼だと発覚し……?
種族を超えた友情を築きながら、退職の原因となった禁術の研究や、失踪した師の行方、この世界の謎を紐解いていく。
※人外・ケモノ好きによる友情・冒険・ミステリーのダークファンタジー。
主人公にチート能力なし、無双・ハーレム要素もありません。
※この世界は厳密には異世界ではなく、1345年11月20日の天体の合で、異世界とのゲートが一時的に開いた結果、魔物や魔法が存在するようになった世界で、そこから80年ほど経った1430年代が舞台です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 18:28:22
36478文字
会話率:65%
小さな農村であるボンノ村でその少女は誕生した。
かつての偉大な魔法士の名を与えられた少女は、両親の愛情を受けてすくすくと育つ。
弟も生まれて姉としての意識が芽生えはじめた少女だったが、彼女にはひとつだけ悩みがあった。
それは魔法の制御がうま
くできないこと。
同い年の少年少女がどんどんと上達していく中、なぜか簡単な生活魔法すら使えずにひとり落ちこぼれてしまう。
見かねた両親はあまり深く考えず、少女のためを思って色々教えてしまう。
このことが後世にいう規格外の魔法士を誕生させることにつながっていくのだった。
これは、無自覚のまま魔法士の天辺に立ってしまう少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 17:11:27
204552文字
会話率:40%
死んだはずの彼女が、ある日突然生首になって蘇った!生首の彼女とデートしていたら、今度は突然謎のバケモノに襲われて……。
⚠この作品にはすこしショッキングな描写があります。ホラーではありませんがあらかじめご了承ください。
【毎週月曜日17
:00頃更新予定!!】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 16:50:00
39665文字
会話率:49%
ある男は歩いていた。何をするでも無く、ただ無数の傷をその身に宿し。
黒い髪に金の瞳を持つその男は、やがて自分が何者かさえも忘れ去った。
「……血……」
腹を空かせ、這い出る食欲に苦しめられながら、彼は歩き続けた。それに意志は無
い。理由も無い。
ただ、バケモノは旅を続ける。
この作品は私が飼ってるペンギンがノベルバで連載してる作品です。こっちでは毎週月曜日更新します。
ホロビタセカイデバケモノノタビ → https://novelba.com/indies/works/942388折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 12:00:00
308358文字
会話率:50%
ナマケモノ族のナナミーは、ヒョウ族のヒヨクの運命のつがいだ。
鬼畜上司ヒヨクと同じ模様の、「つがいの証」となるアザを持っている。
ヒョウ族のヒヨクは左頬に、走るヒョウの形をしたアザがあり、ナナミーも同じ模様のアザを左のお尻に隠し持っていた
。
鬼畜上司は今日も終業時間15分前だというのに、机の上に書類の束を置いて、鬼畜な言葉をかけてくる。
「その書類、明日の朝イチで使う資料だ。それを訳すまで帰れると思うなよ」
運命のつがい(であるはず)の、ナマケモノ族ナナミー と、ヒョウ族ヒヨクの、運命に引かれている………のか分からないお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 07:30:00
141178文字
会話率:16%
天地創造。人類誕生。そして・・・・・・バケモノたちが動き出す。バケモノには才がある。様々な才が。そのバケモノたちを統べるのが、はじまりの一族。好戦的な大王、平和を愛する化け王。バケモノの国の、二人の王。
やまとにもいる。強い力をもつ祝が
。八百万の神々はいつも御守りくださる。そう、見守り一択。多くの人を守るため、今日も力を使います。戦ってもらいましょう。祝、お願いします。と、その前に。はじまり編、はじまります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 07:22:06
1649881文字
会話率:38%
推しが兄になった。しかも、秘密で同居中!?
葵は地下アイドルグループ「ケモノメンズ」のガチ恋勢。
中でも、メンバーの圭吾は推し歴3年の本命中の本命──なのに。
まさかの再婚で、推しが“義理の兄”になってしまった!?
正体がバレたら即終
了! 推しバレしないように日々命がけ。
なのにある日、まさかのトラブルで、推しの“マネージャー”をやることに!?
――大好きな人を、アイドルとしても家族としても支えたい。
けれど、感情はもう「推し」だけじゃ済まなくて……!?
正体隠して同居&お仕事ラブコメ、始まります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 22:00:00
49830文字
会話率:38%
シズンエスタという世界のどこかの大陸の話。そこには『ケモにん』という種族が住み暮らしていた。ある日、ロマンティス城に住むウサギ化の女、ロマン姫が何者かに連れ去れてしまう。ロマン姫の行方を捜すためにロマンティス王から懸賞金付きの紙がまかれた。
人々はロマン姫を助け出すために躍起になる、はずだった。しかし、それにはあまり興味を示さなかった。人々は、ただでさえ苦しい生活を強いられているためそれどころではなかったのだ。そんな中でも、ロマン姫を助けて英雄になろうとしている者がいた。その者たちは、パンダ化の男、ズボラ。コアラ化の男、グータラ。ナマケモノ化の男、ナマケだった。彼らはロマン姫を捜すために旅に出る。のだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 21:30:00
64132文字
会話率:67%
時は戦国、本能寺の変! 燃え盛る炎の中、主君・織田信長は死んだ……はずだった! 京に駆けつけた羽柴秀吉が焼け跡で発見したのは、奇跡的に生きていた信長――しかしその姿は、なぜか絶世の美少女(しかも強力なケモノかアヤカシの類らしい)に変わってい
た!? 「よいかサル、儂が生きていることは誰にも漏らすな。そして儂の代わりに天下を獲れ! この儂が、影から導いてやろうぞ!」 かくして、元(?)主君である信長(少女・人外)を秘密裏に匿いながら、秀吉の波乱万丈な天下取りが始まる! 立ちはだかるは、怪力無双の鬼娘・柴田勝家、槍術無双の犬耳少女・前田利家、知略巡らす妖狐・明智光秀、そして虎視眈々と天下を狙う狸娘・徳川家康!? 個性豊かすぎるケモミミ&あやかし美少女武将たちを相手に、秀吉は知恵と度胸(と、時々炸裂する信長少女のチートパワー)で乱世を駆け上がる! サルと呼ばれた男の、成り上がり戦国ファンタジー絵巻!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 20:30:00
19411文字
会話率:39%
剣と魔法の異世界に転生した少年には一つの悩み事があった。それはポンコツ女神の手違いで女の子に転生してしまったこと。廃人ゲーマー改めルナ・レストンは男に戻ることを決意し異世界を生き抜いていく。
すべてはそう、女の子と気兼ねなくいちゃいちゃする
ために!
しかし、現実はそうそううまくはいかずルナのもとには様々な問題が浮上してくる。
果たしてルナは数多の難題を乗り越え男に戻ることが出来るのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 19:58:28
1206525文字
会話率:41%
ある日、青野カナタは高校のクラスメイトと共に異世界に召喚された。総勢三十名の召喚者達。彼らはそれぞれその身に『天権』と呼ばれる不思議な力を宿していた。固有の能力を手に入れた彼ら、そんな中カナタが手に入れたのは自分ひとりでは何も出来ない『不
死』の能力だった。最弱の能力者、そんなカナタは自身の能力からクラスメイトに裏切られてしまう。絶望の淵に叩き落されたカナタがその少女に出会ったとき……復讐の物語が、幕を上げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-29 09:27:26
582782文字
会話率:38%
神々の計略により、グレイプニルによって縛り上げられた大狼Fenrir。
ラグナロクの日、彼が神話界へと舞い戻るまでを描いた再訳の物語。
「今度は、俺が狩る番だ。」
自らを束縛する戒めを壊すため、彼は自らの複写を、一匹の狼として、異世界へ
産み堕とす。
時は9世紀初頭。降り立ったのは、第2階層、ミッドガルド。
ルーマニアのカルパチア山脈周辺はブルガリア帝国の支配下にあり、地方的な領主たちが自治的な領域を形成していた。
黒海に睨まれたコンスタンツァ寄港有するドブロジャ地方の無名小国ヴェリフラートは、絶えずブルガリア帝国とビザンツ帝国による支配権の争奪に晒された傷跡を残しながらも、交易港として発展を遂げる。
しかしながら、ドニエプル川を通じて黒海方面に進出し、スウェーデンよりビザンツ帝国へと南下する過激なヴァイキング勢力の侵攻により、次第に彼らの略奪に晒されるようになって行った。
出逢ったのは、神様によって、ヴァイキングによる侵略戦争の火種として妻を殺された青年シリキ。
「復讐が、したくは無いか。」
互いに、利用し合えそうじゃないか。
こいつは、嗅ぎ覚えのある臭いをしている。
そう、あいつと同じ臭いだ。
優しかった大狼は、もういない。
底知れぬ人間の憎悪が、神々への報復の手段をより歪んだものへと変えていく。
唯一心を許してしまった裏切りの友には、どんな死が相応しいだろう。
そして、彼が決して神話界で味わうことの無かった、同じ大きさの、普通の狼同士の触れ合い。
群れを率い、番を持つようになること。
その全てが、ずっと、なりたかったもの。
初めから、ありさえすれば、そう悔やんでも、もう遅いのだ。
最後の日、彼が齎し、そして迎える死とは。
最愛の我が狼が、どうか納得の行く最期を迎えられますように。
前作、「Wolfhound ウルフハウンド ―神話に殺された狼のやり直し―」の続編になりますが、単作としてお読みいただけます。
狼や人外が好きで堪らないという方、是非読んでみてください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 16:02:17
165564文字
会話率:15%
北欧神話に登場する狼、Fenrir(フェンリル)の一生を綴った作品。
彼の生い立ちについては、設定を変えた点を除き割愛しますが、予め知っていただけるならばそれがあらすじであり、そうであると有難いです。
最終更新:2025-01-04 16:25:23
2110351文字
会話率:22%
貴方が本当の自分を思い出せば、彼は戻ってこない。
貴方が彼のふりを続ければ、いずれ貴方自身が存在しなくなる――――――。
「この世界の俺は魔王を倒した魔法使い……でも、今は記憶喪失で中身も別人!? そもそもこれは本当に異世界転生なんだろう
か……?」
目覚めた主人公の前にいたのは、角と尾と翼を持つ竜が変身した少女・ストランジェット。彼女は主人公の姿の人物を慕っており、蘇り帰ってきたと喜ぶが主人公には記憶がなかった。
わかっているのは、体の主・マグ=自分じゃないということぐらい。
港街で真面目な剣の精霊・アプスや、街を警備する王国騎士団の銀蜂隊員達(ちょっと不良)と出会いながら、マグの活動地点である魔法学校へ。
魔法学校では教師に再任し子供達に教えを説くため、同僚の女教師・ビアフランカと勉強会。そこでマグには魔法辞典(スペルリスト)と呼ばれる力が有ることを知る。
そうこうしているうちにみたとある竜との別れの夢。
街ではその竜に関する事件が起き、原因を突き止めるためマグは騎士達と再会することに。
流されるまま剣を握り、竜と対峙することになった主人公は……。
理論上は強くてニューゲーム。だが、記憶がないせいで今はただの巻き込まれ主人公?!
剣と魔法あり、技術の発展した機械都市からの便利な輸入品もあり、魔王が滅びた後の世界で個性豊かな登場人物達とおくる群像劇ファンタジー。
戦闘・残酷描写・異種男女恋愛・ギャグほのぼの・ダークシリアス、若干ミステリーやホラー、軽めのスケベや微ハーレム、百合や女性向け要素なども話の部分やキャラクターよっては含みますが本筋は王道ファンタジーです。
チートやステータス表示はありません。転移、巻き込まれ、憑依などの要素があります。
――――――――――――
第1話のみ主人公目線で一人称視点。1ページ2000文字程度。
2話以降は三人称もあり~4000文字。
名前のある登場キャラ全員でお話が繋がります。
どのヒロインも(男キャラも)攻略できちゃいそう!な感じで、ちょっぴり懐かしいRPGゲームのようなお話を目指して執筆中です。全6話完結予定。
感想、レビュー、二次創作等も大歓迎です。
文章・イラスト:@EbitoReat(twitter)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 07:14:49
290832文字
会話率:30%
バケモノになりたい少女がバケモノと呼ばれた青年と出会う時、世界の歯車が動き出す。
最終更新:2025-06-06 21:00:00
210515文字
会話率:26%
入学式当日有馬晴樹は愛犬のサノと散歩へ向かう。いつも通りボールで遊んでいると方向を違え隣の神社へ入ってしまった。その神社でボールを探していると不気味な声が聞こえ始めた。二人は急いでボールを拾い鳥居から出るとそこは何もない平原に出ていた。
そ
こで女性に出会い道を案内してもらうが道中でバケモノに遭遇。
犬と異世界転移した彼らに襲いかかる敵の正体とは、そして異世界転移した理由は何か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:00:00
79506文字
会話率:55%
ブラック企業に勤めていた日本のサラリーマン小倉孝人。
気に迷いにより列車への投身自殺を図った彼は、奇妙な超越存在の手によって、魔界の最底辺に生み出されたまがい物の都市「モック・ニュータウン」へと転生する。
現地獣民、模造人(モックレイス)と
して新たな生を受けた彼は、街の中心となる巨大な『塔』のダンジョンをめぐる冒険に巻き込まれていく。
『REmnant・REvenants・REincarnation』
それは、残念を抱えた者たちの、新たな生の物語。
世界の底の底で、生き抜く物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 18:00:00
702164文字
会話率:51%
それは、無数の終わりを迎える物語。
魔王が討ち果たされ、平和となった世界。
勇者を辞した青年たちが過ごす、当たり前の日々。
故郷を捨て、永劫を生きることとなった咎人の幾年。
そして、託された願いの行く末。
最も弱き叛逆者の切り拓いた、未
来の先の物語。
#この物語は「かみがみ~最も弱き叛逆者~」の後日譚です。
全ての狩りを終え、森の奥に消えて行ったコボルトのシェート。
そんな彼の残したものが、何を変えたのか。
彼を知る者たちがどんな思いを抱いて、日々を生きていくのか。
そんな『掉尾』の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 18:00:00
109533文字
会話率:50%
2015年12月15日 一二三書房のレーベル、サーガフォレストにて
「かみがみ~最も弱き反逆者~二巻」発売!
一巻も二巻ともよろしくお願いします。
「最も弱き魔物」コボルトの青年、狩人シェートは、山からの帰り、
自らの住む集落を焼かれ、家
族、友人、そして恋人までも皆殺しにされる。
それを為したのは異世界より召喚された、絶対無敵の鎧を纏った勇者、逸見浩二。
自身も深手を負い、瀕死となった彼は、それでも自らの愛するものを奪った
勇者に復讐を叫ぶ。
その声に答えたのは、天界で廃神(すたれがみ)と嘲われる女神、サリアーシェ。
一匹と一つ柱は共に手を携え、神と魔の間で繰り広げられる、魔王と勇者の、戦いの遊戯に挑む。
これは、世界を救う勇者に復讐を望んだ一匹の魔物と、それに答えた女神の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-29 18:00:00
1956125文字
会話率:48%
「ずーっと仕事で悩んでいました。
OL1年目でもう無理かなと思っていました。ずっと1人だなって思っていたんです…
あの夜フラミンゴに会うまでは」
人見知りで、あがり症のOL・飯田妙子(いいだたえこ)。会社にもなじめず、「このままでいいのか
な」と悩む毎日。そんな彼女の部屋に、ある夜突然現れたのは……1羽のフラミンゴ。驚く妙子をよそに一糸乱れぬダンス、そして妙子を巻き込んで、なぜかヘッドバンギング、妙子も思わず笑っていた。
その日を境に、妙子のもとには奇妙で優しい“動物たち”が訪れるようになる。鍋の中で社交ダンスを踊るネズミたち。優柔不断な彼女にオセロで判断力を教えるしまうま。妙子の過去の痛みを癒すように、自分の持っている全ての力で、妙子に寄り添うナマケモノ。
そしていつも見守るようにそばにいた黒猫の、正体に涙が溢れる。
あなたに贈る、やさしくて不思議な再生の物語。
読後、きっと誰かに会いたくなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 14:04:20
7827文字
会話率:15%
ゆっくりとしか行動のできない小さなミユビナマケモノの子、Ua。
広場に集まる子どもたちからは、動きが遅いことで、仲間に入れてもらえない日々。
それでも、自分にできる精一杯の速さで頑張ってみたけれど、やはり、仲間には入れてもらえそうにない。
そんな時、みんながいなくなった広場で、キラリと光る透明な葉を見つけた小さなナマケモノのUa。
ひとり、透明な葉を通して世界を見つめてみたけれど、ふと、風もないのに揺れる花を見つけ、花へと近づいてみれば、その花は揺れるだけではなく、なんだか光が溢れ始め、空からは小さな「お星さま」が降ってきた?!
しまいには、揺れていた花がお星さまを食べちゃったからナマケモノのUaは大パニック!
なんだかたまたま揺れる花から小さな星は脱出できたのもつかの間、お星さまはお空に帰りたいみたい。
けれど、お星さまがお空に帰るには、星の粒と、空に一番近い背の高い木を探さないといけないらしい……?
(全7話)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 12:33:58
19352文字
会話率:50%
人は、生まれながらに「導核(どうかく)」という器官を持ち、
手のひらから火や風を生み出す力――“導力”を使う世界。
彼は“獣”と呼ばれ、識別番号で管理されるだけの存在だった。
火は暴力ではなく、“誰かのために使う力”でもあるということに
――。
名を与える者、記録する者、そして火を選ぶ者。
軍に囚われた獣が“檻の外”を目指し、
自らの意思で生きる物語が今、始まる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 20:45:47
58848文字
会話率:34%
――これは、からっぽの物語。……からっぽな人間の物語。――
遠い未来、人々は魔法でこの世を治めるようになった。
非科学的なその力は、科学では成しえないことを遂げ、たちまち国民は幸福になった。国すべてが満たされた。
――――……
だと良かったのに。
満たされた世界で、からっぽの少女がひとり。
記憶と個性を持たない彼女はその空虚を満たすため、機密部隊「ギアーズ」に入る。
魔法を奪うためにやってくるバケモノ。魔法に対抗する科学研究機関。
“どうかあの子を満たしてくれ”
切なく儚く美しい、命の巡り合わせと共に。
S(少し)F(ファンタジー)な近未来魔法物語。
――――
◆毎週日曜更新(基本)。不定期に他の曜日にあげるかもしれませんが、更新に7日以上の間はあきません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 20:24:18
297578文字
会話率:37%