19世紀末のスペイン民族楽派の作曲家イサーク・アルベニスが、作曲の重要な転機を迎えた晩年のある日と、その前後の物語。
最終更新:2025-06-03 15:15:45
17056文字
会話率:38%
ナスル朝グラナダ王国最後の日の出来事。王国に長年参謀として仕えた悪魔のダンタリオンは、最後の王ムハンマド11世から、城壁の門の鍵を渡される。「儂が門を出たら、門に鍵をかけよ。鍵はお前が持って飛び去れ。」約束を違えれば悪魔が飛んでくる、と暗示
をかけられたカスティーリャ王に、その姿を見せた後、悪魔は飛び去る。その後、今に至るまで、門は閉ざされたままである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 14:05:21
954文字
会話率:66%
ファンタジー&異世界系大好きアラサーの雛子。
ある日目が覚めると森の中にいた。初めは夢だと思い楽しんでいたが夢ではなく異世界移転だった。転移先はオルラン神の加護を受けるグラナダス王国。雛子は邪気を払う巫女として迎えられた。
しかし邪
気の払い方がとんでもない方法で困ってしまい…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 09:00:00
19975文字
会話率:47%
グラナダ王国の、王立学院高等科卒業式の謝恩パーティーにおいて、この国のたった一人の王子であり王太子であるアーネストは高らかに宣言した。
「私、王太子アーネストは、ただいまをもってサティアス公爵家令嬢アルディアとの婚約を破棄する」
「後
悔なさいませんか?」
「後悔などするものか!お前のような堅物を婚約者としていた苦しみがわかるものか!私は愛するものと結ばれたいのだ」
そんな王子を見て、アルディアはふぅと息を吐いた。
「殿下は、三年前の神殿での婚約式の宣誓を覚えていらっしゃいますか?」
神に誓った婚約を破棄してしまった王子と、婚約破棄されてしまったけれど初恋が実った公爵令嬢の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-04 19:06:56
3957文字
会話率:33%
19世紀初め、スペインの植民地支配下でヌエバ・グラナダ副王領(現在のコロンビア共和国)の民衆は重税と抑圧に苦しめられていた。解放者シモン・ボリーバルは300年近くにも及ぶスペインの圧政に抗し、自由を求める人々とともに壮絶な戦いを始める。艱難
辛苦の末に彼らを待ち受けていたものとは?感動の歴史ロマン!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 22:55:33
26840文字
会話率:13%
グラナダ侯爵に仕える騎士、レイモンド・カークスは無骨な男であった。
心身を鍛え、技を磨き、忠勤比類なき彼は侯爵からの信頼も厚く、重用されていた。
やがて侯爵の娘ミシェルが貴族学院に通うようになると、その行き帰りの護衛も任されるようになる。
敬愛する主人と、その愛娘とを守る充実した日々。
だがそんな日々は、守るべき侯爵令嬢ミシェルが第二王子の婚約者となったことで崩れだしていった。
そして起こった悲劇の末に、彼は言う。
「レイモンド・カークスは、気狂いにございます」と。
彼の選択と、その結末とは……。
※「気狂い」は「きちがい」とも読みますが、本作品においては「きぐるい」とお読みいただければ幸いです。
※後半は残酷な描写が多めでございます、苦手な方はお気を付けください。
また、私の作品としては珍しく、ハッピーエンドではございません。
合わせてご注意いただきたく思います。
※以前投稿した短編の、加筆修正版になります。前作をお読みいただいた方にも楽しんでいただけるよう加筆しておりますので、お楽しみいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 19:00:00
43413文字
会話率:26%
グラナダ侯爵に仕える騎士、レイモンド・カークスは無骨な男であった。
心身を鍛え、技を磨き、忠勤に励む彼は侯爵からの信頼も厚く、重用されていた。
やがて侯爵の娘ミシェルが貴族学園に通うようになると、その行き帰りの護衛も任されるようになる。
敬
愛する主人と、その愛娘とを守る充実した日々。
だがそんな日々は、ミシェルが第二王子の婚約者となったことで崩れだしていった。
そして起こった悲劇の末に、彼は言う。
「レイモンド・カークスは、気狂いにございます」と。
彼の選択と、その結末とは……。
※残酷な描写が多めでございます、苦手な方はお気を付けください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 05:24:06
10607文字
会話率:24%
子爵家令嬢のグラナダ・ユーイングは、まるで悪魔のような赤髪を持って生まれたことから、愛情深い両親亡き後、叔父夫婦と美しい従妹に虐げられて育った。
ぼうぼうに伸ばしたまま手入れもできない赤髪、痩せすぎているせいでぎょろりとした目、土気色の
肌。誰もがグラナダを醜いと言って嘲笑し蔑んだのに、たった一人、彼女を美しいと言った青年がいた。
ネイピア伯爵イブリース・カーレン。漆黒の長い髪と琥珀色の瞳を持つ、あでやかに咲く花のような美貌の青年は、舞踏会の夜、泣き暮れるグラナダに求婚する。
けれど、きっとイブリースがグラナダに求婚したのは、グラナダの容姿が物珍しかったからというだけの話。従妹のような美貌も愛嬌も持たないグラナダとの婚約など、彼はすぐに破棄するに違いない。そう考えて、すべてをあきらめていたグラナダだったが、イブリースはそんな彼女に優しく手を差し伸べるのだった。
「麗しき赤髪の姫君。お前には、私の妻になってもらいたいのだ」
これは、新たな居場所で美しく生まれ変わり、やがて社交界の高嶺の花と謳われるようになる令嬢の、始まりの物語。
※和風に世界観を変更し、登場人物の設定も変えた上で長編にしました。(くちなしの花嫁 2025.3.4完結)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-19 17:14:58
14751文字
会話率:20%
東国の王に捨てられた母と双子の妹を支える為に懸命に働いていたルイジェ。
何とか母子三人で貧しいながらも暮らしていたある日、東国とグラナダ王国の間に戦争が起こる。
あっという間に東国の敗戦により終結した。
そんな中、ルイジェの元に一通の書簡が
届く。
内容は違う東国の王の血を引くルイジェが人質として性別を偽りグラナダ王国の此度の戦争を指揮したハウゼント公爵に輿入れしなければ、母と妹の命の保証が無いという脅迫だった。
双子の妹では無く男のルイジェが選ばれた理由とは———?
※残酷な描写有り
※R15程度の性描写有り折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 07:00:00
18891文字
会話率:20%
この紀行文は東日本大震災が発生する前年、2010年に書いた。
紀行文はノン・フィクションの世界であり、出来るだけ、忠実
に書いたつもりである。スペインのグラナダと言えば、真っ先
に思い浮かぶのは、アルハンブラ宮殿である。アルハンブラは
スペ
イン語風に発音すれば、アランブラとなる。(Hは無声音)
筆者はこの紀行文を「アルハンブラの想い出」という名曲を
繰り返し聴きながら、書いた。スペインへの旅のお誘いとして。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-22 20:00:00
25742文字
会話率:1%
その一 プロローグ をご高覧ください。
最終更新:2018-02-27 20:00:00
8847文字
会話率:8%
元上司と元部下という関係の男女が一緒にスペイン旅行をすることとなった。
元上司の男は定年退職した還暦の男で今も独身を貫いている。
元部下の女性はアラフォーの婚期を逸した女性である。
二人の年齢差は二十歳もある。
男にとって、彼女は知人の娘で
あり、齢の離れた妹といった感じで接してきた。
一方、彼女は男に尊敬の念と共に、淡い恋愛感情も持っている。
二人はスペインを仮の夫婦或いは愛人関係の二人連れとして、旅した。
スペインでは八都市を旅した。バルセロナ、バレンシア、グラナダ、コスタ・デル・ソル
にあるトレモリーノス、セビージャ(セビリア)、コルドバ、トレド、マドリッドである。
トレドではバスに乗って、コンスエグラという町に行き、風車を見物している。
二人の関係は清いままである。(いささか不自然だが、男女関係は無し)
物語では八都市を具体的に紹介しており、読者はその地を二人と一緒に旅をしている感じ
を受けるかも知れない。十篇の連載小説となっている。旅行記としても読めます。
ドン・キホーテの作者・セルバンテスの言葉を借りれば。
「閑暇なる読者よ」、お楽しみあれ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-24 20:00:00
15617文字
会話率:28%
時は15世紀、大航海時代とも呼ばれたヨーロッパの君主は船乗りを資金援助し、貿易や布教、新大陸の開発に明け暮れていた。
そんな中、イスラム教国家グラナダ王国を南へジワジワと追い詰め、キリスト教国家に戻すレコンキスタに取り組む国があった。名を
イスパニアという。
レオン=カスティーリャ王国とその分家が支配するアラゴン=シチリア王国の国王同士の婚姻によって成立した連合王国だ。今はまだバラバラだが、いずれ彼らの子孫による同君連合が成立する。
そしてその数十年後、大航海時代の荒波を漕ぎ出したばかりの若い国家イスパニアに1人の若い女王が君臨していた。
これは彼女の75年に及ぶ生涯、王朝の狭間で若い国がどう動いたか、女王は何を思ってその国に君臨していたのかを描き出した作品である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-27 19:20:13
20880文字
会話率:9%
かつてスペインは1つの国家ではなく、フランク王国に服従していたボルゴーニャ家、つまりトラスタマラ家が支配するレオン・カスティーリャ・アラゴン・ナバラの4つの国に分かれていた。
ローマ帝国の制海権の為の飛び地(スパニア)であったその国々は西
ゴート族によってキリスト教徒の国家として独立し、一時はイスラム教徒たちの北上によってグラナダ王国というイスラム教徒の国家として栄えた。
やがてキリスト教徒たちは勢力を盛り返し、国土復活に向けて少しずつ動き始めた。
俗に言うレコンキスタである。
これはその最終段階において、4つの国々が1つにまとまり、やがて日の沈まぬ王国へと変遷する激動の15世紀(時代)を生き抜いた1人の女王の話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-28 17:58:16
27239文字
会話率:19%
羽田空港テロ事件が起き政府は特事隊を編成
大多数の国民は反対デモをするが特事隊は特事法12条の効力を使いデモ隊に武力行使をする。
しかしそのことはどこのメディアも扱わない
徐々に特事法の効力はまし三権分立は意味が無くなり、行政の恐怖政治にな
った。
そこで寺島はレジスタンス運動を起こし政府と戦うことを決意するががアメリカ、中国などが干渉し状況は悪化、日本の主権を握るのは誰だ...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-20 23:23:20
230文字
会話率:0%
天才ギタリスト汀怜奈(テレナ)は、ロドリーゴ氏から与えられた命題『ヴォイス』を奏でるギターを求めて、その美しい髪を切って探求を始める。昭和の時代を生きた人々、そして現在を生きる人々との様々な出会い、そして別れ。悠久に引き継がれる愛のシズルを
弦と成し、はたして汀怜奈はそのギターで心の声を奏でることができたのだろうか。芸術の高みに登らなければならない宿命であると感じている方必読の書。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-25 20:59:04
167645文字
会話率:58%
主人公(平居 正)は、単身赴任先のイギリスへ向かう飛行機の中で、不思議な女の子(羽立 栞)に出会った。シンプルに可愛くて、無鉄砲で少し子供にしては冷めたモノの見方をする処が危なっかしいが、(後、一寸変な取引を持ちかけてくるのも心配の種だった
りするが)、自分探しの旅の途中だと言うこの少女と同じ刻を過ごす内に、正は無くしていた筈の甘酸っぱい感情を取り戻して行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-08 20:00:00
31922文字
会話率:52%